ルーザ・ルフト
2015年9月10日 (木) 20:22時点における221.170.213.28 (トーク)による版
ルーザ・ルフト(Louser Luft)
アの国の地方領主ドレイク・ルフトの妻。ビショット・ハッタと不倫関係にある。
野心旺盛な男達を手玉に取り、ゆくゆくは自らがバイストン・ウェルの全てを手中に収めんとしていた恐るべき女性。また、自ら腹を痛めて産んだ実の娘リムルへの愛情は殆どなかった。開始当初こそ目立たない役どころであったが、ラース・ワウに踏み込んだショウ達に対しリムルを盾に取った一件より冷酷さ、強かさを見せ付け始める。
オーラマシンが地上に追放された際には再度捕らえられたリムルを伴いゲア・ガリングにいたため、ルーザもまた地上に出た(ドレイクはそのことをリムルと再会するまで知らなかった)。その後もゲア・ガリングに滞在する。
最終決戦では「戦いの元凶」としてその命を奪いに来たリムルを事もなく返り討ちにしたが、その直後にリムルの命の光を感じて現れたニー・ギブンにより、生身でボチューンのオーラバルカンに撃たれ死亡した。最期の瞬間は娘殺しの言い訳も命乞いもなく、ただニーから「お前」と呼ばれたことに憤るという、傲慢とも取れる気位の高さをむき出しにしていた。
登場作品と役柄
現時点では非戦闘要員扱いで戦闘に絡んでこない。
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 初出演作品。ビショットと一緒にゲア・ガリングに乗っている。マップ「ビヨン・ザ・トッド」におけるビショットとの会話シーンが最後の登場で、その後どうなったのかは不明。
- スーパーロボット大戦F
- 第4次同様、ビショットと一緒にゲア・ガリングに乗っている非戦闘要員。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 男子のメンツに拘るビショットの手綱をうまいこと握っている。「異質なるモノへの挽歌」では「夫は自ら私を殺したいだろうからビショット殿の身は当分安全だ」というようなことを言うが、結局ロンド・ベルにゲア・ガリングを沈められビショットともども死亡した。
αシリーズ
COMPACTシリーズ
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 本人は死亡しているため登場しないが、コドールと同様の存在として名前を出されている。
- スーパーロボット大戦BX
- 今回もNPCだが黒騎士やドレイクが目立ちまくるので影が薄い。ビショットの掛け合い要員としてゲア・ガリングに乗っているが、撃沈後に一人だけ脱出したところ乗っていたオーラバトラーがいきなり墜落して死亡、という呆気なさ過ぎる最期を迎えることに。
人間関係
- ドレイク・ルフト
- 夫。しかし、ルーザにとっては彼すら野心のために利用する道具でしかない。終盤のモノローグでは名指しで「ルーザこそ戦いの元凶」などと発言している。
- リムル・ルフト
- 娘。やはり野心のために利用する道具くらいにしか思っておらず、母親としての愛情はない。一方、リムルにもそれを悟られてか、夫以上に毛嫌いされていた。最終的には自ら手にかける。ちなみに、ルーザは実の娘であるリムルから「女として許せぬ存在」「すべての混乱の元」と断罪されている。
- ビショット・ハッタ
- 夫の同盟先にして、同時に密通している不倫相手。当然ながら野心のために利用する道具の一つ。最終的には彼をドレイクと戦わせて相討ちに追い込もうと企んでおり、ドレイクを恐れる彼を諌め、シーラ一派との決着後に決戦に踏み切らせようと度々煽り立てていた。
- ニー・ギブン
- 娘の恋人。リムルの心を奪い、利用しにくくした原因である彼を恨んでいる。最終的には彼の手によって、ルーザは討たれた。
他作品との人間関係
名台詞
- 「親が子を殺せると思いますか?」
- シルキー・マウを奪還しようとしたショウ・ザマに対して実の娘であるリムルにナイフを突きつけ、脅迫し撤退させた後のリムルに対しての台詞。後に本当に殺してしまうので洒落になっていない。
- 「手玉に取られた男共が悪いとは考えぬのか」
- リムルに短剣で迫られたときの台詞。それを分からないリムルを「偉そうなことを言っても、まだまだ子どもねえ」、さらには「ガキ」と蔑んだ。
- 「ガキが!」
- こう言ってリムルに花瓶を投げつけ、なおも向かってくるリムルを隠し持っていた拳銃で殺害。しかもこれ見よがしに構えて見せ、気を取られたリムルの額を躊躇なく撃ち抜くという、役者が違うのだと言わんばかりのやり方であった。
- 「他人にお前呼ばわりされる私ではない。私はルーザ、ルーザ・ルフトである!」
- リムルを失い激昂したニーに「母親のお前が我が子を殺したのか」と聞かれての返事。お前呼ばわりされたことへの抗議とも言えるし、余所者に己の行為を非難されたことへの反発とも言えそうだが、この後ニーの乗るボチューンに部屋ごと爆破されて死亡。彼女もまた富野作品における、死に際に激しく自己主張した一人であった。
なお、死に際とは関係ないが、同作品のジャコバや『伝説巨神イデオン』のシェリルも呼び方に反発して「私は○○だ」と怒りを示していた。