オズマ・ドラーゴ | |
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外国語表記 | Ozma Drago |
登場作品 | |
声優 | 大林隆介 |
種族 | 地球人(トルサ星出身) |
性別 | 男 |
所属 | 無所属→新惑星連合 |
概要
惑星海の「ヴァイオレット惑星海」に位置するトルサ星出身の革命家。
トルサ出身者は、銀河烈風隊の中核メンバーの出身地であるアステロイドベルトの標準語に比べかなり訛りが強いらしく、彼も口調は独特。ただし、標準語も話そうと思えば話せる模様。
劇中の混迷した太陽系各星の状況を憂い、組織的に限界の見えるバクーフに代わる新しい社会を作り、外宇宙との対等な関係を築くことを目的に、盟友のナーカ・シンタルと共に行動している。
枠に囚われない広い視野を持っており、バクーフ側の銀河烈風隊を敵視するどころか、彼らの本拠地にやってきて「烈風隊も自分と手を組んで、新しい時代を作っていこう」との持論を述べるなど、彼らからもその存在は一目を置かれている。
自らの理想を実現するため、トルサ星の宇宙艦隊創設に尽力する他、ケイ・マローン率いるロングー星やイーゴ・モッコス率いるゴワハンド星と新惑星連合を結成する。しかし反バクーフ運動の強化をもくろむゴーショの女帝、エリカ・テーナ(SRW未登場)などの強硬派には、銀河烈風隊に好意的な彼はむしろ障害と認識されていたらしく、エリカ・テーナの依頼を受けたジル・クロード(SRW未登場)が雇った殺し屋にナーカ・シンタルと共に暗殺されてしまう。オズマの死は銀河烈風に大きな痛手を残し、最終的に亡骸は彼らの手によって宇宙葬となった。
その生涯、トルサと言う星の名前、劇中でその訛りが土佐弁(ちなみに声優の大林氏は高知県出身ではなく福岡県出身である)で表現されていることからも明瞭だが、モデルは坂本龍馬である。名前も龍⇒ドラゴ(ン)と言うもじり。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- エドン国と新惑星連合の和解を目指していたが、それを目障りに思ったカーメン・カーメンが送り込んだキングコブラによって、原作同様ナーカ・シンタルと共に暗殺される。
人間関係
- ディーゴ・近藤
- シュテッケン同様、オズマの人柄には感じるものがあった。皮肉なことにオズマの死はトルサ星艦隊の首脳部を刺激し、彼の死の遠因にもなる。
- シュテッケン・ラドクリフ
- 立場的には敵と言うことになるのだが、危険を顧みずに持論を披露しに来た上、視野の広さを見せたオズマには一目置いていた。その生き方は交わらなかったものの、オズマの死はいろいろな意味で大きな痛手だったようだ。
- ケイ・マローン、イーゴ・モッコス
- 共に新惑星連合を結成する。オズマはケイらを説得して烈風隊もこの連合に組み入れようと考えていた。
- ナーカ・シンタル
- 盟友。最終的に彼と共に…。
SRW未登場の人物
他作品との人間関係
名台詞
- 「わしゃあ外宇宙の船を見に行くんじゃ。太陽系の遥か彼方から艦隊を組んでやってきた、奴らの船や操縦法は太陽系の船とは比較にならんほど、すごいと聞いちょるきに」
ビリー「ふぅん…船が好きなんですね?」
「ああ、大好きじゃけん。わしの夢は艦隊を連ねて、太陽系の遥か先の銀河を渡り歩く事じゃ」 - 初登場した第15話にて、シュテッケン、ビリーと互いに素性を知らぬ上でオフス星への特別便で同席した際に。外宇宙の技術をものにして自由に羽ばたく夢を語り胸を躍らせるが、眠くて気の立っているシュテッケンには苛立たれてしまうのだった。
- 「頑固もんじゃのう」
- 第16話、外宇宙のエンゲーレス艦隊に襲撃されるゴワハンドのイーゴに私設部隊で加勢したいと願い出たところ、これはゴワハンドの問題と断られたのを受けて。オズマのお国言葉的には「いごっそう」と言うべきか?
- 「おまんらから買い受けたクリスタル砲ぜよ。イーゴのゴワハンドを潰させるわけにはいかんきに!」
- その後イーゴ率いるゴワハンドの守備隊がエンゲーレス艦隊に押し切られそうになったところで突如エンゲーレスの艦載機が母艦を攻撃しだしたと思いきや、それを買い付けておいて加勢したオズマ達であった。断られはしたものの、商人らしく恩を売りに行ったのかもしれない。
- 「あれは敵ぜよ」
イーゴ「敵?」
「いずれ会うときは敵と味方に別れてるだろう。やつらはバクーフの狂犬、銀河烈風だ」 - 同上。外宇宙艦隊との交戦を終えた後、イーゴと手を交わし戦場に現れたバクシンガーの事を尋ねられて。敵になると知りながらも、それを飄々と言ってのけた。
- 「おぬしの薬、っちゅうても酒と女じゃきに?加減せないかんぜよ」
- 第21話、オフス星以来の再会で身体のことを聞くや、「薬がよく効いている」と答えたシンザーク・ハイムをジョークめかして窘めた一言。相当に親しくしていたことが窺える。
- 「馬鹿者! 反バクーフのクーデター計画で一刻を争うというのに、そのような暇があると思うのか、貴様!」
- 同上、投獄されたケイを救出するためナーカ、シンザークと共に軍司令部の人間に成りすまし、ケイに会わせるのに許可の書類を求めてきた収容所の所長に強引に迫った一幕。この場面ではいつものお国言葉は封印しており、
地味な顔立ちも含めて視聴者もよく見ていなければオズマだと気づかないかもしれない。 - 「ケイ・マローン。今度はおぬしがシンザークに代わってしっかりせないかん時が来たぜよ」
- 同上話より。銀河烈風隊に追われるシンザークを救出するために駆けつけるが、一歩遅くシンザークは目の前で討たれてしまった。オズマは傍にいたケイに向けてシンザークの意志を継げと説くのだった。
- 「ドン・コンドール…あかんぜよ…」
- ジル・クロードの雇った殺し屋によって致命傷を負わされたオズマが、駆けつけた銀河烈風隊に対し口走った最期の言葉。モデルの龍馬と同じような言葉を遺して逝った。