アルテウル・シュタインベックは「OGシリーズ」の登場人物。
アルテウル・シュタインベック | |
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外国語表記 | Alteur Steinbeck |
登場作品 | |
声優 | 乃村健次 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦OG |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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性別 | 男 |
所属 | ガイアセイバーズ |
役職 |
ガイアセイバーズ司令官 地球連邦政府特次副大統領 |
概要編集
地球連邦政府大統領直轄部隊「ガイアセイバーズ」の司令官を務める男。現大統領であるグライエン・グラスマンの補佐官の一人であったが、後に特次副大統領に昇格した。
当初は表舞台に出ることは全くなく、ミッション・ハルパーの後も、表の行動はニブハル・ムブハルに一任。自身はひたすらグライエンの補佐に徹していたが、修羅の乱に前後して独自に行動を取るようになる。ツェントル・プロジェクトやリ・テクノロジストへスポンサーとして出資を行い、またトーチカ1で回収されていたアクセル・アルマーとの対面を要請するなど、目的の不明な行動が多く見られた。
修羅の乱終結後、グライエンの打ち立てた軍事政権下で大統領直属部隊を設立。新西暦50年代に存在した独立部隊の名を取り、これをガイアセイバーズと呼称、自身はその司令官に着任する。その後、ラ・ギアスから帰還した鋼龍戦隊に反逆の嫌疑をかけ、捕縛に乗り出す。しかし、その真意は真の目的を遂げる上で行動の邪魔となるグライエンの排除と、その罪を鋼龍戦隊にかけることにあった。
アルテウルは包囲網に穴をあけ、戦隊がそこからフォーメーション・ブレイクアウト(テスラ・ドライブ搭載艦で縦隊を組み、ガーリオン同様のブレイク・フィールドを展開、一気に加速して突撃する陣形。RoA2巻に詳しい)で離脱するよう誘導。タイミングを見計らってグライエンの搭乗する輸送機を発進させ、鹵獲したガロイカを使用して「ゲストとの戦闘中に起こった事件」という筋書きを演出。グライエンを突撃に巻き込ませて謀殺し、鋼龍戦隊を反逆者として追われるよう仕組んだ。
その後はガイアセイバーズを差し向け、戦隊の捕獲作戦を続行したが、機体の接収にしてはあまりにも回りくどい手に過ぎた上、「戦場に大統領を連れ出し、結果守りきれず死に至らしめた」という意味ではアルテウル自身も責任の追及が免れず、ガイアセイバーズの背景をグレーにしていた大統領特権を手放すことになっても平然としているなど不自然な部分が目立った。さらに手勢のアーマラ・バートンの行動や、シュウ・シラカワが流した捏造のスキャンダルにも何ら具体的な策を打たないなど後先を考えていないやり方から、徐々に周囲から疑いの眼を向けられるようになっていく。
最終的には本拠地グランド・クリスマスにて乗艦エア・クリスマスを沈められ、生死不明となった。
ノーマルルートならばそのまま最後まで行方不明であり、イングを造り出した理由も、真の目的についてもわからずじまいであるが、ハードルートに進んだ場合は、正体と共にそれらの全てが明らかとなる。
登場作品と役柄編集
OGシリーズ編集
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 「シュタインベック」という名前のみ登場。アクセルとの対面を希望していたが、イェッツトの騒動で流れた。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- キャラクターとしては初登場。おおむねプロフィールの通りの行動を取る。「ある作品」をプレイしたプレイヤーなら見抜けるはず。なお、その作品の時点で因縁のある人物達との特殊セリフも多めに用意されているが、その人物たちはゲストとの決戦に赴いているため没台詞になっている。
- スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
- シュウ一行が流した捏造映像で登場するのみで、本人は登場しない。
パイロットステータス編集
能力値編集
