連合士官

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連合士官は『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。

連合士官
登場作品 機動戦士ガンダムSEED
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
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プロフィール
種族 地球人
所属 地球連合軍
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概要

地球連合軍の一般艦長。

登場作品と役柄

αシリーズ

第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
初登場作品。連邦名義だが、グラフィックはSEEDの士官。ブルーコスモス派の連邦軍高官のグラフィックとしても使われる。

Zシリーズ

スーパーロボット大戦Z

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
スーパーロボット大戦W

単独作品

スーパーロボット大戦DD
「連合軍士官」名義。アラスカ基地のサイクロプスを起動させるウィリアム・サザーランド大佐(SRW未登場)の役割。
一方でオーブ戦ではブルーコスモス関係者ではない地球連合高官として登場し、ムルタ・アズラエルに苦言を呈している。

名台詞

SEED

将官A「アークエンジェルか……よもや辿り着くとはな」
将官B「ハルバートンの執念が、護ってでもいるんでしょうかね?」
サザーランド「ふん、護ってきたのは、コーディネイターの子供ですよ」
将官C「そうはっきりと言うな、サザーランド大佐。だがまあ、土壇場に来てストライクとそのパイロットが『MIA』と言うのは……何と言うか、幸いであったな」
サザーランド「GATシリーズは今後、我らの旗頭になるべきものです。しかし、それがコーディネイターの子供に操られていたのでは、話にならない」
将官C「確かにな……」
将官D「所詮は奴等には敵わぬものと、目の前で実例を見せるようなものだ」
サザーランド「全ての技術は受け継がれ更に発展しています。今度こそ我々のために」
将官B「アズラエルにはなんと?」
サザーランド「問題は全てこちらで修正すると伝えてあります。不運な出来事だったのですよ、全ては。恐らくはこれから起きる事も……
サザーランド「全ては青き正常なる世界のために
機動戦士ガンダムSEED』第32話より。小さくない犠牲を払って地球連合軍最高司令部アラスカ基地にアークエンジェルが到達した際、基地内の照明が落とされた会議室内での地球連合軍幕僚達の会話。
アークエンジェルをほぼ孤立無援に置いていたためか、アラスカ本部まで到着するとは全く思っていなかったらしく、安堵よりも困惑の感情が勝っている事が窺える。また、マリュー達が戦局を覆す切り札になり得ると考え、必死に本部まで届けようとしていたGAT-X105ストライクに関しても全く重要視していない節も見受けられる[1]
そして、何よりも会話の端々からコーディネイターがストライクを操縦していた事に対する露骨な嫌悪感が感じられ、最後にウィリアム・サザーランド大佐(SRW未登場)の発言から最高司令部に属する軍高官達が完全にブルーコスモスの思想に染まっている事が判明し、かつての血のバレンタイン事件は起こるべくして起きた事件だったと痛感させられる。
「くそっ! 第十三独立部隊を展開しろ」
副官「よろしいのですか?」
「何のために作ったモビルスーツ部隊だ! 奴等に我々の底力を見せてくれるわ!」
機動戦士ガンダムSEED』第37話より。パナマ基地戦での基地司令室にて。既存兵器を使用した戦闘で劣勢になりつつあり、基地司令官はストライクダガーの実戦投入を決断。実戦投入されたストライクダガー隊はザフトのモビルスーツ隊を瞬く間に翻弄し、戦局を一気に連合有利へと覆した。
しかし、ザフトの戦略EMP兵器グングニールでストライクダガー隊や基地の全機能が停止し、マスドライバーは破壊されて司令部も爆撃で消滅。司令官も戦死してしまう。だが、ストライクダガーがザフト軍と互角以上に戦える存在である事は証明されることになった。
ちなみに英語版では「奴ら」の部分を「スペースモンスター」と発言しており、司令官はブルーコスモスのシンパであった可能性が高い。
「明ヒトフタマルマルを期して、第六ならびに第七機動艦隊は月周回軌道を離脱。プラント防衛要塞ボアズ及びプラント本国への直接攻撃を開始する」
機動戦士ガンダムSEED』第37話より。ニュートロンジャマーキャンセラーのデータ入手により再度核兵器が使用可能となり、他の地球連合高官が難色を示す中でアズラエル主導でプラントへの全滅攻撃を可決。地球連合軍最高司令部からの命令を受け、月面プトレマイオス基地司令官が司令部で発令した出撃命令の台詞。
この発令により第1次連合・プラント大戦の最終決戦が幕を上げる。

