バーサル騎士ガンダム
バーサル騎士ガンダムは『SDガンダム外伝』ジークジオン編の主人公。
バーサル騎士ガンダム | |
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読み | バーサルナイトガンダム |
登場作品 | |
声優 | 松本保典 |
モチーフ |
ガンダムMk-III スーパーガンダム |
デザイン | 横井孝二 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦BX |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
プロフィール | |
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種族 | MS族・ガンダム族 |
性別 | 男 |
所属 | ラクロア王国 |
称号 | バーサル騎士 |
HP | 2000 |
概要編集
『SDガンダム外伝IV 光の騎士』における、騎士ガンダムの新たな姿。
ラクロア王と騎士団長のみが授与権を持つ、スダ・ドアカの騎士の最高位の称号である「バーサル騎士」(ユニバーサル・センチュリー=宇宙世紀に由来といわれる)の称号を授与された。
『SDガンダム外伝II 伝説の巨人』~『SDガンダム外伝IV 光の騎士』間の時期にファントムサザビーとの戦闘で霞の鎧・力の盾が破壊されたため、ナイトシールドを含めてそれらを修理改修した新たな鎧「バーサルアーマー」を装備している[1]。
なお、彼の纏った「白い鎧と二刀流」という装備は後のバーサル騎士ガンダムGP01やバーサル騎士ウイングガンダムにも受け継がれ、バーサル騎士の象徴ともされた。
登場作品と役柄編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦BX
- 初登場作品。本作ではブラックドラゴンの魂が宿ったズワウスによって三種の神器のうち炎の剣を奪われ力の盾と霞の鎧を破壊されたため、ウリバタケらメカニックが破損してしまった力の盾と霞の鎧を打ち直して騎士ガンダムの鎧に合わせたこととなっている。「バーサル騎士」の称号については、新たな鎧姿になった騎士ガンダムを見て騎士アレックスが「ラクロア王がこの称号を受けるに相応しいと話していた」と回想する形で説明され、以降定着する形で呼ばれていく。
- EN・MP回復がL2に上がり、終盤まで消費MPが高くても30なので多少の反撃での消費もある程度回復できるようになった(ただしLv50まで。詳細はMP参照)。
- 終盤、最強武器の騎士スペリオルドラゴンが解禁される。また、隠し要素を満たせばサブパイロットにドラゴンベビーが追加され、バーサル騎士ガンダムの穴だった部分がある程度改善される。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
装備編集
- バーサルソード
- バーサル騎士の称号と共に受領したラクロア王国の宝剣。鞘は後腰部に装備。
- 『BX』では剣の連撃から肩のショルダーアーマーでシールドバッシュを繰り出す。なお、同作では出処が不明(ラクロア王国自体が未登場なため受領も不可能)。ナイトソードを鍛え直したのだろうか?
- 電磁ランス
- 騎士ガンダム時代の電磁スピアと同系統の武器だが、より大型化しているが伸縮能力は無くなったのか使用していない。
- バーサルソードとこの電磁ランスで両手に武器を構えるスタイルは後に「バーサル騎士」伝統の様式となった。
- スーパーガンダムのロングライフルがモチーフ。
- 『BB戦士』では電磁スピアと違いスプリングギミックは無いが、先端を三叉に開いたり閉じたり出来るギミックが存在し、『レジェンドBB』に引き継がれている。また、『元祖SDガンダム』でもこのギミックが存在し『SDX』に引き継がれている。
- 『BX』では運動性低下の特殊効果がある。また、先端を三叉に開くギミックも再現されている。電磁スピア同様、バーサルソードやバーサルソード投げの際に投げ捨てられるが、騎士スペリオルドラゴンでは投げ捨てないので騎士ガンダムの時よりも投げ捨てるパターンは減った。
- バーサルアーマー
- ファントムサザビーとの戦いで大破した力の盾と霞の鎧、使われなくなったナイトシールドなど、それまでの装備を再利用し融合させる形で鍛冶屋テムに打ち直してもらい完成した新たな鎧。[2]一部媒体では「ナイトアーマー」とも呼ばれる。
- 盾も鎧の一部に組み込まれたため、バーサル騎士ガンダムは両手に武器を構えるスタイルとなった。外観はそれまでの青系統のカラーリングから純白となるなど大きく変容し、両手武器と共にバーサル騎士ガンダムを特徴付けている。
- 外見のモチーフはスーパーガンダム。兜飾りのデザインは『ドラゴンクエストIV』に登場した「天空の兜」がモチーフになっていると思われる[3]。
