マキ・イズミ | |
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漢字表記 | 真木イズミ |
外国語表記 | Izumi Maki |
登場作品 | |
声優 | 長沢美樹 |
デザイン | 後藤圭二 |
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
年齢 | 18歳(TV版)→23歳(劇場版) |
身長 | 177cm |
体重 | 56kg |
所属 | ネルガル重工(TV版)→民間人(劇場版) |
趣味 |
ダジャレ 新興宗教の体験入信 |
好きな食べ物 | おはぎ、いなり寿司 |
嫌いな食べ物 | ところてん |
概要
エステバリス隊のパイロットの一人。
スバル・リョーコ、アマノ・ヒカルとスリーマンセルのチームを組む。実はパイロットとしての技量は3人の中で最も高く、特に射撃能力が高い(この点は、SRWでもゲーム中の能力や精神コマンドにも反映されている)。専用エステバリスのカラーリングは水色。
陰鬱な雰囲気に似合わず、両親が漫才師故か寒いダジャレや怪しげな歌曲を頻繁に口ずさむが、多くの場合軽く無視される。コメディリリーフなキャラクターだが時折シリアスな一面も見せることもあり、二面性を持つ。実は婚約者に2度死なれており、自らを「不幸を呼ぶ女」と称する。
劇場版ではBAR花目子(けめこ)の雇われママをしていたが、独立ナデシコ部隊に参加する。TV版だと作画の出来によって美少女に見えるときもあったが、瞳からハイライトが消え、虚ろな表情となった劇場版のイズミはとにかく怖い。
登場作品と役柄
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- リョーコ、ヒカルと共に参入。第1部では出入りが多いため、戦力には数えられない。脱力を低レベルで習得するのが魅力。ただし、命中率アップの精神コマンドが必中のみで習得レベルが高いのがネック。いつものごとく射撃寄りの能力で砲戦フレームもイズミ機のものは取り分け武器性能が高い。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- 初参戦作品。ミノフスキー粒子の影響でナデシコとの合流に間に合わず、居合わせたロンド・ベルに半ば捕獲されるような形でリョーコ、ヒカルと共に一足先に仲間に。
- リョーコのように個別のイベントは用意されていないが、戦闘や会話でしょうもないギャグを飛ばしたり、突然シリアスにヒカルを制したりする場面があるなど、それなりのキャラ描写はされている。
- やはりというか当然というか、精神コマンドで「脱力」を所有。参入後の宇宙ルートでは強力なマップ兵器を持つヴァル・ヴァロやガンダム試作2号機と幾度か交戦することとなるので、その対策として彼女とユリカの持つ「脱力」には何度もお世話になる。
- スーパーロボット大戦R
- 序盤は劇場版、後にTV版で登場。
- リョーコ、ヒカルとの合体攻撃が「移動後使用可+長めの射程+中々の威力+実質弾数無限」と使いやすく、激励の仕様変更(使用者の周囲4機の気力+10)により必要気力110も問題とならなくなった。3人セットで運用すれば、一線級の活躍が出来る。
- スーパーロボット大戦J
- ほぼ原作通り。合体攻撃が使えれば火力は十分だが、防御面がやや辛い。
- スーパーロボット大戦W
- TV版も劇場版も登場するが、ヒカル同様に2部の参戦がやや遅め。
- スーパーロボット大戦BX
- 合体攻撃の火力がかなり高く設定されているうえに参入が早いので重宝する。集中こそあるものの、ひらめきも不屈も持っていないうえ、換装で地形適応をSに出来る影響か機体の運動性自体も微妙なので雑魚は兎も角エースを相手にする際に不安が残るのが悩みどころ。
