ノリス・パッカード

2013年10月19日 (土) 11:16時点における116.81.78.66 (トーク)による版 (→‎単独作品)

ノリス・パッカード(Norris Packard)

長年サハリン家に仕えてきた軍人。モビルスーツの操縦に関してはトップレベルの腕を持ち、冷静で厳格な武人である。アイナの親代わり的存在で、アイナが恋をしていることにも気付いていた。
最後は、負傷兵を宇宙に帰すというアイナの希望をかなえるべく、グフカスタムで単身敵軍に乗り込み、最後はガンダムEz-8との一騎打ちの末、ビームサーベルでコックピットを焼かれ機体ごと真っ二つにされ、壮絶な戦死を遂げるもその命と引き換えにガンタンク3機を全滅させ、味方の脱出を援護した。軍人らしく最後まで任務を全うした姿にはシローも敗北を認めざるを得なかった。

お世辞にも美形とは言えない強面の容姿(悪役面にも見える)だが、アイナに「親代わりだと思っていた」と告白された際に顔を赤らめてはにかむなどの暖かみのある人間性や、シローをして「負けた」と言わせるほどの鬼神の如き強さは視聴者にインパクトを残しており、ファンも多い。

登場作品と役柄

その人気故か、スパロボでは比較的簡単な条件さえ満たせば大抵の作品で生存し仲間にできる。乗機のグフカスタムの性能やノリス自身のステータスも高いので十分戦力になる。今のところ仲間にならないのはGC及びXOのみ。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT2第1部
ジオン軍に所属し、グフカスタムに乗る。アイナとバーニィ説得で仲間になる。
スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
第1部で仲間にしたデータを引き継ぐと登場する。バニングと並ぶ親父パイロット兼援護要員。魂を覚えれば最後までいける。
スーパーロボット大戦IMPACT
今回から声が入った。アイナとバーニィの説得で仲間に。仲間にすると強運も手に入る。能力的にはバーニィの上位互換型といったところで充分強い。特に統率+魂が強力で、雑魚戦とボス戦の両方をこなすことができる。場合によってはケンプファー入手フラグと択一なってしまうがステージ選択と雪山イベントを起こすタイミングに注意すれば両立は可能である(雪山イベントを起こした後にケンプファーを入手すると説得が不可能になってしまう)。中断メッセージでは、シローとアイナの恋愛模様を尻目に、ゲーム終了のご挨拶をしてくれる。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
序盤の強敵として自軍に立ちはだかるが、終盤に出てきた際、最後まで撃墜しないで残しておくと機体ごと味方に。グフカスタムが最初からある程度改造してあるのもお得である。

単独作品

スーパーロボット大戦GC (XO)
アイナの護衛として序盤から登場し、最初はザクに搭乗している。同じグフ乗りのランバ・ラルの増援として登場したり、彼の死を悼んだりする。今回は味方になってくれないが、死亡する描写もない。グフに対する乗機台詞などが新規収録された。
スーパーロボット大戦Operation Extend
名前は出てこないが、アイナがジオン軍を離脱する際に、アイナに従った兵達が同行したという話をギニアスがしているので、アイナと共に軍を離れたと思われる。

パイロットステータスの傾向

精神コマンド

A
奇襲突撃献身かく乱集中
A PORTABLE
不屈突撃献身かく乱集中
IMPACT
奇襲突撃献身集中狙撃

特殊技能(特殊スキル)

A
底力切り払いカウンター
IMPACT
統率頑固一徹闘争心防御

エースボーナス

A
武器の消費EN50%
どう頑張っても愛機では活かせない。コウからデンドロビウムを拝借しよう。

パイロットBGM

「嵐の中で輝いて」

人間関係

ギニアス・サハリン
ノリス自身にとっての主君であり、自身の軍人としての考えとギニアスの求める物が相反しつつも、彼に最後まで忠節を尽くした。IMPACTでノリスが生存した場合は直接対決の機会がある。
アイナ・サハリン
ギニアスと同様に忠節を捧げる主君であり、互いに父娘とも言える信頼関係にあり、彼女から親代わりと言われた際は驚きながらも微笑んでいる。最終的には死に別れてしまうが、SRWでは大抵アイナやシローの説得で生き残り、その場合は最後までアイナを守るために共闘する。
シロー・アマダ
戦闘中に彼がアイナの名を口にしたことでシローとアイナの関係を察し死ぬ覚悟を固める。最後は彼との一騎打ちの末、戦死するがガンタンクを全て破壊されてしまったシロー自身は敗北を認めざるを得ず戦死後に彼から敬礼をされている。IMPACTでは仲間となった後、アイナとの絡みを目撃するが、シローに「アイナ様をよろしくお願いいたします」というなど、仲は良好。
ユーリ・ケラーネ
本編ではあまり絡みが無いが、小説版では互いに軍人として認め合っており、その人柄を信じて密かにノリスに連絡を取って宇宙への撤退の為に脱出用のケルゲレンの手配を図ろうとした。SRW未登場。
コート・ファルゲンバーグ
小説版に登場。階級は中佐でノリスとは古い友人であり、残軍を率いてケルゲレンで脱出した。SRW未登場。

