ウィーゾル改

2014年4月1日 (火) 16:36時点におけるMuguRianjie (トーク | 投稿記録)による版

ウィーゾル改(Wizoll Custom)

所属:個人所有機(在野)
  • メカニックデザイン:藤井大誠

サフィーネが自分の趣味を全開にして、ウィーゾルを改造した機体である。右肩に「」と書かれている。ウィーゾルに存在したギミックは本機にも引き継がれており、「掌中の眼」は両肩に移動。後頭部の「ローズカッター」は左腕と一体化。後頭部から伸びていた「尾」は右腕の手甲部分に「鞭」として移植されている。

デザインは改修前の原形をほとんどとどめておらず、裸の女性に化け物がまとわりついたような凄いもの。ペルフェクティオの駆った生体兵器ファートゥムを、「結構素敵じゃない」と評したサフィーネのセンスが随所でふんだんに発揮されている(メカニックデザインを担当した御方はどちらも藤井大誠氏である。いうなれば、楽屋ネタの一種か)。しかし『OGDP』にて、ウィーゾルがヴォルクルスの影響を受けて変容した姿をそのまま元にしていることが判明した。いくらなんでも変わりすぎなデザインの説明かもしれない。

ある程度抑えてこそはいるが、戦闘映像の視覚表現にパイロットの裸体を挿入することもある近年のスパロバを知る若いプレイヤーに与える衝撃は、若干弱いかもしれない。なお、ラ・ギアスの言語で改良型を意味する「レイ」ではなく日本語の「改」なのは、サフィーネが日本人の血を引くシュウに合わせたためである。

登場作品と操縦者

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
シュウの取り巻きとしてイベントでマップ上にいることがあるが、戦闘することになるのは最終話のみである。場合によってはエンディングまで全く戦闘することがなかったりする。最終話に一定ターン数以内に到達した場合、シュウのグランゾンモニカノルス・レイとともに仲間に加わる。が、もはや最終話の強力な敵相手にあまり活躍は見込めない。逆に最終話に一定ターン以上経過して到達した場合、シュウとともにゼゼーナンを追い詰めており、ゼゼーナンと戦う場合はそのままシュウとともに撤退し、シュウと戦う場合、敵として対峙することになる。フル改造で気力MAXではあるものの、他がヴァルシオンネオ・グランゾンなためかなり倒しやすく感じられる。
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
第一章はストーリー上ウィーゾルであるはずだが、容量などの都合で改が登場する。
第4次スーパーロボット大戦S
音声が付いた。今回は追加されたプレシアカロッゾから救出するシナリオでスポット参戦する。この時は機体はフル改造されているが武器は無改造。そして最終面で加入すると、機体も無改造に戻っている。
スーパーロボット大戦F完結編
後半のストーリーでシュウとともにNPCとして出てきたのち次のマップから味方ユニットとして使える。最初からフル改造でパイロットのサフィーネが2回行動も可能な状態で入手できるものの、宇宙適応Bであり、同時期に加入するシュウのグランゾンのほうが非常に強く、すでに強力なニュータイプパイロットや強力な必殺技を撃てるスーパーロボットが育成されている時期なのでレギュラーとしては少し見劣りしてしまう。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α外伝
使用する武装のグラフィックが新たに作り込まれている。

魔装機神シリーズ

スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
元作品に合わせたのか、SFC版「LOE」と同様第一章の段階からこの状態で登場している。PSP移植版では方針変更に伴い第二章から登場する。イベントカットの内容も修正されているため、「モニカに手を伸ばしたときのウィーゾル改」のCGと、「モニカに手を伸ばしたときのウィーゾル」のCGを見比べてみるのも楽しいだろう。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
本作限定版のIでは、第一章では本機の代わりにウィーゾルが登場するようになった。本編ではアンティラス隊とシュウ一行の関係に応じて敵にも味方にもなる。ヤンロンルートではシュウ一行の中では一足早く自軍入りする。気力制限なし、移動後攻撃可能で有射程の「ダークネスボンテージ」が味方の時には頼りになり、敵の時には厄介。ただ、一部ルートだけに限定された自軍参入が災いしたのかランクアップ武器はなし。武装欄の兵器も3個のみと開発費抑制の対象にされてしまっている。
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
シュウ一行の中で唯一、中盤一時的に仲間になる。強制出撃が多く、改造資金も返還されるので改造を視野に入れてもいいが、サフィーネの精神コマンドだけでも十分に使える。正式に仲間入りするのはバゴニアルート終盤のみだが、他のルートでの終盤参戦ユニットと違い、強制出撃の対象にはならない。必殺技が変更されたが基本的な使い勝手は前作と同様。むしろ、射程が減少したため弱体化したといえるかもしれない。機体改造およびパイロットのPPがある程度確保されているため、一週目で機体改造やパイロット育成が不十分な場合は使われるかもしれないが、他の対抗馬を押しのけるほどの個性には欠ける。

