アルブレード・カスタムは『バンプレストオリジナル』の登場メカ。
アルブレード・カスタム | |
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外国語表記 | Arblade Custom |
登場作品 | |
デザイン | 金丸仁 |
初登場SRW | 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 試作改良型パーソナルトルーパー |
型式番号 | PTX-014-03C |
全高 | 22.9 m |
重量 | 56.8 t |
動力 | 核融合炉(αシリーズ) |
浮揚機関 | テスラ・ドライブ |
OS | TC-OS |
原型機 | アルブレード |
開発者 |
カーク・ハミル ロバート・H・オオミヤ |
開発 | マオ・インダストリー |
主なパイロット |
リュウセイ・ダテ イーグレット・イング |
概要
『SRX計画』で開発されたパーソナルトルーパー・R-1の量産試作型で「SRXチーム」所属のリュウセイ・ダテ少尉がテスト運用していた「PTX-014-03 アルブレード3号機(タイプT)」の強化改造型。
正式採用機として開発されるはずだった「RPT-014 エルシュナイデ」に組み込まれるはずであったノウハウを参考に強化が行われ、鋼龍戦隊の所属機として運用される事になる。
機体概要
『インスペクター事件』の時期に『SRX計画』で開発されたパーソナルトルーパー・R-1の量産化が検討され、その量産試作機である「PTX-014 アルブレード」はR-1の専属パイロットであるリュウセイ・ダテ少尉がテスト運用を行い良好な戦闘データも得られた結果、正式量産機である「RPT-014 エルシュナイデ」も試作機の組み立てが開始される所まで進み、本格的な生産は後一歩の所まで漕ぎつけていた。しかし、「あちらの世界(並行世界)からの来訪者(シャドウミラー)によって、向こうの世界で完成していた機体である『RPT-014 エルアインス』が持ち込まれ、テロリストであるノイエDCの戦力に利用された」という予期せぬスキャンダルが発生してしまった結果、ほぼ同型機であるエルシュナイデの正式採用が大きく難航してしまう事態となり、『ハロウィン・プラン』によって高級量産機である量産型ゲシュペンストMk-II改までもが配備された結果、「R-1の量産計画」は完全に中止へと追い込まれる事になった。しかし、折角の良好な戦闘データが取れた事実から、単純に計画を終了させてしまう事に口惜しさを感じていた開発側は、既に完成しているアルブレードにエルシュナイデに組み込まれるはずであったコンセプトを参考に強化改造を行う事を検討。そうして誕生したのがアルブレードの強化改造型となる本機である。
ベース機として利用されたアルブレードは『インスペクター事件』時に「SRXチーム」に配備し実戦投入された3号機であり、強化においては、エルシュナイデの開発においても検討されていたテスラ・ドライブとビームキャノンの追加装備が行われ、テスラ・ドライブは高機動格闘戦用機として開発された「PTX-015 ビルトビルガー」に利用されているブレードウイング状のタイプが採用されている。更にはこちらもビルトビルガーに用いられている「ジャケット・アーマー」を新たに機体全身に装着する事で、最終的には機動力と防御力、火力のいずれも強化する事に成功している。しかし、当初の予定には無かったジャケット・アーマー装着により、当然ながら総重量が大きく増しているが、テスラ・ドライブにより質量重量の問題は何とかクリアされており、Rシリーズのパーソナルトルーパーでは実現できなかった空戦による近接戦闘が可能となった事から、総合的な戦闘力はR-1をも凌いでいる。武装に関しては、「G・リボルヴァー」、「G・レールガン」といったアルブレードで使用されていた武装がそのまま引き継がれており、改造前の3号機が使用していた専用武器「ブレード・トンファー」も引き続き使用している。そして、エルシュナイデの開発コンセプトから引き継いだビームキャノンにおいては、低出力だがビームを連射で放つ「速射モード」と高出力のビームを放つ「収束モード」に切り替え可能な「スプリッド・ビームキャノン」が装備されており、これによって中~近距離のみでなく遠距離からの攻撃も可能となったオールラウンダーな機体となっている。
『修羅の乱』終結後に強化改造が開始され、『封印戦争』の前哨戦と言える『ラ・ギアス事件』の発生直前には、地球連邦軍極東方面軍第1独立特殊部隊「鋼龍戦隊」の戦力に組み込まれた。
登場作品と操縦者
