バアル
バアル(Baal)
Zシリーズにおける概念で、初出は『第2次スーパーロボット大戦Z破界篇』の第41話『マーグ、その命』における螺旋王ロージェノムとその側近グアームの会話シーン。一言で言うならば「人類の敵」の総称であり、現在の所インベーダー、アンチスパイラル等の銀河規模(或いは平行世界レベル)で活動する勢力がそれに該当する。
黒の英知が示す「Zシリーズの生命体の未来に待つ根源的な災厄」と密接に関係しており、彼らが動き出すことがその災厄の前触れだといわれる。しかし、バアルは災厄そのものではなく、むしろそれに対する一つの対抗策らしきものだと思われる(原因である生命体を滅ぼす、という意味だが)。むしろ、そこまで荒っぽい手段を取らなければならないほど、審判の時が近づいているのかもしれない。
バアルとの戦いの歴史は古く、いつとも知れぬ過去から多元世界全てを舞台に戦いが繰り広げられてきた。これは『第2次Z』のみならず、無印『Z』の世界でも(さらにスパロボ恒例の平行世界論を持ち出せば、それこそ旧シリーズやαシリーズ、携帯機作品や『スクランブルコマンダー』ですら可能性がある)同様だったらしい。『第2次Z再世篇』においては、ズールやムゲ、Dr.ヘルなど、黒の英知に触れた者達がそれぞれの方法で対応を取ろうとしていた。
また、バアルと戦っていたのは所謂「呪われし放浪者」及びそれに類する存在(共通して言えるのは、次元を飛び越える力を自在に行使できるという点)であるらしい。
バアルの種類
関連人物
余談
- 「バアル」とは中東のカナン地域で古代に崇拝されていた嵐の英雄神の名。エジプト、フェニキア、ギリシアなど近辺地域の神話にも神または悪魔として登場する、多様性のある神格である。後にキリスト教に悪魔神として取り込まれ、旧約聖書では「蠅の王バアル・ゼブブ(ベルゼブブ)」と呼ばれる。