ディアッカ・エルスマン

2014年5月26日 (月) 02:38時点におけるポルトープ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎Zシリーズ)

ディアッカ・エルスマン(Dearka Elthman)

機動戦士ガンダムSEED

ザフトのクルーゼ隊パイロット。口癖は「グゥレイト!」であるのはあまりにも有名。ヘリオポリスバスターガンダムを奪取し以後愛機にする。プライベートでは軽い性格であるが、趣味が日本舞踊などの歴史あるものなのが意外。一度はアークエンジェルの捕虜になるも、その後は自分の意志で三隻同盟に参加する。これにはミリアリア・ハウとの一悶着が関係している。

射撃のみのバスターガンダムに乗って前線で戦い続ける、ある意味凄い根性の持ち主。

また、初期設定では「狡猾で残忍な性格」とされていたのだが、そんな描写は見られなかった。むしろ戦闘機に手こずったり、砂漠の砂に足を取られて機体を転ばせたりなど間抜けなところばかり目立ったため、ファンからは「迂闊で残念」などと揶揄されている。

同じ隊のイザークとは対照的な性格だが、心の奥底ではしっかりとした信頼関係で繋がっているようである。所謂凸凹コンビか。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

続編である『DESTINY』ではザフトに戻るも緑服に降格し(ザフトに軍階級は無いが、一度アークエンジェル隊と行動を共にしているので、エリートの証である赤服は取り消された)、イザークの部下になる。エピローグでは地味に黒服(大部隊の副官クラス)に昇進している。

なお、小説版において、彼はデスティニー・プランに対して当初から否定的だった事が判明している。同時にラクスの偽者を担ぎ出したデュランダルの本性も察しており、中々の切れ者の一面を見せている。

登場作品と役柄

バスターガンダムの性能と本人の相性が非常に良く、使いやすいキャラ。作品によってはキラ等より使いやすいくらいである。これらの使い勝手の良さが大変評価され、ファンが異常に増えた。『SEED』が参戦する作品ではたまに使えないことがあるのもあって、彼が出るかどうかを気にするプレイヤーも多い。だが『スーパーロボット大戦Z』ではまさかの声無し非戦闘キャラになっている(一応没データとしてパイロットデータは存在している。しかも見る限り相当な援護の鬼)。『スーパーロボット大戦K』で再びパイロットとして登場した。

原作で味方側に寝返るためか、スパロボでも味方になる(『DESTINY』準拠だと最初から味方であることが多い)ことが大抵で、無愛想で味方の期間が少ないイザークと比べると他作品のキャラとの絡みも多い。基本的には味方陣営でも「少々皮肉屋だが気さくで明るい青年」キャラで通っているようだ。本編ではいまいちカッコつかないキャラだが、脇役としてはきちんと機能しているところも人気のポイントか。

