ゼーガペイン

2017年4月8日 (土) 12:28時点における153.221.128.228 (トーク)による版 (→‎登場メカ)

概要

パソコン大手のマイクロソフトがシナリオプロットを担当し、サンライズが製作したテレビアニメ。「プロジェクトゼーガ」としてバンダイを中心にゲームソフト、ラジオ、漫画小説ドラマCDが展開された(なお、ゲーム版の主人公はアニメ終盤にも登場している)。

なお、タイトルにもある「ゼーガペイン」とは「是我が痛み」を意味し、予告のフレーズ「消されるな、この思い。忘れるな、我が痛み」から採られている。

2016年10月には前日譚の劇場版『ゼーガペイン Adaptation(アダプテーション)』が公開された。また、矢立文庫にて外伝小説『エンタングル:ガール 舞浜南高校映画研究部』が連載中。

ストーリー

舞浜市に住む高校生キョウは廃部寸前の水泳部に立て直しに迫られるものの、寄り添おうとはしない部活仲間と衝突していた。一人気落ちするキョウは水泳を楽しむ先輩のシズノに憧れ、やがて引き込まれていく。ある時、シズノや生徒会長のシマらにロボットのパイロットになるよう頼まれたキョウは、異世界でガルズオルムと呼ばれる敵と戦うことになる。

戦いをリアルなゲームだと思っていたキョウだったが、ある時ロボットがいる荒廃した世界こそがキョウら地球人類が住むべき場所、「現実世界」であり、自分たちが暮らしていた世界が「量子空間」と呼ばれる仮想現実の世界であることに気づく。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

舞浜南高校 / 舞浜サーバー

ソゴル・キョウ(十凍 京)
主人公。水泳部ただひとりの部員。
カミナギ・リョーコ(守凪 了子)
キョウの幼馴染。映画監督になる事を夢見ている。
ミサキ・シズノ(三崎 紫雫乃)
キョウの先輩に当たる転入生。儚げでミステリアスな雰囲気を持つ。
シマ(島)
生徒会長であり、セレブラントとしてはオケアノスの艦長を務める。
ミナト
生徒会の副会長であり、オケアノスの副艦長。
クロシオ・ハヤト
生徒会役員の一人で、オケアノス所属セレブラントの中では古参。かつてはゼーガのガンナーだったが、幻体データの損傷で戦えなくなった。
イリエ・アヤカ
生徒会役員の一人で、クロシオの相方としてゼーガのウィザードを務めていた。
トミガイ・ケイ
キョウとカミナギの友人で、中性的な顔立ちの少年。

セレブラム

マオ・ルーシェン
ゼーガペイン・ガルダのガンナー。
メイウー(美雨)
メイイェンの姉で、ゼーガペイン・ガルダのメインウィザード。
メイイェン(美炎)
メイウーの妹で、ゼーガペイン・ガルダのサブウィザード。
クリス・アヴニール
ゼーガペイン・フリスベルグのガンナー。かつてはドヴァールカーに所属していた。
アーク・アヴニール
クリスの妻で、ゼーガペイン・フリスベルグのウィザード。過去の戦いでドライダメージ、ウェットダメージ双方が深刻な状態にあり、いつ消えてもおかしくない状況にある。
レムレスタルボフォセッタリチェルカディータ
オケアノスに搭載されている管制AI。
トガ・ヴィタール
ヨーロッパ方面に展開するオケアノス級飛行母艦ドヴァールカー所属のガンナー。ゲーム作品『ゼーガペインXOR』の主人公。
サラ
ヨーロッパ方面に展開するオケアノス級飛行母艦ドヴァールカー所属のウィザード。
メイヴェル・トランスフェイル
ヨーロッパ方面に展開するオケアノス級飛行母艦ドヴァールカー所属のウィザード。
イゾラ
ヨーロッパ方面に展開するオケアノス級飛行母艦ドヴァールカーの司令。

ガルズオルム

アビス
男性型の復元者。幻体化した人類を「光無き者」と呼び、数多くのセレブラントを葬ってきた。
シン
女性型の復元者。
ナーガ
量子コンピュータの開発者であり、人類を幻体にさせるためにオルム・ウィルスを使い人類を絶滅に追いやり、ガルズオルムを生み出した張本人。
ガルズオルムを裏切り、密かに人類側へ協力している。本名不明で、仏教の僧侶の姿で現われたため「僧」と仮称される。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

