オレグ・ナザロフ

オレグ・ナザロフは「OGシリーズ」の登場人物。

オレグ・ナザロフ
外国語表記 Oleg Nazarov
登場作品

バンプレストオリジナル

声優 武政秀一
デザイン 八房龍之助
初登場SRW 第2次スーパーロボット大戦OG
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
所属 ノイエDC残党→傭兵(シュテドニアス軍→カークス軍)
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概要編集

顔に傷跡を残しているノイエDCの残党兵士。顔の傷はオペレーション・プランタジネットの際にアインストによって負傷させられたもので、以降アインストを憎悪するようになる。 アインストと遭遇する前の彼はパイロットとしてだけでなく指揮官としての慧眼も持ち合わせていたが、アインストへの恨みがそれを曇らせてしまった。

オペレーション・プランタジネット後はアフリカ地区の残党たちと合流して満足な補給が得られないまま、ゲリラ戦を続けていた。ギリシャ地区でのFDXチームとの戦いに敗北。イスルギ重工との接触を図ろうとしたが、イスルギの使者との接触の前にFDXチームを目撃すると大義よりも私怨を優先し彼らとバルトールの戦闘に介入。その戦いでFDXチームに参加していたウタパルと戦闘になるが敗北し、一矢報いようとソニックブレイカーをボロボロの機体で無理に敢行した。この時ウタパルには死亡したと思われていたが何とか生き延びるも、絶望感から涙を流した。

ラ・ギアスに召喚されて以降は部下共々傭兵として戦地を回るようになり、ラングラン襲撃の際に鋼龍戦隊と交戦するが返り討ちに遭い、乗機のガーリオンを失うことになった。

OGDPでも登場し、シュウ・シラカワをDC再興のために勧誘するが断られる。その後、上記の交戦後、地上から召喚されていた機体・ヴァルシオン改・タイプCF2機のうちの1機に搭乗してシュウ一行に襲い掛かるが、こちらでも返り討ちに遭い死亡した。

残党の中では典型的な「DCの理念を履き違えた亡者」というべき人物で、「地球圏を防衛するのはDCでなければならない、そのために連邦を倒さねばならない」という形でビアンの意志を捉えている。そんな彼に引導を渡したのが地球連邦主導でも異星人でもなく、ビアンの最大の理解者というのはとんだ皮肉としかいいようがない。

実はゼンガーに負けず劣らずの下戸。

登場作品と役柄編集

OGシリーズ編集

第2次スーパーロボット大戦OG
初登場作品。序盤のラ・ギアス編マサキルートにのみ登場。登場時こそそれなりに存在感を放っていたが、登場そのものはわずか2回しか無い上にあまりにもあっさりと退場する。
似たようなポジションであるアラセリは地上に帰還し、因縁のある相手ともなるが彼の場合因縁すら残らない…。
本作での最後のセリフから、鋼龍戦隊との戦いで死亡したと思われていたが、実際は搭乗機のガーリオンが破壊されただけで脱出に成功しており(撃墜台詞も脱出前提のものになっている)、本当の最期の場面はOGDPで描かれることとなった。…どちらにせよラ・ギアスに骨を埋めたことに変わりはなかったが。
スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
「亡者の栄光」にて登場。この時の搭乗機は第2次OGと同じくガーリオンだが、「敗者達の聖戦」ではなんとヴァルシオン改・タイプCFに搭乗してくる。余談だが、オレグが登場するシナリオを時系列順にまとめると「召喚」→「亡者の栄光」→「野心の代償」→「敗者達の聖戦」となる。
スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記
撤退する連邦軍を追撃する途中FDXチームと戦闘になるが、彼らを取り逃す。その後オペレージョン・プランタジネットの話で登場。上記の傷を負った経緯が明かされており、その場面の挿絵も存在する。第2部ではゲームでの彼同様周りが見えず連邦への恨みだけで行動する姿を見せている。
スーパーロボット大戦OG -ジ・インスペクター- Record of ATX
告死鳥戦記に引き続きこちらでもオペレーション・プランタジネットの話で登場。階級が大尉に設定されている。

