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號(ゴウ / Gou)
『真ゲッターロボ 世界最後の日』の主人公にして、真・ゲッター1及び真ゲッタードラゴンのパイロット。
当初は無感情だったが、渓や凱、先代ゲッターチーム達との関わりを経て、徐々に人間らしい感情を示すようになっていった。無口であるが達観した風貌で、言葉少なに確信を突いた発言や、物事の真理を告げ、ゲッターチームや竜馬に助言していた。なお、本来無口キャラなのに、戦闘時や見せ場では叫ぶという珍しいキャラである。ある意味血縁者であり、守護する事を運命付けられた渓の危機には、強く反応する。
その正体は、早乙女博士の娘・早乙女ミチルの細胞にゲッター線を浴びせて作ったゲッタークローン。その誕生目的は真ゲッタードラゴンの機動キーとなることである。その出自ゆえ、莫大なゲッターエネルギーの影響を受けた竜馬にも、勝るとも劣らない驚異的なゲッター線の力を引き出せる。
キャラの原型となったのは漫画版『ゲッターロボ號』の主人公・一文字號だが、容姿以外は生い立ち、性格など多くの部分でほぼ別人と言って良い程変更されている。
本編では竜馬が異常に目立つ為、影が薄いと言われる事もある(要所要所では號もそれなりに目立ってはいるが)。スパロボ関連の商品でも、例えば『スパロボ学園』や『再世篇』など公式サイトの戦闘シーンなどでは竜馬が優遇されており、スパロボ以外の作品でも『A.C.E.3』の公式サイトで竜馬の名前が先に出ている(渓や凱は隼人や弁慶より先に名前が出ている)。
登場作品と役柄
原作では日本軍の軍服を着ているが、スパロボでは原作初期に着ていた全身タイツのカットが多い。
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 今作では原作再現が3話までなので真ドラゴンの起動時などで顔見せ程度に出演するのみ。また、再世篇の予告にも登場している。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 本作で真ドラゴンのメインパイロットで初の声付き参戦である。またD発売から約8年ぶりの参戦でもある。中盤で真ゲッター1に搭乗して参戦する(参戦した話のみ號単独搭乗である)。残念ながらエースボーナスで戦闘力は竜馬より大幅に劣り、真ドラゴンもほぼ真ゲッターの支援的なイメージが強くなっている。さらに図鑑やスタッフロールでも原作の主人公なのに名前が後ろの方に位置されている。戦闘前会話では竜馬共々主人公扱いされてはいるが、続編では…(後述)。今作では原作よりも饒舌でよく喋る印象がある(原作も全くの無口では無いのだが)。搭乗ユニットの地形適応にSはあるものの、真ゲッター1は空のみS、真ドラゴンは宇宙のみSなので養成には少々困ったことになる。
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 今回は参戦時から真ドラゴンのパイロット。何故かカットインが原作終了後にも関わらず日本軍の軍服でもパイロットスーツでもなく全身タイツ。
- 今作では『ゲッター線の使者』としての一面が強調されており、自軍メンバーが知らないシンカに関しての知識を有すると思わしき描写やハーデス達シンカを果たした神との因縁も散見される。
- 天獄篇含めて、主要な敵との戦闘前会話が竜馬と違い用意されていない、多元宇宙迷宮の描写が竜馬メインで號は登場すらしない(他の作品は全て主人公メインの描写)と明確に脇役扱いに。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 今回も参戦時から搭乗機は真ドラゴン。カットインが再びパイロットスーツになった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦D
- ほぼ原作どおりの設定。その出自故か、エンジェル・ハイロゥのサイコミュ攻撃への抵抗を完全に持つ(気力減少が一切ない)数少ないキャラの一人。
- 当初は真ゲッターに乗り、原作再現終了後に真ドラゴンに乗り換えるが、ゲッターのシナリオが終了するとしばらく旧ゲッターチームとゲッターの取り合いになる。
- 真ドラゴンが復帰してからが本番だが、真ドラゴンは竜馬との相性が良い為最終話まで真ゲッターに乗っている事も(パイロットが逆でも合体攻撃は使える)。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 原作終了後設定で登場。真ゲッターに乗って第1章序盤から参戦する。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘値はトップクラスだが他の能力はそれほど高くない。防御も低い基準で安定しているため、真ドラゴンはともかくゲッター1に乗る中盤は厳しい。OEでは竜馬には劣るもののまともに防御も高い。