セレブラム

ホロニックローダー

ゼーガペイン・アルティール
ゼーガペイン・ガルダ
ゼーガペイン・フリスベルグ
ゼーガペイン・カラドリウス(ゼーガタンク)
ホロニックローダーのQL(燃料)を補給する支援機体。

艦艇

オケアノス
舞浜サーバーを中心としたセレブラムの活動拠点となる飛行母艦。

ガルズオルム

ゼーレゥ
アンヴァール
ウルヴォーフル
コブラル
ゴーネ
ヴァージェム
ハゾンマイヤ
オーヴァル
ノウティラス
アンチゼーガ・コアトリクエ
ガルズオルムが開発した対ホロニックローダー兵器。
アンチゼーガ・マインディエ

楽曲

オープニングテーマ
「キミヘ ムカウ ヒカリ」
歌、作詞、作曲:新居昭乃 / 編曲:保刈久明
第1話及び第26話ではエンディング曲として使用。間奏の一部は次回予告でも使用されている。
エンディングテーマ
「リトル グッバイ」(第1・10・22・26話除く)
歌:ROCKY CHACK / 作詞、作曲:NOE & 山下太郎 / 編曲:保刈久明
「and you」(第10話、テロップでは挿入歌表記)
歌:ROCKY CHACK / 作詞:NOE & 山下太郎 / 作曲:山下太郎、保刈久明 / 編曲:保刈久明
エンディングテロップでは作詞作曲の表記が「リトルグッバイ」と同様にされている。
「ラストブルー」(第22話、テロップでは挿入歌表記)
歌:ROCKY CHACK / 作詞:NOE、山下太郎、新居昭乃 / 作曲:NOE、山下太郎 / 編曲:保刈久明
挿入歌
「CESTREE」
作詞、作曲、編曲:かの香織 / 歌:牧野由依
第26話にて使用。

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。ユニットは配信当初から登場していたが、本格的な出番は2016年6月開催の『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』とのクロスオーバーイベント「足掻く生命」が初となる(これ以前では2016年2月開催のイベント「素直になれないビタースイート」に少し登場していた)。このイベントでは、人類は全て滅ぼされてはおらず僅かに生き残りがおり、その子孫が『Endless Waltz』のキャラクターたちという設定となっている。

用語

幻体
人類が現実世界で絶滅寸前に追いやられた際、人類を量子コンピューターのプログラムとして変換したもの。
ドライダメージ、ウェットダメージ
幻体がダメージを負った時の言葉。ドライは肉体データ、ウェットは記憶データの破損。
セレブラム
量子コンピューターの世界と現実世界の境界を認識した幻体であるセレブラントが結成した組織。
ホロニックローダー
セレブラムが所有する機動兵器の総称。
オルム・ウィルス
現実世界で人類が絶滅した元凶である致死率99%のウィルス。
復元者
ガルズオルムの戦闘員達の総称で、幻体に器となる肉体へ転送する事で現実世界で活動できるようにしている。痛覚が一切なく(または幻体の時点で組み込まれていない)、どれだけ重傷を負っても平然としている。
デフテラ領域
ガルズオルムが地球上に広げている異相次元空間。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 エンタングル ゼーガペイン・アルティール
第2話 セレブラム
第3話 デフテラ領域
第4話 上海サーバー
第5話 デジャビュ
第6話 幻体
第7話 迷える魂
第8話 水の向こう側
第9話 ウェットダメージ
第10話 また、夏が来る
第11話 残るまぼろし
第12話 目覚める者たち
第13話 新たなるウィザード
第14話 滅びの記憶
第15話 リインカーネーション
第16話 復活の戦場
第17話 復元されし者
第18話 偽りの傷、痛みは枯れて
第19話 ラストサパー
第20話 イェル、シズノ
第21話 戦士たち…
第22話 ジフェイタス
第23話 沈まない月
第24話 光の一滴(ひとしずく)
第25話 舞浜の空は青いか
第26話 森羅万象(ありとあらゆるもの)

主要スタッフ

製作
サンライズ
原作
矢立肇、伊東岳彦
原案
マイクロソフト
監督
下田正美
キャラクターデザイン
山下明彦
キャラクター原案
幡池裕行
メカニックデザイン
中原れい、神宮司訓之、福島秀機、やまだたかひろ
音楽
大塚彩子

余談

  • スパロボ公式サイトでは『X-Ω』参戦記念として、2015年8月31日から9月7日までスパロボ公式HPの無料会員になることで本作品全話を無料で視聴することが出来た。

商品情報

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サウンドトラック

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資料リンク