フラウ・ボゥ
フラウ・ボゥは「ガンダムシリーズ」の登場人物。
フラウ・ボゥ | |
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外国語表記 | Frau Bou |
登場作品 | |
声優 | 鵜飼るみ子 |
デザイン | 安彦良和 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦 |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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改名後 | フラウ・コバヤシ |
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
生年月日 | 宇宙世紀0064年 |
年齢 |
15歳(初代) 23歳(Ζ時代) |
身長 | 160cm(初代) |
スリーサイズ | B80/W60/H86 |
所属組織 |
民間人 ⇒ 地球連邦軍 民間人(Ζ) |
所属部隊 | ホワイトベース隊 |
軍階級 | 上等兵 |
趣味 | おかあさんごっこ |
概要
機動戦士ガンダム
サイド7での戦闘で家族を失い、ホワイトベースに避難、その後はホワイトベースの通信士を務めることになる。
当初はアムロの世話を焼いていたりしたが、アムロがパイロットとして成長していくに従い、段々と遠さがっていき、次第に幼なじみのハヤト・コバヤシと惹かれ合うようになる。
機動戦士Ζガンダム
一年戦争終結後は、ハヤトと結婚し、カツ、レツ、キッカの三人を養子として引き取り、自身はハヤトとの子供を身籠っているが、グリプス戦役でカツを喪ってしまう。
なお、この頃には名前は「フラウ・コバヤシ」名義となっている。
漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、夫・ハヤトの根回しでコロニー落としにより廃墟と化した北米のとある街のカラバの地下アジトで、子供たちと共に身を隠していた所をアムロをカラバに引き入れるために訪問したクワトロ・バジーナと対面。しかし、彼がかつてサイド7で自分の母や祖父といった家族を殺したジオン公国の部隊を率いていたシャア・アズナブルだと知るや否や追い返そうとするも、子供たちに説得され、渋々ながらも承諾。自分の取った宿に仕事が終わって帰宅途中のアムロを案内し、クワトロと面会の場を設け、幽閉生活で腑抜けと化したアムロをクワトロや子供たちと共に𠮟咤激励し、彼を再起させるなど出番こそ少ないが、重要なシーンで活躍した。
また、カツと同様に原作本編では描かれなかったジオンの人間に対する恨み辛みを、7年が経過した現在でも未だに引き摺っている描写も描かれている。
機動戦士ガンダムΖΖ
フラウ本人は登場しないが、ハヤトの口振りからカツが戦死した事は未だに知らなかったようである。しかし、今度はは夫のハヤトを失ってしまう。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。ホワイトベース隊のオペレーターとして登場。セーブ画面の案内を担当している。PS版では登場しない。
- 第2次スーパーロボット大戦G
- ホワイトベース隊のオペレーターとして登場。
- 第3次スーパーロボット大戦
- ロンド・ベル隊のオペレーターとして登場。途中離脱するハヤトと違ってカツの登場以後も登場場面はあるのだが、カツと絡む場面は全く無く、殆どオペレーターの役割に終止している。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 『機動戦士Ζガンダム』時代の設定の為、フラウ・コバヤシ名義で登場。殆ど原作と同じ役割。原作と違うのは、シャイアン基地を訪問する際にカツと2人きりであり、レツとキッカは香港にいるミライの下に預けてきたという設定であり、またアムロを拿捕しようとする地球連邦軍とティターンズとの戦いに直接巻き込まれている事である。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 名前のみ登場。学生となり夢に向かって走り続けるカツを応援している様子である。
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- ホワイトベースのオペレーターとなる。一年戦争を辿っているので、サイド7でアムロを呼びに行ったりといった描写もある。
- スーパーロボット大戦Operation Extend
関連作品
- リアルロボット戦線
- ファーストの姿で登場。非戦闘員で、一行のオペレーターとなる。
- カツが仲間になるルートでは、自分がアムロと結婚していないことにショックを受けていた。
人間関係
機動戦士ガンダム
サイド7時代
地球連邦軍
- ブライト・ノア
- 上官。当初は高圧的に振舞うため快く思っていなかったが、次第に艦長として成長していく彼を信頼していく。
- 『Ζ』時代では会っていないが、『α』では7年ぶりに再会を果たす。その際に、彼からミライ当ての伝言を頼まれる。