精神コマンド
- D
- 不屈、必中、直撃、熱血、気合、献身
- 見事にスーパー系のラインナップ。「献身」があるのはスタンスゆえか。
- 第2次Z再世篇
- 必中、集中、加速、気合、熱血、愛
- ややリアル寄りな構成になっている。「愛」を持つのは渓の存在によるものか(この場合は恋愛感情ではなく、姉弟愛に近いものだろうが)。真ドラゴンに乗り換えてからは「愛」を用いたMAP兵器が猛威を振るう。
- 第3次Z
- 必中、加速、気合、熱血、愛
- OE
- 気合、熱血、感応
- 「感応」を取得。やはりゲッターの申し子ゆえか。「気合」も後述の精神力のおかげで戦っているうちにどんどん使って一気に気力を上げることができる。
特殊技能(特殊スキル)
- D
- 底力、援護攻撃、援護防御、コンボ、斬り払い
- 第2次Z再世篇、第3次Z
- 底力L5、闘争心、カウンターL5
- OE
- 底力:攻撃、精神力、戦意高揚
- 精神力は戦闘での効果がサブ二人にも及ぶため、1形態で戦っていくと精神コマンドを湯水のように使えるようになっていく。
固有エースボーナス
パイロットBGM
- 「HEATS」
人間関係
- 流竜馬
- 彼の名前を叫ぶ時の声が有名(後述)。この作品で、ブラックゲッターの操縦者が竜馬であることが、ここで明らかになる。
- 渓
- 守るべき存在。血縁的、遺伝的には若干複雑な関係にある。
- 凱
- 彼を真ゲッター3の操縦者に推薦する。
- 早乙女ミチル
- 「クローン」としての號のオリジナル。
- 早乙女博士
- 創造主。
- ゴール、ブライ
- 早乙女博士の計画では当初、號にとって兄弟になるはずが…。
- シュワルツ
- 13年前のゲッターチーム(ゲッター線汚染の元凶の一角)本人、と言う事で銃口を向けられた。
- 一文字號
- ゴウと同じく「ゲッターロボ號」の主人公をモデルにした人物(性格はまるっきり正反対であるが)。CCでは彼と肩を並べて戦うコトとなる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
名台詞
- (いけない…! それは、いけない…。 なぜなら…!)
- 第1話ラスト、早乙女に銃口を向け、彼を殺した後、隼人をも殺そうとする竜馬を引き止める時の台詞。この時、號はゴール、ブライと共にカプセルに入っているので、テレパシーで竜馬に会話しているものと思われる。
- 「チェェェェェンジッ!! ゲッタァァァァアアア!! 真・ドォォォラゴォォォォンッ!!」
- 第2話、 自力でカプセルを突き破り、猛ダッシュしながら量産型ゲッターGのゲットマシンを真ドラゴンへと合体させる時の台詞。
- 「何もかも昔のままだ…」
- 第3話ラスト、ICBMを止める為に真・ゲッター1からオープンゲットし、高速移動しながら真・ゲッター2へのチェンジを試みる隼人。強度のGに耐えながらも號は静かにこの台詞を呟く。細胞内に刻み込まれたミチルの記憶が呼び起こさせたものかどうかは不明。
- 「お前が乗れ」
- 第6話、ガイを真・ベアー号のパイロットに指名する際に。
- 「委ねろ。お前の意識を…」
「お前の全てを…!」 - 真・ベアー号を操縦できず、合体する事すらできないガイへのアドバイス。口数が少ないせいか、ガイでなくても「何を訳のわからん事を」と思ってしまうだろう。
- 「ケイ、お前は俺が守る…」
- 第7話より。物静かな號だが、ケイを守る為に熱い心も見せる(ただこの台詞を言う時は基本的にあまり声を出さない)。
- 「リョォォォオオオマァァァァア!!」
- 第9話、メタルビーストを一匹残さず葬り去らんとニューヨークで暴れ狂うブラックゲッター。弁慶の声ですら届かなかったその機体を止めたのは、號の叫びだった。
- (……ストナーサンシャインだ……)
(ストナーサンシャインを出すんだ…)
(三つの心をひとつにしろ…ゲッターを…ゲッターを信じろ…!)
(想いを込めて、パワーを上げるんだ…) - 第11話、真ドラゴンの内部で苦戦する竜馬達に対し、動けない身の號はテレパシーで彼らに呼びかける。セリフの元ネタは漫画版『ゲッターロボ號』のメシア・タイールのものから。
- (ケイ…!)
「うわあああああああーッ!!」 - 第12話、昏睡状態で眠り続けるゴウを呼び覚ましたのはインベーダーにより窮地に陥るケイの声だった。下段のゴウの叫びと共に真ドラゴンは雛が殻を破るかのように龍のごとき姿となる。なお、この場面で突起物からゲッター線を放出する真ドラゴンはマシーンランドを思わせる描写となっている。
- 「俺は『お前を守る』と言っただろう?」
- 最終話、ケイとガイを真ドラゴン最終形態に乗せた後、彼の復活を喜ぶケイに微笑んで。