アレルヤ・ハプティズム
アレルヤ・ハプティズム / ハレルヤ(Allelujah Haptism / Hallelujah)
- 登場作品
- 機動戦士ガンダム00
- 劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- (SRW未参戦)
- 声優:吉野裕行(幼少時:城雅子)
- 種族:地球人(中国系ロシア人)
- 性別:男
- 年齢:19歳→20歳(1st)→24歳(2nd)→26歳(劇場版)
- 身長:186 cm
- 体重:65 kg
- 血液型:B型
- 所属:ソレスタルビーイング
- 役職・称号など:ガンダムマイスター
- キャラクターデザイン:高河ゆん(原案)、千葉道徳
ソレスタルビーイングに所属するガンダムキュリオスのガンダムマイスター。
かつて、人類革新連盟の特別施設「超人機関技術研究所」で生み出された「超兵」と呼ばれる兵隊で、認識ナンバーは「被検体E-57」。「脳量子波」と呼ばれる特殊な念波を感じ取ることができる。そして、彼自身の最大の秘密は人体実験の影響で誕生した「ハレルヤ」という別人格が潜んでいることである。
主人格の「アレルヤ」は温厚だが、「ハレルヤ」が発現すると攻撃的で口調も変わり、パイロットとしての技量も飛躍的に向上する。
超兵の真価は常識を超えた反応速度と思考速度の融合なのだが、実際のところこれを単身で実現した被検体はおらず、ピーリスは思考能力が追い付いていなかった。 しかし、アレルヤは(結果的にはだが)自身が思考、ハレルヤが反射を担当することでこれを解決しており、両者が連携して戦闘を行うと絶対的な戦闘力を獲得する。この状態は1st・2ndとも最終局面でのみ(劇場版では少し増えた)披露されており、ハレルヤ曰くこれが「真の超兵」だという。作中最強の戦闘力を持ち、強敵を文字通り一蹴するその実力から、この状態での暴れぶりはファンから「アレハレ無双」なる俗称がついているほど。
なお、両目の色(右目が黄色)が違うオッドアイである。1stにおいては前髪で片目が隠れており、アレルヤは左目、ハレルヤは右目が出る。
アレルヤ
主人格はこちら。1stにおいては控えめかつ温厚な性格で、可能な限り戦闘を避けようとするなどマイスターとしてはかなり異端。超人機関での過酷な実験により別人格を宿している。
機関を仲間達とともに脱走した後は記録から存在を抹消されている。またその際に宇宙を漂流した経験から、作戦よりも宇宙ステーションの救出を優先するなど甘さも垣間見られる。パイロットとしての技量はマイスターだけあって高いのだが、同じく超兵であるピーリスとの戦いでは諸々の事情でイニシアチブを取られがちだった。
もう一つの人格であるハレルヤとは全く対照的な性格であるため徹底的に意見が合わず、時に主導権を乗っ取られることすらある。
1st終盤での国連軍との死闘の最中、アルヴァトーレの攻撃が直撃したことで生に対する意識が強くなり、「何としても生き延びる」という共通の目的を持ったことで人格が一時的に融合。超兵の真価たる「反射と思考の融合」を実現し、中破したキュリオスでセルゲイとピーリスを圧倒するという凄まじい戦闘力を見せた。しかし、セルゲイを守るためにコクピットから飛び出したピーリスの姿を見て、それがかつて機関で心を通わせたマリー・パーファシーであったことを理解して衝撃を受け、不意の一撃を受けて撃墜、国連軍に捕縛された。
2ndでは4年もの間連邦軍の施設に収監されていたが、ソレスタルビーイングの電撃作戦で救出され、戦線に復帰。ブランクをものともしない力を見せ、アリオスのマイスターとして戦いを再開した。この時期のアレルヤは1stとは異なり、明確に「目的のために戦う」という意識を持って戦闘に臨んでいる。そのため以前よりも単独の戦闘力は向上しており、アリオスの性能を生かした高機動戦闘を行っていた。
戦いの中でマリーの救出に成功し、以後は行動を共にしている。メメントモリ攻略戦に前後して起きたセルゲイの戦死によってその人格がピーリスに戻ってしまうという不測の事態に見舞われたが、それでも彼女とマリーのために戦う意思は曲げなかった。
イノベイターとの決戦後はソレスタルビーイングを一時降り、生きる理由と意味を確かめるためにマリーと共に自分の故郷へ赴く旅に出た。小説版にて、その経緯としてヴェーダと一体化したティエリアがアレルヤの故郷のデータを送った事が明かされている。
ちなみに「アレルヤ」とは劇中でマリーが言及した通り、神への感謝を表す言葉。
ハレルヤ
アレルヤの中に潜む別人格。超人機関での実験がもとで偶発的に生み出された存在。主人格のアレルヤとは対照的に凶暴かつ好戦的な性格で、ただ敵を倒すだけではなく、より残虐な手段をあえて用いて殺すこともある。そのためアレルヤとは徹底的に意見が合わない。