単独作品
- スーパーロボット大戦MX
- 中盤を過ぎた頃に自軍に参入。強力で燃費の良い合体攻撃を持つため、リョーコ、ヒカルとセットで出撃させると活躍できる。 また、精神コマンドのコストが低いものが多く、扱いやすい。
- スーパーロボット大戦V
- 第15話(日本ルート)と早めの登場になったが、パイロット登録はされずリョーコの召喚要員止まり。今度は旋風寺家の執事とのダジャレ合戦を行う場面も。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
前述の通り射撃戦に優れており、砲戦や月面フレームとの相性がいい。反面格闘能力は控えめで、特に空戦や0Gフレームの主力武器となるディストーションパンチに関しては「他のメンバーより必要気力が高く、攻撃力も低い」という微妙な性能にされがち。
精神コマンド
その性格故、脱力を覚えることが多い。また、ひらめき・必中を高確率で覚える。
- IMPACT
- てかげん、脱力、狙撃、熱血、ひらめき、必中
- A(A PORTABLE)
- てかげん、脱力、集中、ひらめき、熱血、必中
- R
- BX
- 集中、必中、直撃、脱力、熱血
- MX
- 脱力、集中、ひらめき、必中、熱血、てかげん
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
人間関係
他作品との人間関係
名(迷)台詞
TV版
- 「お願いだから閉めないで。サバじゃないんだから…」
- 第4話「水色宇宙に『ときめき』」より。マキ・イズミ初登場時の初ダジャレ。
- 気密コンテナの中から登場したらリョーコに閉じ込められそうになった際の抗議で、「シメサバ」と掛けている。誰にもウケなかったが、イズミだけで大爆笑してキャラ印象を決定づけた。
- 「ハハハハ…! ふざけていると、棺桶行きだよ」
- 第6話「『運命の選択』みたいな」より。バッタやジョロの大群を一網打尽にして「お花畑」と浮かれるヒカルとリョーコに割り込み、乾いた笑いと共に窘めた台詞。この時の二人の呆れ顔が、全てを物語っている。ヒカル曰く「ハードボイルドぶりっ子」。
- SRWでは後半部が通常の戦闘台詞として使われていたが、『BX』では「フォーメーションアタック」のトドメ演出時の台詞の一つにも採用された(なお、別パターンでは、イズミがギャグを言って二人が呆れるという図になる)。
- 「甲板一枚下は真空の地獄…。心を持たぬ機械の虫どもを屠(ほふ)る時、わが心は興奮の中で…なぜ、醒(さ)めたまま…。悪いわね、性分なの」
- 上の台詞で水を差したのをリョーコに突かれて、さらに続いて。ここまで来ると中二病な気すら感じる。リョーコからも「変な奴」とドン引きされた。
- これもまた、最後の行の部分がSRWでの戦闘台詞に採用されている。
- 「鋭気を養って、えー気分」
- 第9話「奇跡の作戦『キスか?』」より。ナデシコが北極の海域にあるウチャツラワトツスク島に向かう中、「パイロットは待機して鋭気を養うように」と命じられた中でできたダジャレ。
- 「クルマ洗う…それは、洗車…」
- 第11話「気がつけば『お約束』?」にて、バッタに取り付かれて襲ってきた旧世代の戦車を目の当たりにしての一言。
- 『BX』でもGAIL戦車用の戦闘台詞として採用となった。
- 「テンカワ機、エネルギー範囲外一番星となる」
アキト「なんだとーッ!」 - 第19話「明日の『艦長』は君だ!」より。リョーコの照れで乗機のエステバリスを吹っ飛ばされたアキトを見て上手いオチを付けた。
- 「どーも…マキ、詩人です…」
