キラル・メキレル | |
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外国語表記 | Kyral Mekirel |
登場作品 | |
声優 | 麦人 |
デザイン | 逢坂浩司 |
種族 | 地球人(ネオネパール) |
性別 | 男 |
出身 | ネオネパール |
所属 | ネオネパール |
役職 | ガンダムファイター |
概要
ネオネパールのガンダムファイター。
第11回ガンダムファイトの際、自らの慢心の末に敗退、そのファイトで失明したことによりガンダムファイターの地位も失ってしまう。彼は自分から光を奪ったガンダムファイトを憎み、暗殺者として這い上がる。そして殺し屋の腕を政府に買われたことでガンダムファイターへ復帰し、試合前に対戦者を暗殺し不戦勝を続ける「死神」として恐れられてきた。
しかしドモンとのファイトでガンダムファイターの魂を取り戻し、その後自らが殺したガンダムファイター達を供養する旅に出る。そしてデビルガンダムとの最終決戦においてアレンビーと共に再び登場。ガンダム連合を結成し地球を護るために尽力した。
乗機は下半身が釣り鐘になっているマンダラガンダム(第11回ガンダムファイトの時はタントラガンダム)。2階建てバスや波をも両断する優れた仕込み杖の使い手であるキラルの特性に合わせて、機体もビームサーベルを仕込んだ錫杖を武器としている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 独立軍ルートではジャブローに爆弾を仕掛け、OZルートにてトレーズを暗殺しようとするも失敗する。その後の戦闘でドモンとのイベントを起こせば後半にマグアナック隊を率いて参戦する。通常武器の射程が短くこのころの敵は強化人間搭乗のファンネル搭載機が多いため使用するには厳しい。アレンビーとの合体攻撃も無い。
- スーパーロボット大戦MX
- 中盤に味方に加わる。高い能力を持ち、精神コマンドもムダが無くかつ集中力で安く使えるのが強み。他のガンダムファイターと違い、搭乗機のマンダラガンダムには合体攻撃が無いので爆発力には欠けるが、安定した攻撃力と高い継戦能力、そしてゴッドガンダムと並ぶ運動性能を誇り、一線を張る事も可能。
今回はデビルガンダムやAI1との最終決戦という重大局面で、何かと音頭を執り皆を鼓舞するので比較的目立ち、他作品キャラとの絡みでも立ち位置の美味しさを発揮するなど、シナリオ的な扱いは優遇されている。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「FLYING IN THE SKY」
- 前期OPテーマ。『64』にて採用。前期オープニングの期間には登場していないので違和感があるかもしれない。
- 「最強の証~キング・オブ・ハート」
- 次回予告などのBGM。『MX』にて採用。
人間関係
- ドモン・カッシュ
- 対戦相手の1人として暗殺を狙う。だが彼との出会いが、生き方を変えるきっかけに。
- アレンビー・ビアズリー
- 原作終盤には共にガンダム連合を率い、デビルガンダムと戦う。
- サポートクルー
- ネオネパールの高官。キラルの暗殺の腕を見込んで、クルーを兼任している。キラル敗北の際には、暗殺を揉み消すため、自爆させようとするが……。
- シュバルツ・ブルーダー
- クルーが彼を爆死させるのを阻止し、影ながらキラルの命を救った。
他作品との人間関係
名台詞
- 「ドモン・カッシュさんですね?」
ドモン「何の用だ」
「…死んでもらいます」 - 街中でドモンの背後に突如として表れ、錫杖で襲い掛かる。錫杖の一撃はアスファルトを砕き、水道管を破裂させた。
- 「場所は…選ばず!」
- 真昼間の街中であろうと構わずドモンを襲う。
- 「ンフハハハハ、私から逃げられると思うなよ」
- 対するドモンは走行中のバスの屋根に飛び乗って一安心、と思いきやキラルも体一つでバスに追いついて飛び移ってしまった。
- 「闇など私には意味が無ァい!」
- バスがトンネルの中に入り、暗くて奴も手出しができまいとタカをくくるドモンに対して。最初から目が見えない彼はトンネルの暗闇も全く問題にせずドモンに一撃を浴びせた。
- 「ならば覚悟しておけ! 貴様らのように友情を気取ってつるむような弱虫どもは、この私がまとめてあの世へ!送ってくれるわ!」
- 一度は暗殺に失敗したドモンらへの宣戦布告。またこの時水面に浮かんだ葉っぱ一枚の上に全神経を集中して立ち続けており、スパロボにて集中を覚える所以である。
- 「フハハハハハハ!このまま焼け死ぬか!それとも死神の私の懐に飛び込んで、その首を落とされるか!」
- ファイト中、仕込み刀を警戒し接近できないドモンに煉獄熱波を浴びせ、追い詰める。しかし、明鏡止水の心境を思い出したドモンは、仕込み刀に対し、ゴッドフィンガーで打って出る。
- 「ドモン!今こそ貴様に教えてくれるわ!この私のガンダムファイトから追放された恨みを!!この私の恨みを!!」
