日本神話(Japanese mythology)
日本に伝わる神話。それに伝わる伝承はほとんどが、『古事記』・『日本書紀』および各『風土記』の記述によるものであり、高天原の神々が中心となっている。
日本神話が取り入れられている作品
神々
- イザナギ(伊弉諾)
- 皇祖神。国産み・神産みにおいて妹であるイザナミとの間に日本国土を形づくる多数の子を儲ける。
- 後にカグツチを産んだ際にイザナミを亡くし、黄泉国(よみのくに)では決して覗いてはいけないという約束をされた。
- それでも逢いたい気持ちを捨てきれず、約束を破ってまで彼女に逢いに行くがそのイザナミは腐敗した体に蛆が集っている醜い姿となってしまい、恐怖のあまりに逃げ出してしまう。
- 『鉄のラインバレル』ではその事に関するエピソードを言及するシーンがある。
- イザナミ(伊弉冉)
- 黄泉国の主宰神。黄泉津大神・道敷大神とも。元はイザナギの妹であり、妻であるが、火の神であるカグツチを生んだためにその身を焼かれて死してしまう。
- 死後、イザナミはイザナギに腐敗した死体(自分)を見られないように自分に逢わないようにと約束させたが、黄泉国までやってきた上にその姿を見られたことに激怒してイザナギを追い回す。
- しかしイザナギに逃げられた挙句、黄泉国と地上との境である黄泉比良坂(よもつひらさか)の地上側出口を大岩で塞がれてしまい、完全に離縁されて今に至っている。
- カグツチ(迦具土神)
- 火の神であり、イザナギとイザナミの子。それ故、出産時にイザナミは火傷し、これがもとでイザナミは死んでしまう。
- その後、これに怒ったイザナギに十拳剣「天之尾羽張(アメノオハバリ)」で殺されるが、皮肉にもカグツチの血、死体から数多くの神々が生ずることとなった。
- 『鉄のラインバレル』ではアルマ、カグツチとして登場。
- タケミナカタ(建御名方神)
- 軍神、山の神、風神。タケミカヅチが葦原中国の国譲りの際にタケミナカタは力くらべを申し出るも、タケミカヅチの手をいざ掴むとその手が氷や剣に変わってしまった。
- これを恐れて逃げ出すが、その逃走先である科野国の州羽(すわ)の海(諏訪湖)にてタケミカヅチに殺されそうになった際「もうこの地から出ないから殺さないでくれ」と命乞いをし、タケミカヅチに服従した。
- 『鉄のラインバレル』では人型サイズのアルマ、タケミナカタとして登場。
- タケミカヅチ(建御雷神)
- 雷神、剣の神。『神産み』においてイザナギがカグツチの首を切り落とした際、その際に使った十束剣「アメノオハバリ」の根元についた血が岩に飛び散って生まれた三神の一柱。
- 『葦原中国平定』においてはタケミナカタから力比べをもちかけ、手づかみの試合で一捻りにしてタケミナカタを恐懼させて遁走し、国譲りがなった。このときのタケミナカタとの戦いはあの相撲の起源とされている。
- 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』ではオーブ軍空母タケミカズチが出てくる。
地名
- オノゴロ島
- 日本神話における『国生み』にてイザナギとイザナミがつくり出した最初の島となっている。
- 『機動戦士ガンダムSEED』ではオーブ連合首長国を構成する島の一つオノゴロ島の元ネタ。
道具
- ヒヒイロカネ