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α
初参戦作。原作通りに無条件で仲間になる。この時から既に乗機との相性が良く(機体は援護攻撃に適した高威力長射程の単体攻撃武器を有し、小隊長能力「援護攻撃のダメージ+20%」に加え、連携攻撃を持つ援護の鬼。更に、移動後使用可能な全体攻撃武器を活かす集束攻撃、残弾制の武装が多いバスターガンダムにBセーブ。これらの技能を初期レベルで所持している)、ザコ処理から援護攻撃もこなせる縁の下の力持ち的存在。妙にαナンバーズに馴染んでいるのが印象的。なお、彼の趣味の日本舞踊は、他メディアでもほとんど触れられない没設定にも等しい設定であるが、パレッス粒子に侵された際、日本舞踊を皆に披露しようとする場面がある。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z
ジュール隊の一員として登場する…のだが、まさかの声無しのNPC扱い(Gジェネなどの他ゲームにも声が無い時期に発売されてる為おそらく大人の事情によるもの)。戦闘には加わらないため、多くのプレイヤーに衝撃を与えた。制作費節約のためか、それまでのスパロボ作品で収録済みの音声データも存在していない。ちなみに相方のイザークはしっかり声がある上に、一言台詞で「ディアッカを呼び戻せ!」と発言する。ミリアリア自身に振られた事を暴露された際、チャンドラ二世に「色々と不幸な奴」と評されている。ちなみに使用こそ出来ないが専用の黒いブレイズザクファントムのグラフィックは用意されており、内部には没データも存在する(精神コマンドや特殊技能は第3次αのものと殆ど同じ。ただ、ボイスが人工知能と同じだったのでネット上で「ディアッカ・ELSマン」などと呼ばれた)。デスティニープランに関しては「ナチュラルの女の子と付き合えないなんてゴメンだ」と否定。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
原作同様に仲間になる。精神でを覚えるようになり、原作には無かったミリアリアへの本気の気持ちを言うシーンもある。能力・技能ともバスターとの相性が良く、リアル系が辛い本作でも使いやすい部類に入る。ナデシコ…というか、ユリカの空気にすっかり染まってしまった主人公部隊の面々に「よくお前ら生き残ってきたな…」と冷静にツッコミを入れる常識人でもある。(それに対する回答は、「よく分からないけど何故か上手くいく」というもの。ちなみにユリカは一見そうは思えないが、艦長としては有能ではある)。
スーパーロボット大戦W
Jの頃とほぼ同じ。惜しむらくは使用可能のタイミングが遅い事だけ。しかもフラグを満たしていると仲間になったタイミングでトールが生還してしまう為、ミリアリアとの絡みが無いに等しくなってしまう。使い勝手は前作同様。最早忘れられていた「狡猾」の設定だがクルーゼは覚えていたらしく、終盤に彼で戦闘を行うとそれに関する会話がある。ちなみに「残忍」に関しては触れられない。声優ネタか、本作から笹沼晃氏が演じた『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のリンクが言った「エアァ!」を言う。
スーパーロボット大戦K
原作同様、メサイア攻防戦中に説得するとその場で自軍入り。撃墜してもシナリオクリア後に問題なく自軍参入する。ディアッカ自身はともかく、専用ザクが汎用機クラスの射撃武器しか持たないので火力に欠ける。インパルスかアカツキに乗り換えれば解決するが…。援護関係の仕様が大幅に変わった為に以前のような援護の鬼では無くなった。ただ、信頼補正は「射撃武器の攻撃力アップ」であり、何と主人公キャラ以外では数少ない「攻撃力アップ」の補正を持つキャラである(ちなみに、キラと同じ補正である)。その為、それを活かせば最終的にはSEEDを発動させたキラ達と同程度に落ち着く事になる(これはディアッカとの補正が高いイザークにも言える)。なお、今回彼はいつものセリフをある男に取られるが、その前にも取られた人が居た。ちなみに中盤からずっと味方にいるのに、一度もミリアリアと会話が無い(ディアッカからしたら気まずいのかも?)。
スーパーロボット大戦L
序盤のシナリオでガナーザクウォーリアに乗っており、一時的にミネルバクルーとして戦ってくれる。シンにキラの人となりについて語ったり、条件次第だがバスターに乗れるようになったりとDESTINY設定での参戦としては割と優遇されている。終盤、『DESTINY』時代では珍しく一瞬だけだがミリアリアと絡む場面がある。バスターが手に入った場合は速攻で乗せかえをしよう。

Scramble Commanderシリーズ

スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
イザ―クと共に登場はするのだが、序盤はほとんど地上シナリオ。終盤でも量産色のガナーザクウォーリアを駆る(イザークも専用のスラッシュザクファントム)。終盤でもなんとなく2人とも地味に登場といった感じなので、あまり目立たない。Zにおいて音声収録がなかったため、スパロボにおいて『DESTINY』時代のディアッカを演じる笹沼氏の声が聞けるのは2012年現在、この作品だけである。また『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』版リンクネタの「エアァ!」が聞けるのも、今のところは本作のみである。

パイロットステータスの傾向

能力

射撃命中に秀で、バスターガンダムとの相性はぴったり。技量回避も高水準。MS乗りの常で防御はあまり伸びない。

精神コマンド

どの作品でも非常に便利な精神コマンドを持っておりバスターとの相性抜群な狙撃を早い段階で習得する。汎用性の高い集中熱血も欠かさず習得。ミリアリアとの関係からを習得する作品も。

第3次α
狙撃集中必中熱血幸運ひらめき
J
狙撃集中ひらめき熱血鉄壁
W
狙撃集中必中熱血ひらめき
K
狙撃集中必中熱血不屈突撃
Z(没データ)
集中狙撃ひらめき必中熱血
L
集中狙撃必中不屈熱血

特殊技能(特殊スキル)

SEED設定で参戦した場合、MSパイロットとしては珍しく切り払いシールド防御を覚えていないが、バスターがそれらに対応していないので、そのまま乗り続けるなら気にならない欠点である。