- 『BX』では鎧のデザインはタクヤの意見を多大に取り入れたとされている。
- シールド
- 両肩鎧に装備。ファントムサザビーに力の盾を真っ二つに叩き割られてしまい、それを同じく分割したナイトシールドで補修している。後の時代に神聖騎士ウイングガンダムが三種の神器を受け継いだ際にも、力の盾は二つに分かたれたままである。[4]
必殺技編集
- バーサルソード投げ
- バーサルソードを投擲する。『BX』で使用。OVA『第一章 ラクロアの勇者』で初登場時にフラウ姫を救った、騎士ガンダムの一撃の再現。
- 連続攻撃
- 右手に剣、左手にスピアを構えての連続攻撃。
- 『BX』では最初にカードダスの再現を行う。
- 騎士スペリオルドラゴン
- バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが融合する事でスダ・ドアカワールドの黄金神「騎士スペリオルドラゴン」になり攻撃する、擬似合体攻撃型召喚攻撃。ちなみに原作だと融合してからは基本的にバーサル騎士の姿には戻らない[5]。
- この技を使うとバーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンのカットインが入るが、よく見てみると全く同じ人相であることが分かる。融合後は頭から落下しながら覚醒し、一言も喋らないのはOVA版同様。決めポーズ後に光の剣を構えて相手に突撃する。トドメ演出は爆風の中に佇むバーサル騎士ガンダムのマントに背中合わせに立っているネオブラックドラゴンの幻影が一瞬だけ紛れ込むが、これはゲーム『ナイトガンダム物語 大いなる遺産』のパッケージイラストの再現[6]。
装備・必殺技(SRW非採用)編集
- ナイトフライヤー
- 飛行用のバックパック。かつてはプラモデルオリジナル装備とされていたが、バーサル騎士ガンダムの公式イラストの中にはこれを装着した姿のものも存在するため現在は公式設定であると思われる。OVAには未登場。
- トルネードスパーク
- ゲーム『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語2 光の騎士』で登場した必殺技。敵が全滅する。
- 光の龍装
- 光のエレメンタルドラゴンの力。ゲーム『ナイトガンダムパズルヒーローズ』およびカードダス『救世騎士伝承EX』に登場。
特殊能力編集
MP制ユニット。
移動タイプ編集
サイズ編集
- SS
機体ボーナス編集
機体BGM編集
- 「巨人との戦い」
- 通常戦闘BGM。
- 「大決戦」
- 必殺技(騎士スペリオルドラゴン)使用時のBGM。
パイロットステータス編集
能力値編集
格闘・回避・技量に優れるインファイター。文句なしに一線を張れる。素の騎士ガンダムの時より全パラメーターが5も上昇しており、格闘と回避はBXの味方パイロット中1位の数値を持っている。
精神コマンド編集
特殊スキル編集
人間関係編集
アルガス王国編集
ジオン族編集
- 魔王サタンガンダム
- 同じ名を持つ宿敵。その正体は分離した武者頑駄無真悪参の悪の心…すなわち騎士ガンダムにとっては己の半身とも言える存在であった。
- ネオブラックドラゴン
- サタンガンダムの正体であるブラックドラゴンが、奪い取った炎の剣とその力で生み出したドラゴンベビーの肉体を使い転生した姿。原作での再融合後はバーサル騎士ガンダムの人格が主となった様子のスペリオルドラゴンになるが、BXでは完全に融合したわけでは無く、ネオブラックドラゴンの意識も残っているような描写になっている。
- バーサルシャドウ
- ティターンの魔塔の「銀の間」にある鏡の魔力によって産み出されたモンスター。バーサル騎士ガンダムの姿を左右反転させた偽物。
- SFCソフト『大いなる遺産』では、ある国でバーサル騎士ガンダムの名を騙りせこい悪事を働いていた。
- 『BX』ではアルガス騎士団の偽物は登場するが、こちらは何故か未参戦。
シャッフル騎士団 編集
- キングガンダムII世、バーサル騎士ゼフィランサス、月光騎士ネオガンダム、聖竜騎士ゼロガンダム
- シャッフル騎士団の仲間たち。
- 騎士シャインガンダム、騎士ドモン
- シャッフル騎士団の後継者たち。彼らにキングオブハートを継承し、鎧闘神戦記では自身の装備を彼らに継承する。
名台詞編集
- 「ジークジオン、必ず倒してみせる…」
- カードダスでのセリフ。スパロボでは闇の皇帝ジークジオンとの特殊戦闘台詞として採用されている。
- 「一つだけはっきりわかっている事がある…。もうこんな戦いは、終わらせなければならないという事だ!」
- 「貴様とは、もう戦う理由がない…!」
「貴様がこの世から消えずに再生し、また私と出会ったのはわけがあるのだ…!それは、戦うためではない!」 - ネオブラックドラゴンの攻撃を一方的に受けながら。この言葉の通り、OVA版ではバーサル騎士ガンダムはネオブラックドラゴンに一切攻撃していない。