DESTINY

「なるほど、確かに中々やる船だな。ザムザザーはどうした? あまりに獲物が弱った後では効果的なデモは撮れんぞ」
副官「ハッ! 準備出来次第、発信させます」
「身贔屓かもしれんがね。私はこれからの主力はああいった新型のモビルアーマーだと思っている。ザフトの真似をして作った蚊トンボの様なモビルスーツよりもな」
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第12話より。オーブ沖でザフト軍新造戦艦ミネルバと戦う連合軍太平洋艦隊司令官の発言。
ザムザザーの性能を評価していた模様であり、同時にザフトから生まれたモビルスーツが主力兵器である事も苦々しく思っている模様。
この司令官の想いが通じたのかは不明だが、ザムザザーゲルズゲーユークリッドなど地球連合軍では大型モビルアーマーの量産化は実際に行われる事になる。
「ええい! ファントムペインめ……」
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第16話より。インド洋前線基地司令官の台詞。自身の基地から発進していくウィンダムを眺めながら。
ネオ・ロアノーク率いる第八十一独立機動群によって基地守備隊のウィンダムを強引に徴用されてしまったため、実に忌々しそうに吐き捨てている。
しかも、ミネルバとの戦闘によりウィンダムは全滅。ファントムペインは基地防衛を放棄して撤収してしまい、通常兵器しか残されなかった基地はシン・アスカによって殲滅される憂き目にあってしまう。
基地司令「全軍配備完了しました」
ジブリール「では始めましょう」
基地司令「だが、本当に……」
ジブリール「先手必勝と言うでしょう? どうせ戦うのです。向こうは追い込んだつもりかもしれないが、実際はそうではないのだから」
基地司令「……全軍攻撃開始!」
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第38話より。地球連合軍最高司令部ヘブンズベース司令官の発言。
ヘブンズベースが匿ったロゴス幹部の引き渡しを要求する対ロゴス同盟軍に対してジブリールは問答無用の先制攻撃を要求し、基地司令官は躊躇う素振りを見せたが、結局はジブリールに押し切られてしまう。最高司令部の将官ですらジブリールに逆らえないなど、地球連合軍の指揮権は完全にブルーコスモスに掌握されてしまっている事が窺える。
「しかし、本当に撃つのですかな? 貴方はコレを」
ジブリール「当たり前だ。そのためにわざわざこちらに上がったんだからな」
「それは頼もしいお言葉だ。うれしく思いますよ。ならば我々も懸命に働いた甲斐があるというもの、こんなところでもね」
「最近は必要だと巨費を投じて作っておきながら肝心の時に撃てないという、『優しい政治家』が多いものでね。それでは我々軍人は一体何なのか、とつい思ってしまうのですよ」
機動戦士ガンダムSEED DESTINY』第44話より。全方位軌道間戦略砲「レクイエム」の発射シークエンス中のダイダロス基地司令官の発言。
口調は穏やかだが、レクイエムが実質的に死蔵されていた事に不満を抱いていた様で、大量破壊兵器は使用するためにあると言わんばかりの発言をしている。ジブリールに従う事に疑問を持っていない事からブルーコスモスのシンパであり、同時にかなり強硬派である事を窺わせる。
ちなみに彼が言う『優しい政治家』とは、この後にジブリールが「大統領の様な臆病者」と言葉を紡いでいるため、大西洋連邦大統領ジョゼフ・コープランドの事だと思われる。

脚注

  1. 既にストライクダガーは量産体制に入っており、最大の問題であったOS(オペレーティングシステム)も実践に耐え得るものが完成していたため、第1期GAT-Xシリーズは地球連合軍上層部では役割を終えている存在だった上に、より高度な技術かつ性能を先鋭化させたカラミティフォビドゥンレイダーの第2期GAT-Xシリーズがモニターに表示されていた事から既に新型設計と製造も始まっていた。更にパイロットすらもブーステッドマンエクステンデッドなどの生体CPUの運用も予定されていたため、最初期のモビルスーツとコーディネイターによるストライク運用実績しかない上に機体まで失われている以上、アークエンジェルは連合軍では重要な存在ではなかった。むしろコーディネイターを受け入れていた事がブルーコスモスに染まっていた本部幕僚達には疎ましかった模様である