ガイアセイバーズの中ではアーマラに次ぐ能力の高さを誇る。が、如何せん搭乗機が戦艦なので生かし切れていない。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
- 第2次OG
- 底力L6、気力+ (ダメージ)、リベンジ、指揮官L3
- まずまず、と言ったところ。サイズ差も相まって反撃が割と痛いが、後半のボスでは一番楽なタイプ。
エースボーナス編集
- 指揮効果+5%、クリティカル発生率+10%
- 『第2次OG』で採用。
人間関係編集
名台詞編集
- アルテウル「最後に……遺跡関連で新たに判明したことはあるか?」
ニブハル「ナフード砂漠、バミューダ諸島沖、南極……現状でめぼしい報告はございません」
アルテウル「バミューダは望みが薄かろう。ナフードか南極……そのいずれかだ」 - 「甦る青龍」にてニブハルと交わした会話。調査団を派遣し複数の遺跡を調査させていた様子。この内ナフード砂漠、南極に眠っていたものはOG2nd内で明かされた。もう一つのバミューダ諸島沖についてはかつてはラ・ギアスへの入り口があると設定されていたが、後に出た作品を考えると恐らくそこにある物は…。
- 「あの男はむしろ、ミタール・ザパトやエルデ・ミッテと同種の人間だ。 良心の呵責に悩むことはない。目的へ至る道を我らで付けてやっている限り、 裏切るような真似はせんよ……」
- 「頑鉄番長Gバンカラン」のデモにて語った、カオル評。
- (神僕……そして、マシアフ……彼らがこのタイミングで現れたのであれば、これぞまさに……神の導きだと言えよう……)
- 「妄念に操られし者(前篇)」のインターミッションにて。αに比べて偶然頼りの所が大きいのが見て取れる。仮に神の導きだとすれば、諸々考えるに破滅への導きだったことになるが、アルテウルはそれを知る由もない……。
- (……ニブハルを通じ、この件を"グレイ"に伝えておくか。そうすれば、ゼゼーナンは……)
- 「特異点崩壊」にて。この件とはゼゼーナンがグランゾンのブラックボックスに細工を施していたこと、それが母国では違法であることである。後にメキボスが枢密院の使者としてやってくることになるのだが、彼こそが"グレイ"であることがエンディングにて明かされた。おそらく彼の搭乗機に由来するのだろう。しかしこの後、シュウの矛先はアルテウル自身に向けられることとなる。
- 「完全に清廉潔白な組織など、存在し得ない。確固たる結果を出せば、民衆はそれになびく。いくら醜聞が流布されようともな」
- こちらも「特異点崩壊」にて。シュウからガイアセイバーズについて「矛先に怪しげな曇りが多い」と指摘されて。これについては鋼龍戦隊どころか版権作品の自軍部隊(特にZEXIS)にもだいたい当てはまってしまうから困ったものである。正規に所属している人物だけみても敵対勢力出身が結構いるわけで……。大抵の作品で条件次第で敵勢力を取り込めるからというのもあるが。
- 但し、正規軍同士の鋼龍戦隊とアルテウルの決定的な違いは前者が査問や身辺調査を行ったうえでの編入であり、後者はそのような過程もなく「力」あれば例え極刑犯罪者や人格破綻者すら受け入れるため、軍の組織運営者としては問題ありきである(アルテウル自身のみならず、組織の中核の連中は自己中心的な集まりなのがガイアセイバーズの実態である)。
- 「フッ、エルデ・ミッテはいい仕事をしてくれた」
- AI1を入手して。周囲の人間達を利用し、破滅させてきたエルデですらも彼の意のままに利用されていたに過ぎず、彼女のエゴはより巨大なエゴを持つ男の道具となった。
- 「長年かけて練り上げた、十重二十重の我が計画……紆余曲折はあったが、お前達のおかげで最上の終極点が導き出された……今、ここに全ての因子が揃ったのだ」
- バラルの園に姿を現して。……諸々考えると最悪の終極点だった気がするが。
- 「そのような者は必要ない!私は賭けに勝った!そうだ、イング!お前を鋼龍戦隊に送り込んだのは、やはり正解だった!」
「さあ、これまでの戦いで高められたお前の念を解放しろ!我が真言を聞け!テトラクテュス・グラマトン!!」 - 追加ルートでガンエデンを奪った際に。そのような者とは「イルイ=マシアフ」のコト。
- 「お前は鍵だ! 人造神を我が物とするための! そして、真実の“門”を開く! さすれば、虚憶は実憶となろう!積年の我が疑問! 今こそ、その全てを解き明かす時だ!!」
- イングを取り込み、クロスゲートを開いて。そして…。
その後はこちらを参照。
搭乗機体編集
- エア・クリスマス
- 座乗するクリスマス級1番艦。母国の技術を流用している。