渡瀬青葉
渡瀬青葉は『バディ・コンプレックス』の主人公。
渡瀬青葉 | |
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読み | わたせ あおば |
外国語表記 | Watase Aoba[1] |
登場作品 | |
声優 | 松岡禎丞 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
年齢 | 16歳 |
身長 | 170 cm |
髪色 | 茶 |
血液型 | O型 |
所属 | 民間人→自由条約連合軍 |
特技 | バスケットボール |
概要編集
誠應高校に通っていた高校1年生の男子生徒。中学時代はバスケ部員で、現在でも腑抜けたボールを片手で楽々ゴールさせるほどの腕前。
ある日、ビゾン・ジェラフィルの襲撃を受けたことをきっかけに、クラスメイトの弓原雛の手助けを受け、西暦2014年から西暦2088年の未来へと飛ばされる。その際に自由条約連合軍が開発した青色のヴァリアンサー・ルクシオンのコックピットへと転移され、連合軍パイロットの隼鷹・ディオ・ウェインバーグと「カップリングシステム」の適合率が高かった事から、なし崩し的にルクシオンのパイロットとして戦うことになる。
軍事訓練等は一切受けていない普通の高校生だが、ルクシオンに乗った初戦にてカップリングシステムを起動し、相方のディオと感覚をリンクした事で操縦技能を獲得している。カップリングシステムの基準波形と完全に同一の波形を持つため、誰とでも高いカップリング指数を出す事が出来るが、それゆえに青葉とカップリングした者は徐々に波形が歪んでいき、青葉としかカップリング出来なくなるという問題を抱えている。
当初は軍属となる事に抵抗を覚えていたが、なし崩し的に連合で戦う事を了承。相方のディオとは衝突する事も多かったが、徐々に友情を育んでいった。戦場で出会った雛そっくりの少女ヒナ・リャザンと邂逅し、彼女に固執する内にビゾンにつけ狙われる事となる。最終的に暴走したビゾンからヒナを救出し、彼女を連合側に寝返らせる事に成功する。
完結編ではエフゲニー・ケダールによって掌握されたゾギリアの衛星兵器を破壊するための戦いに赴く。カルキノスによるカップリングジャマーで窮地に陥るものの、急遽搭載された「スタンドアローンモード」で対抗。ディオ、ヒナと3人でのカップリングでジャミングを無効化した際、自分とヒナ=雛が恋人同士でカップリングシステムの開発に携わっていた事[2]と、ヒナが時のループに巻き込まれていた真実を知り、エフゲニー=ビゾンとの因縁に決着をつけた。そして、エフゲニーが死の間際に起動した衛星による地球滅亡を阻止するため、ディオと共に100万回時空をジャンプし続け、衛星の破壊に成功[3]。その際に発生した特異点にヒナと共に飛びこみ、姿を消した。
ラストにおいて大学生となった雛と出会う[4]。
登場作品と役柄編集
VXT三部作編集
- スーパーロボット大戦X
- 初登場作品。担当声優の松岡氏は『スーパーロボット大戦BX』の主人公ヨウタ・ヒイラギ役を経て、初の版権キャラクターでの参加となる。
- 原作では過去からのタイムトラベラーという出自を終盤までなかなか信じてもらえずにいたが、今作では同時に異世界人達が来訪してきた上にその異世界であるアル・ワースにシグナスが転移。更に宇宙世紀とリギルド・センチュリーの例もあり、自然に受け入れられている。
- 格闘重視のリアル系だが、民間人ゆえか命中・回避・技量は相方のディオに劣る(シナリオ的にはカップリングでディオの操縦技術をコピーしているのだが、状況判断などが劣るためとされる)。その分底力を持つため打たれ強く、気力も自力で上げられるのが強み。被弾対策に底力をL9まで引き上げ、Eセーブを付けて合体攻撃を連発するのが基本戦法。民間人らしく初期撃墜数は0に設定されている。
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2020年4月のイベント「私たちが生きる明日」期間限定参戦。ルクシオンネクストのパイロット。
パイロットステータス編集
精神コマンド編集
- X
- 不屈、根性、集中、直感、気合、魂
- 初期習得の不屈から、次の根性までの習得スパンが非常に長く、更に集中習得まではLv20付近まで育てなければならない。
- 当然その間は、既に集中を習得しているディオの負担が重くなるが、青葉が集中を習得するのを皮切りに彼の負担が軽くなり、青葉の成長を表現した配列と習得レベルになっている。
- X-Ω
- 不屈、集中、気合
特殊スキル編集
エースボーナス編集
- 移動力+1。最終命中率+20%
- 『X』で採用。
人間関係編集
