シュロウガ・シンは『第3次スーパーロボット大戦Z』の登場メカで、シュロウガの最終形態。
シュロウガ・シン | |
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外国語表記 | SHULAWGA SIN[1][2] |
登場作品 | |
デザイン | 大張正己 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 |
因果律干渉制御システム スフィア搭載機 |
全高 | 32.4 m |
重量 | 58.1 t |
動力 | 第一種永久機関ノヴァ・ジェハード |
補助動力 | スフィア「夢見る双魚」「知りたがる山羊」「尽きぬ水瓶」「偽りの黒羊」 |
エネルギー | 知的生命体の負念及びスフィアの精神エネルギー |
所属 | アサキム個人所有 |
パイロット | ???→アサキム・ドーウィン(オリジナル機) |
概要
シュロウガの新たなる姿。「シン」は「罪」を表す「Sin」で、「罪を重ねたもの」という意味を表している。
天獄戦争において、ヘリオースの攻撃を受けたアサキムがその力を自らにフィードバックさせることで、取り込んだスフィアと一体化、持ちえた感情によってスフィア・リアクターとなったことにより、変貌を起こしてこの姿となった。
全身にクリスタルが鏤められ、より人間に近い姿となっている。変貌前に比べると角の配置が変わって額になっており、ウイングにもクリスタル状のスラスターが追加され、さらにフェイスカバーがなくなって素顔を露出しているなど、より悪魔染みた姿をしている。全長・重量ともノーマルを上回るが、機動性と攻撃力はさらに上回り、その一撃は因果律をも切断する。
スフィアを完全に取り込んだことによって本来持ち得た因果律制御システムとしての力のほとんどを取り戻し、人知を越える圧倒的な力を見せた。なお、4つのスフィアは両肩と両脛の翠のクリスタルに封入されており、それを胸部のオレンジ色のクリスタル「ノヴァ・ジェハード」が統括制御している。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
- 初登場は第55話「死闘の銀河」とかなり遅め。初登場時のみ味方機としてスポット参戦する。
- この時点でも味方機としてはかなりの高性能だが、敵対時はさらに尋常ではないレベルでスペックが上がる(難易度Hardだと基礎スペックがさらに上がる)。
- おまけにアサキムが3回行動+極+エースボーナスで「集中」と、とにかく速くて熾烈な攻撃を仕掛けてくるので「必中」はほぼ必須。
- 幸いこちらは真化融合済での相対となる為当てればダメージを狙える。スフィアの効果なのかHP回復が付いているので取り囲んで必中込みの必殺武器で早急に撃墜すべし。
- 但し決戦となる第60話ではHPが半分を切ると2回全回復・3回目は精神コマンド使用の上に大量のシュロウガも相手にしなければならない為注意。3回行動と移動力が災いするのか、シュロウガ軍団を振り切って単機で突飛してくるところを狙って、集中攻撃を加えれば1ターンで撃墜することも容易。
- 撃墜時の演出は「4つのスフィアが抜け出し、シュロウガ・シンが爆発した後吸い込まれるようにスフィアが転移消失する」というもの。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- エンブラス・ジ・インフェルノ
- シン化前と同じMAP兵器の「獄炎の抱擁」。変異前と同じくP属性が消滅し、4発しか撃てなくなったので弾切れに追い込むのは容易。
- インテグラル・ディスキャリバー
- ディスキャリバーのシン化バージョンの「罪深き魔王の剣」。右手に召喚したディスキャリバーを抜き取ると同時に大剣型に変貌させ、真向から袈裟切り、トドメ演出は斬り裂いた際に敵機体の上半身を掴みそのまま下半身に投げつけると言うもの。名称、形状ともに、レイブレードの「インテグラルキャリバー」に似ており、手持ちの剣を大剣に変化させるという点はサイバスターのバニティリッパーにも近い。代償として取り回しが悪く切り払いができない。ちなみに斬りかかる前の構えが見事なサンライズパース。プラモデルの解説によると、特殊な超硬金属による物質の切断だけでなく、バニティリッパーと同様に虚の空間を用いての物質の切断も可能。
- 「インテグラル」とは「不可欠の」「完全な」という意味。
- トラジック・カーネイジャー
- 「トラジック・ジェノサイダー」のシン化バージョンの「黒天の獄鳥」。敵の周囲に二つの魔法陣を展開し、無数のトラジック・ジェノサイダーを呼び寄せ収束させる全体攻撃。更に上下にも魔法陣を展開する事で逃げ場の無くなった敵を爆砕して〆る。モチーフはワームスマッシャーを収束用にアレンジした「ディストリオンブレイク」と思われる。
- 「カーネイジャー」は「無差別大量殺戮者」のこと。ジェノサイダー(大量虐殺者)と違い、思想も目的も関係ないのが違い。
- ジェノシック・ノヴァ
- 「レイ・バスター」のシン化バージョンの「破界と再世の一撃」。4つのスフィアの力を開放し、敵の眼前に転移して蹴り飛ばす。そこから機体を鳥型の高速巡航モードに「転神」させ、時獄・連獄・天獄を表す三つの魔法陣を突き抜けてエネルギーを解放。6つの闇の奔流を射出しつつ突撃し、跡形もなく消滅させる。サイバスターの「アカシック・ノヴァ」のオマージュにあたる必殺攻撃[3]。レイ・バスターとは違い単体攻撃。トドメ演出ありなので、スポット参戦時に一度この武器で撃墜を狙うのも一興。
特殊機能
- ノヴァ・ジェハード
- シュロウガ・シンの動力源。心臓部にあるクリスタル状の装置。知的生命体の負念を力に変換する機能を備えている。アサキムが取り込んだ4つのスフィアを制御する装置でもある。サイバスターに搭載されたイミテイション・リチュオルコンバーターと機能が同じである。ジェハードとはイスラームの「聖戦」を意味する。「ジハード」と言えばわかりやすいだろう。
- マリス・ディテクター
- 頭部にある緑色のクリスタル状の物体。知的生命体の負念を感知するための装置。搭乗者の精神状態によって機能が大きく左右する。
- アカシックレコード制御システム
- アカシックレコードにアクセスし、制御する装置。この装置が至高神ソルと異種同質の力を秘めている為、アドヴェントからはシュロウガが別世界の至高神であると言われていた。本編では怒りのドクトリンが装置の一部を解析し、無限輪廻を組み込み、アサキムは「知りたがる山羊」のスフィアとこの装置でアカシックレコードに触れ、宇宙全ての知を手に入れたと語っていた。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- L
関連機体
商品情報
資料リンク
脚注
- ↑ シュロウガ・シン(プラモデル) 2020年1月19日閲覧。
- ↑ シュロウガ・シン 2020年1月19日閲覧。
- ↑ オマージュ元であるアカシック・ノヴァは巨人族との最終決戦という限定した時のみ発動なので、シュロウガと関わりがあるとすれば決戦後(魔装機神F終了後)と考えることができる。