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− | == ハマーン・カーン(Haman Karn) ==
| + | *外国語表記:[[外国語表記::Haman Karn]] |
| *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] |
| **[[機動戦士Ζガンダム]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]) | | **[[機動戦士Ζガンダム]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]) |
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| *キャラクターデザイン:安彦良和(Ζ)、北爪宏幸(ΖΖ) | | *キャラクターデザイン:安彦良和(Ζ)、北爪宏幸(ΖΖ) |
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− | [[ミネバ・ラオ・ザビ]]の摂政で、[[アクシズ]]の実質的な指導者。自らも[[モビルスーツ]]・[[キュベレイ]]を駆る[[ニュータイプ]]。ガンダムシリーズ中、屈指の女性パイロットである。その言動やカリスマ性から'''「女傑」'''と言われることもしばしば。 | + | == 概要 == |
| + | [[ジオン公国]]高官、マハラジャ・カーンの次女。[[アクシズ]]の実質的な指導者。 |
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− | 周囲からは外見上、優れた強気な指導者として見られがちだが、そんな指導者としての顔はあくまでも内面を隠すためのポーズに過ぎない。'''実情は孤独な心の弱い女性であり、その孤独さ故に、大きな心の拠り所を欲していた'''(皮肉にも、その「頼られるよりも頼りたい」という本質はシャアとよく似ている)。そのため、[[シャア・アズナブル]]や[[ジュドー・アーシタ]]を自分の傍へ招きいれようとしたが、自らの行為が要因で完全否定されてしまい、最期はジュドーの心の強さに敬服する形で死を受け入れる。
| + | [[一年戦争]]時は[[フラナガン機関]]で育成され、戦後は父マハラジャらとともに[[アステロイド・ベルト]]の小惑星基地アクシズに逃亡、潜伏する。この時期には[[シャア・アズナブル]]と恋人関係にあったとされる。 |
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− | [[ジオン公国]]高官、マハラジャ・カーンの次女。[[一年戦争]]時は[[フラナガン機関]]で育成され、戦後は父マハラジャらとともに[[アステロイド・ベルト]]の小惑星基地[[アクシズ]]に逃亡、潜伏する。この時期にはシャア・アズナブルと恋人関係にあったとされる。 | + | マハラジャ・カーン死亡時に16歳で[[ミネバ・ラオ・ザビ]]の摂政に就任。これにはシャアの後ろ盾もあったが、本人自身のニュータイプ能力の高さとカリスマ性を思わせる。 |
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− | マハラジャ・カーン死亡時に16歳で摂政に就任。これにはシャアの後ろ盾もあったが、本人自身のニュータイプ能力の高さとカリスマ性を思わせる。
| + | [[デラーズ紛争]]では[[デラーズ・フリート]]の支援に艦隊を派遣する。 |
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− | [[デラーズ紛争]]では[[デラーズ・フリート]]の支援に艦隊を派遣する。 | + | 自らも[[モビルスーツ]]・[[キュベレイ]]を駆る[[ニュータイプ]]。ガンダムシリーズ中、屈指の女性パイロットである。その言動やカリスマ性から'''「女傑」'''と言われることもしばしば。 |
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| + | 周囲からは外見上、優れた強気な指導者として見られがちだが、そんな指導者としての顔はあくまでも内面を隠すためのポーズに過ぎない。'''実情は孤独な心の弱い女性であり、その孤独さ故に、大きな心の拠り所を欲していた'''(皮肉にも、その「頼られるよりも頼りたい」という本質はシャアとよく似ている)。そのため、シャアや[[ジュドー・アーシタ]]を自分の傍へ招きいれようとしたが、自らの行為が要因で完全否定されてしまい、最期はジュドーの心の強さに敬服する形で死を受け入れる。 |
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| === [[機動戦士Ζガンダム]] === | | === [[機動戦士Ζガンダム]] === |