- 終盤、ヒカルに「詩人だね」と言われての返答。ウクレレ漫談芸人の牧紳二氏にかけたダジャレだが、往年のタレントネタという意味では後の「ブランク長い」の前フリ、と言えるかもしれない。
劇場版
スパロボシリーズの名台詞
TV版設定
IMPACT
- 「ルリちゃん…過度な突っ込みは芸が荒れる…」
- 第2部宇宙激震篇第16話「悪夢、再来」より。フォン・ブラウンの場所も知らずに出撃しようとするガイを、毎度の如く「バカ」呼ばわりしようとしたルリへ上述のアドバイスを送る。
- 「すばやく踏み込んで…撃つべし撃つべし!」
- 第2部宇宙激震篇第31話「探求者」より。長距離射撃を得手とするアインストグリートに対し、イズミが語る攻略法。漫画『あしたのジョー』からの引用だが、こちらは「打つべし」。
- 「会話のノリを一言で絶つ…苦手だね、そういう奴」
- 第2部宇宙激震篇最終話「激震する宇宙に」より。エクセレンらが放ったデビルサターン6への挑発を一蹴し、ロンド・ベル隊に有利な流れを与えなかったガルディを、こう評する。
- 「関西弁使うんだったら、もっとボケないとおいしくない…」
- 第3部銀河決戦篇第26話「決着、そして新たなる謎」より。デビルサターン6に向けて発したダメ出し…を装って、実は彼を逆上させてペースを乱す戦略だったらしい。
- 「今は口よりも手を動かすんだね…大事な人間を亡くす思いなんて……無い方がいい…」
- 第3部銀河決戦篇第28話「マーズ・アタック」より。更なるベンメルコレクションの登場に愚痴るヒカル達を咎め、白鳥の命を懸けてメガノイドへタイムリミットぎりぎりの戦いを挑む。このシナリオでのイズミは、終始シリアスに徹している。
携帯機シリーズ
- 「清潔でもバイ菌、グー…おそまつ」
- 『A』第12話地上ルート「登場!究極のMA」or「精神コントロール装置」より。破嵐万丈の邸宅でつかの間の休息が許された際、バイキング形式の食事を供されて。流石に食卓でそれはどうかと思う。
- 例によってこのギャグもスルーされるかと思われたが…(後述)
- 「…できる」
- …で、上記のギャグに反応したギャリソン時田に「もう少しですな」と評され、加えて一枚上手のギャグを返されては、さしものイズミもこうつぶやくよりなかったようだ。
- 「シャッフル同盟ご指名~」
- 『A』第35話火星ルート「君らしく、誇らしく」or「ときにはもっと、私らしく」より。火星の古代遺跡内部にある演算ユニットを、ユリカの提案でマスドライバーで遠くに放り出す作戦に際し、協力を渋るエリナに対して。
- 口調はいつもの通りだが、遠まわしに脅しているようにも見える。しかも、指名されて出てきたのはよりにもよってアルゴだったりするし。
- 「ああ…時が見えるわ…」
- 『J』の第15話ナデシコルート「あの「忘れ得ぬ日々」より。乗機がオモイカネの暴走によって操作不能の時に撃墜されるときのセリフ。もちろんあの二人の人生を狂わせたあの人の最期のセリフのパロディ。ちなみに本家は「時」ではなく「刻」である(読みは同じ)。
- 「ガルラ…聞こえていたら君の生まれの不幸を呪うがいい」
- 『W』第24話「それぞれの『自分らしく』」より。火星での戦いにおいて、途中で乱入してきたシンクラインに対しのたまわった台詞。無論あれのパロディ。撃墜後「何故だ」と叫ぶシンクラインに対し、返したヒカルの台詞は勿論「坊やだからさ」。
- 「倍率ドン、さらにドン…これで倍々、シンクライン…!」
- 『W』第25話「木星決戦!超重力の罠」より。木星圏での戦いでファーラ姫という存在がありながら他の女性陣に目をつけるや、その女性陣からの不興を買ったシンクラインへのトドメの一言。前半はやはり往年の人気クイズ番組からか。
- 「言ったでしょ、アタシは不幸を呼ぶ女だって…!」
- 『BX』での戦闘台詞の一つ。