機関脱走後に宇宙を漂流していた際、奪取した輸送船の備蓄と酸素が尽きかけるという緊急事態に見舞われたのだが、この時ハレルヤは自身が生き延びるためにアレルヤから主導権を奪い、命乞いをする仲間達を笑いながら皆殺しにしている。この一件は他ならぬアレルヤに深いトラウマとなって残っており、対立の一因ともなっている。
迷いを抱えがちなアレルヤとは異なり、「どんな手段を使おうとも、敵を倒して生き残る」という唯一目的を持って戦っている。またパイロットとしての技量は明らかにハレルヤの方が上。出自が出自だけに超人機関や人革連には激しい敵意を向けているが、反面「超兵」としての自分の力には絶対の自信を持っており、アレルヤと自分が連携して「真の超兵」の力を発揮すれば無敵だとすら確信している。表面化している時は変形機構と高機動をフル活用したトリッキーな接近戦闘を行う。
国連軍との決戦の際、アレルヤが頭部に傷を受けたことで脳量子波を失い、同時にそれに依存していたハレルヤ自身の存在も消滅した。
しかし、実際にはアレルヤの意識の底に落ちて主導権を失っていただけであり、2nd中盤のダブルオーライザーの起動実験の際、脳量子波への干渉によって強引に表に引きずり出され、再登場を果たした。この時の彼は「無理やりたたき起こされた」と表現している通り、一つのアクシデント的な目覚めであり、起動実験終了と共にまたアレルヤの意識の底に戻ってしまっている上、アレルヤはこの事を知らなかった。なお記憶の共有についてはハレルヤ側は全く問題なく行われており、マリーの一件についても頭に入っていたが、アレルヤ側はハレルヤが出てきた事に気付いていなかったため、記憶の共有は一方的にしか行われていないようである(なお外伝作品「機動戦士ガンダム00I」ではアレルヤが眠っている時、ハレルヤが脳量子波によるイノベイターの呼びかけに反応する場面がある。つまりアレルヤの意識が無い時は主導権を握れるらしい)。
その後は同様の状況下……つまりGN粒子や脳量子波が強く干渉する場面で何度か顔を出した後、イノベイターとの決戦で刹那が起こしたトランザムバーストを受けて完全復活。アレルヤとの同調による「反射と思考の融合」を再び実現し、対峙していたヒリングを瞬殺した。この時期のハレルヤは長く眠っていたためか、あるいはアレルヤとの人格の融合を行った影響か(アレルヤはハレルヤと人格の融合を繰り返すとハレルヤ側の性格に引き込まれると明言されているが、そうならばハレルヤ側にも同じ事が起こっても不思議ではない)、残虐性や凶暴性がなりを潜めており、劇場版では入れ替わる際にアレルヤに断りを入れるなどコンビネーションが良好化している。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 初登場作。48話にてソーマ・ピーリスと戦闘を行うとアレルヤ+ハレルヤの状態になり、能力が全体的に上昇し、精神コマンドが信頼、熱血が友情、魂に変化する。トリニティとの戦闘ではトレミーが地上に降りているにも関わらず原作通りハブられてしまったが、理由付けとして「3対3じゃないとフェアじゃない」からと語っており、その後の刹那とロックオンの和解には立ち会う事が出来た。また、中盤の対超能力者との白兵戦に刹那を差し置いて登場しており、驚いたプレイヤーもいたかもしれない(一部のファンからは「ここだけ劇場版要素」とも)。クロウに対してやたらと鋭いツッコミを行うのも印象的。
ハレルヤの方は「引き金は誰がために」でスポット参戦する。カットインの目つきが非常に凶悪。 - 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- プロローグでは1st終盤の融合状態、本編では『2nd』設定で参戦。回避特化の能力でかなり速い。原作では4年近く捕まっていたが、今回は半年足らずで解放されることになり、さらにハレルヤの復活も原作よりかなり速いタイミングとなる。本作でもクロウに対して辛辣なツッコミを入れて来る。戦闘面では新たに追加された特殊コマンド「融合」による強化とアリオスの全武装がP兵器化するカスタムボーナス、そして最終的にずば抜けて高くなる移動力により文字通りの高火力・高機動力を発揮する。
ちなみに本作の設定だと21歳で、クロウより一つ下。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘、射撃共に卒なくこなせるが、格闘は刹那、射撃はロックオンがいるので若干霞みがち。回避はマイスター内で最も高く、特殊技能やエースボーナスも回避に特化している。
精神コマンド
キュリオスの移動力と合わせ加速を習得するので、瞬時に戦場にたどり着ける。
