ジル
2017年4月14日 (金) 13:10時点における220.152.69.174 (トーク)による版
ジル | |
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登場作品 | クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 |
声優 | 本田貴子 |
本名 | アレクトラ・マリア・フォン・レーベンヘルツ |
種族 | 地球人(ノーマ) |
性別 | 女 |
髪色 | 黒 |
所属 | ガリア帝国→アルゼナル |
役職 | 第一皇女→メイルライダー→アルゼナル総司令 |
概要
アルゼナルの総司令。実は、元ガリア帝国の第一皇女だったが、10歳のころにノーマだと発覚してアルゼナルへと送り込まれ、公的には病死した事になっている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。リベルタス遂行にこだわるのは原作通りだが、アンジュを従わせるためにモモカを拘束したりはしないなど原作中盤で見られたいくつかの問題行動や暴言がカットされているため、悪い印象はかなり薄れておりアンジュ達からも原作ほどの不信感を持たれたり対立関係に陥ることもなくなっている(それでもヴィヴィアンやドラゴンの正体に関しては原作通り判明するまで黙っていたり、サリアにも離反されたりしているのだが)。
- 通常は西暦世界ルート第38話のスポット参戦のみで原作通りエンブリヲに殺される。だが条件を満たすと(2周目以降は無条件で)クレオパトラの力を引き出したサリアにエンブリヲの攻撃から守られ傷を負うことなく生存。以降はレイジア共々正式参戦する。生存させた場合はサリアとの関係も原作と違い完全修復される他、怨敵であるエンブリヲに引導を渡すことも可能。また、明確にエンブリヲへの未練を断ち切っており、戦いが終わった後には異性のパートナーを探したいと発言するなど、前向きな姿勢を見せている。
- ジル本人の能力は優秀だが乗機のレイジアはテオドーラやクレオパトラと違って能力解放もなければ、他のパラメイルの様に凍結バレットすらないので火力は大きく劣ってしまう。主力にするなら色々とテコ入れが必要。長らく前線から離れていたことを再現してなのかメイルライダーが無いため資金稼ぎに使えないのも痛い部分。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- 気力130以上で自軍フェイズの開始時、精神コマンド「不屈」がかかる。
- 『V』で採用。
人間関係
- アンジュ
- 彼女を利用してリベルタスを推し進めようとするが、手段を選ばない方策に反発される。
- エンブリヲ
- 仲間を殺した復讐の対象でもあるが、昔、肉体関係を結んでおり愛してもいる。しかし、エンブリヲからは既に関心を持たれておらず、更に彼の正体を知った所で致命傷を負わされて死亡する。
- タスク
- 旧知の間柄で、アンジュの救出等を依頼していた。
- バネッサ、イシュトバーン
- 10年前に共に戦った戦友。
- サリア
- 姉のように慕われるが、素っ気ない態度を取り続けた為に彼女が離反する要因になる。
- ジャスミン
- ジャスミンモールの店主にして、先代の司令官。リベルタス遂行の為に強行策を取り続けた結果、彼女に指揮権を剥奪される。
- エマ・ブロンソン
- 監査官。
- マギー
- アルゼナルの軍医で、長年の親友。右腕の義手のメンテナンスも行う。
他作品との人間関係
- スメラギ・李・ノリエガ
- 『V』にて共闘関係を結ぶ。
- 第16話アルゼナルルート「絆、再び」において「パラメイル第一中隊を買い上げたい」というスメラギからの申し出を快諾した。また、後にジルがリベルタス遂行に固執するあまり荒れていた際には、彼女にかつてジル同様に絶望を味わったが為に自堕落な日々を送っていた過去を持つ人間として、改めて腹を割って諭されている。この時のスメラギとの会話がジルが再び前線で戦うことを決意させるきっかけになる。
- メリッサ・マオ
