クイックマンは『ロックマン』の登場メカ。
クイックマン | |
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外国語表記 | Quick Man[1] |
登場作品 | ロックマン |
声優 | |
デザイン | みぞぐちひろふみ(原案) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
SRWでの分類 |
機体 パイロット |
スペック | |
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分類 | 戦闘ロボット |
型式番号 | DWN.012 |
開発者 | アルバート・W・ワイリー |
所属 | ワイリーナンバーズ |
概要
『ロックマン2』から登場。Dr.ワイリーが開発した高速戦闘用ロボット。高いジャンプ力とスピードを自慢するスピード狂な性格で、正々堂々とした戦い方を好む。カーレースなどのスピード競技が得意[2]。
「自らが光速に近づく」というテーマの元、自身の体感時間を増大させる事で高い機動力と運動性を得ており、クイックブーメランと高速移動しながらの体当たりによる複合攻撃を得意としている。一方で防御力も高く、メタルブレード、リーフシールド、バブルリードといった一部の武器は独特の防御ポーズと共に無効化してしまう。
ある装置に欠陥があるため、弱点武器を使われると体に大きな負担がかかってしまう。また、その機動力から重量が軽いと推測されており、故に風による吹き飛ばしが有効と推察される作品もある。
他作品への登場機会も多く、自信家に加えてキザなナルシストのような一面も見せる。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初登場作品。2018年1月のイベント「次元を超えた戦い!」の期間限定ユニットとして登場。大器型SRシューター。同イベントのレア強敵クエストでは、メタルマンに対する弱点特効を持つ。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- クイックブーメラン
- 右腕から発射[3]する小型ブーメラン。エネルギー消費が低いため連続発射が可能で、威力の低さを連射でカバー出来る。
- 作品によって使用時の演出が異なり、『スーパーアドベンチャー』では右腕に直接出現させていた一方で、漫画『ロックマンさん』では右腕部に発射口が存在する。
- 『X-Ω』では通常攻撃として採用。
- 体当たり
- 高速で駆け回るクイックマン自身にも攻撃判定があるが、クイックブーメランより威力が断然高い…と思われがちだが、実はそれは後述のドクロボットの仕様であり、本人性能はブーメランと同威力。
- 『スーパーアドベンチャー』ではアニメ内で格闘戦を披露している。
- ブーメランサーベル(正式名称不明)
- 漫画『ロックマンメガミックス』および続編の『ロックマンギガミックス』で使用。クイックブーメランをそのままスケールアップした、「く」の字型の大型剣。これらの作品群でのクイックマンは通常のクイックブーメランは一切使用せず、これを用いた高機動剣戟戦を展開する。
- 設定画では通常のクイックブーメランが多数合体して構成されていると図解されている。
必殺技
- クイックブーメラン(連射)
- 『X-Ω』での必殺スキル。
移動タイプ
サイズ
- SS
パイロットステータス
精神コマンド
サポートアビリティ
人間関係
- アルバート・W・ワイリー
- 開発者。『スーパーアドベンチャーロックマン』ではワイリーによって真っ先に再起動させられており、クイックマンも彼を信頼している。
- メタルマン、エアーマン、バブルマン、クラッシュマン、フラッシュマン、ヒートマン、ウッドマン
- 共に開発され、街を襲撃したワイリーナンバーズの仲間たち。
- ロックマン
- 宿敵。『スーパーアドベンチャーロックマン』では彼の説得に感化され、彼を庇う形で機能停止する。
- エレキマン
- 初代『ロックマン』に登場したライトナンバーズ。開発のベースになっている。
- シャドーマン
- 『ロックマン3』に登場したナンバーズ。『スーパーアドベンチャーロックマン』にて共演。彼の攻撃からロックマンを庇い倒れるが、その際クイックマンを「腑抜けの上に裏切り者」と罵っている。
- ターボマン
- 『ロックマン7』に登場したナンバーズ。『バトル&チェイス』にて共演。彼にレースで負けたことで、一時姿を消していた。
名台詞
- 「オレのスピードについてこれるか!」
- 『ロックマン&フォルテ』のデータベースより。
- 「下品なことをする。最低です」
- 『バトル&チェイス』より。賞金を奪って去っていったワイリーを評して。
- 他のボスにも言えるが、同作ではワイリーと無関係のような描写になっている。
- 「俺には何度もお前を倒すチャンスがあったが、俺はしなかった。分かるか?」
「お前と正々堂々と闘うことが俺の美学だからだ。そして世界ナンバー1のロボットが俺であることを証明するためにもな」 - 『スーパーアドベンチャー』に於ける遭遇時の台詞。己のプライドにかけて正々堂々とロックマンに挑む。