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 初登場作品。SRXとR-1がヴァイクランに破壊された為、リュウセイがバンプレイオスに搭乗するまで使用する。加入はヴィレッタと共に遅く、2段階改造状態。
- 使用期間が意外と長く、また万能な機体に仕上がっている為、小隊員機としても小隊長機としても優秀。乗り換えが可能で、クォヴレーら一部のバンプレストオリジナルキャラも乗り換えできる。ただしリュウセイ以外のパイロットを乗せると、バンプレイオス入手まではリュウセイが乗る機体が無くなってしまうのが難。また改造はバンプレイオスに引き継がれる上に、クォヴレーには反則級の性能を持つ愛機があるため、最終的にはルリアが搭乗し、優秀な小隊員の座に収まっているものと思われる。最強武器のブレードトンファーは、P属性で射程4、攻撃力も結構高い(6100-7600)のに消費ENが10しかなく、ハイツインランチャーに若干劣る程度のALL武器を持ち、PLA武器も強く、飛行+移動7と中々に優秀。
- なお、ビルトビルガーおよびビルトファルケンと同系統の技術が使われている点は、両機が参戦するクォヴレールートでしか語られない。
OGシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦OG
- 当初はハガネで保管されていたが、ラ・ギアスにおいて転移直前に回収したイングが目を覚ましたため、戦力増強の一環として彼に与えられることになる(PV等ではリュウセイも乗っていた)。マサキ編を通ると序盤の終わりごろから使える。
- なかなか優秀な機体で、使い勝手はOGSのアルブレードと同じ。アッシュに勝る点は素で飛行できることと移動力の高さ(カスタムボーナスで移動力は8にもなる)だが、空Bなので補強が必要。一方リュウセイが登場するのはリューネ編であるため、リュウセイが搭乗可能になるのはラ・ギアス編終了後となる。
- 攻撃力はサーベラスやブランシュネージュと同等だが、さすがに他のエースクラスには及ばないため、終盤で一線を張るのは厳しい。
- スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ
- 宇宙ルートなら1話、地上ルートなら6話終了後に入手。基本的には第2次OGと変わらず。最序盤は念動力レベルの関係で武装が満足に使えないリュウセイをこちらに乗せる手もある。
- 今作では、機体グラフィックが描き直され頭身が上がった機体が多い中、この機体のグラフィックは第2次OGからそのまま流用されたので、他の描き直された機体達と比べると明らかに頭身が低く見える。量産型ヒュッケバインMk-IIあたりと比べて見ると如実。
装備・機能
実体弾を発射する射撃兵装や速射性を重視したスプリット・ビームキャノン、ブレード・トンファーなど、信頼性・安定感を重視した武装が特徴。また、前述の通りジャケット・アーマーや盾を装備している為、防御面もアルブレードと比べて強化されている。バリアこそ搭載されていないが、攻防共に優秀。
武装・必殺武器
固定武器
- バルカン砲
- 頭部に2門内蔵された牽制及び近接防御用の武装。使用頻度は低い。
- G・レールガン改
- G・レールガンの改良型。バレルが延長されている。OGでのみ装備。
- スプリット・ビームキャノン
- 両肩部に装備された速射性のビーム砲。全体攻撃で、小隊制を採用している第3次αにおけるメインウェポン。集束モードが存在するのだが、現在α・OGともに実装されず。
- ブレード・トンファー
- トンファーの長く延びた打撃部分に実体剣を取り付けた武器。それ故に、攻撃方法は『柄の部分による打突』か『ブレードによる斬撃』に限定される。
トンファーは本来、『遠心力を乗せた打撃』を活かす事を主とした武器なので、トンファーと同等の重量を持つ刀身で『斬る事』と『質量を叩き込む事』を同時に行なっているものと思われる。
柄の部分は普通に握れるので、ショートソード2刀流のような使用方法も可能。
換装武器
- G・リボルヴァー
- R-1の拳銃。拳銃の割にはビームライフルより射程が長かったり、実弾なので意外とダメージが通りやすかったりする。
- G・レールガン
- 折りたたみ式のレールガン。ロングレンジ向けで、主に反撃用。OGでは初期装備でなくなり、改型を装備している。
特殊能力
- 盾装備
- 背中のウイングでシールド防御を発動する。とはいえ、バンプレイオスには盾がなく、リュウセイがシールド防御を覚えることもまずないので、見る機会はイベント戦闘以外ではほぼないだろう。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 移動力+1、武器のCT補正値+20
- 第2次OG。
- 全武器の攻撃力+200
- OGMD。
対決・名場面
関連機体
商品情報