溝口恭介

2015年1月5日 (月) 14:33時点における219.124.143.94 (トーク)による版

溝口恭介(Kyosuke Mizoguchi)

アルヴィスの特殊工作員。陽気な性格で、普段は飲んだくれの怠け者を装っている(持ち歩いているスキットルの中身はただの水)。優秀な工作員であり、銃器や航空機の扱いにも長ける。

喫茶店「楽園」の常連客だったが、経営者であった春日井夫妻が島を追放されてからはその経営を引き継いだ。
真壁紅音同化に居合わせており、その折に夫と子の助けになるように頼まれ、10年以上の長きに渡って約束を果たし続けている義に厚い男。

ファンの間では作中屈指の死亡フラグクラッシャーとして有名で、ただでさえ死亡フラグが回収されやすいこの作品において「主人公たちの身近にいる壮年の男+お調子者+子供達に助言をする大人」「銃器でフェストゥムと戦おうとする」といった死亡フラグがこれ以上ないほど濃厚な男なのだが、何度危険な場所に赴いても必ず生還するキャラクターとして描かれている。スタッフ、プロデューサーの間でもそういう認識で、脚本の冲方氏をして「こいつ、どうやっても死なねぇ」と言わしめた凄まじいキャラクターである。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
スーパーロボット大戦UX
原作通りの役回りをこなすが、見せ場(またの名を死亡フラグ)である真矢を伴ってのモルドヴァ行きや蒼穹作戦での輸送担当がピックアップされないので、少し影が薄い感もある。

人間関係

真壁史彦
旧友であり、彼を補佐する。また、一騎が島を出て行った時は溝口の店で食事をとっていた。
真壁紅音
彼女とも旧知の仲で、彼女がフェストゥムに自ら進んで同化される瞬間も目撃していた。
遠見真矢
作中何度も行動を共にしており、「お嬢ちゃん」と呼んでいる。
春日井夫妻
彼らの尻尾をつかむため、彼らの経営している喫茶店の常連客となっていた。両者共にSRW未登場。

他作品との人間関係

孔明リ・ガズィ陸遜ゼータプラス司馬懿サザビー
UX序盤にて竜宮島に似た島の調査を、彼らと共に行う。ヨーロッパルートで孔明、日本ルートで陸遜、アメリカルートで司馬懿となっており、陸遜に対しては普段通りの口調で接していたが、孔明と司馬懿に対しては敬語を使って接している。
ダミアンリュクス・サコミズスカーレット・ヒビキ
UX序盤にて竜宮島に似た島の調査に出向く際に、彼らの護衛を受ける。日本ルートでダミアン、アメリカルートでリュクス、ヨーロッパルートでスカーレットとなっている。

名(迷)台詞

「本日付で客からマスターに昇格しちまったよ」
春日井夫妻追放後に彼らが経営していた喫茶店の前を通りかかった真矢に対して。
「あ~ そういやここんとこずっと働きずめで休暇がだいぶ残ってたなぁ~ 今からしばらく第三待機にさせてもらうぜ?」
「ちょいと羽を伸ばしてくるわ。モルドヴァ辺りまでよ」
一騎を救うためだけに竜宮島を危険にさらすわけにはいかないと救出を渋る史彦を見かねての一言。
「紅音ちゃん……!? 間違いねえ! 紅音ちゃんだ! おい、洋治! どういう事だ!?」
マークザインのコクピットにいたミョルニアの姿を目撃して。
「俺がデータ書き換えました~」
「お嬢ちゃんのスリーサイズを調べてたら操作を間違えちまってな、はははははは! 上から…」
真矢の適正データを改竄した弓子の裁判にて。本人は悪気はないが、傍から見ればセクハラ発言を言っているようにしか見えないため、竜宮島の大人たちはもちろん真矢からも引かれてしまい、裁判長である行美に厳しい口調で着席を命じられてしまう羽目に。いいのかそれで。
「同じ人間が、ここにいるんだぞ…!」
劇場版の最終盤にて、竜宮島ごとフェストゥム核攻撃する人類軍に対して。TV版の頃から常に余裕や自信を見せ子供たちを支えてきた溝口が怒りを露わにする、稀有なシーン。
UXでは真上遼がこれをアレンジした台詞を言うが、こちらは体の自由を奪った同じ人間をUXに対する特攻兵器に仕立て上げるという残酷な作戦を行ったハザードに対しての怒りであるため、意味合いは違ったものとなっている。

スパロボシリーズの名台詞

「いいねえ、女房役が傍にいて。 あ、それとももう付き合ってるのか?」
UX第41話IMにて、一騎が真矢に介護される姿を見て茶化す。一騎から「もう、からかわないでくださいよ…」と言われる。
「いいねえ、両手に華ってのは」
翔子生存時はこちらに差し替わる。何せ一騎は、翔子と真矢に介護されているので。
「けっ、あのハザードが、今や人類軍の総司令とはな。世も末だぜ」
この後、蒼穹作戦で「人類を救った英雄」として称えられたハザードに対して。

余談

  • 後年、溝口役を演じた土師孝也氏は冲方丁氏原作の劇場アニメ「マルドゥックスクランブル」にてアシュレイ・ハーヴェストというキャラクターを演じた。子供を導く大人、という条件で選ばれた役であり適任とされていたのだが声質のせいでプロデューサー、音響監督からアシュレイではなく溝口さんと呼ばれていた。