クラン・クラン(Clan Clang)
- 登場作品:マクロスF
- 声優:豊口めぐみ
- 種族:メルトランディ
- 性別:女
- 年齢:19歳(TV版)、18歳(劇場版)
- 所属:ピクシー小隊
- 階級:大尉
- 役職:ピクシー小隊隊長
- キャラクターデザイン:江端里沙
ゼントラーディ(メルトランディ)人の末裔。赤色のクァドラン・レアに搭乗するトップエース。平時はマイクローン化して大学に通っており生物学を専攻。私生活でも昆虫採集を趣味とするなど、生物の生態を観察するのが好きな様である。
巨人時はスタイル抜群のキャサリン・グラスに「暴力的」とまで言わしめるほど非常にグラマラス(勿論良い意味で)な体型の女性だが、マイクローン化すると肉体や声、更に思考なども幼くなる。幼馴染のミハエル・ブランは「遺伝子が不器用」と述べており、彼女の遺伝子はマイクローン化するプログラムと何らかの不具合を起こしているようである。(チャームポイントやネタとしてばかり捉えられがちだが、世界観的に重度の障害であることはあまり言及されていない。)
しかし、幼女のような姿になっても頭脳明晰な一面は些か衰えることはなく、V型感染症の原因を突き止めるなど活躍している。
幼馴染のミシェルに好意を持っているが、マイクローン時の幼児化にコンプレックスを持っているのと、ミシェルの女癖の悪さを知っている為、なかなか素直になれずにいる。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 巨人とマイクローン同時に初の声付きで登場(ただし、マイクローンの時は中断メッセージのみ。図鑑で声を聴くことはできない)。『L』とは違いマイクローン時の彼女のテキストは普通。エースボーナスは極めて特殊。機体の都合上Bセーブくらいはつけておきたい。SPを強化して応援要員としても使える。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 破壊篇に引き続いて登場。アーマードクラン【クラン・クラン(スーパーパック装備)】形態も出るが1話のみのゲスト扱い。その時はものすごく乳が揺れる。ついでにユニットアイコンが可愛い。今回はミシェルが無条件で生き残るため、クランからすれば幸せなのだがその代わりバルキリーに乗せることはできないためマイクローンverを見たいファンにとっては少し残念か。せめて隠し機体にクラン専用VF-25Sがあれば…と思った人もいるだろう。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作。マイクローン時の彼女のテキストは所々平仮名交じりで表現されている。主人公のアルトでさえ搭乗機固定なのに、彼女のみ初期搭乗機体のクァドラン・レア、スーパーパック装備のクラン本人、さらに原作通りミハエルのVF-25Gに搭乗することまで可能。
VF-25Gに乗る時は巨人ではなくマイクローン化して乗る事になるが、顔グラフィックだけでなくカットイン等も全て専用の物が用意されているなど、初参戦&元々人気の高いキャラと言うことを差し引いてもかなり優遇されている。逆に言えば、これのためにミシェル生存の隠し要素を敢えて取らないプレイヤーもいる。
演出面以外でも、アルトやオズマに引けを取らない高水準の能力に加え、技量が自軍メンバー内でも上位に食い込む程。またVF-25Gに乗る場合は機体が射程+のボーナスを持ちデフォでかなりの射程を誇るのを精神コマンド突撃で立ち回れるため、1ターンで手を伸ばせる範囲が凄まじく広い。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
ピクシー小隊のトップエース、ということでオズマ・アルトと同様に高い能力を持つ。
精神コマンド
現在までに2回参戦しているが、両者に共通しているコマンドがほとんど無い。
特殊技能(特殊スキル)
精神コマンドと同様に、こちらも共通点がほとんど無い。
Lだとリアル系寄り、第2次Zだとスーパー系寄りの技能を所持している。
エースボーナス
パイロットBGM
- 「トライアングラー」
- OPテーマ。
人間関係
他作品との人間関係
- アトロス
- Lの第23話で彼女の「自分と邪魔大王国とあんた達は同類」という言葉に対して真っ向から反発した。
- AL-3 アリス
- Lでは彼女も交えてV型感染症について調査を行う。
- 桂木桂
- 第2次Z破界篇において、アテナに関心を向けたミシェルに彼は釘を刺し、さらにアテナの保護者を自称したので「どういうことだ?」と疑問を投げかけた(結局はぐらかされてしまう)。また、その直後のやり取りで桂がミシェルに「俺のことは師匠とよびな」と言った際には「ロクでもない師弟だ!」と呆れていた。