- 渡瀬朋世、渡瀬翼
- 青葉の母親と妹。消防士の父を亡くし、家族三人で暮らす。
- 弓原雛
- 高校のクラスメイト。あまり会話したことはない。
- 実は、お互いがループに囚われる前は、大学時代の恋人同士であった。
- 今城隆太郎、須原純一
- 高校のクラスメイトで、青葉の友人達。
- 隼鷹・ディオ・ウェインバーグ
- 連ルクシオンのバディ機であるブラディオンの搭乗者であり、相方。性格や立場の違いから、当初は衝突が多かったものの、後にかけがえのない友人となる。
- ヒナ・リャザン
- 青葉が戦場で出会った雛そっくりの少女。
- 実際、彼女は雛と同一人物だったのだが、青葉との記憶を失っていた。
- 倉光源吾
- シグナスの艦長として、青葉を連合軍に引き入れる。
- リー・コンラッド、ヤール・ドゥラン、フロム・ヴァンタレイ
- 青葉の上官や同僚。
- エルヴィラ・ヒル
- 青葉やディオに助言をくれる。
- 奈須まゆか
- 青葉とは初期から良好な関係を築き、青葉に気持ちを寄せる。
- ビゾン・ジェラフィル
- 宿敵。彼には嫉妬に近い憎悪を抱かれる。
- 『X』で彼が仲間になった時は、彼から雛のことを託される。
- 隼鷹・フィオナ・ウェインバーグ
- ディオの妹。偶然出会ったことで、彼女と親しくなる。
他作品との人間関係編集
リアル系編集
- ベルリ・ゼナム
- 『X』ではお互いに前向きな性格ということもあり、仲がいい。ベルリの口癖である「ありあとあす」を発言したこともあった。
- エンブリヲ
- 『X』にて自身と雛の運命を弄んできた怨敵で、ディオ、雛と共に真実のアルゼナルを破壊し彼の不死身の能力を無効化することでその借りを返した。
- 最終決戦ではアンジュ共々「お前達のせいでガーゴイルに頭を下げねばならなかった」と殺意を露にされた。
スーパー系編集
- シモン
- 『X』での兄貴分だが、彼が旅に出た理由を知ったときは少しがっかりしていた。
名台詞編集
- 翼「高校生は通勤大変だねー」
「うっせ、中坊」 - 第1話。青葉にとって日常の一コマ。妹に挨拶して学校に向かうが、その日はいつもと違っていた…。
- 「な、なんだよ、これ…」
雛「…やっぱり来たわね」 - 同話より。友人達とバスケで遊ぶ青葉の前に、突然巨大なロボットが降り立ち、驚愕する。
- 「ちょっ、どうなってんだ?雛?」
「…なんなんだよ!?なんなんだよ、これ!?」
雛「ディオが、待ってるわ、青葉…」
「雛!雛ぁ!!」 - 同話より。雛の乗るロボットに乗せられ、彼女から事情を聞かされて特異点に飛び込んだ末に。状況が理解できぬまま、雛は青葉の前から姿を消した。
- 「コ、コネクティ…」
ディオ「コネクティブ!コネクティブディオだ!」
「…ディオ?」
雛(ディオが待ってる…)
ディオ「そうだ!コネクティブディオ!」
「…お前、ディオなのか!?」
ディオ「何!?」 - 第2話。ディオから突然カップリングしろと言われ、雛から言われた名前を思い出し、驚くことに。
- 「どうなってんだよ…本当に未来に来たのか?俺…」
「雛、お前の言った通りなのか?…待ってなんかいないじゃん」 - 同話より。ディオからは取り付く島もない対応をされ、いったいどういうことなのか分からず、気持ちが萎んでしまう。
- 「敵のパイロット…?」
「雛?…雛ぁ!!」 - 第3話。ルクシオンに乗っての戦闘の末、気絶してコクピットに座る敵パイロットの姿を見て。彼女はあの弓原雛と瓜二つであった。
- 「ここが…俺の家?」
まゆか「ええ、教えてもらった住所であれば、ここで間違いありません。」
まゆか「この辺りは、習志野基地を拡張するために接収されたんですけど…」
まゆか「その後の戦況の変化によって、活用されないままになってるみたいですね」 - 第4話。シグナスを降りてまゆかと共に習志野を歩く青葉だが、たどり着いた彼の家付近は広大な更地になっており、ショックを受ける。
- まゆか「8年前に始まった、第二次極東戦争の時に、被害を受けたようですね」
まゆか「その後はずっと、閉鎖されているみたいです」
「…そう」 - 同話より。自身が通っていた誠應高校も破壊され、校舎はがれきの山となっていた。
- 「…そっか、この場所は残ってたんだな」
まゆか「知ってますか?それ、バスケットボールって言うんですよ」
「知ってるさ、俺バスケ部だったもん」
まゆか「えー?バスケってそんなに昔からあったんですか?」
「昔、か…」 - 同話より。まゆかの言葉を聞いて、時代の変化・ここが未来世界だということを否が応でも実感することに。
- 倉光「これからもルクシオンで戦いたい?」
「はい、過去には戻れないし、家も家族も無くなっちゃったけど…」
「ここには、俺を必要としてくれる人がいる。ここで力になりたいんです」
