デストロイガンダム

2013年6月13日 (木) 19:19時点における61.192.77.248 (トーク)による版 (→‎Zシリーズ)

GFAS-X1 デストロイガンダム(Destroy Gundam)

アドゥカーフ・メカノインダストリー社が開発した、地球連合軍の巨大モビルスーツ。デストロイは「破壊」の意。
OSは「Gigantic Unilateral Numerous Dominating AMmunition(巨大制圧火器集約要塞)」が採用されている。単機での対要塞攻略・殲滅を主眼において開発されており、全身に破壊力のある武器を多数装備している。防御面でもVPS装甲(ただし、これは後付設定のようで、劇中でも矛盾する場面がある。また、メディアによってTP装甲と表記が混在している)と陽電子リフレクターにより、強固な防御力を持つ。可変機構も搭載されており、背部の円盤型バックパックを上半身に被り、下半身を180度回転させ、脚部を鳥の脚のように変形させてモビルアーマー形態になる。バックパックの底面には高出力ホバースラスター4基が内蔵され、それで移動する。滞空も可能だが、運動性はほぼ皆無。ちなみに、変形はコクピット手前のスイッチを押すだけで可能となっている。
この機体を操るパイロットは適正により選別され、高度な火器管制システムを操るには卓越した状況判断能力や体力が求められることから、ステラやスティングのような強化された人間「生体CPU(エクステンデッド)」によって運用される。

原作では膠着状態の戦況を打開すべく、ロード・ジブリールの命令によりネオ・ロアノーク率いるファントムペインに1機配備され、ステラが搭乗。その火力でヨーロッパ各地の都市に配備されたザフトMS部隊ごと街を殲滅。ベルリンに上陸するまで、多くの都市を薙ぎ払った。キラフリーダムが現れると、その圧倒的な防御力でハイマット・フルバーストすら防ぎ、攻撃を続ける。そんな中、シンインパルスも現れ、乱戦となるが、ネオからパイロットがステラと知らされたシンの説得で戦闘を中断し、心を通わせる。しかし、偶然目に入ったキラのフリーダムの姿(フリーダムから禍々しいオーラが迸っていた)に錯乱し、再び攻撃しようとする。結局、最後は胸部のスーパースキュラにフリーダムのビームサーベルを突き刺され、行き場を失ったエネルギーが暴発し、コクピット付近に誘爆を起こしながら機能を停止した。その後、ヘブンズベース攻略戦において、5機が出撃。その内の1機にはスティングが搭乗していたが、全機がデスティニーレジェンド、インパルスに撃破されている。また、レクイエム攻防戦でも3機が出撃しているが、やはりデスティニーとレジェンドに撃破されている。
他にも、未参戦作品だが『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿アストレイ』にも登場しており、ファンフェルト・リア・リンゼイが乗っているが、ターンデルタの攻撃で撃墜されている。

モビルスーツ形態は機動性が劣悪かつ接近戦に著しく弱い事から、この機体は基本的にモビルアーマー形態で運用した方が効率が良い。モビルアーマー形態は単独で飛行可能であり、機動性も低いと言えば低いが、ほぼ壁に近いモビルスーツ形態に比べれば遥かに向上している。さらに機体のほぼ全域に陽電子リフレクターを展開できる為、防御面もモビルスーツ形態より高い。ちなみに原作でこの機体が撃墜された場面は殆どがモビルスーツ形態である。生産コストの面や構造の複雑化による最悪な整備性の問題から考えるにこれほどの機体に可変機構を導入する必要は無い筈だが、ザムザザーゲルズゲーには無かった可変機構を今更導入した理由は永遠の謎である。

MS形態はサイコガンダム、MA形態はビグ・ザムに酷似している。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
今回はMS形態のみで、武装も3つだけ。全方位マップ兵器のネフェルテムと、全体攻撃のスーパースキュラが主兵装。ステラとスティング機はHP5万越えとさすがに高い。弱点はマップ兵器のネフェルテムが射程2~6という点。また、攻撃と防御手段がENに依存しているため場合によっては木偶の棒状態に。ステラ絡み(隠し要素/Z参照)イベントではセツコ編ではフォウサイコガンダムを先に落としてから、デストロイをシンに倒させることで概ねステラ仲間プラグとザフトポイントが立つ条件となる。第3軍の別動隊に撃墜されないよう注意したい。原作通り量産されているが、原作のように一撃とはいかない。しかし、この頃には単なる雑魚となっているだろう。尚、本作品では黒歴史の遺産のひとつとなっており、終盤にはグエンの手でサイコガンダムと共に大量に投入される。このデストロイガンダムは自律回路で動作している。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
アイムの暗躍により、第2次Zの世界に持ち込まれ、OZによって「悪魔のガンダム」として運用された(大方、周辺の被害を「ガンダム」のせいにすればいいと思ったのだろう)。今作では他のZ参戦組のガンダムシリーズ敵と同じく、モビルドール化されて登場する。機体性能は特に高いということもないが、射程が長いので注意が必要。また、今作のモビルドールは歴代最強クラスの強さかつ援護防御持ち、さらにまとめて大量に出てくるうえにそのほとんどがバリア持ちと鬱陶しい事この上ない。なお、「ガンダム」の名を冠しているため、刹那エースボーナスの対象となるため、エースボーナス取得済の刹那をぶつければ楽に倒せる。
ちなみに、PV第2弾にも登場していた。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
今回はファントムペインがビショットに随行するため、ゲア・ガリングと共にヨーロッパを薙ぎ払う展開に(ビショットが原作で暴れまわったのも主にヨーロッパなので、実は両方にとって原作通り)。ステラ搭乗機は耐久力が非常に高い上、必殺武器であるアウフプラールドライツェーンの射程と威力が半端ではなく、非常に恐ろしい機体となっている。スティング率いるデストロイ部隊は、本作ではヘブンズベースではなく月面ダイダロス基地に配備されており、そこで戦うことになる。原作を反映してか耐久力は抑えられているものの、必殺武器の恐ろしさは変わらないので、脱力持ちがいないと非常に苦しい。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
ベルリンでステラとスティングが乗る。先にステラを撃墜するとスティング達は撤退してしまうので、パーツが欲しいならステラは後回しにしたほうがいい。その後、19話でもスティングが乗って登場する。その後は擬態獣に乗っ取られたりイディクスによる複製機扱いで雑魚として出てくる。
スーパーロボット大戦L
Kとほぼ同じ扱いだが、地球連合軍の戦力としても何度か登場する。スティング機以外は強さの割に獲得資金がやたら少ない。今回も擬態獣に乗っ取られるが、まだ数がそろっていない時期だったらしく本作では擬態獣仕様は1機のみとなっている。その後、GreATが無人機仕様にしたのち量産して使用してくる。

