ルオゾール・ゾラン・ロイエル
2013年9月14日 (土) 02:12時点における122.27.236.213 (トーク)による版
ルオゾール・ゾラン・ロイエル(Ruozorl Zoran Royell)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:青野武(PS版EX)・銀河万丈(PSP版LOE / 第2次OG)
- 種族:ラ・ギアス人
- 性別:男
- 年齢:40~50歳
- 階級:貴族
- 所属:ヴォルクルス教団
- 役職:大司教
- キャラクターデザイン:河野さち子(リファイン)
ラ・ギアスの邪神「サーヴァ・ヴォルクルス」の神官で「闇の貴族」と呼ばれる(貴族出身)。搭乗機は咒霊機ナグツァート。
ヴォルクルスと契約を結んだシュウ・シラカワと組んでヴォルクルス復活のため、さまざまな策略を巡らせ暗躍する。旧シリーズではニュータイプ、OGシリーズでは念動力の波動を感じ取ることができる。
シュテドニアス連合軍の侵攻で神聖ラングラン王国が崩壊しラ・ギアスが混乱状態に陥ると、ヴォルクルス復活のために本格的に行動を開始した。地上世界でシュウが戦死すると、蘇生術を用いて復活させることに成功。だが、蘇生術が不完全であったため、シュウはヴォルクルスの支配から脱していた。彼の手にかかり、ヴォルクルス復活の際に「シュウに裏切られた」という絶望を利用され、生贄にされて死亡する。
しかし『魔装機神I』第二章(LOE)では、シュウに倒されたヴォルクルスやナグツァートと融合し、真ナグツァートとして復活。裏切り者のシュウを追い回すが、ルート分岐によってシュウ一行単独、もしくはシュウと魔装機神操者の協力により再び倒され死亡した。
彼が得意とする魔術「アストラルシフト」は、搭乗機のナグツァートの特徴を生かし、乗機を精霊界に置くことで攻撃を透過するというもの(マサキ曰く「無敵モード」)。武装に「エクトプラズムコーティング」という処理を施さない限り、手出しをすることができない。真ナグツァートになってからはエクトプラズムコーティングも通用せず、ネオ・グランゾンに乗るシュウですら対策なしでは手出しできなかった。シュウが魔装機神操者に協力した場合は、シュウはセニアとウェンディの協力を得て、エクトプラズムコーティングが強化された「アストラルコーティング」をブラックホールクラスターに施して対応した。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- ラングランとシュテドニアスの戦乱を活用しつつ、主な行動はシュウに任せて、自分はマサキやリューネらと交戦する。最期はシュウに裏切られて、その絶望をヴォルクルスの復活の生け贄とされる。シュウの章ではスポット参戦で使える。
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 第一章では利害が一致したシュテドニアスに協力してラングラン侵攻を手助けし、のちのヴォルクルス復活の足掛かりとする。第二章では復活して密かに暗躍するのだが、彼が生きていると分かるのはシナリオ「邪悪の気配」。しかしこのシナリオを通るとルオゾールと対戦することはない。彼と対戦するにはバゴニアに深く関わるルートを選択することが大事。そこで最終ボスとして立ちふさがる。『LOE』のラスボスとしては文句なしに最強だが、プレイヤー側にはネオ・グランゾンがいるので相手にならない。
OGシリーズ
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 真ナグツァートのプラグマティックブレード使用時にカットインが存在する。そこでは人間の眼球のようなオブジェを施された、禍々しい木彫りの杖を構えている。この作品から担当声優が青野武氏から銀河万丈氏に代わった。
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 正真正銘「無敵モード」のナグツァートに搭乗。シュウの章が収録されていないためスポット参戦の機会もないのが残念である。現時点で鋼龍戦隊が交戦したヴォルクルス教団の純粋な大幹部は彼のみ。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
- OGシリーズ
- ラ・ギアス一の大国を担当する裏組織(邪神教団)の幹部だけあって、実に優秀である(地形適応でも苦手な環境がない)。
精神コマンド
- EX
- 根性、加速、気合、てかげん、挑発、脱力(SFC版では後ろ2枠が威圧と激怒)
- 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- ド根性、鉄壁、報復、必中、吸収
- 第2次OG
- 根性、鉄壁、かく乱(ツイン精神)
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
- シュウ・シラカワ