- 「馬鹿を言うな! Dr.ワイリーが俺達を壊したりするもんか!」
- 遭遇後、ロックマンが戦わずにクイックマンを説得しようとした際の反論[4]。ワイリーの電磁波攻撃を止めさせないと人間もロボットも滅んでしまうと主張するロックマンに対し、ワイリーへの信頼故にそれを拒絶する。
- 「も、もし、お前の言う事が本当なら、Dr.ワイリーは奴に騙されているんだ…」
「戦え、ロックマン…! 今地球を救えるのはお前しか、いない…!」 - その後、現れたシャドーマンの攻撃からロックマンを庇い、機能停止寸前のクイックマン。シャドーマンを撃破したロックマンにワイリーの背後の存在を伝え、後を託す…。
- なお、後半ではワイリー自身が電磁波攻撃を弱める意向を示しており、同作の黒幕が後にワイリーを裏切っていたため、クイックマンのこの推論も、先の台詞でのワイリーへの信頼も全て正しかったことになる。
- 「バカ言うなロックマン!!」
「オマエが呑気にしているという事はオレ達がその分働いているという事だ!」
「オレ達がいる限りオマエは安心してろ ……と言いたいところだが――」 - 河田雄志×行徒の漫画作品『ロックマンさん』第24話。本編後、警備用ロボットとして働いている中、「待機の多い警護ばかりで体がなまっていないかい?」とロックマンに聞かれた際の返し。ロックマンが戦線を離れた未来、平和な日常にライトナンバーズおよびワイリーナンバーズが溶け込もうとし、現在の平穏を作っていることを誇った台詞。しかし、無情にも再び平和は崩れ始め、世はロックマンを必要とし始めていたことで、歯切れの悪くなってしまった悔しさも混じりつつ、事件への協力を約束していたロックマンと握手を交わす。
迷台詞
- 「降ろせっ! 走った方が早いわっ!!」
- 『ロックマンさん』第27話。ヘリでロボット暴走事件の現場に向かおうとした際に痺れを切らして言い放った台詞。誰もが思った。
名場面
- 『スーパーアドベンチャーロックマン』
- ロックマンを一対一で戦い倒すことを美学とするクイックマンだが、ワイリーが誰かに利用されていると説得されたことで迷いが生じる。
- そこへ現れたシャドーマンの一撃からロックマンを庇い、クイックマンは散って行った。
関連機体
- ドクロボットK-176
- 『ロックマン3』に登場したメカ。プログラムデータの入れ替えで、あらゆるロボットの性能をコピー出来るロボット。8体が登場し、クイックマンを含めた『2』のワイリーナンバーズの武器と行動パターンをそれぞれコピーしている。
- 本物よりも大型な上に速度が遅いため、体当たりを避けにくくなっている。またドクロボットの仕様として、体当たりのダメージがドクロボットの使うクイックブーメランの4倍もの超火力[5]になっており、クイックマン本人の体当たりの威力を間違う原因となっている。
- プレイステーション版では、ナビゲーター役のブルースが「まともに戦ってはキツい」と評している。
- ソニックフォーミュラ
- 『バトル&チェイス』における自機。加速力に特化したマシンであり、ゲーム中で唯一攻撃手段を持たない。漫画『ギガミックス』ではワイリーがバトル&チェイスに備えてクイックマン用に開発したが、当の本人が参加命令に応じなかった為無駄足に終わった。
余談
- 原案ハガキの名前は「ブーメランマン」。
- ステージは触れると即死するレーザーが登場し、多くのプレイヤーをトラウマにした。
- 後に『ロックマンX5』で、このステージの地形及び即死レーザーをオマージュしたステージが登場した。
- 関連作品等で『ロックマン2』のボスが登場する際、クイックマンは他ボスと比べてかなり優遇される傾向にある。
- 『ロックマン8』のOPアニメでは、過去作の光景が描かれる中クイックマンが『ロックマン2』の代表格として登場し、ロックマンとの戦闘シーンが描かれている。
- 有賀ヒトシ氏のコミカライズではクールな一匹狼気質であり、ロックマンやフォルテ、他のワイリーナンバーズが束になっても敵わなかった白い巨人(デューオ)に単身で挑み唯一傷を負わせたり、強化改造を施してようやく倒せるレベルだったスペースルーラーズ(ロックマンワールド5のボス)のメンバーを無改造の状態で倒す等、他のロボットとは一線を画す強さで描かれている。
- 同作では『ロックマン2』に登場したナンバーズだけでなく、ワイリーナンバーズ全体のリーダー格としても描かれている。
- 『スーパーアドベンチャーロックマン』では、多くの登場ナンバーズが一言二言程度で終わる中、クイックマンは明らかに多く尺が割かれており、またも優遇されている。
- なお同作では、先述の経緯で機能停止、ロックマンによって墓まで建てられる。しかしその後の場面でいつの間にか復活しており、先の名台詞をまるで忘れたかのように、ワイリーが騙されている可能性に気づいている。とはいえ、同作でクイックマン達のボディを復活させたのはワイリーを騙していた張本人のラ・ムーンであるため、ラ・ムーンならば如何様にもできる状況である。
脚注
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