オールドタイプ(Old type)とは、ガンダムシリーズに登場する概念。
概要
「ニュータイプ」という概念の対義語。
スパロボシリーズにおいて
レベルを上げてもニュータイプまたは強化人間の能力を獲得しないキャラクターがこれに属する。ただし、そのキャラの登場作品にニュータイプの概念が登場していないと使われない為、基本的には宇宙世紀のガンダムシリーズに限られる。
SRWでは能力値がニュータイプパイロットに比べて低く設定される場合が多く、初期作品ではそれに対する救済措置が存在しなかったため、使い勝手もそれほど良くはなかった。特に『F完結編』では、ニュータイプ能力による命中・回避補正の存在が前提のバランスと言っても良いほどだったので、必然的にほぼ全てのオールドタイプパイロットが苦戦を強いられた。
しかし、その後の作品では能力値が底上げされ、また『A』や『IMPACT』ではNT勢は全員「魂」を覚えない(アムロは「奇跡」なら覚える)が、オールドタイプのほとんどが「魂」を覚えるという差別化が図られたこともあった。また、ほとんどのシリーズでシールド防御や切り払いのレベルや防御のパラメータがニュータイプよりも大幅に高くなるように調整されているため、攻撃を受けた時は持ちこたえやすい。加えてさらに底力等を習得するケースも存在する。この傾向は他リアル系作品でニュータイプと同系の特殊スキルを持たない(存在しない)パイロット(『重戦機エルガイム』のダバ等)にも同様に取られている。
代表的なオールドタイプ
- ランバ・ラル
- 一年戦争時代のジオン公国軍のエースパイロット。「ザクとは違うのだよ、ザクとは!」という名言が有名。
- シロー・アマダ
- 『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の主人公。コウやバニングと並ぶトップクラスのオールドタイプ。援護攻撃のスペシャリストである。『GC(XO)』や『OE』には原作での彼の部下である第08MS小隊メンバーも登場する。
- 『IMPACT』では統率を持ち、魂を持ち、ガンダムEz-8が強力な為、フル改造ボーナスで宇宙Sにすれば歴代作品のオールドタイプでも最強クラスになる。
- ノリス・パッカード
- シローをして「負けた」と言わしめるほどの鬼神の如き強さを持つジオン公国軍のパイロット。仲間になる作品も多く、非常に頼りになる。
- クリスチーナ・マッケンジー
- 『機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争』に登場する、NT-1アレックスのパイロット。作品によっては精神コマンドがサポート向きで使いやすかったりする。
- バーナード・ワイズマン
- 原作ではクリスと惹かれ合い、そして命の奪い合いをして死亡したジオン公国軍の新兵。スパロボでは生存し、説得次第で仲間になる。作品によっては非常に強い。
- シュタイナー・ハーディ
- バーニィの上官で、サイクロプス隊の隊長。作品によっては指揮官技能を持つ。
- コウ・ウラキ
- 『機動戦士ガンダム 0083 スターダストメモリー』の主人公。自軍で使えるオールドタイプとしてはトップクラス。オールドタイプが見直された事で最も強化されたキャラクターだと言える。
- サウス・バニング
- コウの上官。コウ同様、トップクラスのオールドタイプ。指揮官技能を持つ点が強み。
- アナベル・ガトー
- コウのライバル。オールドタイプの敵キャラの中ではニュープタイプ以上の実力を持つ最強のオールドタイプ。作品によっては仲間になる。
- エマ・シーン
- 『機動戦士Ζガンダム』に登場。作品にもよるが、基本的に戦闘向きの精神コマンドを習得する事が多い。小隊制の作品ならば、それなりに使えるだろう。
- ブラン・ブルターク
- 『機動戦士Ζガンダム』に登場。パイロットとしての実力はかなりのものだが、乗機のアッシマーの微妙な性能や非常に少ない出番のため、いまいち印象に残りにくい。
- ヤザン・ゲーブル
- 『機動戦士Ζガンダム』に登場。オールドタイプの中でも非常に高い能力値を持つ。常に[ラムサス・ハサ|部下]]二人と共に出撃する機会が多い為、集中攻撃に注意したい。
- ラカン・ダカラン
- 『機動戦士ガンダムZZ』に登場。ヤザンに負けず劣らず、かなりの能力値を誇る。乗機のドーベンウルフの性能も相まってかなりの強敵。
- ザビーネ・シャル
『機動戦士ガンダムF91』に登場。オールドタイプの中では最強の位置をキープするガトーに匹敵するほどの実力者。序盤では仲間にいても中盤では木製帝国に寝返ってしまうのが残念。