- 彼の母親ミサキとの事件がきっかけで邪教徒となったラングランの大公子。しかし、ヴォルクルスの邪力に操られることは、自由を希求する彼の怒りを買うものであったため、ヴォルクルス復活のために利用され騙まし討ちにされる。
- 作中では言及されていないが、ミサキをそそのかしてシュウを生贄に捧げさせたのはルオゾールである可能性があり、そのことでルオゾールも復讐の対象であったため生贄にされたという説もある。『第2次OG』攻略本によれば、ルオゾールは隣接したシュウから友情(L2)の信頼補正を受ける。この数値で裏切りを体験すれば確かに負の感情に囚われるだろう。
- サフィーネ・ゼオラ・ヴォルクルス
- 信仰を同じくする人物であるが、当の彼女はシュウにのみ忠誠を捧げている。しかも、彼女は密かにラングランに繋がっており、それすらルオゾールは知らなかった。後にシュウとともにヴォルクルス信仰を捨てる。
- モニカ・グラニア・ビルセイア
- シュウに対し彼女を連れてくるように指示し、シュウはその通りに連れてきた。しかし上記のシュウの本当の目的を踏まえると、囮として連れてきたというのが真相である。またモニカ自身の心境やヴォルクルス復活に必要な要素を考えると、仮に生贄にしたとしてもヴォルクルス復活は失敗していた可能性がある。
- チカ
- シュウのファミリア。あまり彼にいい印象を持っていない。蘇ったときはとても迷惑そうであった。
- サティルス・ギャレール
- 盟友。彼には自身のナグツァートの同型機を託しており、交友関係もあった模様。
- マサキ・アンドー
- 彼とは何度も交戦。シュウにとってはルオゾールよりマサキのほうが厄介な人物であるようだ。マサキもルオゾールを相手にしてない(相手にしたくない)。
OGシリーズ
- イーグレット・イング
- 『第2次OG』序盤のマサキ編にて、イングの潜在的な力を感じ取っていた(もっとも、ヴォルクルス復活の役には立たないと判断したようだ)。
- レオナ・ガーシュタイン
- 『第2次OG』序盤のリューネ編では、ラ・ギアスに転移されて間もない彼女を捕獲し、ヴォルクルス復活の生贄にしようとした(が、タスク達に阻まれて失敗に終わった)。
版権作品との人間関係
パイロットBGM
名台詞
共通
- 「…天のことわり 地のことわり 逆しに行へば 逆しに生ず 冥府の怨み 煉獄の焔血をもちて盟す 闇に依りて盟す…」
「アク・サマダ・ビシス・カンダク!!」 - 『第2次OG』と『EX』での死霊傀儡の外法の詠唱。CB版ではDVEとなっている。
- 「う、うおおおおおっ!?な、なにが…一体!?」
- 『EX』シュウの章・最終話にてシュウの裏切りに遭ってヴォルクルスへのいけにえにされた際のセリフ。魔装機神シリーズでは「メモリアル・デイ」でみる事が出来る。
戦闘台詞
- 「いつぞやは決着をつけられませんでしたな……そろそろ終わりに致しましょう」
- リカルドとの特殊戦闘台詞。他にも「ことごとく、私の邪魔をして下さいますな、リカルド殿」との発言もあることから、リカルドとの間に積もり積もった因縁は相当な量の模様。
- 「もはや何も言いますまい。覚悟なされよ、シュウ殿」
- シュウとの特殊戦闘台詞。言葉は不要ということだろう。
- 「地上のメカとは、何故ああも奇妙なものが多いのか……興味深いですな」
- 地上人との特殊戦闘台詞。ルオゾール的には正しい発言だが、プレイヤーにとっては外見と能力が奇抜なナグツァートの方が余程奇妙かもしれない(もっとも、その後のラ・ギアスでは更に奇妙な虫型メカと異形メカが次々と出回るのだが)。
- 「我が祈念に応じ、深き冥界より出でよ。我が矛となりて敵を穿て!」
- ファントムビュレット使用時の台詞のひとつ。音声収録に伴い新規追加された。
- 「我が行うは厭魅の法……世の理を逆しに行い、摂理の流れを覆す。其は太一にして、物事の始まりなり。太一破れれば、実相もまた破れり」
「ヴォルクルス様の命によりてルオソール・ゾラン・ロイエルが命ずる……彼岸の命脈を絶ち、此岸の現世を侵蝕せよ……アストラルバスター」 - アストラルバスター使用時の台詞。「厭魅の法」とは、主に人を殺傷する目的で祟りの念を送る呪いの行為。音声収録に伴い新規追加された。
- 「天地晦冥して、光届かず……化現せよ、霊異の刃……プラグマティックブレード」
「具現化せよ、我が刃……射干玉の常闇を纏いて……プラグマティックブレード」 - プラグマティックブレード使用時の台詞。音声収録に伴い新規追加された(『第2次OG』ではナグツァート搭乗時にも確認できる)。
- 「ヴォルクルス様の力を授かり……今ここに、いにしえの尊き御技を発現せん!」
「影向せしめよ、ヴォルクルス様の力。至尊の声明、四海を震わす……ハイパーソニックウェーブ」 - ハイパーソニックウェーブ使用時の台詞。さすがにこれは真ナグツァート搭乗時の専用台詞。
魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
- 「ば……バカな……ひ、人の身で神に逆らおうとは……そのような……そのような事が……うおおおおっ!!」
- 『LOE』第二章での断末魔。