コアファイター
FF-X7 コアファイター(Core Fighter)
- 登場作品:機動戦士ガンダム
- 分類:小型戦闘機
- 形式番号:FF-X7
- 全長:8.60m
- 重量:8.90t
- 動力:核融合炉
- 出力:12000hp
- 最高速度:マッハ4.8
- 装甲材質:ルナ・チタニウム合金
- 開発:ハービック社
- 所属:地球連邦軍
- 主なパイロット:アムロ・レイ、リュウ・ホセイ、ハヤト・コバヤシ、他
広義には様々なモビルスーツの脱出装置兼小型戦闘機であるが、本項ではRX-78-2ガンダムなどのコアファイターについて扱う。作品によって「コアファイター」「コア・ファイター」と表記にブレがある。
地球連邦軍の主力戦闘機であるTINコッドを基にして開発された小型戦闘機。脱出システムを発展させており、コアブロックシステムの中核を成している。そのため、火力はあまり高くないものの、運動性に優れるなど通常の戦闘機としては充分なほどの性能を持っている。また、教育型コンピュータを搭載しており、これに記録された戦闘データの回収とパイロットの生存性の向上が図られている。だが、教育型コンピューター自体が非常に高価な代物で、戦闘機としての価格は非常に高い。V作戦で開発されたガンダムやガンキャノン、ガンタンクに搭載されている。
劇中ではホワイトベースに搭載され、何度かジオン軍のドップと交戦している。また、ラストシーンなどを始めとした名場面に数多く登場しており、なかなか印象深い機体である。なお、ホワイトベースからの発艦方法は普通だが、着艦は艦底からぶら下げられたフックに後ろから引っかかるという危険極まりない方法をとっていた。コアファイターは垂直離着陸が可能なのだが、飛行状態のホワイトベースには垂直着陸ができず、且つ減速着陸するためのスペースが取れないからであろう。
後に大気圏内用に再設計され、地球連邦軍の戦闘機として制式採用されている。また、劇場版ではホワイトベースが宇宙に上がった際に、武装と航続距離を強化するブースターを装備したコアブースターが登場している。
ちなみに、本機の名称は連邦軍の戦闘機開発の中核(コア)となるものと言う意味も含まれている。
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN(SRW未参戦)』では脱出機構の要素は廃され、純粋な戦闘機となっている。ただし、脱出ポッドとしてのコアファイターは「コアポッド」と名称を変更しつつも健在ではある。
登場作品と操縦者
- スーパーロボット大戦α
- ガンダムが撃墜される、またはコマンドで分離を選ぶと変化する。
- スーパーロボット大戦α for Dreamcast
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 30mm2連装バルカン砲
- 機首に2門内蔵。
- 4連装小型ミサイル
- 本体部に2基内蔵。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- S
機体BGM
- 「赤い彗星」
関連機体
- ガンダム
- コアブロックシステムを搭載。コアファイターが残りのパーツと空中で合体したり、逆に脱出に遣われたりと最も活用されている。
- ガンキャノン
- 同じくコアブロックシステムを搭載。他の2機と比べるとその印象は薄い。
- ガンタンク
- 同じくコアブロックシステムを搭載。2人乗りだった頃は上半身(頭部の砲座)とコアファイターにコックピットが分かれ、別行動を取ったこともある。
- コアブースター
- 後部にブースターを取り付けて強化した戦闘機。
- Gファイター
- Vガンダム
- パイロットの保護という、同様の発想のコアブロックシステムを持つ。頭部を内蔵した初のコアファイター。
- セイバーフィッシュ
- 『機動戦士ガンダム』に設定上存在している機体で、開戦当時の最新鋭機。『機動戦士Ζガンダム』にも登場している。型式番号はFF-3(FF-S3)。大気圏内外を問わずに運用可能であり、宇宙で運用する際はブースターパックを装着する。機動性が高く、戦い方次第ではモビルスーツにも対抗可能。SRW未登場。
- TINコッド
- 『機動戦士ガンダム』に設定上存在している機体で、コアファイターの素体になった機体。『機動戦士Ζガンダム』にも登場している。型式番号はFF-6。大気圏内用の戦闘機で、戦闘機同士の格闘戦を主眼においている。後にコアファイターの原型となった。SRW未登場。
- コアスプレンダー
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主役機体・インパルスガンダムの中核となる戦闘機。上半身を形成するチェストフライヤーと下半身を形成するレッグフライヤーに収納されるのは本機と同様だが、シルエット非装備状態でのバックアップも兼ねているのが相違点。