十傑集(Magnificent Ten)とは、『ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日』の敵組織・BF団の幹部から選抜された者で構成される集団。
概要
各々が特殊能力を持ち、どれもが尋常でない力を発揮する。能力の質は基本一人一種だが、実際は明かされていない物を含めて数多くの技を見せている。なお、設定によれば能力の種類こそ一系統だが、段階が「基本技」、「大技」、「命を賭けた大技」の三段階らしい。
十傑とされているが、超A級のエージェントという実力を認められなければならないため、誰かが死亡するなどしてもすぐに補充されず、常時10人揃っているわけではない。劇中では眩惑のセルバンテスが既に死亡しており、9人となっている(国際警察機構の九大天王が9人なのはこのため)。ちなみに一部メンバーは「六神合体ゴッドマーズ」の原作版「マーズ」に登場する「監視者」達がモデル。
SRWではガンダムファイターや使徒に匹敵、あるいは超える戦闘力を持ち、ロボットアニメと忘れてしまうほどの有り得ないスーパーバトルを見せ付けてくれる。
ロボットに乗らない者が多く、SRWでは殆どがイベントシーンのみの登場である。ぶっちゃけ、戦えばゲームのバランスが崩れてしまう上にもはやスパロボでなくなってしまう。十傑集とはそれ程の力量を秘めた漢たちなのである。
登場作品
αシリーズ
単独作品
人物
- 混世魔王 樊瑞
- 十傑集のリーダー。一癖も二癖もある十傑集を束ねるのは並大抵の苦労ではない。モデルは『横山光輝 水滸伝』に登場する同名の人物。アルベルトの娘、サニー・ザ・マジシャンを預かって育てているなど、信頼されている様子。
- 衝撃のアルベルト
- 同作の生んだ屈指のダークヒーローで、真の主人公とさえ目される事もある、十傑集を代表する人物。十傑集の中では、SRWにおいても出番は群を抜いて多い。モデルは『マーズ』の地球監視者の一人。
- 激動たるカワラザキ
- 元十傑集リーダーで、孔明の動向を監視するためにリーダーを樊瑞に譲る。他のメンバーからは「激動のじいさま」と呼ばれ慕われており、能力の高さゆえに個人行動に走りがちな十傑集をまとめる。モデルは『マーズ』の地球監視者の一人。
- 眩惑のセルバンテス
- 草間親子とはかつて親交があった。過去に死亡しており、その後も補充されてない。アルベルトと盟友でもあり、彼の死が戴宗との因縁を生むことになった。モデルは『バビル2世』に登場するヨミの部下の一人、陣。
- 素晴らしきヒィッツカラルド
- 一番格下で、なおかつ性格にも難があり他のメンバーからもあまり好かれてはいなかった。ただ、今川監督のお気に入りであることが明言されており、作中ではかなり活躍している。「指パッチンで真っ二つ」という世にも奇妙な必殺技はアニメファンの度肝を抜いた。モデルは『バビル2世』に登場するヨミの部下の一人。
SRW未登場
- 白昼の残月
- 樊瑞と行動を共にする。十傑集最年少の19歳。覆面で素顔を隠している。あらゆるものを針に変えて撃ち出す能力を持つ。モデルははっきりと確定してはいないが、容姿が似ているのは『横山光輝 水滸伝』の百勝将・韓滔である。
- マスク・ザ・レッド
- 赤い仮面とマフラーを着用した、スーツ姿の忍者。忍術を扱うほか、「巨大黄金仏像ビッグゴールド」を操る。モデルは『仮面の忍者赤影』の主人公・赤影で、ビッグゴールドも赤影の敵の1つである金目教が使用した巨大ロボ「金目像」に由来する。
- 命の鐘の十常寺
- 十傑集最高の頭脳の持ち主で「命を操る能力」を持つ。手に持った鐘を鳴らすことで、生物の命を奪ったり、無生物に命を与えたりすることができる。ちなみに死んでも時間が経てば甦る。モデルは『横山光輝 三国志』に登場する後漢末期の王朝を牛耳る悪徳宦官グループ・十常侍の一人。
- 暮れなずむ幽鬼
- 獣、虫、鳥は愚か植物に至るまで種を問わず、ありとあらゆる生物を自在に使役する能力を持つ。能力ゆえに人の心が読めてしまい、カワラザキだけに心を許していたが、その後ある程度は馴染めたようだ。モデルは『伊賀の影丸』に登場する忍者・幽鬼。
- 直系の怒鬼
- 様々な武芸に秀でた隻眼の男。直属の戦闘集団「血風連」を従えている。禁止されているはずの私軍を備えていることや、その二つ名からビッグ・ファイアの血縁者と推測されている。寡黙な人物で、劇中では一言も話さない。モデルは『闇の土鬼』の主人公・土鬼。