- アテナ・ヘンダーソン
- ボビー大尉の言動に戸惑ったり、ミシェルに目を付けられた彼女を心配していた。共に女性エースパイロットであり、プライドが高いという共通点があるからかもしれない。
名台詞
- 「死ぬのがこわくて恋ができるかー!!」
- 20話でバジュラの第2形態型が大量に発生、SMS社内でバジュラを待ち構えている際、死を予感したのかクランがミシェルに「好きだ」と告白。そしてマイクローン装置へ走る時に叫んだ台詞である。ミシェルの「本気になるのもさせるのも怖い」という恋愛観とは対照的な台詞である。
スパロボシリーズの名台詞
- 「我々の先祖は文化に出会い、戦い以外の道を選ぶ事ができた!」
- Lの第23話にてアトロスの「自分と邪魔大王国とあんた達は同類」という言葉に反発して。
- 「そうだ! 私は今でも先祖に感謝している…戦い一辺倒ではない人生を送れる機会を与えてくれた事を!」
- Lの第26話にて、イクサー3の「(自分達から戦う事を取っても)いい事いっぱいあるじゃないか!」という言葉に続いて。自身の出自に強い誇りを持つ彼女らしい一言だろう。
- 「この馬鹿者っ! 私の事を好きなら絶対に死ぬな!」
- L第29話「トライアングラー」にて、(生存フラグを立てた場合)バジュラの攻撃から自身を守った事で撃墜されるも、奇跡的に生き残ったミシェルに対して。「私の事を好きなら」と言うのはミシェルが死を覚悟してクランに告白した事を踏まえており、ミシェルの事を本当に思っている事が伺える。
- 「私はなぁ!本来なら誰もが羨むナイスバディなんだぞ!」
- 第2次Z破界篇でマイクローンとしての姿を晒した際、その幼児体型について突っ込んでくる他作品キャラ達への反論。
- 「違うな…あの男は常に周囲を警戒している…殺気が身体を覆っているようだ」
- 雑談に加わる事無く独り佇むキリコを周囲が訝しむ中、彼が纏う徒ならぬ雰囲気を察する。
- 「べ、別に貴様に早く戻ってきて欲しいとか、そういうアレではないぞ!」
- 第2次Z 破界篇の中断メッセージにて。
- 「ネネ、ララミア…」
「クォーターに戻ってゼントラン化するぞ! 調子に乗っているミシェルのオデコに全力でタッチしてやる!!」 - アッシュフォード学園のイベント「キューピットの日」でミシェルが調子に乗って女生徒にナンパしている事に憤慨して。ララミアに「学園が地獄になる」と言う理由で止められた。尤も、原作ではアーニャが似たようなことをしでかしていたが、もしやっていたらミシェルは(バジュラに襲撃される前に)確実に死んでいただろう。しかも、デコに全力でタッチするということは……
- 「くっ…行くな! 行かないでくれ、ミシェル!!」
ネネ「お姉様…」
ララミア「やっぱり、ミシェルの事が…」
「い、今のはナシだ! 忘れろ! 忘れてくれぇぇっ!」 - ルークアダモンPとの戦闘前台詞。精神攻撃に苦しんだ時、ミシェルへの好意が二人にばれてしまい、恥ずかしさのあまりトラウマさえも吹き飛んでしまった…。
- 「よくも…!よくもぉぉぉっ!!」
「よくもやってくれたな、次元獣! 私の秘密をばらしたお前は絶対に許さん!!」 - 戦闘後、己の秘密をばらした人造次元獣に怒りの矛先を向ける。…まあ、ネネに「それは八つ当たりでは…」と突っ込まれたが。
ちなみにZで同じ目に遭った人物がいたりする。
搭乗機体・関連機体
- クァドラン・レア (クラン・クラン専用)
- クランの乗機。TV版の最終話で失うが、劇場版では最初から最後まで搭乗。
- アーマードクラン【クラン・クラン(スーパーパック装備)】
- TV版のみ登場。巨人となったクランがバルキリーの装備であるスーパーパックとガンポッドを装備した姿。クランが巨人へ戻る際にミシェルが死を賭して守った為、一心不乱でバジュラを掃討していった。フィギュアも販売されている。
- VF-25G メサイア
- ミシェルの乗機。TV最終話にて、彼の形見でクランが搭乗した。Lでは使用条件は原作通りミシェルの死亡が必要、しかも様々な理由(精神コマンドとの相性、隠し要素との兼ね合い、ミシェルの強制死亡バグ)により、30話以降ミシェルに代わり搭乗の場合が多い。
- VF-25S メサイア(クラン・クラン専用)
- ゲーム作品『マクロストライアルフロンティア』、『マクロストライアングルフロンティア』、『マクロスラストフロンティア』(すべてSRWには未参戦)のアクションゲーム3作品に登場したオリジナル機体。VF-25Sのクラン専用機で、赤色(または紫色)に塗装している。アイカメラは異なるが、性能はオズマ機と同じ。
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