オオタコウイチロウ(Kouichirou Oota)
タカヤユウゾウ提督の部下で、るくしおん艦隊の数少ない生き残りの1人。タカヤ提督を守れなかった事に責任を感じていた。タカヤ提督の娘であるノリコに厳しい特訓を課す一方、対宇宙怪獣戦の切り札であるガンバスターの開発を行ってきた。
宇宙放射線病に冒されており、太陽系絶対防衛戦作戦の会議には病床を抜け出して駆けつけ、ヱクセリヲンのブラックホール爆弾化を提案している。作戦に成功して帰還したアマノカズミと結婚するも、1年も経たずに死去している。彼の墓は木を十字に組んだ質素な物でカルネアデス計画に向かうカズミが墓参りを行っている場面がある。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 初登場作品。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α(DC)
- トップ部隊のコーチとしてノリコとカズミを鍛える。終盤にて宇宙放射線病が進行するが、まだ存命。
- 第3次スーパーロボット大戦α
- αから2年経った本作でも登場しているが、終盤にて病没する。最終話ではαナンバーズを守る霊として名前が挙がっていた。
人間関係
他作品との人間関係
- イサム・ダイソン、ガルド・ゴア・ボーマン
- αシリーズでは当初から親交があり、彼らを色々とサポートしていた。第3次αにおいて銀河殴りこみ艦隊の出航の際は、彼らがαナンバーズを代表してコウイチロウに挨拶に訪れた。
名台詞
- 「そこの1年! マシーンから降りろ! 自分の足で50周してこーーーい!!」
- ノリコに課した最初の特訓(?)。単に、下手くそな操縦に怒っただけかもしれないが。
- ちなみに、漫画版では50周した後に腕立て伏せ300回、兎跳び100回、スクワット200回等をやらせるなど、鬼コーチぶりに磨きがかかっていた。
- 「いかーーん! タカヤを行かせるなーーーー!!」
- 亜光速で航行する「るくしおん」を目の当たりにして。この後、ノリコは「るくしおん」に飛び乗ってしまう。
- 「ボーカルはどうした、ボーカルは? ボーカルの居ないバンドなど、クリープの入っていないコーヒーだ!」
- サントラCDに収録されたドラマCDより。コーチはクリープ派だった。
- 「こぼれた水はまた汲めばいい…」
- プレッシャーに潰れそうなノリコを慮るカズミに言い放った。
- 「いいか、タカヤ。お前とアマノは、一人一人では単なる『火』だが、二人あわされば『炎』となる。
『炎』となったガンバスターは‥‥無敵だ!」 - ノリコを奮起させた際の台詞。文字通り二人が乗ったガンバスターは超高性能な無敵のバスターマシンとなるため彼の言葉は間違っていない。
- 「タカヤ、目標はあくまで敵の主力だ。雑魚には目もくれるな!」
- 第4話、ガンバスター初陣の際の台詞。まだ未完成のガンバスターの出撃をタシロ艦長が必死に止める中、オオタのこのひと押しでノリコはガンバスターを発進させる。
- F完結編では、ムービーで原作のこの場面が使用された(敵はバッフ・クラン)。
- 「言うな!もし言ったら…殺す!」
- ノリコの前で吐血した際にノリコがカズミに電話しようとした時に止めた時の台詞。余計な心配をかけさせないように言ったことだが、抑止しようとする気持ちが先立って表情がかなり殺気立っていた。
スパロボシリーズの名台詞
- 「………」
「行ったか…」
「………………」
「カズミ…タカヤ…」
「地球を…頼…む……ぞ………」 - 第3次αの第53話のシナリオエンドデモにて。銀河中心殴り込み艦隊の出航を見届けた彼は、静かにその生涯を閉じた。
搭乗機体・関連機体
余談
- 劇中で彼が使っていた杖は、円谷プロの特撮番組『ウルトラマンレオ』において、MAC隊長のモロボシ・ダンが使用していた物と同じデザイン。
- 『コミック・ガンバスター』に収録された小説では、宇宙戦闘機コスモ・アタッカーIVのパイロットであったとされる。