『第3次スーパーロボット大戦α』から登場した、複合タイプの精神コマンド。「加速」「不屈」「必中」「直撃」「熱血」「気合」を一度にかける。この組み合わせは、前作『第2次α』にて獅子王凱が修得する6つの精神コマンドに由来。
直撃が付加されるため、複合版の「愛」以上に攻撃性が高い。しかし「必中」以外のコマンドが一回限りの上、愛と違って「幸運」と「努力」が含まれないため稼ぎには不向き。他のコマンドと併用されるのが常。
登場作品
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場。
- スーパーロボット大戦W
- 携帯機シリーズ初登場。消費SPは90で固定。同作における特徴として、正式加入するパイロットでは『ガオガイガー』の勇者達しか覚えない。
- スーパーロボット大戦UX
- 携帯機シリーズでは『W』以来に採用。消費SP85。
- スーパーロボット大戦BX
- 『UX』から引き続き採用。流石に今回は勇者ロボ軍団の専売特許ではない。
- スーパーロボット大戦Z
- 消費SPは60~70程。
- スーパーロボット大戦V
- 「直撃」が廃止されたため代わりに「突撃」がかかる。また使用することで「勇気」が掛かる強化パーツ「プチナインヘルプ」も存在する。
- 同作ではエースボーナスも含めるとリディ・マーセナスの精神コマンドで構成されている。
- スーパーロボット大戦X
- 前作『V』の仕様を継承。同作では強化パーツ「ブレイブカリバー」で同じ効果を得られる。
- スーパーロボット大戦T
- 『V』『X』と仕様は同様。今度の強化パーツで効果を得られるものは「勇者の印」となり、従来のように常時機体能力強化の効果に加えてマップ中1回「勇気」が使用できる(他に「鋼の魂」「奇跡の証」も同様の形態)。
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 消費SP55。なお、自力習得者はおらず、自由枠専用精神である。以降の『III』、『F』でも同様。
主な使用者
そのコマンド名通り、勇気に関係するキャラクターが習得する。特に『勇者王ガオガイガー』のパイロットに見受けられる。
勇者シリーズ
- 獅子王凱
- この精神コマンド誕生のきっかけとなった人物。勿論本人も実装後の作品でばっちり修得する。ただしそれだけに、「勇気」の効果が既存の修得コマンドとかなり被っているのが難点。しかし『BX』や『T』では「熱血」を覚えないので、それこそ「勇気」で補うこととなる。
- GGG勇者ロボ軍団
- ほぼ全てが、最後に「勇気」を修得する。ただし『第3次α』では、ボルフォッグとマイク・サウンダース13世は習得せず。また氷竜らマップ上で合体可能なビークルロボは、超竜神等に合体しないと使用できない。
- ソルダートJ
- ジェイアーク(キングジェイダー)は多人数乗りなので、SPの捻出はしやすい。ルネがサブパイロットになれば、「勇気」持ちが二人いる驚異のユニットに。
- ルネ・カーディフ・獅子王
- ジェイアークのサブパイロットになれば、ソルダートの代わりに「勇気」を使うことができる。
- 旋風寺舞人
- 『V』にて、レベル35でご期待通りに習得。さすがは『勇者シリーズ』の主人公で「嵐の勇者(ヒーロー)」といったところか。
- グレートマイトガインのパーフェクトキャノンを遠距離から叩き込めるので強力。
- ブラックマイトガイン
- こちらは実際には通常枠での習得ではなく、エースボーナスで効果を受けられる。
その他
- タカヤノリコ
- 『第3次α』では「奇跡」の精神コマンド自体が無くなったため、代替として習得。ガンバスター同乗者のカズミが「愛(複合)」を習得するので、彼女が参入したら必要に応じて使い分けるとグッド。
- ちなみに一括指定で同時に使うと「熱血」が重複するが、この場合は効果はちゃんと2回分発揮される。
- ボン太くん
- 『W』ではガオガイガーのキャラ以外で唯一使用可能。ただしスポット参戦の間だけである。
- マリン・レイガン
- 『Z』で修得。覚えれば「熱血」持ちの雷太の負担が減り、彼の「気迫」を活かしやすくなる。
- ゲイナー・サンガ
- 『Z』で修得。「魂」も併せ持つが、その分使い分けが難しい。純粋に火力が欲しいなら「魂」を、「不屈」「気合」「直撃」などの付加効果が欲しいなら「勇気」を。
