カティ・マネキン | |
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外国語表記 | Kati Mannequin |
登場作品 | |
声優 | 高山みなみ |
デザイン |
高河ゆん(原案) 千葉道徳 |
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
誕生日 | 6月11日 |
年齢 |
32歳(1st) 37歳(2nd) 39歳(劇場版) |
出身 | フィンランド |
身長 | 168cm |
体重 | 46kg |
血液型 | A型 |
所属 | AEU→国連軍→地球連邦平和維持軍(1st)→アロウズ(2nd)→新クーデター派(2nd)→地球連邦平和維持軍(2nd、劇場版) |
軍階級 | 大佐(1st)→准将(2ndエピローグ、劇場版) |
概要
1stシーズン
AEUに所属する戦術予報士。ユニオンの大学生時代から数々の戦術プランを唱え、7つの紛争に勝利をし、卒業後はAEUから佐官候補とされるほどの秀才である。
タクラマカン砂漠における三国合同軍事演習の頃には大佐に出世しており、そこではAEU軍の作戦指揮官を担当。なお、ここでパトリック・コーラサワーと運命的な出会いを果たす。ガンダム掃討作戦「フォーリンエンジェルス」では国連軍の指揮官となり、自軍を勝利に導いた。
2ndシーズン
ソレスタルビーイングが再起した時、アロウズに転属し、ソレスタルビーイング討伐部隊の指揮官に任命される。ちなみに、ソレスタルビーイング討伐部隊にはパトリック・コーラサワーがカティを追いかけて転属してきている。彼女は、楽天的なコーラサワーには半ばあきれながらも、一緒にいるとどこか安らぎを覚えてしまう彼を信頼し、多くの作戦に同行させた。
ソレスタルビーイングと交戦する中で、ソレスタルビーイングの指揮官がかつての旧友リーサ・クジョウ――スメラギ・李・ノリエガであることを見破るも、手心を加えずに、ソレスタルビーイングを何度も追いつめている。
カティはセルゲイ・スミルノフと同じ良識派の軍人であるが、アロウズの非人道的な作戦にも任務上やむなく従ってきた。しかし、苛烈なまでに弾圧を行い、情報を統制してまで治安を維持するアロウズの姿勢に疑問を抱き、そして「ブレイク・ピラー事件」を機にアロウズに愛想を尽かし、コーラサワーを含めた自分の隊を引き連れて行方を晦ます。
その後は、連邦正規軍のクーデター派に合流し、カタロン、さらにソレスタルビーイングとも共闘してアーサー・グッドマン率いるアロウズの大艦隊を壊滅に追いやった。
アロウズ解体後は地球連邦平和維持軍に復帰し、アロウズ打倒の功績を認められて准将に昇進する。そして、公私共に心の支えとなったパトリック・コーラサワーと結婚するのであった。
カティの指揮官としての才能は、何度も交戦した旧友のスメラギだけでなく、基本的に人間を見下すイノベイターのリヴァイヴ・リバイバルからも認められる程である。また、軍人としては情に流されやすい面もあるが、数多くの戦功によって、30代後半で准将に昇進した事実からも、彼女の優秀さを高く評価されている。
市民や社会秩序を守る軍人である以上、当然のことであるが、私設武装組織ソレスタルビーイングや、そこの戦術予報士になった旧友のスメラギに対しては、厳しい態度を取っている。しかし、ブレイク・ピラー事件でのスメラギの救援要請に応じたり、リボンズ一派との決戦に臨むソレスタルビーイングを援護する等、敵味方の感情を越えて彼女に協力する場面も見られた。
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
劇場版では未曾有の危機に対して、地球上のほぼ全ての戦力を結集させた地球防衛軍の指揮に当たることになる。
