初野華
概要
天海護のクラスメート。愛称は華ちゃん。
天海家が北海道に住んでいたときのご近所さんであり、護の幼なじみ。
天海家が北海道からGアイランドシティへ引っ越し、一時、離れ離れになるが、その3年後に初野家も同じ場所に引っ越し、運命的な再会を果たす。
行く先々でゾンダーの起こした事件に巻き込まれるが、芯の強さと後述の口癖で耐える勇気を見せている。
口癖の「怖くない、怖くない…」は北海道を去る護が言った言葉をおまじないの様に作ったものであることが、ドラマCD第1巻「サイボーグ誕生」で語られた。
浄解モードの護を目撃したことから、護を避けるようになるが、真の理由は「護と宇宙人が入れ替わっている」と勘違いしたためであり、護への想い自体は変わっておらず、 真相を知った後は以前にも増して親密な仲になった。
テレビ版最終回でのエピローグでウェディングドレスを着て結婚式をあげ、三重連太陽系へ旅立つ護を見送るが、その前後ある葛藤があることをノベライズでは語られている。
OVAでは、遊星主大戦を終えて、戒道幾巳と共に帰還した護と再会を果たす。
登場作品と役柄
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 非戦闘キャラ。担当声優の吉田小南美氏は本作が持ち役での参加となった。「怖くない…」がDVEで再現されている。護とともに中断メッセージにも登場。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- 中盤での護との離別シーンでは、原作のウェディングドレス姿では無く私服のまま彼を見送るという、少々味気ないものにされてしまった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- 1周目か2周目かでボン太くんに対する態度が変わってくる。具体的には、かなめがボン太くん(宗介)の言葉を翻訳してしまう1周目では見事にマスコットキャラへの願望がブチ壊されて、以後拒絶するようになる。
2周目ではそのイベントが発生しないので、ボン太くんの大ファンとなる。3周目以降はどちらの展開に進むかを自由に選択できる。 - スーパーロボット大戦BX
人間関係
- 天海護
- クラスメートだが、それ以上の関係。クラスでも公認のカップル。
- 初野あやめ
- 華の従姉。中学三年生。『ベターマン』ではカモメ第二高校へ進学している。プロレス、オートバイといった男性的な趣味の持ち主で、しばしばイベントに華を同行させている。それにより、あやめもゾンダーによく遭遇しているが、華を守ろうとする姿も見せている。
- SRW未登場だが、『BX』では名前のみ登場。彼女に連れられて、防衛隊基地のイベントに参加していた。
- 華の両親
- Gアイランドシティでシーフードレストラン、キッチンHANAの支店を経営している。調理は主に母親が担当し、父親はレジで新聞を広げている事が多い。SRW未登場。
- 北海道のお婆ちゃん
- 北海道在住の祖母で本名は不明。大の怪談好きで、怖がりの華相手に披露する。話がクライマックスに差し掛かると、物凄い形相で華を怯えさせる悪癖が有る。SRW未登場。
- よーぜふ
- 愛犬。飼い主より大きく、散歩すると華の方が引きずられる。EI-15事件とEI-18事件では華と共にゾンダーロボ出現現場に遭遇。
他作品との人間関係
名台詞
- 「怖くない、怖くない…」
- 毎回毎回ピンチになっても、華はこの呪文を唱えて涙をこらえる。しかし、TVシリーズとFINALの2度の最終回では…。
- 「相撲取りはいやぁぁぁ!」
- Number.21より。EI-20の重力制御によって体が異様に重くなり、このままでは相撲取りみたいに太ってしまうと本気で思った時に叫んだ台詞。
- なお、余談であるが華の母親はかなり肥えており、その肥満体質が自分にも遺伝してしまうのが死ぬほどイヤだったのだろう。
- 「あなたは宇宙人なの……?」
- Number.44より。機界最強7原種の戦いに巻き込まれた際、浄解モードの護を間近で見たことで疑念を抱き、護に問いかけ、言葉に詰まった護を見て、逃げ出す。
- 「なんだ、よかったぁ! 私、宇宙人さんが本物の護君をどこかに連れて行ったんじゃないかって思ってたぁ」
- 同上。ついに護の正体を知ることになるが、「入れ替わっていた」と疑っていただけであり、二人の関係が揺らぐことはなかった。
- 「護君はゾンダーをやっつけるために、別の星から来た超能力者……今まで、ずっと私たちを守るために、命を懸けて戦ってきたんだよ!さぁ、みんなも応援して!地球人の友達として」
- FINALより。華たちを守る為、ギャレオンと共にゾヌーダロボに立ち向かう護。その姿に驚きを隠せない末男たちに、華は護の正体を明かし、護を共に応援するように扇動するのだった。
- 尚、このときの台詞は『ウルトラセブン』の第49話(最終回)で友里アンヌがウルトラ警備隊の仲間たちに、モロボシ・ダンこそがウルトラセブンであることを明かしたシーンを意識したものとも言われている。