- セイラ・マス
- 先輩でホワイトベースに避難してからしばらくは、彼女と一緒に医療の手伝いをした。パイロットに転向したセイラの代わりに通信士になり、26話では、アムロから喋り方が彼女に似てきたと指摘される。
- ミライ・ヤシマ
- 先輩。セイラがGファイターのパイロットに転向してからはオペレーターの席に着き、操舵手の彼女と共にブリッジクルーとして活躍する。
- 『Ζ』時代では会っていないが、『α』ではアムロのいるシャイアン基地を訪問する前に、レツとキッカを香港にいる彼女の下に預けたという設定。
- カツ・ハウィン(カツ・コバヤシ)、レツ・コファン(レツ・コバヤシ)、キッカ・キタモト(キッカ・コバヤシ)
- 孤児である彼らの面倒を見るようになる。後に養子として引き取る。
- マチルダ・アジャン
- 劇中では、アムロの心を奪っていった彼女に幾度となく嫉妬した。
- レビル将軍
- 上官。26話では彼に軍を抜けたい旨を伝えたところ、その場合は一年間の刑務所での服役が必要と伝えられショックを受ける。
ジオン公国軍
- シャア・アズナブル(クワトロ・バジーナ)
- 原作では絡みはないが、『α』ではカツと一緒にミライの下へ戻る際に、彼がカラバに掛け合ってくれた事で護衛を手配してもらう。
- 漫画『機動戦士ΖガンダムDefine』では、カラバのアジトに身を隠していた所を、アムロをカラバに引き入れるべく訪れた彼を迎え入れるが、彼の正体がかつて自分の母と祖父の命を奪ったジオン公国の部隊を率いていたシャアだと知るや否や、果物ナイフを突き付けて追い返そうとするも子供たちの説得により、反感を覚えながらも承諾。自分達が取った宿に帰宅途中のアムロを案内し、二人を再会させた。
- ジーン
- 第1話で、彼の流れ弾で、眼前で母と祖父を失ってしまった。
- ランバ・ラル
- 中盤で脱走したアムロを連れ戻そうとしていたところを、彼の部隊のメンバーに連行される。後に彼の判断でアムロと共に見逃してもらうが、帰るところをこっそりと追跡されホワイトベースの居所をキャッチされてしまう。
- クラウレ・ハモン
- 中盤で、アムロが彼女に気を取られた事を女の直感で見抜いた。
機動戦士Ζガンダム
- ベルトーチカ・イルマ
- TV版では面識はないが、劇場版では3作目のエンディングで、天文台にて彼女やアムロ、レツ、キッカと共にグリプス戦役の終焉を見届けた。
他作品との人間関係
- クリスチーナ・マッケンジー
- 『α』では、カツと共にアムロのいるシャイアン基地を訪問した際に、彼女に出迎えられ基地内部に案内される。
名台詞
機動戦士ガンダム
- 「駄目じゃない。お向かいさんなんでしょ。アムロに教えてあげなくっちゃ!」
- 第1話において、アムロに避難勧告を伝えていなかったハヤトに対しての台詞。
- 「自分のやった事に自信を持てない人なんて嫌いよ。今日までホワイトベースを守ってきたのは俺だって言えないアムロなんて男じゃない!」
- 第9話において戦闘に出たくないと言うアムロに対しての台詞。
- 「ハヤト。アムロは…違うわ、あの人は私達とは違うのよ」
- 第35話より。負傷したハヤトを労った際に言った言葉。フラウにとってニュータイプに覚醒したアムロは既に遠い存在となってしまった事を示唆している。
機動戦士Ζガンダム
- 「まだセイラさんのこと好きなんでしょう?ウジウジしてんだからぁ」
- 第13話にて、養子のカツ、レツ、キッカを連れてアムロが勤務している(と言っても、実際は連邦軍上層部から危険分子のニュータイプと認識され、監視員に見張られた半幽閉生活)シャイアン基地を訪れた時に交わした台詞。七年前と比べて母親としての貫禄が加わったものの、お節介焼きなところは全然変わっていない。
- 「アムロ…大尉?子供に戻ったって、何も手に入れられないということだけは思い出して」
- 第14話にて。再会したアムロは、7年前の言い訳少年に退行していた。フラウ達はアムロに失望し、こんな腑抜けに頼るほど自分たちは落ちぶれちゃいないと言わんばかりにアムロの下を去る事を決意し、最後に再起をかけて突き放した台詞を投げかけた。
迷台詞
- 「あーー!あんた達ーーー!!そっちに行ったらダメ~~~!!」
- 「すいませ~ん、すいませ~~ん!!」
- 『THE ORIGIN』のジャブロー編より。ホワイトベースのクルーへレビル将軍の訓示が始まろうとした時、カツ、レツ、キッカ、ハロが会場に乱入。レビル将軍の脳天に跳び跳ねたハロが直撃するわ、転倒したフラウが将軍や参謀達をなぎ倒すわの大惨事に。騒動の後、ブライトと共に大汗を掻きながら平謝りしたのは言うまでもない。
搭乗機体
- ホワイトベース
- 通信士。
余談
- 『機動戦士ガンダム』でナレーションを担当した声優の故・永井一郎氏は、本作で一番好きなキャラクターにフラウを挙げているが、好きになった理由は自分の恥部に触れる事になるという事で公にはしなかった。
- また、永井氏だけでなく『機動戦士ガンダム』のスタッフの中でもフラウは人気があり、富野喜幸(現:由悠季)監督は「あの子は大事にしたい子だ」と発言し、キャラクターデザインを手がけた安彦良和氏も「泥臭くて一番好き」と語っている。