バグ (ガンダムシリーズ)
バグ(Bug)
- 登場作品:ガンダムシリーズ
- 機動戦士ガンダムF91
- 機動戦士Vガンダム(小説版)
- ∀ガンダム(漫画版、小説版)
- 分類:自律式小型殺人兵器
- 全長:3.9m、3.0m(直径)
- 本体重量:1.6t
- 全備重量:3.2t
- 出力:750kW × 2
- 推力:375kg × 16、6,000kg(総推力)
- 装甲材質:チタン合金炭素繊維複合材
- 開発:クロスボーン・バンガード
- 所属:クロスボーン・バンガード
クロスボーン・バンガードの自律式の無人殺人兵器。本機は「親バグ」とも呼ばれる。円盤の外周に鋸状の突起が付いた様な形状をしており、人間の体内から排出された二酸化炭素や体温、すなわち「生体反応」を感知してその外周突起で切り刻む攻撃を行う。
建物等親バグが入れない場所(または入る事が非効率的な場所)には「子バグ」と呼ばれる直径0.6m程の小型機(こちらは円盤に刃状の突起が付いた物)を射出、侵入させ切り刻みと自爆による攻撃を行う。
劇中ではザムス・ガルに秘密裏に搭載されており、運用テストとしてフロンティアIで使用された。
ビルギットの「人間だけを殺す機械かよ!」という台詞が有名だが、別にその他の物を破壊せず迂回するなどといった事はしない。インプットされた命令的には「人間が居る可能性の有る場所・物全てに攻撃せよ」という事なのだろう。 もちろん自軍であるクロスボーン・バンガードの機体は攻撃しない様にプログラミングされている。
『機動戦士Vガンダム』(小説版)や『∀ガンダム』(漫画版、小説版)にも登場している。特に、後者ではハロに偽装するという悪辣な使われ方がされている。
登場作品と操縦者
SRWではユニットとして登場したり、武器扱いだったりと様々。
αシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦α
- 今作ではクロスボーン・バンガードの貴族主義派が木星帝国に付いているため、木星帝国の兵器として登場。
- HPは低く、特に苦戦はしないが、幾つかコロニーへの侵入を防ぐシナリオがある。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 終盤で、大挙してネオジャパンコロニーに襲撃を掛ける。「独立して稼動する兵器」という共通項で、デュークは円盤獣を想起していた。
- 二軍ユニットの育成に打って付けの存在であるが、油断は禁物。
単独作品
- スーパーロボット大戦Card_Chronicle
- ELSを殲滅する目的で射出される。
関連作品
- ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦
- 敵キャラクターとして「親バグ」「子バグ」が登場。クロスボーン・バンガードの兵器として、コロニーの住民を殺害した。
- 戦闘では親バグを倒さない限り、子バグは無限に出現する。
装備・機能
武装・必殺武器
- 高速チェーンソー
- 外周に24基装備。MSの装甲すら切り裂くことが可能。
- レーザートーチ
- 24門を内蔵している。
- 子バグ
- 内部に3基搭載している小型のバグ。レーザー砲と爆薬、カッターを内蔵しており、親バグ同様切り刻んだりレーザーを発射したり、自爆する事で人間を殺傷する。
移動タイプ
サイズ
- S
関連機体
いずれも搭載機。
余談
- どういう訳か、ネットでは「ビルギットだけを殺す機械」という通称が広まってしまった。
- 『機動戦士Vガンダム』の地球クリーン作戦とエンジェル・ハイロゥも、自然環境へのダメージを小さくしながら人間だけを殺す機械といえる。
- 2012年に公開されたアメリカ映画『バトルシップ』に登場する異星人の使用する円盤状の兵器が、「バグに似ている」と視聴者からネタにされることがある。
- ちなみに、『バトルシップ』に登場する異星人の使用する円盤状の兵器は、バグと異なって(何故か)人間を殺傷せずに機械や建造物の破壊だけを行う代物である。殺戮を目的としたバグと比較すると、人間に優しい(?)兵器である。
- 『機動戦士ガンダムUC』でも最終盤で未来を暗示させる1シーンだけ登場している。