ジャブロー

2013年10月26日 (土) 13:54時点におけるあきちゃん (トーク | 投稿記録)による版

ジャブロー(Jaburo)

機動戦士ガンダム』に登場する、南米アマゾンに存在する天然の地下空洞を利用して設けられた地球連邦軍の本部。

核攻撃にも耐えうる岩盤で覆われ、地上部分はジャングルや熱帯雨林に覆われていることからその出入り口や迎撃設備の全容を掴むのは難しい。42万平方kmに及ぶ総敷地面積には宇宙戦艦のドック、モビルスーツの生産工場、参謀本部などが存在し、45万人が居住する軍事都市である。
連邦軍内の一部の官僚は前線で指揮をせず安全な当基地に篭っている為に、ジオン公国は勿論だがレビル将軍からも「(ジャブローの)モグラ共」と比喩される事に。

一年戦争時はブリティッシュ作戦(コロニー落とし)の目標だったが失敗。シャアホワイトベースを追跡し、出入り口を把握できた為ジオン軍に攻めこまれた。その際にはガウが大挙して押し寄せ、ザクグフが大地に降り立ち、ズゴックアッガイといった水陸両用モビルスーツが内部に潜入した。

グリプス戦役時には、ティターンズの本部になっていたが、既に空き家状態で引き払っていた。エゥーゴに痛手を負わせるため、自爆用の核を作動させ、壊滅的ダメージを受けた。その後、宇宙世紀0092年に連邦軍はチベットのラサに本部を移動することになった。
ただし、壊滅的ダメージを受けたのは司令部のみに留まっており、他の施設は無傷のままであるため、この先舞台となる可能性は高い。

この一連の場面にはMSVの機体が多く登場しており、ちょっとしたファンサービスとなっている。

登場作品

SRWではプレイヤー部隊不在の最中に敵部隊の攻撃を受け、占拠され敵勢力の拠点として運用されるのがお約束の基地である。奪還するシナリオがある場合、大抵一面が森で中央に川が流れるという陸戦ユニットにとっては移動するのに一苦労なマップとなっている。

旧シリーズ

第2次、第3次、F、F完結編と合計4回侵攻することになる。

第2次スーパーロボット大戦
DCの本拠地で、最終決戦の舞台となる。
第3次スーパーロボット大戦
インスペクターに占拠される。ロンド・ベル隊の降下地点で、シナリオ名は「ジャブローの嵐」。また胡蝶鬼の説得イベントも用意されている。ここからヤクト・ドーガが量産されて自軍を苦しめる。
スーパーロボット大戦F
ゲストに占拠される。前後編のシナリオで、前半ではポセイダル軍の増援、後半はライグ・ゲイオスを相手にするので難易度は高い。
スーパーロボット大戦F完結編
Fでゲストのものになっていたのをロンド・ベルが取り返したが、あとあとティターンズの軍事基地となり再度攻め込むことになる。
シナリオ「タイムリミット」前半ではジ・OサイコガンダムMk-IIの両機と戦い、後半では『機動戦士Ζガンダム』を再現した核爆弾を解除するのが目的となる。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
名称のみ登場。地球連邦軍の重要拠点であるが、αシリーズでは舞台になる事がなかった。今までにおいて唯一占領されたり襲撃されなかった作品。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
復活したムゲ帝王によって占拠される。
スーパーロボット大戦IMPACT
地球連邦軍の本部だが、アインストに占拠される。第一部の最終面。
スーパーロボット大戦COMPACT3
第1話で修羅の攻撃を受け、壊滅する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
マリーメイア軍により占拠。

単独作品

スーパーロボット大戦64
ムゲ・ゾルバドス帝国軍の基地。地球解放戦線機構が攻撃を仕掛ける。ミケーネ帝国百鬼帝国、さらにバイストン・ウェルの軍隊など多数の勢力が入り乱れる激戦となるが、最終的にはオペレーション・デイブレイクを発動しムゲ帝国に反旗を翻したOZにより制圧される。
スーパーロボット大戦GCXO
序盤が一年戦争に沿った展開のためジャブロー防衛戦が再現され、「哀 戦士」がBGMとして流れる。ギガノス帝国も参加しており、マイヨ・プラートが不時着して難民キャンプにいたリンダ・プラートと再会する。中盤以降は星間連合に攻め落とされ、ザール星間帝国ネシア将軍が常駐している。

関連用語

地球連邦軍
地球連邦政府
アッグ、ジュアッグ、ゾゴック
アッグガイ

備考

  • 漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「アマゾン川流域では地盤が軟弱なために大規模な地下施設を建設するのは難しい」という理由で、場所がギアナ高地の地下に変更されている。
  • 前田建設ファンタジー営業部が「もし現段階の技術をもってジャブローを建造したら工期と予算はどれくらい必要なのか?」を大真面目に考察した。この企画は連載コラムとしてガンダム総合情報サイト『GUNDAM.INFO』にて掲載され、後に書籍化された。

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