戦力が消耗していく中、最後まで奮闘する。自らの母艦もELSの浸食を受け眼前まで浸食が迫っていたが、直後に刹那がELSとの対話に成功したため同じく艦に残っていたビリーやミーナと共に命拾いすることになり、最終決戦を無事に生き抜いた。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作。今回はNPCであり、戦闘には参加せず。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 本作ではパイロットとして登場するが、第14話中東/クメンルート「アレルヤ奪還作戦」のみ。戦艦が脆いので、あまり強くない。
- EDにてスメラギが再会した時に「不死身の旦那様」の事をカティに話そうとするシーンがあるから、原作同様コーラサワーと結婚したと考えられる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z(時獄篇/天獄篇)
- 劇場版設定で登場。今回はNPC。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 劇場版準拠で登場。地球連邦軍の良識派であり、第22話「SUPER NOVA」での核ミサイル破壊作戦、第39話「蒼穹-そら-」における蒼穹作戦にてUXを援護してくれる。
- EDでは中将に昇格し、旦那やソレスタルビーイングのメンバー、(生存している場合は)グラハム、アンドレイと共にELSの母星へと旅立つ。
- スーパーロボット大戦BX
- 劇場版準拠で登場。
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 劇場版準拠で登場。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
歴戦の指揮官だけあって技量・命中に優れるが、味方はリアル系のエースが揃っているのでそこまで苦戦はしない。
固有エースボーナス
- 指揮官の効果2.0倍
- 『第2次Z再世篇』。スメラギの学友だけあって同じボーナス。優秀なのは確かだが、習得しないので意味が無い。
人間関係
- パトリック・コーラサワー
- AEU時代からの「放っておけない部下」。能天気な彼に呆れつつも自分を慕う彼に対して次第に公私問わず心を許すようになる。2ndエピローグにて、何と彼と結婚した。これには、視聴者も予測が出来なかったであろう。
- 2ndシーズンエピローグおよび劇場版では、相変わらずカティを「大佐」と呼ぶパトリックに対して彼女が「今は、昇進して准将だ!」と訂正する場面が見られる。
- なお、2ndシーズンで自分を庇ってパトリックが撃墜された時や、劇場版でELSに取り込まれかけた彼を見た時には、カティは流石に彼の死を覚悟していた模様。
- セルゲイ・スミルノフ
- 国連軍時代の同僚。2ndシーズンでは、互いにアロウズを警戒する。
- リーサ・クジョウ(スメラギ・李・ノリエガ)
- かつての学友にして好敵手。ソレスタルビーイングと交戦した時、彼女がそこにいることを知る。公私混同せずに彼女とは戦う道を選ぶが、それでも互いの友情は続いていた。
- 刹那・F・セイエイ
- 基本的に一切絡んだことは無いのだが、劇場版では結果的に旦那の命を救われる。
- ビリー・カタギリ
- 学友。……が、お互い面識があったことをよく覚えていないらしい。
- アーサー・グッドマン
- アロウズでの上官。しかし、アロウズと袂を別った後は敵対し、彼の率いる大艦隊を撃破している。
- アーバ・リント
- アロウズでの同僚。殲滅戦を好む彼を嫌っている。リントもカティが所属しているにも関わらずアロウズの非道なやり方を嫌っているからか彼女を嫌っており、度々、嫌味を言う。
- リヴァイヴ・リバイバル
- 人間を見下すことの多いイノベイターでありながら、カティの才能を認めている。
- パング・ハーキュリー
- アロウズの暴虐に対して決起した地球連邦軍クーデター派のリーダー。彼の死後、カティが彼の跡を継ぎ、アロウズの打倒に成功した。
- デカルト・シャーマン
