ミネルバは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の登場メカ。
ミネルバ | |
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外国語表記 | MINERVA[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd |
SRWでの分類 |
機体 母艦 |
スペック | |
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分類 | 強襲揚陸艦 |
艦籍番号 | LHM-BB01 |
全長 | 350 m |
開発 | ザフト |
所属組織 | ザフト |
所属部隊 | ミネルバ隊 |
主な搭乗員 |
概要
ヤキン・ドゥーエ戦後にザフトが開発した強襲揚陸艦。艦長はタリア・グラディス。
艦名「ミネルバ」はローマ神話のミネルヴァから。ミネルバの武装の愛称は、中世ヨーロッパの歌劇の題名やそれの登場人物・俳優の名から採られている。
機体概要
宇宙と大気圏内で活動可能で、モビルスーツの運用能力を持つ。足自慢と称されているようで機動力に優れ、火力も高く、母艦として申し分無い性能を誇る。
また、ブリッジの保護も兼ねて、戦闘時にはブリッジを遮蔽して、ブリッジを丸ごとCICとする構造となっている。さらに単独での大気圏突入も可能。なお、MS運用設備はセカンドステージシリーズに対応しており、新機軸のエネルギー送信システム「デュートリオンビーム送電システム」が実装されている。特にインパルスガンダムに関しては、通常のカタパルト左右2基とは別に中央に専用カタパルトが存在しており、実質上専用母艦と化している。
アークエンジェルの設計に大きく影響を受けたと思われ、従来のザフト艦とは構造が大きく異なっている。これは、開発に関わっているギルバート・デュランダル議長が、「ミネルバをアークエンジェルに代わる平和の象徴にする意図があった」という説がある。
劇中での活躍
ミネルバ隊の母艦。
アーモリーワンにて進水式が行われる予定であったが、ファントムペインによってカオスガンダム、ガイアガンダム、アビスガンダムが強奪され、その追撃のために出撃する。
その後は各地を転戦したが、メサイア攻防戦にて月上空で敵艦アークエンジェルと艦同士で交戦。敵主砲を片方潰すなどダメージを与えるが、ミサイルの爆炎を目くらましにした相手のバレルロールに不意を突かれ頭上を取られてしまい、レールガンで大打撃を受け、さらにインフィニットジャスティスのリフター(小説版ではムラサメからのビームを受けてとなっている)をメインスラスターに受け航行不能に。月面に不時着して放棄された。
登場作品と操縦者
原作終了後の参戦も多く、かつ原作再現で永久離脱する事もあり、原作の参戦率の割には自分で運用できる作品は少なめ。
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- セツコ編では序盤からお世話になる。マップ兵器は範囲は優秀だが地形適応が宇宙以外Bと悪く、アダプター系での補強は必須。また、「ミネルバがMAP上にいなければ、インパルスガンダムのステージ内での戦術換装が不可能になる」「途中でメイリン・ホークがサブパイロットから離脱する」という2点に要注意。デュートリオンビーム送電システムはイベントで再現される。
- ミネルバはルートに関係なくストーリーの終盤に離脱し、ザフトとの最終決戦時にはZEUTHの前に敵として立ちはだかることになる。この時、デュランダル議長が(原作とは異なり)ミネルバに同乗して戦闘指揮を執っている。そのため、デュランダル議長との戦闘前会話や特殊戦闘台詞が多数用意されている。敵バージョンのミネルバはHP90000で、タンホイザーを容赦無く撃ってくるので要注意。マップ兵器の射程に入らないよう注意しよう。
- 条件を満たすと復帰する可能性があるが、ifルート限定のため、1周目ではifルート確定まではあまり改造しない方がいい。正史はifルート、かつ本艦の隠し要素を満たした前提となっているが、後の作品では登場せず。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 原作再現範囲では敵として登場。後半でもNPCで度々登場、その際はアーサーが指揮を担当し味方を援護している。
- スーパーロボット大戦L
- 序盤スポットで数回参戦し、正式参戦後は最後までメイン母艦として運用することになるため、部隊分割のルート分岐以外では離脱することもない。
- メインの母艦3機の中で比較すると、マクロス・クォーターのような強力な武装やバリアが無く、大空魔竜のような必殺技や地形適応も無いため、一番地味。マップ兵器は「マップ兵器版タンホイザー」があるが範囲が少々狭く、その点でもマクロス・クォーターに譲る。
