レムレース(Lemures)
エーデル・ベルナル専用に開発した機体。多元世界で集められた技術を詰め込んだ機体であり、胸部がヤギ、腹部が蛇、股間から脚部にかけてが獅子……と、合成獣「キメラ」を想起させる外見を持つ、「カイメラ隊」を体現する機体。背中にウイングスラスター、腕にマイクロミサイルを仕込んだドリルアームを装備。彼女の趣味よりも、開発者の趣味が出ている機体と言える。
この機体の前に、ほぼ機能を同じくする試作機が存在していた。こちらは「013特命部隊」を仮想敵として実戦テストを行ったところ、開発者の思惑を外れてあっさり敗れてしまったため、改良を余儀なくされた。結果完成したのがこのレムレースで、新たに一定の空間を次元振動させるMAPWを内蔵し、一対多頭数でも圧倒的な力を発揮する。だが、試作機を倒した「013特命部隊」の彼らを倒し、凌駕した「ZEUTH」の前には敵ではなかった。
だが、開発者にとってはエーデルのために作った機体なので、自分の専用機にとっては関係ないのだろう。最後は開発者自ら作った人形ごと破壊する。
最終決戦では開発者もレムレースに搭乗してZEUTHの前に姿を現わしたが、そのレムレースはカオス・レムレースが擬態したものだった。
なお、「レムレース」はラテン語で『幽霊』を意味する。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 最終話における前座であり、黒歴史ENDのラストボス。2回行動とマップ兵器の組み合わせは厄介なのだが、脱力の使い手が揃えばその脅威も無くなる。雑魚敵は素早く駆逐してから対決となる。簡単にダメージが通るので、集中攻撃を加えればあっさり落ちるだろう。
装備・機能
武装・必殺武器
武器性能自体は強力であるが、単体攻撃を持たないため、エーデルが持つ再攻撃の特殊技能が全く活かせない。
- ディメイションフォール1999
- 試作機でいうところの「極小次元震」。次元振動を発生させて相手を駆逐するMAPW。能力半減効果あり。
- ディメイションメールシュトローム
- 虚数空間を形成して相手を駆逐するMAPW。
- プロミスド・ミレニアム
- 試作機で言うところの「全砲突撃斉射」。ドリルのカバーから無数のミサイルを一斉発射して牽制した後、煙の中に突っ込んでドリルで追撃、最後に胸部内蔵のビーム砲で消し飛ばす。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- 2L
機体BGM
- 「傀儡の眼神」
- レムレースの専用戦闘BGM。