- 発売日:2011年12月17日
- 開発・販売:ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)
プレイステーション・ポータブル(以下PSP)の次世代機であり、公式な略称は「PS Vita」で、本稿でもそれに倣う。「Vita」とはラテン語で「生命」を意味する(英語の「Life」にあたる)。
概要
それまでの携帯型ゲーム機と比較して極めて高解像度(960×544、PSPは480×272)となり、ファーストモデルであるPCH-1000シリーズはディスプレイに有機ELを採用。また、Wi-Fi通信の他に3G通信にも対応している(Wi-Fiのみと3G/Wi-Fiの2モデルの販売)。ソフトウェア提供はPS Vitaカードとダウンロードで行われる。違法ダウンロードやデータチートが横行したPSPの反省から、外部ストレージにはメモリースティック等ではなく専用のメモリーカードを採用している。
プレイステーション3やプレイステーション4とのマルチタイトルも多くリリースされており、スパロボシリーズも多くのタイトルで該当する。
PSPのタイトルに関しては、UMD版はPS Vita自体がUMDに対応していないためプレイできない。一方ダウンロード版に関しては「PSP>PS Vita互換」マークが付いているタイトルのみ、互換性が保証されている。
ソニー・コンピュータエンタテインメントは2013年夏に、PS Vita新規購入者に対しスーパーロボット大戦Operation Extend第1章を無料ダウンロードできるキャンペーンを実施した(現在は終了)。
2013年12月[1]からはポケットステーション再現アプリが配信されたため、アーカイブス版スーパーロボット大戦αのポケステ機能が利用可能となった。
型番
- PCH-1000シリーズ
- 初代Vita。2011年12月発売。後述のPCH-2000シリーズ発売後も3G/Wi-FiモデルのみのPCH-1100が引き続き生産されている。
- PCH-2000シリーズ
- セカンドモデル。2013年10月発売。1Gの内部保存用メモリが新たに実装され専用端子はマイクロUSBに変更、軽量化とバッテリー容量の増加が図られているが、ディスプレイは液晶にダウングレードされている。通信機能もWi-Fiのみとなった。
- PS Vita TV(VTE-1000シリーズ)
- 2013年11月発売。ディスプレイとゲームパッド機能が廃され、替わって家庭用テレビとデュアルショック3もしくは4[2]を繋げてプレイする据置型Vita。事実上のコストダウンモデルでもあり、実際本体の値段は1万を切っている。
- テレビ接続が前提のため、HDMIポートと有線LANポートが追加されており、同じルーター上に設置してあればPCとのデータ交換も有線LANを通して可能。USBも通常の端子に変更されている。1Gの内蔵メモリーカードが入っているが、他のメモリーカードを入れると無効化される。
- タッチパッドなどを廃した関係上、それらの機能を使用したソフトは非対応扱いとしてプレイできない(インストールは可能だが、ファームウェア側からロックが掛けられているため起動は不可能)[3]。
- 2016年2月末をもって出荷を完了した。
シリーズ一覧
PS Vita専用ソフト
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- 発表当初、PS Vitaカードの容量上限(最大4G)の関係でPS Vita版はダウンロードでのみの提供となっていたが、後にデータ圧縮技術の向上により問題が解決しパッケージ版のリリースも決定された。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- スーパーロボット大戦V
- PS4版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- スーパーロボット大戦X
- PS4版と同時発売のマルチプラットフォーム。
関連商品
- スーパーヒーロージェネレーション
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
ダウンロード
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- スーパーロボット大戦(リメイク版)
- PS3とのマルチプラットフォーム。第3次Z時獄篇の初回限定特典で、単品版も発売。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- PS3版と同時発売のマルチプラットフォーム。
- 第3次スーパーロボット大戦Z連獄篇
- 第3次Z天獄篇の初回限定特典。