- 地球連邦軍の大尉。イノベイターに覚醒したために、軍によってモルモット扱いされていた彼の解放を命じた。
他作品との人間関係
- ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア
- 『第2次Z再世篇』ではゼロレクイエムルートでは、「悪逆皇帝」になった彼と敵対する。
- ハザード・パシャ、ドッグ・タック
- 『UX』では連邦内部のタカ派である彼らに対し不信感を抱いていた。
- ミョルニア、春日井甲洋
- 『UX』では彼女達に導かれ、蒼穹作戦にてアルティメット・クロスの援護に駆けつける。
- レディ・アン
- 『第3次Z』ではADW出身の連邦内部の良識派同士であり、協力関係。
- サイガス・エイロニー
- 『第3次Z時獄篇』では連邦内部のタカ派筆頭である彼とは対立関係にある。
- ブライト・ノア、ファルク・オクラムド、ナイジェル・ギャレット、ワッツ・ステップニー、ダリル・マッギネス、ミスマル・コウイチロウ、月臣元一朗、秋山源八郎
- 『BX』では彼らと共に(元一朗と源八郎はフラグを満たさなかった場合のみ)ELSとの戦いの救援に駆け付ける。
- ミスマルと源八郎は『V』でも連邦軍の同胞となっている。
名台詞
1st
- 「遅刻だぞ、少尉」
- 第14話より。カティの初登場の場面で、遅刻したパトリックを「修正」した直後の一言。これが、彼との運命的な(?)出会いとなった。
- 「まったく…放っておけん男だ」
- 第20話より。パトリックの「世界で起こる変革について、個人的な所感は無い」との趣旨の返答を聞いて。
- だが、カティは、心に余裕があると感じさせたパトリックを信頼し、彼を最新機GN-Xのパイロットに抜擢することに決めた。
2nd
- 「大胆さと繊細さとあわせ持つこの戦術、どこかで…」
- 第4話より。アレルヤ奪還作戦を成功させたソレスタルビーイングの作戦指揮官の戦術を分析して。
- やがて、カティは、旧友のクジョウ(スメラギ)がソレスタルビーイングの作戦指揮官であることを確信する。
- 「次にあなたと会うのは戦場かしら? できれば、敵同士になりたくはないわね」
- 第10話冒頭のスメラギの回想より。大学生時代のカティがクジョウ(スメラギ)に言った冗談が、まさか将来、現実のものになろうとは…。
- これには、両者共に予想だにできなかったことだろう。
- パトリック「大佐、何で自分はモビルスーツじゃないんですか?」
「貴官は不死身だと言われているそうじゃないか。そのツキあてにしているぞ」 - 第14話より。敢えてパトリックをMSパイロットから外し、代わりにカティの搭乗する航空機のパイロットに抜擢(?)してのやりとり。
- パトリックを上手におだててヤル気にさせるカティは、彼の「操縦方法」をよく心得ているようだ。と同時に、カティのパトリックへの厚い信頼もうかがうこともできる。
- 「こんな事が許されるのか! 衛星兵器で低軌道ステーションを攻撃しようなどと!!」
- 第17話より。極秘に開発された衛星兵器「メメントモリ」をアフリカタワーの低軌道ステーションに掃射し、人質になった6万人の市民ごとハーキュリー率いる連邦軍クーデター派を葬り去ろうとするアロウズ上層部のやり方に憤激して。
- なお、流石に上記の暴挙に対してカティはアロウズに愛想が尽きた模様で、メメントモリの掃射でアフリカタワー外壁部が地上に降り注いだ際にはソレスタルビーイングに攻撃を仕掛けず、彼等と共にアフリカタワー外壁部の除去作業を行った。その後、カティは行方を晦ます…。
- 「アロウズ艦隊に勧告する。我々は決起する。悪政を行う連邦の傀儡となったアロウズは最早、軍隊ではない!」
「世界の行く末は、市民の総意によってのみ決められるものだ。我々は貴様らの蛮行を断罪し、市民にその是非を問う!」 - 第22話より。アロウズを去り行方を晦ましていたカティは、亡くなったハーキュリーの跡を継ぎ、クーデター派のリーダーとして再登場を果たす。「市民を守る軍人」としての志を持ち続ける彼女は、グッドマン率いるアロウズ艦隊に対して高らかに宣言をした。