OGシリーズ

スーパーロボット大戦OG ダークプリズン
サフィーネがヴォルクルスに操られた際にウィーゾルが変貌する形で登場(右肩の改の字が無く、名義はウィーゾルのまま)。サフィーネはデザインを気に入っており、似たような形に改修される事が示唆されている。

装備・機能

武装・必殺武器

ローズカッター
刃状にしなる左腕を使用した攻撃。
名称は不明。右腕の甲から伸びる伸縮自在の鞭。
ドライシュトラール / ノインシュトラール
光学兵器。『α外伝』以降、視覚表現を両肩の眼球部分から2条の光線を発射する描写で固定している。
ノインシュトラール
「ドライシュトラール」のランクアップ武器。黒色の破壊光線を両肩の『眼』から放射する。『魔装機神II』では使用不可。
アガペートーメント
IIIで用いる「ドライシュトラール」の発展武装。使い勝手もほぼ同じ。両肩の眼球から稲妻状の黒い破壊光線を発射する。

必殺技

エレメンタルフュージョン
「各種元素を融合させて新たな力を生み出す」魔術兵器。四つの赤い光弾を撃ち込んで目標を破壊する。『α外伝』で「コスモノヴァ」の視覚表現の流用を止めて映像描写を一新。内容は、五芒星魔法陣から召喚した光の竜に襲わせるというもの。
  • LOE:DSリメイクから魔装機神本編でも専用の視覚表現が用意された。反転した六芒星魔法陣から4色(赤・青・黄・緑)の光線を放射する。魔法陣の六角には各種元素の象徴が配置されているが、反転しているため元素の並びはサイバスターのものと異なっている(月・水・風・太陽・大地・炎の順)。ここまで凝っておきながら、続編の「ROE」では使用不可という…。
アストラルバスター
五つの炎を相手の上空に飛ばして形成した五芒星魔法陣から魔術攻撃を行う。サフィーネ曰く、「アカシックバスター」と同じ原理で敵機を攻撃しているとのこと。
  • LOE:展開する魔法陣が邪神系のものに変更された。ヴォルクルスの攻撃にも「アカシックバスター」と同原理のものがあるためだと思われる。
  • ROE:使用不可。ヴォルクルスの呪縛を完全に断ち切ったという暗喩かもしれない。
ダークネスボンテージ
『LOE』第二章でヤンロンの修行に影響されて編み出した新技。女性の型をしたエネルギー体を放出して攻撃。DSリメイクでは黒い布のような物で相手を包み込み、「ローズカッター」で突き刺しえぐるというペルゼイン・リヒカイトのマブイエグリを思わせる演出となっている。なお技名の「ボンテージ」だが、特殊な性癖において相手を拘束する行為、又はその際に使用される衣服を意味する単語は「bondage」であり、日本語の発音では通常「ボンージ」となる。
キャラペイスバインド
『POJ』で「ダークネスボンテージ」に代わる形で習得している必殺技。右手から黒い球体状エネルギーを放つと、そのエネルギーは縄状に変化して敵機を拘束(縛り方は所謂「亀甲縛り」で、占いやおまじないとしてのちゃんとした意味合いもあるのだろうが、恐らくはサフィーネの趣味であろう)。右腕の鞭を縦横無尽に振るっては叩きつけ、トドメには「ローズカッター」によって串刺しにする。トドメ演出では、機体から降りたサフィーネがウィーゾル改の手の上でポーズを決めるカットインが入る。
最大射程が1しかないため、使い勝手自体は前作の技より劣る。

特殊能力

剣装備
斬り返し」を発動。
HP回復(中)
魔装機神シリーズのみ。
MG回復(中)
魔装機神シリーズのみ。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

カスタムボーナス

魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
HP+3000、移動力+2、装甲+200、HP回復+30%
魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
HP+2000、移動力+2、装甲+200
※HP回復(大)が消えてしまったが、元々高い自己修復能力(HP回復20%)を備えているためそこまで痛手にはならない。

機体BGM

「終わりなき戦い」
まだ専用BGMはない。いつか用意してもらえるのだろうか…。

関連機体

ウィーゾル
基となった機体。概要にもあるが、デザインは完全に別物。