- バーサル騎士ガンダム「これが…答えだったんだ…!」
ネオブラックドラゴン「そんな馬鹿な事があるものか!?」
バーサル騎士ガンダム「貴様が認めようと認めまいと…真実は変えられぬ…!」 - 自分とネオブラックドラゴンが善と悪に分かれた同一人物だと気付いて。
迷台詞編集
- 「またムダな事を…」
- 『レジェンドBB』の説明書に掲載されている漫画「コミックワールド」にて、地味な修行を重ねパワーアップ(※設定無視)したネオブラックドラゴンの決闘の申し込みへの反応。
- なお『レジェンドBB』のコミックワールドにおける両者はパソコンやタブレットを所持しており、電子メールで連絡を取っている(世界観とかは気にしてはいけない)。
スパロボシリーズの名台詞編集
- バーサル騎士ガンダム「ネオブラックドラゴン…ドラゴンベビーはどうなったのだ…?」
ネオブラックドラゴン「奴は我が肉体が転生した存在。本来の存在たる我が復活した今、仮初めの存在は消え去るのみ」
バーサル騎士ガンダム「何の感情も湧かぬというのだな…。貴様を父と慕い、復活の犠牲となった奴に…やはり貴様は邪悪そのもの!この騎士ガンダムが今一度貴様を討つッ!」 - 『BX』第33話「AEU戦線」に於けるネオブラックドラゴンとの戦闘前会話。たとえ敵であろうとも父の復活のために、全てを注いできたドラゴンベビーを蔑ろにするネオブラックドラゴンに、騎士ガンダムは怒りを抑えられず、原作とは逆に再び自らの手でネオブラックドラゴンを倒す決意を固める。だがこの会話が後にネオブラックドラゴンに行動を起こさせるきっかけの一つとなる。
- 「暗黒大将軍…!」
- 『BX』第37話「降臨!大いなる神の化身!」より。暗黒大将軍の名乗り直後の反応。彼が真っ先に反応する辺り、やはり「大将軍」という名に何か引っかかるものを感じるのだろうか[7]。
余談編集
- 仮に霞の鎧と力の盾を既にバーサルアーマーとして身に着けているバーサル騎士ガンダムがネオブラックドラゴンから炎の剣を取り戻してHP10倍化を発動させた場合、HPが(2000+200)×10=22000となり、騎士スペリオルドラゴンのHP15000を超えてしまう。無論、大破したものを修復した霞の鎧と力の盾が通常の効果を発揮できるかは不明だし、逆に三種の神器を全て取り込んでいるスペリオルドラゴンがHP10倍化を発動できないのもおかしなことになってしまうが。
- ちなみにネオブラックドラゴンのHPが13000なので、バーサル騎士の2000と合わせてスペリオルドラゴンの15000となる。後に神聖騎士ウイングガンダムが三種の神器を受け継ぐことになるが、彼も継承前と比べてHP10倍にはなっていないので、やはり大破時点で本来の性能は失っていたのかも知れない(特に力の盾は、先述の通りこの時点でも二分割されたまま)[8]。
- 『2』以降のコミックボンボンの攻略記事及び攻略本では、バーサル騎士の称号を名乗る西洋の甲冑を纏った人物バーサルナイト鈴木がナビゲーターを務めていた。
- 正体は同作のプロデューサー・鈴木敏弘氏と思われる[9]。
- このバーサル騎士鈴木はSFCで発売されたSD外伝のゲーム作品にも出演しており、『大いなる遺産』ではチョイ役、『SDガンダム外伝2 円卓の騎士』に至っては最強クラスの隠し仲間キャラになってしまった。
- 『SDガンダム英雄伝』では、ラクロアに伝わる英雄機 騎士ガンダムのモチーフとして登場している。またその強化機の真英雄機 スペリオル騎士ガンダムは、騎士スペリオルドラゴンの要素を加えた物になっている。
脚注編集
- ↑ これらの設定は本編やOVAの時点では触れられていない。
- ↑ SFCソフト『大いなる遺産』では霞の鎧・力の盾は破壊されないためバーサル騎士になった後もそのまま使っている。
- ↑ デザインした横井孝二氏曰く「ドラクエの勇者風」とのこと。ジークジオン編の後半展開当時はちょうど『DQ4』が発売されたばかりだった。
- ↑ 力の盾と融合した形になったはずのナイトシールドがなくなっているのは銀の楯が元の世界へ返却されたためと思われる。
- ↑ 後に「シャッフル騎士団」を結成した時にはバーサル騎士ガンダムとして名前を連ねている。
- ↑ 余談だが、TVアニメ『ポプテピピック』第12話においてこの戦闘アニメーションの一連の流れがほぼ完全再現されたパロディが行われている。
- ↑ 『SD戦国伝』の番外編では「暗黒大将軍」の名前を持つSDガンダムも登場している。また、ガンプラ漫画『超戦士ガンダム野郎』では「四代目暗黒大将軍」が登場、大ボス級の機体として存在感を出していた。
- ↑ ただし三つ合わせてHP+500のはずの性能が+888に上がっているので、力が完全に失われたわけではないようだ。
- ↑ 同氏は漫画『ドラゴンボール』のゲーム作品でもドラゴン鈴木としてナビゲーターを務めていた。
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