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| [[グリプス戦役]]の終了後、戦力を温存していたために最大勢力となっていた[[アクシズ]]の名称を「[[ネオ・ジオン]]」と変更、[[ジオン共和国]]の戦力も吸収する。 | | [[グリプス戦役]]の終了後、戦力を温存していたために最大勢力となっていた[[アクシズ]]の名称を「[[ネオ・ジオン]]」と変更、[[ジオン共和国]]の戦力も吸収する。 |
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− | しかし、[[グレミー・トト]]を中心にした[[裏切りイベント|内乱]]が起き、疲弊したところでエゥーゴとの最終決戦に敗れる。自身も[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]との一騎討ちに相打ちと言う形にはなったが結果的には敗北し、ジュドーは手を差し伸べるが、ハマーンはそれを拒み、愛機キュベレイと共にアクシズの外壁へと自ら激突し死亡する。享年22。 | + | しかし、[[グレミー・トト]]を中心にした[[裏切りイベント|内乱]]が起き、疲弊したところでエゥーゴとの最終決戦に敗れる。自身も[[ジュドー・アーシ]]との一騎討ちに相打ちと言う形にはなったが結果的には敗北し、ジュドーは手を差し伸べるが、ハマーンはそれを拒み、愛機キュベレイと共にアクシズの外壁へと自ら激突し死亡する。享年22。 |
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| なお、小説版では行方不明となっている。 | | なお、小説版では行方不明となっている。 |
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| === その他 === | | === その他 === |
− | シャアが[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と名乗る前のミッシングリンクである外伝[[漫画]]作品『機動戦士ガンダム C.D.A 若き彗星の肖像』にて幼い頃のハマーンが登場する。当作品におけるハマーンはアニメでの女傑っ振りが微塵もない可憐な年頃の美少女として描かれており、区別の為に一部のファンからは某魔法少女アニメの[[主人公]]の口癖をもじって'''はにゃーん様'''だの、'''萌えハマーン'''等と渾名されていた。ちなみに、ハマーンの担当[[声優]]である榊原良子氏は『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』の収録に向けての役作りの一環として本作を熟読したという逸話がある。 | + | シャアが[[クワトロ・バジーナ]]と名乗る前のミッシングリンクである外伝[[漫画]]作品『機動戦士ガンダム C.D.A 若き彗星の肖像』にて幼い頃のハマーンが登場する。当作品におけるハマーンはアニメでの女傑っ振りが微塵もない可憐な年頃の美少女として描かれており、区別の為に一部のファンからは某魔法少女アニメの[[主人公]]の口癖をもじって'''はにゃーん様'''だの、'''萌えハマーン'''等と渾名されていた。ちなみに、ハマーンの担当[[声優]]である榊原良子氏は『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』の収録に向けての役作りの一環として本作を熟読したという逸話がある。 |
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| また、上記作品のパロディ漫画『アクシズのハマーンさん』では主役を務める。 | | また、上記作品のパロディ漫画『アクシズのハマーンさん』では主役を務める。 |
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| :『天獄篇』味方仕様。こちらもシャアと対になるボーナス。 | | :『天獄篇』味方仕様。こちらもシャアと対になるボーナス。 |
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− | == [[BGM|パイロットBGM]] == | + | == パイロットBGM == |
| ;「サイレント・ヴォイス」 | | ;「サイレント・ヴォイス」 |
| :『ΖΖ』後期OPテーマ。歌詞はハマーンの心境を歌ったものと考えられており、OP映像には彼女の姿も見られる。 | | :『ΖΖ』後期OPテーマ。歌詞はハマーンの心境を歌ったものと考えられており、OP映像には彼女の姿も見られる。 |
− | :『第2次α』にて採用。設定にもよるが、本作ではハマーン専用BGMとしてのイメージが強い。 | + | :『第2次α』にて採用。設定にもよるが、本作ではハマーン専用[[BGM]]としてのイメージが強い。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |