バジュラクイーン

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バジュラクイーン
外国語表記 Vajra Queen
登場作品

マクロスシリーズ

デザイン 石垣純哉
分類 バジュラ
全長 最低でも数十km
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概要

バジュラの意思総体の中枢を担う存在。「クイーン」の名はバジュラの女王とみなされていることからつけられた名で、他の個体に倣うならば「クイーン級」とでも呼ばれるべき存在。

本星である地球型惑星の上に巨大な巣を構えており、背には金色の翼を2対4枚持つ。巨大な腹部の中では大量のフォールドクォーツを生成しており、バジュラの意思ネットワークの根幹となっている。

フォールドウェーブの強化によって他の個体を統括・支配する能力を持つが、クイーン自身はこの力を使うことはなく、あくまでも群れ全体の頂点として存在している。そのためバジュラ達は、支配されるのではなくあくまでも共有意思によって行動しているにすぎず、戦役終盤ではランカ・リーが「あい君」と名付けた幼生体を筆頭に、クイーン(=融合したグレイス・オコナー)の意思に反する行動を取る場面が見られた。

戦役終盤においてグレイス(を始めとするギャラクシー船団の集合意識体)に融合され、その意のままに操られることとなる。当初は圧倒的なフォールドウェーブによるネットワークでバジュラを操っていたが、ランカと回復したシェリル・ノームのデュエットによるネットワークへの割り込みを受けて統率能力を減耗され、早乙女アルトブレラ・スターン連携攻撃でグレイスの肉体が融合していた頭部を破壊される。

腹部に心を持つバジュラは頭部を破壊されても死なず、それはクイーンも例外ではない。「救出対象」だったランカとは異なるシェリルのを受けることで「人類が自分達バジュラとは違う生物である」と理解し、彼らを「敵ではない」と判断。交配のため別の銀河へと群れを連れて旅立ち、「バジュラ戦役」は終わりを告げた。

劇場版では細かな経緯が違うが、人類を理解して戦いを止めた点は同じ。だが…

登場作品と操縦者

どの作品でも、戦闘アニメでは基本的に(バジュラの心がある)腹を攻撃される。

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
表記は「バジュラ・クィーン」。黒の騎士団ルートでは版権作品ラスボスとしてZEXISの前に立ちふさがる。「次元断層」は消失したものの、「EN回復(大)」の追加でガス欠に持ち込むことは困難。
撃墜モーションでは、ちゃんと頭部だけ爆発する。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
版権作品ボスとしては最後に登場。融合したグレイスがパイロット扱いで、キャラクターとしてのクイーンはグレイス撃破後に1回だけ登場。
「次元断層」による防御と本作トップの装甲2000、HP200000も相まってとにかく堅い。ただし燃費が悪く、しばらく攻撃しているとガス欠でバリアも反撃もなくなるという弱点が存在している。
スーパーロボット大戦UX
劇場版設定で登場。本作ではバジュラクイーンとしての出番はユニットアイコンのみで、バトル・フロンティアと融合してクイーン・フロンティアに変貌する。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

ビーム
掲げた両腕から螺旋状のビームを放つ。
エフェクトはR-ダイガンの「アブソリュートハリケーン」の色違い。『第2次Z再世篇』ではMAP兵器版も所持。

召喚攻撃

バジュラ総攻撃
ナイト級バジュラを呼び出して一斉掃射を行う。『L』では通常版の他、こちらがMAP兵器版を所持している。
第2次Z再世篇』では行動不能の特殊効果バリア貫通の効果があり、とても厄介。

特殊能力

次元断層
全ダメージを2000軽減。『L』のみ。
HP回復(中)
『第2次Z再世篇』のみ。
EN回復(大)
『第2次Z再世篇』のみ。

移動タイプ

飛行可能だが、宇宙空間にいるので意味が無い。

サイズ

3L
L』ではバトル・ギャラクシー幻影のランカに続く3Lユニット。セントラルガルトデウス超擬態獣でも2Lであることを考えると、どれだけデカいか想像がつく。
だが、『第2次Z再世篇』ではそれよりもデカい奴等がいるので…。

機体BGM

「トライアングラー」
主題歌。ただし、本格戦闘中はシェリルランカ持ち歌が交互に流れるのであまり意味はない。

関連機体

バトル・フロンティア
マクロス・フロンティア船団旗艦。劇場版ではこの船と大きく関わることになる。
クイーン・フロンティア
バジュラクイーンとバトル・フロンティアがギャラクシー船団上層部によって融合され変貌した姿。劇場版にて登場。

余談

  • 『マクロスF』の数年後が舞台である『マクロスΔ』において語られたバジュラ戦役の話では、TV版の展開であるクイーンの頭部が破壊されたシーンがイメージ映像として登場する。ただし別のイメージ映像にはTVシリーズでは登場していないYF-29も登場しているため、『F』の世界がどのように『Δ』の世界に続いたかは不明。