第3次α
援護攻撃L3集束攻撃連携攻撃Bセーブ
J
コーディネイターヒット&アウェイ援護攻撃援護防御
W
撃ち落としヒット&アウェイコーディネイター援護攻撃コンボ
K
コーディネイター切り払い撃ち落としシールド防御ヒット&アウェイ援護攻撃援護防御アタックコンボ
Z(没データ)
援護攻撃連携攻撃支援攻撃Bセーブ
L
切り払い撃ち落としシールド防御ヒット&アウェイ援護防御アタックコンボ

小隊長能力(隊長効果)

援護攻撃時の攻撃力+20%
第3次αでの能力。

人間関係

機動戦士ガンダムSEED

タッド・エルスマン
父親。プラント最高評議会の一員でもある。
イザーク・ジュール
親友。後に上官になるが、現場では同等の立場でやっている。
アスラン・ザラ
仲間。オーブで再会するまで、スクール時代を通して意見が一度として合致した事がないらしい。
ニコル・アマルフィ
仲間。DESTINYではアスラン・イザークと共に彼の墓参りをしている。
ラウ・ル・クルーゼ
(元)上官。後にバスターと交戦し中破させているが、特に会話は無かった。といってもディアッカは相手が誰か解っていなかったが。スパロボでは専用の戦闘会話がある場合がある。
アンドリュー・バルトフェルド
イザークとともに地上に降下した際、彼の指揮下に入る。ザフトの赤服とはいえ地上戦の経験が無い二人に対し当初は邪魔にしかならないんじゃないかと見ていたが、ディアッカの引き際の良さを見た時は「長生きするタイプ」と評している。
ミリアリア・ハウ
自身の軽口(のつもりだった)で殺されかける。その後微妙に距離を縮めていくが…『DESTINY』ではふられてしまったらしく元恋人だが一度も絡みがなかった。
フレイ・アルスター
殺されかける。ミリィとは違いその後絡みはなかった。
キラ・ヤマト
何度も戦ったが決着つかず。三隻同盟参加後は「ディアッカさん」、「ディアッカ」と呼ばれる。元・宿敵でありながら、会話のやり取りは悲しいくらい少ない。確かに戦闘含めて絡みは無いに等しいが……
ムウ・ラ・フラガ
原作でバスターを戦闘不能に追い込んだ最初の人物。行動を共にするようになってからは、おっさんと呼んでいる。
トール・ケーニヒ
原作では一度も絡まない。Wではフラグ次第で彼と仲良くなっている。

機動戦士ガンダムSEED DESTINY

シン・アスカ
原作では特に関わりがないが、Lにおいてフリーダムのパイロット(キラ)について聞かれ、答えるシーンがありシンとキラの和解に一役買っている。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

デュオ・マックスウェル
Wではノイ・ヴェルターにあまりにも馴染みすぎている事を彼に「馴染みすぎだ」と突っ込まれる。さらにニコルの生存フラグを立てているとトールが生還してミリアリアとのフラグが叩き折られてしまったことをネタにされる。
ジュドー・アーシタ
第3次αでは降っても飄々としていたディアッカの態度に不快感を隠さなかった。もっとも、後半には和解したものと思われる。
フォウ・ムラサメルー・ルカエル・ビアンノ
第3次αでは彼女達にミリアリアとの仲を応援される。

スーパー系

碇シンジ
第3次αではキラとアスランが再会して二人で話をしたいと言った時、割って入ろうとしたカガリを彼やジュドーと共に止めている。レイに笑顔でお礼を言われ、アスカに嫉妬の目を向けられる彼を「色男」と冷やかしたり、使徒を迎え撃つ彼の気迫に気圧される場面も。
ツワブキ・サンシロー
第3次αではαナンバーズに編入された事を驚かれるも、真に戦うべき相手を見極めた事で信頼を得、快く仲間として迎え入れられた。

