ビスマルク・ヴァルトシュタイン

ビスマルク・ヴァルトシュタイン(Bismarck Waldstein)

皇帝直属部隊ナイトオブラウンズの頂点であるナイトオブワンに就く男で、事実上帝国最強の騎士。剛剣の使い手で、生身での戦闘力も高く、反旗を翻した枢木スザクを圧倒するほどの腕前。KMF(ナイトメアフレーム)の操縦技術も優れており、完璧無比の実力者である。

また、ギアスを有しており、常時はシャルルとマリアンヌへの忠誠心を示すために左目をピアスで閉じ封印している。ギアスの内容は「未来予知」であり、極近未来を見る事が出来るというもの。劇中では1回だけしか使わなかった。

ルルーシュが皇帝に即位した後、ジノ・ドロテア・モニカを率いナイトオブゼロとなったスザクが駆るランスロット・アルビオンに戦いを挑むものの、ドロテアとモニカは戦死、ジノは機体は中破するが生き残る。ビスマルクもスザクとの一騎打ちの果てに自身のギアスを解放するものの「生きろ」というギアスを逆に利用したスザクに敗れるというあまりに呆気無い最期を迎えた。

「血の紋章事件」から唯一続投しているラウンズ。この事件では当時シックスだったマリアンヌとビスマルク(彼の方はファイブだった)を除くラウンズ9名と候補生全員が反皇帝派に寝返るという未曽有の事態が起きており、結局皇帝側が勝利した上にマリアンヌはこの功績から后妃に迎えられたため、ジノやアーニャ、ルキアーノなどの本編世代が入ってくるまではたった一人でラウンズを名乗ることになっていた。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
初登場作品。本作では参戦が前倒しされ、第二次トウキョウ決戦に登場。ナイトオブワンだけあって能力値はかなり高いものの、直接戦える回数は約2回程度と少ない上に先に出てきた似たような設定を持つ別世界の最強の騎士のインパクトに霞みがち。ZRルートでは原作通りスザクにイベントで瞬殺され、騎士団ルートでは3回目の直接対決になる。なお、今作では戦闘中は常にギアスを解放している。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

シャルルと比べでも遜色なしの強さを持ち、スキルのおかげで防御も原作仕様ナイトオブゼロ以外のラウンズより強い。ゼロ残留の場合は自力で彼を倒すが、その後はシュナイゼルとの決戦が待っている。

精神コマンド

第2次Z再世篇
加速信頼集中直感直撃覚醒

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z再世篇
底力闘争心戦意高揚サイズ差補正無視ガード精神耐性
もはや当然のごとくを持っている。さらに底力ガードによる防御強化も用意され、命中と回避と防御も非常に強いの強敵だが、それでも中ボスであることは変わりがない。

エースボーナス

第2次Z再世篇
気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド『直感』が掛かる
インサラウム二人のナイトオブナイツと同一。その一人であるウェインは最終戦で習得したが、ビスマルクは習得することなく退場。

パイロットBGM

人間関係

シャルル・ジ・ブリタニア
主君にして同志。彼の計画に賛同している。
マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
かつての同僚にして同志。彼以上の剛剣の使い手で、ギアスを使わなければ勝てないほどの強さを誇ったため(設定では未来予知のギアスを使っても10秒も持たないほど)、本来は彼女がナイトオブワンとなる予定だったが、彼女が皇帝の妻となった事によりビスマルクがナイトオブワンとなった。
ルキアーノ・ブラッドリー
部下。彼が起こそうとしたラウンズ内の争いを一声で鎮めた。
ジノ・ヴァインベルグ
ドロテア・エルンスト
モニカ・クルシェフスキー
部下。スザクとの戦いの際はジノを残して全滅する。
枢木スザク
部下。生身で対峙したとき、彼の内面の脆さを指摘。最終的にはナイトメアフレーム戦で彼との一騎打ちに敗れ去る。
ナナリー・ランペルージ
一時期、マリアンヌの頼みで赤ん坊だった彼女の世話役を務めていたことがある。

他作品との人間関係

名台詞

「プライドなき名前など!」
スザクの「ナイトオブゼロ」の名乗りをこの一言で切り捨てた。
「我がギアスは未来を読む!」
「この力…マリアンヌ様以外に使う事があろうとはな」
スザクとの一騎打ちの際にギアスを初めて発動した際の台詞。が……。
「何だこれは!? 機体性能か、それとも……」
「生きろ」のギアスを逆用したスザクに翻弄されて。そして、気づいた時にはエクスカリバーが真っ二つになっており……。
「マリアンヌ…様…」
最期の台詞。スザクのアルビオンによってギャラバットは真っ二つされ大破。ビスマルクはマリアンヌに導かれるように戦死していった。

スパロボシリーズの名台詞

搭乗機体・関連機体

ギャラハッド
専用KMF。