- 「死に別れたと思った相手が生きてたら、ああなるのかもしれないね…」
- 『BX』第16話「氷点下での再会」より。凱と命の再会シーンを前にして。
劇場版設定
携帯機シリーズ
- 「あんたの気持ちわかるよ…。ミナトさんにあたしのような想いを味わわせたくないんだね…。大事な人が消えちまう…あの痛みと悲しみを…」
- 『W』第32話2周目「決意のパートタイムジョブ」にて、ミナトへと迷惑をかけてしまい、戦うことに迷いを覚え、BARで飲んだくれる九十九へと送った言葉。過去にイズミは二人の婚約者と死別しており、また原作では九十九が凶弾に倒れてミナトと結ばれることがなかったことを考えると、この発言は意味深である。
- 「理解する気もないね、そんな独りよがりの夢想は」
「あんたは知るべきだよ。この世界で懸命に生きている一人一人の人間のことをね」 - 『W』第47話「黒衣の復讐鬼の最期」における草壁との戦闘前会話より。MXのAI1戦に並ぶシリアスモード発動である。
MX
- 「貼り切手…郵便はポストへ…くく…っ…」
- 最終話「約束の地」におけるAI1との戦闘前会話より。ヒカルから「張り切っていこう」という意気込みを聞いてこんなギャグを吐く。この時点ではまだおちゃらけていたのだが…。
- 「いい加減にしな…!その紙みたいな人間の意志にお前は負けるんだよ…!」
- 同上。エルデ搭乗時のAI1との戦闘前会話より。エルデは「人間の意志なんてAI1の前では紙みたいなもの」と罵声を浴びせるが、どういうわけかこの発言に心底怒りを覚えたらしく、普段の彼女からは想像できないほど熱い台詞を吐く。
- なお、上述の台詞と共にリョーコが戦闘しないと見ることは出来ない。
V
- 青木「なるほど…。納豆食って…なっとくしてから、戦線に復帰したいという事ですな」
「そう…吹っ切れてから、復帰したいの」
青木「やりますな」
「そちらもね」 - 第15話「納豆に手を出すな!」のマップ開始前にて。BAR花目子でナデシコクルーに復帰する前に誰かさんの仕業で高級品になってしまった納豆を食すのが先決と話すや否や、青木が呼応。負けじと彼女も応酬し、同好の徒同士の分かり合いが繰り広げられた。これには一緒に来ていたプロスペクターも「こういうのも達人同士の応酬と言うのでしょうか…」と困惑気味。
- 「あんたの大事な人は生きている。その人を悲しませるな」
- 第29話「復讐の果てに」のシナリオエンドにて。二人の婚約者と死別した過去を持つイズミだからこそ、復讐を果たし、一度再会したユリカの元を去ろうとするアキトを諭したのである。(原作ではユリカに再会することなくなく去っていった)
スパロボシリーズの迷台詞
- 「呪…」
- 『IMPACT』第3部銀河決戦篇第4話「白熱の終章」より。駄洒落の不調さを口にした際、「好調な時って有るの?」と突っ込んでくるエリナへ発した呪詛の言葉。
- 「ギアが二つでダブルG…それは一年以上前のお話~」
- 『MX』第34話(『MX PORTABLE』では第35話)「断ち切られたLOOP」より。味方となった凰牙と電童の揃い踏みを指して…いるのだが、イズミが何を言いたいのかはお察し下さい。
- 「…クローン作りに一苦労ん…」
- 『MX』第42話(『MX PORTABLE』では第43話)「神よ、百鬼のために泣け」より。「クローン技術」という言葉に対し発した寒いギャグ。
- 「飲み逃げ…。ミナトさんへのツケにしとくよ。ミナトのツーケー…。たっぷり尻にしかれな、白鳥クン。ぷぷ…くぷぷ…」
- 『W』第32話2周目で上記の発言の後、迷いを振りきって店を出て行った九十九へとあてた言葉。それまでのシリアスを木っ端みじんに粉砕するイズミはやっぱりイズミであった。ちなみに九十九が飲んだのはビールグラス1杯だけである。