リアル系

イッシー・ハッター
Kでは彼に決め台詞を取られてしまう。

バンプレストオリジナル

セレーナ・レシタール
第3次αではクルーゼ隊の頃から色々と縁がある。

名台詞

「グゥレイト!」
あまりにも有名すぎるセリフ。ディアッカの代名詞と言っても過言ではないだろう。この後『SEED』では「数だけは多いぜ!」、『SEED DESTINY』では「やったぜ!」と続く。前者はSRWでも第3次αで宇宙怪獣バッフ・クラン軍などを相手にした際の特殊戦闘台詞で使われている。
「ちぃ!ビームの減衰率が高すぎる!大気圏内じゃこんなかよ!」
初の地上戦でのビーム兵器の使い勝手に戸惑うセリフ。なお、爽快感が重視される近年のスパロボではこの辺は無視される傾向にある。
「俺達が討たなきゃならないのはストライクだ!」
ニコルが死亡し、怒りのあまりにケンカになるアスランとイザークに向けた台詞。今までニコルが勤めてきた部隊内の緩衝材を引き継ぐ形になり、彼の成長の発端になる。
「ああ、それとも馬鹿で役立たずなナチュラルの彼氏でも死んだか?」
捕虜としてアークエンジェル艦内の医務室で寝ている際に悲壮な表情のミリアリアを見かけてこんな皮肉を言ってみるが、ただでさえ悲しんでいたミリアリアの逆鱗に触れてしまい鬼のような形相で危うくナイフで殺されかけるという騒動に発展してしまった。ディアッカもまさか本当に死んでいるとは思っていなかったようで、後で悔やんでいるが口は災いの元である(自業自得だが)。
この事がきっかけで、「ナチュラルもコーディネイターと同じく大切な人がいる」という事に気がつくことになる。
「…嫌だね。あんなもんにはお前が乗れよ。」
プラントに潜入するアスランに「ジャスティスを頼む」と言われた際に返したセリフ。皮肉を被せたツンデレ友情が垣間見える。
「一応出て行って瞬殺されてくる?」
メサイア攻防戦直前、戦闘宙域に現れたエターナルを見つつ言ったセリフ。デュランダルへの不信もさることながら、キラやアスランの戦闘能力と自分達のそれを冷静に分析した上での発言でもある。なお、イザークには「そんなつもりなら最初から出るな!」と即座に反論された。

スパロボシリーズの名台詞

αシリーズ

第3次α

「簡単に言ってくれるぜ…全人類のためと言えば聞こえはいいが…」
「いけすかない連中のために俺達が生命を張るんだぜ。馬鹿らしくもなるさ…」
37話より。αナンバーズ太陽系外追放を命じられた際、命懸けで守ってきた同胞に疎まれようと平和のために前向きに考えていた面々に対して。
「ああ、もう…!お前ら、そろってお人好し過ぎるぜ!」
惑星キャラルルートで、敵対異星人のギジェが仲間に加わる事に異を唱えた際、キラ&アスランの両名から揃って反論され、堪らずに上述の台詞を叫ぶ。
「じゃあ俺は得意の日舞でも披露するぜ」
レプリ地球パレッス粒子に侵された時に発した台詞。上記の通り裏設定で彼は日本舞踊が得意とされるが、このシーンでこの事を知ったプレイヤーも少なくない。
「俺にはあいつらほどの業も覚悟もねえけどよ、見ちまったから……」
「あいつら見て……アラスカやパナマやオーブ見て……」
「そんでもって、地球から遠く離れた銀河の中心を見て……」
「それでもまだザフトに戻ってプラントのために戦うなんてこと、俺にはできねえよ」
「ヒトの見た夢」でイザークと対峙して。原作の台詞に「銀河の~」が加わっただけだが、外宇宙で壮絶な戦いを経験し、危機を身近に感じて来た「αナンバーズの」ディアッカにとって、プラントを守ることのみを一義とするザフトの今の在り方は到底受け入れがたいものであった。
「ま…難しい理屈はともかく悪い奴ってのが連邦にもプラントにもいるってのは確かだな」
非は両陣営の一部の人間にあり、ナチュラルコーディネイターの和解は絶望的ではないと力説するキラ&アスランの主張を、ディアッカ流の言い回しで支援する。
「やるねぇ……色男」
綾波に微笑みかけられたシンジを冷やかして。
ディアッカ「ま…俺が神様ならそういう結論を出すかもな」
ミリアリア「あんたは黙ってて。まじめな話なんだから」
ディアッカ「あ、ああ…」
人類が争いを続けるせいでアポカリュプシスに滅ぼされるのだろうか、と悩むキラに対して軽口を叩く。が、ミリィから即座にツッコミを受けて沈黙…。隣に相方がいる場合、「(ディアッカ…情けないやつ…)」と呆れられてしまう。
「銀河の戦い…これで終わるんならよ!」
「ケイサル・エフェス! これで終わらせてもらうぜ!」
最終話でのケイサル・エフェスへの特殊戦闘台詞相方ばりの熱血度である。
「的は腐るほどいるんだ! 外すかよ!」
「根本的にはバスターと同じ…使いこなして見せるぜ!」
「一気に片付けてやるぜ!」
いずれもハイマット(ミーティア)・フルバーストとフォルティス・ビーム砲用の没台詞。ちなみに専用カットインまで用意されていたが乗り換え不可の扱いになり、あえなくお蔵入りに。

