頭翅
聖天翅・頭翅(Toma)
堕天翅族のリーダー格。12000年前はアポロニアスの許婚だった為、彼に対する執着心も強い。
堕天翅族復活のために生命の大樹を促進させることと、アポロニアスの求婚相手である人間のセリアンへの復讐を目論んでいた。アクエリオンと戦っていくうちに、アクエリオンこそがアポロニアスであることを確信。その上でセリアンの負の部分を受け継いだシリウス・ド・アリシアを利用して堕天翅族に引き込んで人間同士の醜い争いを演じさせ、セリアンへ対する復讐を達成しようとした。しかし、堕天翅族復活の悲願であった生命の大樹は不完全な形で成熟し、アポロニアスが人間との調和を望んでいたことを知り、アポロニアスの一部であるアクエリオンのエレメントとなり、生命の大樹を安定させるためアポロと「無限合體拳」により共に人柱となった。
OVA版ではアトランディアの状況が深刻なため率先して前線に出ており、開始早々にシリウスを殺害する、アポロを誘き出すため森を焼き払う、麗花の持つスコルピオスの過去世を利用して籠絡するなど大きく行動している。また、TV版と比べて女性的な一面が強く描写されている。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦Z
- 射撃・防御を除く能力が全敵パイロット中ベスト5に入り、全地形適応S、特殊能力に2回行動、極、再攻撃等凶悪なものが揃っている、危険極まりない敵。ただ、強力な隊長効果を持つアポロを優先的に狙って来るため、反撃準備を整えておけば意外とあっさり対処出来る。
- スーパーロボット大戦Z スペシャルディスク
- ミッションバトルの他、2話のイベントでベクタールナに搭乗。アクエリオンが本来の主であるアポロ達を選んだ事に一度は苛立ったものの、同時に現れたニルヴァーシュの説得を受けてシルヴィアにルナを返還。時空の狭間に戻り、以後登場しない。
- EVOL放送前なので、当然アポロの過去生については特に触れない。Zシリーズの頭翅はそれを気にしない事にしたとも受け取れるが、時獄篇におけるミカゲの発言を見るに、アポロの過去生に気付いたのは新世時空震動の時だったようである。
パイロットステータス設定の傾向
堕天翅族のリーダー格だけあって最強クラスの能力を持つ。
能力値
全パイロット中でもトップクラスの能力を持ち、付け入る隙はどこにもない。唯一回避だけが僅かに低いだけ。総合力では両翅と共に作中最強の能力を誇るが、隊長効果の問題で譲る攻撃力以外は技能の面で勝る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 超能力L9 2回行動 気力+(ダメージ) 戦意高揚 極 再攻撃
- 何かの冗談かと思いたいくらい強力なラインナップ。極+超能力+隊長効果まで加わっては、リアル系といえども回避は困難。底力を持っていないのは不幸中の幸いか。アポロを優先して狙うため、対処はしやすい。
小隊長能力(隊長効果)
- 「命中率+20%」
- この能力のおかげで命中率が高い。
人間関係
- アポロニアス
- 許嫁だった存在(ちなみに堕天翅族の生殖活動は男女の肉体に依らないため、性別と恋愛は無関係)。深い絆で結ばれていたが、セリアンの存在がもとで破局。
- アポロ
- 許婚の来世と見ており、度々ちょっかいを出す。アポロにとっても親友の仇。
- シリウス・ド・アリシア
- セリアンの闇の過去生であるシリウスを復讐の道具として使う。
名台詞
- 「太陽の翼とは、我が愛する神話的複合生命体、アクエリオンのことだ!」
「アポロニアスは私を裏切り、アトランディアを去って行った……」
「しかし、翅無しどもの地で、新たな姿として生まれ変わり、帰ってきたんだよ。太陽の翼アクエリオンとして……!」
「そして太陽の翼は、恐ろしいほどに美しい光で、アトランディアを滅ぼした。それはそれは、美しい光で……」 - 終盤で語った「太陽の翼」に関する真相。ちなみに彼が語る時間軸ではアポロニアスに由来するパーツがソーラーに組み込まれていないため、意訳するなら「天翅族を裏切ったアポロニアスが、今度はアクエリオンに乗ってまた戦場に現れた」となる。
スパロボシリーズの名台詞
搭乗機体・関連機体
- ケルビム・ヴェルルゼバ
- 自身専用となる最強のケルビム兵。
- ソーラーアクエリオン
- 劇中で「太陽の翼」と呼んでいたのはこれのこと。