パイロットステータス設定の傾向編集

能力値編集

第2次スーパーロボット大戦OG
格闘より射撃が少し高いこと以外の特徴がない。名有りパイロットの中では明らかに下位に位置する。

精神コマンド編集

第2次スーパーロボット大戦OG
ド根性集中必中不屈熱血気迫(ツイン)
登場時期が早いため、実際に覚えるのは「ド根性」と「気迫」のみ。

特殊技能(特殊スキル)編集

第2次スーパーロボット大戦OG
底力L4、援護攻撃L1、援護防御L1

エースボーナス編集

第2次スーパーロボット大戦OG
命中率+5%、回避率+5%、クリティカル発生率+5%

人間関係編集

エクセレン・ブロウニング
終始、ライン・ヴァイスリッターをアインストと誤認し敵視していた。
その後も彼女の言葉に耳を貸さず、退場後に「現実が見えていない人」という評価を受ける事に。
カークス・ザン・ヴァルハレヴィア
ラングラン襲撃の際には彼に雇われていた。
バン・バ・チュン
オペレーション・プランタジネットにて、彼の元で戦った。
ユウキ・ジェグナン
ノイエDCでの後輩。彼の事を高く買っていたようだが、ラ・ギアスで再会した際には裏切り者呼ばわりした。
ウタパル・アヴァリ
『告死鳥戦記』で共闘。DC時代以前からの後輩で、オレグが背中を任せられる数少ない人物。オペレーション・プランタジネットでも大群のレストジェミラ相手に抜群のコンビネーションを見せたが、奇しくもその戦いが二人が組む最後の戦いとなる。
しかし、彼がFDXチームの一員になってからは敵対関係になった。
シュウ・シラカワ
OGDP』にて、DCに戻るように要請したが、拒否された。その後、ヴァルシオン改で彼を屈服させようとしたのが運のつき。命令されることを嫌う彼とその仲間の手で葬られることになった。
アルバーダ・バイラリン
『OGDP』にて、彼のやり方を「結局は他力本願」と称した。
リューネ・ゾルダーク
直接会ったことは無いが、『OGDP』ではシュウとの会話で彼女を「裏切り者」と言っていた。第2次OGでは彼女に対する特殊セリフも没データとして存在している。
ヨン・ジェバナ
「亡者の栄光」にて、アーマードモジュールでグランゾンに立ち向かってきた彼を「志は高いけど、目先のことに囚われがちな人」と評した。(ライン・ヴァイスリッターをアインストと誤認していたこともあわせると、むしろ「目の前の現実が見えていない」といったほうが正しい)。

名台詞編集

第2次スーパーロボット大戦OG編集

「アインスト!お前もこの地に来ていたか!」
ライン・ヴァイスリッターを見て早々にアインストと誤認した際の発言。

スーパーロボット大戦OG ダークプリズン編集

「こいつなら、グランゾンと互角に渡り合える。シラカワ博士を屈服させ、従わせれば、カークス軍にとって強大な戦力になるぞ」
ヴァルシオン改タイプCFを持ち出して。レスリーとアハマド以外からは「彼が言うことを聞くとは思えない」「こちらも無傷では済まない」と返される。
「いや、俺達に従え、シラカワ博士。現状を打破するため……そしてDC再興のためにな」
シュウがカークス軍に停戦を呼び掛けた際に。上記の発言をスルーしたシュウも「………」と静かに激怒していた(おそらく直後のチカの「調子に乗るな」はシュウの本音と思われる)。
オレグ「ぐ、ぐうう!ヴァ、ヴァルシオンが!!」
シュウ「大尉、あなたの聖戦は終わったのですよ」
オレグ「シュ、シュウ・シラカワ!貴様が!貴様が俺に従っていれば!」
「わ、我らの悲願!DCの再興がぁぁぁ……!!」
シュウ「何人も私に命令することは出来ないのですよ、オレグ・ナザロフ」
そしてヴァルシオン改タイプCFを破壊されて。最後まで既にDCはその役目を終えてしまった事、そして「シュウ・シラカワを利用しようとする」という最大の過ちを犯した事に気付かないまま、オレグはヴァルシオンを棺桶にラ・ギアスでその命を落とす事になるのであった……

スーパーロボット大戦OG 告死鳥戦記編集

「貴様は戦いを何だと思っている。趣味でやっているのか?」
後輩のウタパルに対して。ウタパルが接近戦装備しか持っていなかったせいでFDXチームを逃してしまったことに対する文句だが、言葉に反し二人の信頼関係は厚い。
「おのれ、バケモノども……俺は!俺は死なん!」
アインストの猛攻により部下も武装も失ったオレグが叫んだ言葉。顔面に受けた傷のせいで血が彼の視界を塞いでいたが、それでも彼は諦めなかった。
「やはり貴様たちだったか、死者の部隊よッ!」
トルコ地区でのFDXチームとバルトールの戦いに割って入って。イスルギよりFDXチームを選ぶという今自分が何をすべきかを忘れた愚かな行動だった。
「俺はまだ!俺はまだっ!」
「俺はまだぁぁぁっ!!」
トルコ地区でウタパルと戦闘になった彼は全ての武器を使い果たし最後の手段としてソニック・ブレイカーを仕掛けた。しかし彼の愛機はすでに限界に達しており攻撃をかわされ流星のように砕けて散っていった。
(俺は……すべてを……)
(俺では無理だ……ビアン総帥の想いを継ぐことも……バン大佐の無念を晴らすことも……。誰か!誰か俺を導いてくれっ!)
自壊するガーリオンからなんとか脱出し涙を流しながら。ウタパルとの戦闘では自分がビアンやバンの遺志を継ぐと言った彼だったが、本心ではそれができないことを理解していた。そして目を付けたのがシュウだった。

搭乗機体編集

ガーリオン
搭乗機。お世辞にも強いとは言えない。
ヴァルシオン改・タイプCF
OGDPにてカークス軍より譲り受けた機体。性能は高いが、残念ながらグランゾン相手では焼け石に水。

余談編集

  • 現実にも同姓同名のレストラン批評家が実在しているが、とくに関係はない。