- 『V』ではミスリルとも共闘関係を結ぶため彼女とも関わる機会が何度かあり、彼女がクルツと結ばれたことを知った時には彼女に祝福の言葉を贈っており、そのクルツが直後のカスパーとの戦闘で相打ちとなり生死不明になった際には、ジルもマオの心情を察し心を痛めていた。
- クルツ・ウェーバー、ベルファンガン・クルーゾー
- 『V』で仲間入りした後、クルツからパートナー候補として冗談交じりにクルーゾーを薦められる。当のクルーゾーはかなり動揺しており直後の彼らのやり取りを見て『他の男にも目を向けてみる』と前向きな発言をしている。
名台詞
- 「お前にはもう何も無い、皇女としての権限も、人としての尊厳も…何も無い。ようこそ、生き地獄へ」
「『身体検査』だ」
「いや…今からお前は、『アンジュ』だ」 - 1話。皇女・アンジュリーゼを拘束し、「身体検査」を執行する。第一話からこのフルスロットルぶりである。この一連の流れは多くの視聴者が衝撃を受けた。
- 「むかーしむかし、あるところに神様がいました。繰り返される戦争とボロボロになった地球に、神様はうんざりしていました」
「平和、友愛、平等…口先では美辞麗句を謳いながら、人間の歴史は戦争、憎悪、差別の繰り返しです。それが人間の本質。なんとかしなければ、いずれ滅んでしまいます」
「そこで神様は新しく『創る』ことにしたのです。新しい人類を。争いを好まない、穏やかで賢い人間たち。あらゆるモノを思考で操作できる高度情報化テクノロジー、『マナ』」
「あらゆる争いが消え、あらゆる望みが叶い、あらゆるものを手にすることができる理想郷が完成したのです」
「あとは、新たな人類の発展を見守るだけ――のはずでしたが、生まれてくるのです…何度システムを創り直しても、マナが使えない女性の赤ん坊が――古い遺伝子を持った突然変異が」
「突然変異の発生は、人々の不安を駆り立てました。…ですが神様は、逆にこの突然変異を利用することにしたのです」
「彼女たちは、世界を拒絶し破壊しようとする反社会的な化け物…ノーマである、という情報を植え付けたのです。世界はノーマに対処するために、絆を強めました」
「人々も差別できる存在が居ることに安堵し、安定しました。生贄、犠牲、必要悪…言い方はなんだって構いません。私達もまた、創られた存在なのです…世界を安定させ、差別される為だけに」 - 12話。アンジュと温泉に浸かりながら「世界の真実」を説明していく。
- 「よくある話だろう? バケモノの正体が人間でした、なーんて……」
「気に入ってたんだろう? ドラゴンを殺して金を稼ぐ、そんな暮らしが……」 - 同上。ドラゴンの死体処理現場に踏み込んだアンジュやヒルダたちは、自分達が今まで戦っていた「バケモノ」の正体を知る。それに対し、薄ら笑いを浮かべて事実を肯定し、皮肉を述べた。直近の作品に丁度そういうネタを扱ったものがあるため、メタ発言の一種とも取れる。だいたいこのあたりからアンジュはジルに対して不信感を抱くようになる。
- 「ごめんなさい…ごめんなさい…エンブリヲ様…」
- 19話ラスト。ジルの部屋に今後の事を相談しに来たヒルダはうめき声を聞き取る。部屋を覗き込むと、そこにあったのはうわ言で憎んでいるはずの男の名前を様付けで呼ぶジルの姿だった。
- その様子を見たヒルダは、ジルに対して疑念を抱く事になる…。
- 「お前がリベルタスを終わらせたんだ、ヴィルキスの騎士であるお前が…!」
タスク「アンジュは君の道具じゃない!」
「ヴィルキスが無ければエンブリヲは倒せない…そう教えてくれたのはお前の父だった!それを台無しにするとは…大した孝行息子じゃないか!」 - 20話。独房にてタスクを暴行しながら。
- 「私は、エンブリヲの人形だった…奴に心を支配され、全てを奪われたんだ…。誇りも、使命も、純潔も…」
「怖かったよ…。リベルタスの大義、ノーマ解放の使命、仲間との絆…それが全部…奴への愛情、依存、快楽に塗り替えられていった…」 - 同上。未練からか、はたまた操られているかは定かではなかったが、アウローラから単身エンブリヲの元に向かおうとしたジルだったが、疑念を持ったヒルダ達に察知され取り押さえられた。
- 医務室のベッドに拘束され、自分が過去に犯した過ちを明かすジル。心の内ではエンブリヲへの未練だけでなく、恐怖心も抱いていた。