倉光「なるほど」 - 同話より。まゆかから自分のことを救世主のように思っていると聞かされ、ヒナの件からもシグナスで戦う覚悟を決める。
- 「ディオ、聞いているか?俺はもう二度と家族に会えないかもしれない!そうなった今、お前の焦る気持ちはよく分かる!」
「お前の家族が、守るべき相手があそこにいるんだろ?それを俺にも守らせてくれ!」
「ディオ、もう一度カップリングしよう!」
ディオ「…了解した」 - 同話より。ディオとの不和でカップリングシステム起動がうまくいかない中、ディオの家族が乗るウェインバーグ家の民間船を助けたいという思いから、ディオを奮起させてカップリングを成功させる。
- フィオナ「その時の攻撃で、母は亡くなり、私の足も…」
「…そんなことが」
フィオナ「敵は大軍でした。だから誰にも責任は無いんです」 - 第5話。ディオの妹のフィオナと出会い、彼女をディオに引き合わせようと一芝居うち、艦内に入れることに成功する。
- 「家族と話すのに許可なんかいるかよ。それに、話したいなら話せるときに話した方が良いって…」
- 同話より。彼の心境を想えばわからなくもない台詞。ただ、一兵卒の独断で、民間人(それも肢体不自由者)を軍艦に載せるのはいかがなものか。案の定、この数分後に北海道にゾギリアが猛攻を仕掛け、シグナスの停泊する千歳基地にもその毒牙が迫る。発進直前に無事に避難できたので特にお咎めは無かったが。
- 「プロモーションビデオってさあ、戦争中にそんなの撮ってる場合なの?ヤールさん」
ヤール「戦争中だから撮んの。新兵集めるためとか、予算増やすためとか。ま、色々複雑なんだよ、お前の頭と違ってな」
「…なんだよ、それ」 - 第6話。これから撮るPVの主役だと聞かされてドギマギするも、突然のフロムの登場で面食らってしまう。
- 「お前も、あんな顔できるんだな」
ディオ「…何がだ」
「レッツカップリング!」
ディオ「!…任務だからな」 - 同話より。PV撮影の最後に、ディオが見せたポーズと笑顔をからかう。
- 「なのに、やっと会えたと思ったら、別人とか言われて…」
「だったら、あいつはどこにいったんだ?…やっぱり、もう元の時代には戻れないのか?」 - 第8話。無人島に遭難した際に、やっと話せたヒナから弓原雛など知らないと言われ、どうしたらいいのか途方に暮れる。
- ディオ「そもそも敵のパイロットが過去に戻る方法を知っているだなんて、どこから出た話だ?」
ディオ「小学生だってもう少しマシな作り話をするぞ」
「作り話じゃねえよ!…それしかないって思ったんだ…もう言わねえよ」 - 第9話。ディオの言動に怒った末、乱闘騒ぎに発展して独房に反省として閉じ込められる。そこへドクター・フェルミが訪問し、カップリングシステムについての解説を聞かされる。
- ディオ「おい、メソメソ。やれば出来るじゃないか」
「うっせーシスコン!」 - 同話より。ディオと口喧嘩しつつも、カップリングシステムの持続時間を延ばし、敵の立てた作戦を打ち破る勝利を挙げる。
- 「なんだよあいつ、ちゃんと話せたみたいじゃん…やりゃあできるじゃねえか」
まゆか「きっと、青葉さんの一言が、ディオの背中を押したんですよ?」 - 第10話。ディオと父の家族の仲が改善したと知り、その手助けをしたがっていた青葉は素直に喜んだ。
- 「ヒナ、どうしてここに…!まさか、侵入してきた敵兵って…!」
ヒナ「私は…私じゃなかった…!私は何者なの!?青葉の言っていた雛なの!?」 - 第11話。ハワイ基地にて混乱するヒナを見つけ、二人で語らった末に彼女をシグナスへ勧誘する。
- ディオ「これは賭けだ…!しかも、かなり分が悪い…!」
「やらせてくれ…!きっとヒナが乗っているはずだ!」
ディオ「…よし!」 - 第13話。敵カップリング機の欠点をエルヴィラから聞き、ヒナを助けるための行動を開始する。
- 「お前の気持ち、ちょっとはわかるよ…。ずっと雛を見つめて来てさ…。だけど、お前が守りたかったものは、自分のプライドとエゴだ!!」
ディオ「だが、俺には、俺達には守りたいものがある!!」 - あの空に帰る未来で。最終決戦におけるエフゲニー(ビゾン)のヒナに対するあまりにも身勝手な発言に対する反論。この直後に、三機の一斉射撃でビゾンに引導を渡した。
迷台詞編集
- 「帰る!」
- 第5話。荻坂とまゆかから、新兵訓練形式で艦内のご案内を受けるが、嫌気がさしてその場を去ろうとする。実家がないのに、どこへ帰るつもりなのか。
- 荻坂「というわけで、コンラッド大尉の股間に、尿瓶をセットする。渡瀬二等兵」
青葉&リー「ふざけんなぁ!!」 - 同話より。上記の続きで、雑用の中での一コマ。これにはリーも青葉も激怒し、まゆかが赤面するはめになった。