- レントン・サーストン
- 『Z』でイベント後に修得可能となる。ただでさえニルヴァーシュの機体性能やエウレカの存在が強烈なのに、更に「勇気」を覚えるのは反則に近い。「熱血」も単独で修得する。『第2次Z』ではニルヴァ―シュが「魂」を習得するため、重要性は若干下がった。
- ランド・トラビス
- 『Z』の男主人公。どのような誕生日と血液型の組み合わせでも、最後には必ず「勇気」を覚える。『第2次Z』、『第3次Z』でも最後に覚えるのは「勇気」。
- ヒビキ・カミシロ
- 『第3次Z』の男主人公。デフォルトの誕生日で習得する。『天獄篇』での最強武器はサイズ差補正無視が無いため重要。
- 赤木駿介
- 乗機ダイ・ガードの固定兵装が「勇気」であることにちなんでか、彼も習得。エースボーナスを得るとゲイナーと同じく「魂」と「勇気」が並立するが、必殺武器がサイズ補正無視とバリア貫通を併せ持つため「直撃」の必要がなく、ほぼ使われない。『第3次Z』ではエースボーナスが変更されたので重要になった。
- クライン・サンドマン
- 『再世篇』で修得するが、「愛」も同時に修得するためほぼ使われない。
- 天空侍斗牙
- 『破界篇』から習得する。ただし、「覚醒」を習得する上に構成コマンド自体もメンバー全員で賄えるため使われない。
- シモン
- カミナの戦死以降取得するようになる。『再世篇』まではロシウ、ヴィラル共々「加速」を覚えないため移動力を増やすために使われることも。
- 兜甲児 (真マジンガー)
- 『再世篇』で『破界篇』の「突撃」の代わりに取得する。長射程の光子力ビームを移動後に使えなくなるが、ビッグバンパンチ等更に攻撃力の高く移動後に使える武装が増えるため総合精神の「勇気」がボス相手に使いやすい。
- 上述通り『V』では突撃の効果が含まれるため、遠距離から高威力の光子力ビームを叩きこめる。
- ボス
- 『再世篇』でエースボーナスによって「根性」から変化する形で取得する…が、ムチャ、ヌケ共々この「根性」以外に回復精神を覚えず更に全ての精神をボス(「加速」、「不屈」、「気合」、「熱血」)、ムチャ(「必中」、「直撃」)でまかなえるためある意味ハズレとも言える。
- 孫権ガンダム
- 『UX』でイベント後に修得可能になる。決め台詞からの採用であるが、呂布はもとより劉備と曹操も「魂」を習得するため、最大火力において彼らに一歩劣ることになる。
- キーン・キッス
- 『BX』にて、なんと全キャラ最速のレベル37で習得する(このレベル帯では「勇気」どころか「熱血」を覚えるのもジンネマンぐらいしかいない)。今回はボチューンでの合体攻撃もあるのでバカにできない火力が出せる。
- ナトーラ・エイナス
- 『BX』で最後に習得。臆病者の新米艦長の成長を表現したのだろうか?艦長キャラでは珍しい「勇気」の取得者で、同作におけるディーヴァは数少ない「勇気」と「熱血」を使い分けられるユニットとなる。
- ヨウタ・ヒイラギ
- 『BX』の主人公であり、初期設定では最後に習得。ファルセイバーの勇者っぽさに拍車をかけている。ちなみに「熱血」はブルーヴィクターが受け持つのでこちらも使い分けは可能。
- ハサウェイ・ノア
- 『V』ではエースボーナスにより、「熱血」が「勇気」に変化する。『V』では「突撃」込みなのでファンネル・ミサイル等と好相性。
- リディ・マーセナス
- 『V』にて習得。上述したとおり、エースボーナスで「加速」に付加される「突撃」も込みで見ると残りのコマンド全てで構成されることに。ビームマグナムを使いやすくなってはいるが、今度のバンシィ・ノルンはまた移動後攻撃できる武器が最強になっているのでちょっと勿体ないのが惜しいか。
- ヴェルターブ・テックスト
- 『V』にて習得。ヒュッケバインのブラックホール・キャノンと相性がいい。
- 一方でパートナーのロッティは愛を習得する。
- グラハム・エーカー
- 『V』にて習得。彼の乗機のブレイヴに掛けているのと原作での彼の最期を表したものだろう。
- 兜甲児(INFINITY版)
- 『T』で習得。『真マ』版と異なり、非P武器がルストハリケーンと合体攻撃のダブルバーニングファイヤーだけなので、突撃効果の恩恵は少ない。