携帯機シリーズ

J

「格闘競技ぃ? モビルスーツでか?」
「…ナチュラルの考えることは、ほんとわかんねえな」
イネスにガンダムファイトのことを聞いて。ごもっともである。
「よく生きてたな、お前ら」
自軍参入後、ナデシコ組の行き当たりばったりぶりを目の当たりにして。ごもっともである。
「くそおっ! もうあんたを隊長とは呼ばねええっ!」
終盤、フレイが殺された直後のクルーゼとの戦闘前会話
「俺にだって守りたい物ができたんだ!あいつらは俺が死なせねえ!」
終盤、ザフトとの最終決戦でのクルーゼとの戦闘前会話。

W

「…」
無言。仲間に加わるときの、トールがミリアリアのもとに帰ってきたときの、あの無言。顔グラからも、悲しいぐらいの哀愁が漂っているように感じられる。ただ、これが出るということはニコルが生存しているということなので、そっちの意味ではよかったのかもしれない。
「あんたの本性…見せてもらったぜ!!」
ヤキン戦にてクルーゼと対峙した際の台詞。J第3次αでもクルーゼ用の特殊戦闘台詞として採用されている。
「この世の中には損得勘定じゃ計れないものがあるのさ…。それを俺は見つけちまったんでね!」
「そういうわけでやらせてもらうぜ、元隊長さんよ!」
54話でのクルーゼとの最終決戦にて。しかしルートによっては計れないものには恋人が戻ってきているので、別の意味で泣けてくる。
「エアァ!」
ディアッカ役の笹沼晃氏が演じた『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』でリンクが回転斬りを放った時に言う台詞。スパロボではWで初登場。SC2でその台詞が声付きのスパロボに初登場。

K

「あいつら、実にグレ…俺の台詞まで取るのかよ!?」
ハッター軍曹に決め台詞を取られて。
「グゥレイト! これなつかしいな!」
戦闘台詞。実はDESTINY時代は一度しかグゥレイトと発言していない。

L

「何よりも人の命を大切に思ってる…アイツは、そんな奴さ」
シンにキラの事を聞かれ、「不器用で馬鹿」と言いつつもこう評した。後にこの発言がシンとキラが和解をする切欠となった。
「議長のメッセンジャーボーイやら護衛やら、忙しいのはわかってたが攻略戦まで駆り出されるとはよ……!」
「ったく、これじゃイザークの下にいた方がいくらか楽だったぜ!」
20話「舞い降りる天使達」での戦闘前会話。今作のディアッカは出番が増えた分とにかく忙しいらしく、出撃させるとこの台詞が出る。ちなみに登録されるのはインターミッションではなく出撃前なので、事前編成を重視するプレイヤーは気付かない人も多い。
「…悪いな、イザーク。俺はもう我慢の限界だ」
「議長の言う世界が正しいとしても、こんな事を認めちまったらまたザフトはおかしくなっちまう!」
第33話にて、味方もろともネオ・ジェネシスエターナルを沈めようとしたデュランダル議長のやり方について行けなくなった際の台詞。直後にイザークが機転の利かせた指示を出し、「…!まったく…本当にお前って奴は…」と続く。
デュオ「なるほどね……どうせならかつての相棒とってことか」
ディアッカ「ま……相棒の出自を考えると偉そうなことは言えねぇけどよ」
デュエル・バスター入手フラグが立った場合の台詞。バスターを始めとする「G」シリーズは、もともとヘリオポリスオーブが対地球連合軍用に製造していた物をクルーゼ隊が強奪したものである。ちなみに傍にいたカガリは複雑そうではあったが、「平和のために使うのならば構わない」と述べている。
「ちっ、数が多いのはセントラル同様か…!」
終盤のグレイスバジュラとの決戦にて、バジュラの大軍を前に思わずオープンチャンネルで吐いてしまった弱音。直後、ミリアリアから叱咤の声が飛んでくる。

余談

  • 機動戦士ガンダムSEED』の監督である福田己津央氏によれば、初期設定の「キレると狡猾で残忍な本性を現す」といった性格が反映されなかったのは、声を担当した笹沼晃(現:笹沼尭羅)氏の甘ったるい声故に役者の演技の方を尊重する判断をしたため、嫌な奴にし切る事が出来なかったとコメントしている。なお、当初のストーリーラインによればディアッカが途中で寝返るという筋書きは考えていなかったのだが、バスターガンダムの玩具の売れ行きが思いの外悪かったため、テコ入れをする必要があり、やむを得ずそういう流れとなったとも語っている。