装備・機能

武装が多く、原作では全ての武装が再現されているが、ゲームで再現するのは難しいので、殆どがオミットされている。

武装・必殺攻撃

75mm自動近接防御システム「イーゲルシュテルン」
頭部に4門内蔵された対空防御機関砲。MS形態でのみ使用可能。
Mk.62 6連装多目的ミサイルランチャー
背部ユニットに内蔵されたミサイルランチャー。
熱プラズマ複合砲「ネフェルテム503」
背部ユニットの円周部に計20門内蔵されているビーム砲。全周囲攻撃が可能。主にMA形態でのみ使用する。MS形態でも使用できない事は無いが、バックパックを背部に直接背負う形になっているため攻撃範囲は著しく狭まる。一応対空迎撃程度には使える。全方位マップ兵器。Zでは射程2~6。
両腕部飛行型ビーム砲「シュトゥルムファウスト」
両腕部のビーム砲。前腕を分離して、誘導兵器として使用する。腕の部分は陽電子リフレクターを展開して防御力を高める事が出来る。この機能により射出した腕が破壊される事は殆ど無い。また、大気圏内を単独で飛行可能な出力を持っているので、地上のでの使用も可能である。MS、MA形態どちらでも使用可能。Kでは接近戦用の武器。
MJ-1703 5連装スプリットビームガン
両手の指全てに1門ずつ内蔵されているビーム砲。指を曲げた状態でも撃てる。
200mmエネルギー砲「ツォーンMk2」
頭部に内蔵されたビーム砲。レイダーのツォーンの改良型。MS形態でのみ使用可能。
1580mm複列位相エネルギー砲「スーパースキュラ」
胸部に内蔵された3連装ビーム砲。イージスなどに装備されたスキュラの発展型。MS形態でのみ使用可能。Zでは全体攻撃
高エネルギー砲「アウフプラール・ドライツェーン」
背部ユニットに計4門装備されているビームキャノン。本機最強の武装で、その威力は一撃で都市を壊滅させられる程。MA形態でのみ使用可能。Zでは全体攻撃

特殊能力

盾装備
シールド防御を発動させる……のだが、Z本編では見られない。ZSPDで見られる。
陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」
背部ユニット先端に1基、両腕に2基内蔵された光学防御兵装。広範囲にエネルギーシールドを張る。MA形態では機体のほぼ全域に展開でき、防御力が大幅に高まる。

移動タイプ

MA形態時は飛行可能。MS形態時はのみ。

関連機体

ザムザザー
連合製の新型モビルアーマー。元々モビルアーマーの技術に秀でていた地球連合ならではの傑作機で、一度はシンのインパルスガンダムを撃墜寸前まで追い込んだ。
ゲルズゲー
連合製の新型モビルアーマー。こちらは拠点の防衛が主で、機体の前面に展開した陽電子リフレクターにより高い防御能力を誇る。また、上半身のモビルスーツは旧式化したストライクダガーのものを流用可能であり生産性にも優れる。ミネルバのクルー達に撃墜されるまでは鉄壁だった。
ユークリッド
ザムザザーゲルズゲーを元に開発された陽電子リフレクターをもつMA。実用性と汎用性を重視した結果、MAとはいっても前者のように有機的なデザインではなく、戦闘機のような形になっている。
ハイペリオンガンダム
本機に装備されている陽電子リフレクターの原型である「アルミューレ・リュミエール」をもつMS。
ビグ・ザム
上記の様にMA形態のフォルムが似ている。
サイコガンダム
上記の様にMS形態のフォルムが似ている。パイロットも含め、本機体の元ネタ。

余談

サイコガンダムとは違い、プラモ化はされていない。

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