ドモン「ならば、斬る!!」 - 奥の手である仕込み刀を破られたキラルは、文字通りドモンと真剣勝負で決着をつけることになる。そして斬り合いの瞬間、キラルはドモンから出る眩い光を見る。
- 「見事だドモン。貴様のような男と、再び剣を交えることが出来ようとは!……楽しい戦いだったぞ…ぬぉぉ!」
- 決着の瞬間に。斬り合いに敗れるも、キラルは再びガンダムファイターとしての戦いをすることができた。そしてドモンを賞賛し、そのまま崩れ落ちた。
- 「ドモン・カッシュよ。私は忘れはしないぞ…そう、あの最後の一瞬の、お前を支える仲間達の姿。まさか、この目にもう一度あのような素晴らしいものが見えるとはな……」
「礼を言おう!さらばだ!」 - ファイト後、ドモン達に別れを告げる時に。そしてキラルは今までの行いの償いをするべく、終わることのない供養の旅に出て行った。しかし、数話後に思いがけないタイミングで再登場することになる。
ここで言う仲間達とはレイン達とドモンの下宿先に住んでいるホイとミン(共にSRW未登場)の事。 - 「我らが母なる星の危機、人種も国籍もあるものか!」
- ガンダム連合を率いて再登場したときの名台詞。たとえついこの間まで争っていた者同士でも、地球の危機とあらば一致団結して立ち向かうのである。
- 「ふーっはっはっはっは、見たか、我らの力!」
- 最終話にて。ガンダム連合による曼陀羅円陣にてデビルガンダムの触手を沈黙させた後の台詞。しかしこの後、再生した触手の一撃を受ける、少々間抜け。いわゆる「やったか!?」フラグだが、別に死んではいない。
スパロボシリーズの名台詞
- 「現世に迷い出た不浄の亡者共よ。地獄の鬼が汝らの帰りを待ちわびておるぞ…!」
「亡者に引導を渡すは死神の務め…! このキラル・メキレル、お前たちを冥土へ誘うため、推参した。」 - 『MX』第32話(『PORTABLE』では第33話)地上ルート「奈落の底への招待状」における初登場時の台詞。原作では脇役に過ぎなかった彼だが、杓杖の音まで再現されたうえ、彼らしい言い回しで登場するなど非常に扱いが良い。
- 「ふふふ…元よりこの目に光は無く、ただ目蓋の裏に写るは、亡者共の身を焼く地獄の業火のみ…!」
「ミケロ・チャリオット!我が暗殺剣にてこの世の未練を断ち、今度こそ極楽往生するがよい!」 - 同上。ミケロとの戦闘前会話。
- 「少年よ…お前の怒りはもっともなこと…」
「我が杓杖は人の血をすすり、わが魂は人の命をすすってきた…」
「だが、私はドモン殿とのファイトで自らの愚かさと卑小さを思い知った…」
「そして、この汚れた命を世界のため…平和のために捧げると決めた…」
「それを許せぬというのならその拳で私を討つがいい…」
「輝ける未来と正しき心を持つ若者に討たれるのなら、この汚れた命も極楽往生出来よう…」 - 『MX』第34話(『PORTABLE』では第35話)宇宙ルート「断ち切られたLOOP」より。初対面の出雲銀河はキラルを「殺し屋」とバッシングしたが、キラルは自らの過去と愚かさ、そして反省を含め銀河に本心を告げる。銀河はこの発言を受け「そんな悪人には見えないし本気で後悔しているみたいだ」と受け和解する。
- 「確かに怒りと憎しみは力を生む。しかし、それは所詮は過去の清算に過ぎん…」
「真の勝利者たる者は、その向こう側の未来を見据えねばならん」 - 『MX』第46~48話(『PORTABLE』では第47~49話)「一輪の花と緑の星と」より。最終決戦を前にベガ星連合軍への憎悪を募らせるデュークへ、憎しみの感情に取り込まれぬよう説き伏せる。
- 「生真面目なお人だ…では、苦しまれるがよい。その先に光は必ず訪れよう」
「そして、忘れぬ事だ。迷い苦しんだ時には、お主の友や仲間の存在をな」 - 上述の説法後、キラルの言葉の意味を「考えてみる」と返答したデュークへ、更に念を押す。この遣り取りで、デュークは迷いを払拭したかに思えたが……
- 「そう!言うなれば、あれはデビルマスドライバー…!呪われた兵器同士の結合体ぞ!」
- 『MX』第50話(『PORTABLE』では第51話)「勝利者達の挽歌」より。DG細胞に侵され、変貌を遂げたマスドライバーの威容を指して。これが正式名称として認知され、各キャラから呼称される事に。
- 「ならば、我らここに特機連合を作り、地球の危機に立ち向かい、団結し、勝利するものなり!」
「我らが母なる星の危機! 人種も国籍の違いもあるものか!」 - 同上。戦闘開始前のハッパ。「スパロボ」の在り方を見事に表現した台詞だが、現実を見ると身につまされるものがある。
- 「左様!我らの成すべきことは一つ!」
- 最終話「約束の地」より。ドモンとエルデ・ミッテの戦闘前会話より。AI1に取り込まれたエルデへ対しシャッフル同盟が言葉を連ねる中、締めの台詞を吐く。今作では最後まで「事あるごとに音頭を取り仲間を鼓舞する」という非常においしい役を果たしていた。