アンタレス (Antares)
『第3次スーパーロボット大戦Z』に登場する組織、サイデリアルの特殊部隊の一つ。隊長であるバルビエル・ザ・ニードルの指揮のもと、Z-BLUEと戦いを繰り広げる。
組織内では嫌われ者で、この部隊の一員となる事自体、「堕ちる」と形容されるほど忌まれている。指揮官の意向から倫理を逸脱した非道な作戦を平然と実行する。隊員の大半はバルビエルの「怨嗟の魔蠍」のスフィア・アクトで精神を破壊され、異常な程に憎しみに凝り固まっている。なお小隊長が存在しているのは、なぜかアンタレスのみである(ただし、シナリオ中では部隊長や将軍といった役職が言及されているため、ネームドキャラとして小隊長が出てくるのがアンタレスだけといった方が適切かもしれない)。
4つあるサイデリアルの特殊部隊のうち、ただ一つだけ「隊長とその機体の同郷が存在しない」部隊。これは元々、「怨嗟の魔蠍」をサルディアスが奪取する予定だったのが原因(つまり地球ごと滅ぼすつもりだった)。しかし、その戦いでバルビエルがリアクターとなったため、予定を変更して彼を迎え入れ、その配下の部隊として「怨嗟の魔蠍」の影響を受けた面々を配属。結果できあがったのがこのアンタレスである。
Z-BLUEによる二度目のラース・バビロン攻略戦においてバルビエルが皇帝アウストラリスに処刑された事により壊滅、残存勢力はサルディアスに率いられサイデリアル及び鬼宿とハイアデスの残党と共に宇宙怪獣や御使いの勢力から地球を守るために奮戦、超時空修復後、隊員達はそれぞれの出身世界へと帰っていった。
名前の由来はさそり座α星「アンタレス」。さそり座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。
所属人物
- バルビエル・ザ・ニードル
- アンタレス指揮官。「怨嗟の魔蠍」のスフィア・リアクターで、彼自身も異常な程に憎しみに凝り固まっている。
- サルディアス・アクス
- 副官。一見は飄々としている捉えどころの無い中年だが、その本質はドライであり、非道かつ効率的な作戦を淡々とこなす。
- ギルター・ベローネ
- 小隊長。ただし、作戦・指揮能力は著しく低い。
- アンタレス (一般兵)
- アンタレスの隊員。全員「怨嗟の魔蠍」のスフィア・アクトの影響で憎しみに凝り固まっている。