ガンダムスローネツヴァイ

2016年11月30日 (水) 19:24時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版

概要

アレハンドロ・コーナーが独自開発したガンダムスローネシリーズの2号機。

射撃戦用のガンダムスローネアインとは逆のコンセプトを持つ格闘戦用機体であり、大型の実体剣「GNバスターソード」と遠隔誘導兵器「GNファング」を主体とした近距離・中距離戦を展開。

チームトリニティの次男ミハエル・トリニティがパイロットを務め、ミハエルの性格も相まって、荒々しい武力介入を展開していった。

後にアレハンドロに雇われたアリー・アル・サーシェスがチームトリニティと接触した際に、ミハエルを銃殺して本機を強奪。リボンズ・アルマークヴェーダを介してバイオメトリクスを書き換えたことで、サーシェスが新たなパイロットになる。初起動時は国連軍との戦いの後だったために粒子残量が残り少なく、殆んど戦闘を行える状態ではなかった上、サーシェスは「慣れないと扱いづらい」と発言したが、サーシェスはスローネツヴァイの武装・特性をすぐさま把握。ヨハン・トリニティガンダムスローネアインを撃破した後、ネーナ・トリニティガンダムスローネドライも撃墜しようとしたが、刹那・F・セイエイガンダムエクシアが乱入。そのエクシアを圧倒するもトランザムシステムを発動させたエクシアのハイスピードに翻弄され、撤退を余儀なくされた。

合流した国連軍の手で修復され、ソレスタルビーイングとの最終決戦を展開。ロックオン・ストラトスガンダムデュナメスを大破させるも、損壊したGNアーマーを用いたロックオンの捨て身の攻撃で撃破された。

登場作品と操縦者

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
最初はNPCだが、後に敵ユニットとして登場する。原作通りミハエルが乗り、後にサーシェスが乗る。
ミハエル搭乗時は他のトリニティ同様さほど大した敵ではない。ところが、サーシェスが搭乗した途端に強敵と化す。彼が改造を施したのか、HPも大幅にアップする。サーシェスの気力状態によっては、下手に攻撃するとスーパーロボットでも大ダメージを食らい、最悪の場合だと撃墜される危険もあるので要注意。
上記のとおり、パイロットの変化による強弱の落差が激しいため「サーシェスが搭乗してからが本番」などと言われている。唯一の弱点はガンダムタイプの機体なので、刹那エースボーナスを習得していれば大幅に倒しやすくなること。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
スーパーロボット大戦X-Ω
既にサーシェスの手に渡っている状態で敵ユニットとして登場する。
なお、リニューアル前の解説によると、本作におけるガンダムスローネツヴァイはソレスタルビーイングによって建造され、国連軍の味方になった5機目のガンダムという設定。

装備・機能

武装・必殺武器

GNハンドガン
左腕下部に装備されたビーム砲。ガンダムスローネアインのGNメガランチャー/GNハイメガランチャー使用の際のエネルギー供給コードとしても用いられる。
GNバスターソード
スローネツヴァイの特徴的な武装の一つである巨大な実体剣。刀身からGN粒子を放出することで、GNビームサーベルのように扱う事もできる。
GNファング
遠隔操作が可能な誘導式ビーム砲。先端部にビーム刃を発生させ「ファング」の名の通り敵機を貫くこともできる。両腰バインダーに8基を搭載(通常は6基使用し、残りの2基は緊急用)。
その外見や使用方法は宇宙世紀シリーズのサイコミュ誘導兵器「ファンネル」を連想させるが、GN粒子の効果によりファンネルと違って大気圏内での使用も可能。

特殊能力

剣装備
切り払いを発動。
EN回復(小)
GNドライヴ[Τ]の恩恵により回復する。

移動タイプ

飛行可能。

サイズ

M

対決・名場面

オーバーフラッグ
1st第17話より。エイフマン教授謀殺を終えて撤収しようとするチームトリニティだったが、ミハエルは自分の出番が無かった鬱憤を晴らすかのように、グラハムの部隊「オーバーフラッグス」と交戦。
技量の差からオーバーフラッグスが優位に立っていたが、接近戦を挑んできたハワードのオーバーフラッグをフェイントからのGNファングで撃破した。
ガンダムスローネアインガンダムスローネドライ
1st第22話より。ミハエルを銃殺しスローネツヴァイを強奪したサーシェスは、初めての搭乗にも関わらず持ち前の高い技量によってスローネアインおよびスローネドライを圧倒する。そして、スローネアインはスローネツヴァイからの集中攻撃を受けて大破。ヨハンは戦死する。
なお、スローネドライは乱入してきた刹那によって助けられ、戦場を離脱した。
ガンダムエクシア
当初は技量の勝るサーシェスの方が刹那を押していく。ついに、エクシアにトドメを刺そうとしたその瞬間、エクシアのトランザムシステムが発動。たちまちのうちに形勢が逆転し、武器を失ったサーシェスは撤退を余儀なくされた。
ガンダムデュナメス
1st第23話より。初めはスローネツヴァイとデュナメスの両機は互角の戦いをしていたが、戦闘の途中でサーシェスはロックオンの弱点(右眼の負傷)を見抜き、デュナメスを戦闘不能に追い込んだ。
だが、ロックオンはなおも諦めず、GNアームズの残骸を利用してスローネツヴァイへの狙撃を目論む。その結果、両者相討ちに終わり、ロックオンは戦死。サーシェスもまた、スローネツヴァイと共に宇宙の塵と化したと思われたが…。

関連機体

ガンダムスローネアイン
スローネシリーズ1号機。長距離専用の機体。
ガンダムスローネドライ
スローネシリーズ3号機。支援型の機体。
スローネヴァラヌス
公式外伝『機動戦士ガンダム00V』(SRW未参戦)に登場するスローネシリーズの流れを汲むモビルスーツ。この機体を元にして下記のGN-Xが開発された。
GN-X
ガンダムスローネシリーズのデータを反映した国連軍量産型モビルスーツ。
アルケーガンダム
ガンダムスローネツヴァイのデータを元にイノベイターによって開発されたアリー・アル・サーシェス専用機。
スローネツヴァイと比較して武装が強化されており、4つの眼と長い腕を持つ禍々しい外見になっている。

余談

  • 機体名の一部である「ツヴァイ」はドイツ語で「2」を意味する。機体名の由来はアインドライと同じく、天使「座天使"Thrones"」と思われる。

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