他作品との人間関係

ガンダムシリーズ

バーナード・ワイズマン
COMPACT2とIMPACTでは彼が最後に説得することで仲間になる。バーニィに「大切な者を守るために生きるべきだ」と諭され、彼をシュタイナーが見込んだ男として認める。その後何かと絡む。
アナベル・ガトー
IMPACT序盤で彼の救援に駆け付ける。互いに軍人として敬意を抱いていた様子で、終盤では彼の死に「惜しい青年だった…」と哀悼の意を捧げている。
ランバ・ラル
AやGCで共闘。共にグフを愛機とするジオンのベテランパイロット。

名台詞

「強くなられた…。恋の、せいですかな?」
「自分が? アイナ様の、親…。光栄です」
アイナに親代わりと思われていたことを告白されて。彼の暖かみのある人間性が垣間見えた場面である。
「人の生は、何を成したかで決まる」
「怯えろ! 竦めぇ! モビルスーツの性能も活かせぬまま、死んでゆけぃ!!」
ノリスとグフカスタムを象徴する名台詞。ノリス卓越したの操縦技術と、グフカスタムの圧倒的なパワーを見せつけられ、唖然とするシローに言い放つ。
ノリスの登場する作品には必ずといってもいいほど用いられるセリフである。
「アイナ様、合流できそうにありません。自分は、死に場所を見つけました!」
シローとの一騎打ちの直前に言う台詞。台詞の通り、直後のシローとの一騎打ちで戦死。
「目の良さが命取りだ!」
シローとの白兵戦で、敢えてヒートサーベルを投げ捨てることで意表を突き、Ez-8を一時戦闘不能に追い込んだ。
「アイナ様の想い人と出会う…フッ面白い人生だった。」
「だが…負けん」
これもシローとの一騎打ちの直前に言う台詞。
「勝ったぞぉ!!」
ビームサーベルに焼かれながら叫んだ最期の台詞。死に際に放ったガトリングガンは3機目のガンタンクを破壊していた。小説版ではビッグトレーを撃破している。

スパロボシリーズの名台詞

「裏切り者がいると聞いていたが…」
「ザクのパイロット! シュタイナー大尉が泣くぞ!」
IMPACTで獣戦機隊基地にザクが配備されている事に怒りを覚え、パイロットのバーニィを一喝する。ちなみにノリスは、バーニィのザクがサイクロプス隊所属のタイプである事を一目で見抜いている。
「はっ! その意気やよし!」
「ならば、元味方から討たれる覚悟も出来ているな…!!」
上述の遣り取りの後、自らの信念に基づいて行動している事を告げたバーニィへ相応の覚悟を促す。戦闘終了後、バーニィはノリスのこの言葉を反芻する事に……
「やはりお前は…サイクロプス隊の落ちこぼれだな」
「だが…シュタイナー殿の見る目は間違っていなかったようだ」
「フフ…こんな若造に説き伏せられるとは、な」
バーニィからの青臭くも懸命な説得に、ノリスの迷いが払拭された瞬間。
「あの手の捨て台詞…何かありますな」
「怒り狂って復讐を誓うときほど、後ろ盾は薄いものです しかし…あの余裕」
ブライ大帝の捨て台詞に感じ入るものがあり口にした一抹の不安。その後ノリスの予測通り、科学要塞島が攻めてくる。
「はぁっはっはっは! なるほど、私はいままでこんな無茶な方々を相手にしていたのか! …勝てんわけだ!」
COMPACT2第1部で、葉月長官が科学要塞島への突入を決めた時、その無謀さに脱帽して。ジオン軍にもこういうの好きそうな人物が存在するが。
「形を失っても…心は残るものです。敬礼を」
IMPACTディラド星を消滅させるべく、自沈寸前のガンドールを見据えながらアイナ達へと謝意を促す。
「よろしい。ならば、このような愚作が通用せぬ事を我々が教えてやるまで!」
「世の中の厳しさも学んで頂くとしよう」
IMPACTアプサラスIIIをはじめとする過去に倒してきた強敵のイメージを発生させて、デバック作業に抵抗を示すオモイカネへ容赦する事無く立ち向かう。
「大帝…というのは伊達じゃないようだな…だが、負けはせんぞ!」
IMPACT終盤、巨大な体躯を現した妖魔大帝バラオを目の当たりにしても、ノリスの闘志は怯まない。
「アイナ様、ゲーム終了のご挨拶をしなければ…」
IMPACTの終了メッセージにて。終了メッセージの途中にシローとアイナが自分達に世界に入り始めたことに困惑する。
「さらばです、アイナ様! 私はジオン軍人としての行き方を貫こうと思います!」
GC・XOより、アイナ説得後の台詞。

搭乗機体

グフカスタム

備考

担当声優の市川治氏は2009年1月2日に心不全のため他界された。今後SRWシリーズにノリスが登場する場合は代役もしくはライブラリ出演などの措置が取られると思われる。なお参考として、「ガンダムVS.」シリーズにおいてはライブラリ出演という形で継続出演している。