- ちなみに、上記のカティの宣言を聞いたグッドマンは、己の所業を反省する事も無く「あの女狐め…!」と毒づいている。
- 「何をしているクジョウ! 早く任務を遂行しろ!」
- 第23話より。ガガ部隊の猛攻に苦戦するクジョウ(スメラギ)を叱咤激励する。敵同士に別れてもなお、彼女への友情は続いていた。
- 「やれやれ、まったくだ…」
- 最終話より。愛するカティと結婚できて「幸せのコーラサワー」と称した新郎への一言。
- 彼と共にいれば、どこか心が安らいでしまう新婦のカティもまた、まんざらでもないよう様子である。
劇場版
- 「なるほど。軍がシャーマン大尉に期待する理由はわかる」
「ならば、大尉待遇はしてやれ」 - 「人類初のイノベイター」に覚醒した為に、連邦軍に拘束されてモルモット扱いされているデカルトの解放を軍の研究員に命じて。
- もしもカティが直接視察に赴かなければ、デカルトはずっとモルモット扱いであっただろう。カティの良識性および軍の研究員の異常性がうかがえる。
- 「お前といると、真面目に考えてることが愚かしく思えてくる」
- 「地球に飛来してきた未知の金属体による事件が再発する可能性がある」と対策を練るカティに対して、「あんな偶然はもうありませんよ。もしあったら、地球は悪い宇宙人によって完全に狙われています」と気遣う夫・パトリックの言葉を聞いて。
- 何かと根を詰めやすいカティにとって、改めてパトリックは彼女にとっての良い清涼剤であると言えよう。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「大佐…人革連の『虎』は来ていないのですか?」
- 『第2次Z破界篇』第20話「砂塵に舞う悪意」より。直後のセルゲイの台詞と併せて『コードギアス』に登場する黎星刻を示唆する台詞。
- もっとも、中華連邦の内情を鑑みるに、来ようにも来られないのだろう。
- 「聞こえるか、クジョウ! あれはモビルドールだ!!」(中略)
「…あれは…あってはならない兵器だ…!」 - 『第2次Z再世篇』第19話「それぞれの戦場」より。リヴァイヴとヒリングが戦場にモビルドールを展開させた際に、敵軍にいる旧友のクジョウ(スメラギ)に対してその存在を伝える。
- 原作を考えると異例と言えるカティの行動であるが、それは彼女もまた過去にモビルドール暴走の場に居合わせており、友軍を失っていた事実が同シナリオにて判明している。
- 「お前の相手をするのは私ではない。我々は突破口を開く為の先陣だ」
「来るぞ。皇帝ルルーシュを討つ力が」 - 『第2次Z再世篇』終盤のゼロレクイエムルートより。ルルーシュの配下となり、カティ達レジスタンスへ「皇帝に仇なす者」と詰って口角泡を飛ばすグッドマンを意に介さず、ZEXISの到着を迎える。
- 「お前には私を守ってもらうという役があるのだが…」
- 『第2次Z再世篇』終盤より。コーラサワーがZEXISに合流しようとした際に。彼女の命令にコーラサワーは喜んで引き受けたのであった。
携帯機シリーズ
- 「准将ではない、中将だ!」
- 『UX』EDより。夫が漸く「大佐」ではなく、「准将」と呼んだ際に修正を兼ねて言った台詞。
- ただし、言われた本人が「また昇進したんでしたっけ!?」と言っている辺りカティ自身が言うのを忘れていたか、夫が忘れていたのか不明だが…。
- なお、上記の台詞の元ネタは、『00』2ndシーズンエピローグおよび劇場版において「大佐」と呼ばれる度毎にカティが「今は、准将だ!」と訂正をする場面からであろう。
- 「まさか…本当に射線をそらすとは、名艦ディーヴァの艦長に凡人なしか…」
- 『BX』第41話「君の中の英雄」より。セリックの生存フラグを満たした場合、フォトンリングレイをディグマゼノン砲に誘導して射線を反らし、直撃を防いだナトーラの采配を見て。