- だが、性能の高低以前に、強制出撃であるが故にメインで使うつもりが無くても多少はミネルバを強化しておかないと困る事になる。特に、4回あるルート分岐のうち3回はAルートの母艦がミネルバのみになるため、必ず使う事になる。
- なお、ルルが子供達が作ったミネルバの折り紙をマクロス・クォーターや大空魔竜の折り紙と共にLOTUSクルーに披露しており、一般市民からはミネルバも「正義の味方」と認識されている模様。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 初登場作品。たまに、敵として登場。
装備・機能
武装・必殺武器
主な武装名はワーグナーの楽劇のタイトルや人物名から採られている。
- 2連装高エネルギー収束火線砲 XM47「トリスタン」
- 艦尾両舷に各1基ずつ格納される連装ビーム主砲。右舷が1番砲で、左舷が2番砲である。
- 42cm通常火薬3連装副砲 M10「イゾルデ」
- 艦中央に装備される3連装の実弾式砲塔。この時代では珍しい火薬式の艦砲。使用時は砲塔がせり上がり、砲身が伸長する。通常弾以外にも、ジャミング弾を発射できる。
- SRWでは武装欄に登録されていない。
- 40mmCIWS
- 艦体各所に装備されている近接防御機関砲。敵機やミサイル迎撃に威力を発揮する。
- ミサイル発射管
- 艦の両舷に多数設置されている4連装ミサイル発射管。宇宙用ミサイル「ナイトハルト」、迎撃用ミサイル「ディスパール」、地上用ミサイル「パルジファル」等を発射する。
- SRWでは『大型ミサイル』名義で武装欄に登録。
- 魚雷発射管
- 魚雷「ウォルフラムM25」を発射する。水上艦艇としても運用できる本艦特有の兵装だが、使用されたことが無い。
- 余談だが、オーブ侵攻戦においてアークエンジェルが水中潜行した際に、タリアが「(敵艦に)潜られたら、こちらに攻撃オプションは無い」という、ミネルバの武装設定と矛盾した発言をする場面がある。
- もともと宇宙にある基地から急な出撃の後転戦を繰り返していたため、魚雷が搭載されていなかった可能性もあるが……。水中戦用機であるアビスが予定通り搭載されていれば、出番があったかもしれない。
- 原作でも使用されていなかったためか、SRWではオミットされた。
- 陽電子破砕砲 QZX-1「タンホイザー」
- 艦首中央に実装されている陽電子破砕砲。本艦最強の武装である。発砲時はハッチを開き、砲身が前方にせり出して発射態勢に入る。
- 上記の通り強力な武装なのだが、劇中ではザムザザー、ゲルズゲー、アカツキといったビーム兵器に対して著しく高い防御機能を持つユニットに無効化されてしまう場面が多い。
- SRWでは通常版と方向指定型マップ兵器版があり、『Z』での通常版は全体攻撃。
- アンチビーム爆雷
- ビームを拡散させる防御兵器。
- ジャミング弾
- レーダー等を妨害する装備。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- 2L(LL)
機体ボーナス
- 無改造:照準値+5 射撃武器+100
ハーフ改造:照準値+15 射撃武器+200
フル改造:照準値+25 射撃武器+300
対決・名場面
- 対アークエンジェル(メサイア攻防戦)
- メサイア攻防戦では、二度も直接戦うことになる。一度目の戦い(第49話)ではミネルバ優勢でアークエンジェルにトドメを刺そうとしたが、自身の記憶を取り戻したネオが乗るアカツキによって防がれてしまう。
- 続く二度目の戦い(第50話)では、両艦共に距離を詰めながら激しい艦砲射撃の応酬が繰り広げられたのだが、バレルロールで反転したアークエンジェルに直上を取られ、そのまま砲撃でミネルバの砲台が潰されてしまい反撃が不可能になる。さらに、∞ジャスティスのリフターによる攻撃で(小説版ではムラサメからのビームの直撃)ミネルバのメインスラスターが大破し、航行不可能になってしまった。ミネルバは月面に不時着し、艦長のタリアは総員退艦を命じた。こうして両艦の二度にわたる激戦は、ミネルバが敗北する結果に終わったのである。
関連機体
艦載機
- インパルスガンダム
- ミネルバとの連携を前提としたシステムにより運用される機体。
- ザクウォーリア
- 専用カラーの他に通常のグリーンの機体を搭載したことがある。
- ガナーザクウォーリア
- ルナマリア・ホーク専用の赤いザク。
- ブレイズザクファントム
- レイ・ザ・バレル専用の白いザクファントム。
- ゲイツR
- 2機配備していたが、早々に撃墜され失われている。
- セイバーガンダム
- ブレイク・ザ・ワールド後にアスラン・ザラの機体として合流。
- グフイグナイテッド
- ディオキアにてハイネ・ヴェステンフルスの専用機が配備。ただし、配備直後の戦闘で早々に撃墜されている。
- デスティニーガンダム
- ジブラルタル基地で受領し、シン・アスカの専用機として運用された。
- レジェンドガンダム
- デスティニー同様にジブラルタル基地で受領。
脚注
商品情報