ロアン・デミトリッヒ
ロアン・デミトリッヒ(Roanne Demitrich)
- 登場作品:蒼き流星SPTレイズナー
- 声優:鳥海勝美
- 種族:地球人
- 性別:男
- 所属:コズミック・カルチャー・クラブ→グラドス軍(内通者)
- 階級:副官(第2部)
- 年齢:15歳(第1部)→18歳(第2部)
- 身長:175cm
- 体重:69kg
- 生年月日:1979年1月8日
- 血液型:A型
- 出身:地球(スイス)
- 生年月日と血液型は「アニメディア」86年8月号の付録より。
コズミック・カルチャー・クラブの生き残りの一人。面々の中では冷静で洞察力に優れた少年で、コンピュータにも強くSPT・バルディにも搭乗した。
第2部ではグラドスの有力な協力者となって総司令本部に勤務し、ル・カインの側近となって最終的には全軍の指揮権を委譲させるにまで至るが、実はレジスタンス側に通じており、グラドス軍が刻印を包囲した時にクーデターを起こしてグラドスタワーの制圧に成功した。
小説版では音楽や書物を愛する少年であると明記されている。眼鏡キャラで優等生だが所謂ガリ勉ではなく、テニス部のキャプテンを勤め、運動神経もよい。
慎重だが意外に行動的で、グラドス襲来の際は引率者の制止を振り切って駆け出したり、SPT・バルディに乗ってエイジの危機に駆けつける事もあった。
登場作品と役柄
- 新スーパーロボット大戦
- 第1部の姿で登場。支援系の精神コマンドを覚える。レベル30で補給を覚えるので育てることを推奨している攻略本もある。
- スーパーロボット大戦64
- 第2部の姿で登場。原作通りクーデターを起こした後、ベイブルとバルディを持ってきて加入する。登場時はグラドスの士官服姿だがクーデター後に合流した時にはTシャツ姿となっており、とある攻略本で「…何故Tシャツ?」と突っ込まれていた。…まあ、原作でもクーデター後はこの格好になっていたのだが。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 第2部の姿で登場。原作通りクーデターを起こすが、今回は非戦闘キャラ。
- スーパーロボット大戦J
- 第1部の姿で登場。ル・カインが登場するとはいえ、彼自身は終始第1部設定で、ある意味でシャピロが第2部ロアンの役割を担っているので裏切ることはない。バルディが修理ユニットとして割と使えるので、補給を覚えるのも相まってサポート系としてそれなりに使える。尤もシモーヌもサポート系として有能なので彼女にバルディを取られる可能性もあるが。
パイロットステータスの傾向
能力値
精神コマンド
- 新
- 偵察、集中、隠れ身、ひらめき、かく乱、補給
- リンクバトラー
- ひらめき、集中、補給、偵察、かく乱、隠れ身
- 64
- 偵察、集中、隠れ身、ひらめき、かく乱、補給
- J
- 偵察、集中、ひらめき、熱血、かく乱、補給
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「メロスのように ~LONELY WAY~」
- オープニングテーマ。
人間関係
- アーサー・カミングスJr.
- 第1部からコンビ的な扱い。第2部ではグラドス軍に潜入している者同士だが、彼に対してもグラドスへ忠誠を尽くす素振りを続けていた。
- アンナ・ステファニー
- CCC以来の仲間。OVA最終章ラストシーンでは、地球へ帰還したレイズナーに駆け寄る皆を制し、彼女をエイジの元へと急がせる心憎い配慮を見せた。
- ル・カイン
- ル・カインが地球方面軍総司令官として赴任した際、有能な地球人としてロアンを秘書官に抜擢、グレスコの死後は副官に指名する。小説版ではル・カインはロアンに友情を感じていたと発言し、また、小説『蒼き流星の行方』ではロアン自身もル・カインを敬愛していたと発言している。
- アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ
- 仲間。第二部では敵対関係となる。
- デビッド・ラザフォード
- CCC以来の仲間で、第一部では共にSPTに乗ってエイジをサポートした仲であるが、第二部ではグラドスについた事を裏切者として批判された。
- シモーヌ・ルフラン
- CCC以来の仲間。
- ギウラ
- 第二部での同僚。共にル・カインの部下であるが、ギウラの方はやや見下していた。
他作品との人間関係
- トレーズ・クシュリナーダ
- 64では共にル・カインに重用された地球人として行動した。
名台詞
- 「い、いえ……ドクターがあまり綺麗だったもので」
- 大人の女性に憧れを抱く年頃である。行動は年相応だが、言動は大人ぶりたいという心情が垣間見える。
- 「そう、僕ら仲間を見捨てるほど非情じゃないんです。怖いけど」
- 15話でゲイルのグライムカイザルに苦戦するエイジをデビッドとともに助けた際の台詞。
- 「信じないより、信じたほうがいい!」
- 誰もが思っていても言えない言葉、誰もが諦めの中に持っている希望を奮い立たせる言葉、そういう台詞を言うのがロアンの役割でもあったように思う。特に絶望的な状況を前にしても諦めない姿勢を示す台詞は多く、これもそのひとつである。
- 「みんな同じ人間なんですよ。国籍とか人種を超えれば理解しあえます」
- 24話でそれぞれ反目しあっていたソ連とアメリカの軍人同士がグラドス軍から地球を守るという事から一致して親しく会話し合う情景を見ての台詞。シモーヌはグラドス軍のおかげと皮肉るものの、エイジは地球人とグラドス人も理解しあえる筈だと想いを馳せる。
- 「軽率だね、君は」
- 招待状が届き、エイジらと再会できると期待するアーサーに対して。レジスタンスのリーダーであるデビッド、そして反抗の象徴であるエイジらとの密会は立場を危うくするとアーサーを詰るロアンだが、胸の内は…?
- 「お許しください。私は地球人なのです」
- ル・カインの理想を知り、ル・カインを敬愛しながらも、地球人としての道を選んだロアン。処分を保留し、背を向けるル・カインを見送るその表情に、グラドスタワー制圧の喜びは無い。
搭乗機体
- バルディ
- 第1部のみ搭乗。