- 集中、根性、加速、直感、信頼、熱血
- 破界篇。CBルート8話でスポット参戦するアレルヤは根性がド根性に差し替えられ、48話の覚醒モードでは信頼が友情に、熱血が魂に変化する。
- 集中、根性、加速、直感、熱血、愛/魂
- 再世篇。「愛」はマリーに対するものなのだろうか。融合時は愛は魂に差し替えられる。
特殊技能(特殊スキル)
- ブロッキング、気力+ (回避)、ヒット&アウェイ
- 破界篇ではヒット&アウェイを習得しているが、キュリオスの性能とはやや噛み合わない。逆に気力+(回避)はアレルヤの性格「弱気」との相乗効果で回避するだけで気力+4という恐るべき効果を発揮する。
- 天才 ヒット&アウェイ ダッシュ
- 再世篇プロローグでの技能。超兵が天才扱いになった事が反映されている。集中をかければそう簡単には当たらないだろう。
- 融合 ヒット&アウェイ ダッシュ
- 再世篇本編のデフォルト技能。「融合」は中盤で解禁される専用技能で、能力が上がるとともにハレルヤが登場するようになる。アリオスの性能+カスタムボーナス+エースボーナスが相まってとにかく足が速く、加速込みで移動力は13に達する。
固有エースボーナス
- 回避率+20%
- アレルヤのボーナス。気力+(回避)と相性が良い。
- 命中率+20%
- ハレルヤのボーナス。登場ステージに出て来るのはピーリス以外はインベーダーのみなので、正直効果は薄め。
- 命中率+20%、回避率+20%
- 48話イベント時限定の、アレルヤ+ハレルヤのボーナス。しかしライバルであるピーリスはさらに10%高い。
- 移動力+1、回避率+20%
- 再世篇でのボーナス。ますます速くなった。
パイロットBGM
- 「DAYBREAK BELL」
- 1stシーズン前期OPテーマ。
- 「儚くも永久のカナシ」
- 2ndシーズン前期OPテーマ。
人間関係
- 刹那・F・セイエイ
- チームメイト。強い信頼関係と絆で結ばれている。
- ロックオン・ストラトス
- チームメイト。彼もまた強い信頼関係と絆で結ばれている。
- ロックオン・ストラトス (2代目)
- 2ndでのチームメイト。事前に聞いていたにも関わらず、ニールとうり二つの容姿を見てやはり驚いていた。
- ティエリア・アーデ
- チームメイト。当初は彼にマイスターとして疑問視されていたが、徐々に信頼関係を構築し、4年後にはティエリアのほうからも仲間として信頼関係を築いている。
- スメラギ・李・ノリエガ
- 二十歳の誕生日に酒を酌み交わすなど仲がよく、信頼も寄せている。
- セルゲイ・スミルノフ
- 民間人を共に救い、時には戦うなど因縁の相手。やがて…。
- ソーマ・ピーリス
- 同じ「超兵」として戦う間柄だったが、二人との間には重大な過去が…。
他作品との人間関係
- カミーユ・ビダン、シン・アスカ
- 第2次Z 再世篇にて、敵味方の間柄である強化人間の女性を持つ繋がりか、ピーリスを説得する際に協力する。
- ジョニー・バーネット
- 第2次Z 破界篇序盤ではハレルヤが発現した際、彼に「ゲッターチームに染まった」と思われる。
- キリコ・キュービィー
- 再世篇ではアレルヤ救出作戦にてアレルヤを救出を担当。互いに取り戻したい女性がいる繋がりで共感している。
- クロウ・ブルースト
- 第2次Zでは彼に対し、簡潔明瞭かつ辛辣なツッコミを入れる事が多い。
名台詞
アレルヤ
1st
- 「実戦だ、ハレルヤ。待ち飽きた…」
- 第1話、出撃前に自身のもう一人の人格に向けて。
- 「ハレルヤ、世界の悪意が見えるようだよ」
- 第1話、任務完了後にイオリア・シュヘンベルクの演説を聞きながら自嘲気に微笑んで。
- 「キュリオス、アレルヤ・ハプティズム、介入行動に移る」
- 任務を遂行する際の台詞。
- 「これで稀代の殺人者…けどね!」
「これが、ソレスタルビーイングだ!!」 - 第2話、キュリオスを変形させながらユニオン軍を攻撃して。
- 「どんまい」
- 狭い谷底を通った際にキュリオスが崖に接触し、弾けた岩がデュナメスと接触しそうになり、怒ったロックオンをなだめた台詞。何故かカルト的な人気がある。
- 「何故、こんな苦いものを…」
- 二十歳となった日に、スメラギと共に酌を交わした際の一言。
- 「僕も生きる。僕はまだ世界の答えを聞いていない。この戦いすら…」
「それを知るまで、僕は、死ねない!」 - 最終決戦にて、ハレルヤが「他人の生き血をすすってでも生きる」と述べた際の答え。そしてこれを聞いたハレルヤは…。
- 「そんな…ソーマ・ピーリスがマリーだなんて…!」
- 最終決戦の際、GN-Xから脱出したソーマを見た際の一言。「マリー」とは誰なのか、それは2ndシーズンにて明かされる事となる。
2nd
ハレルヤ
1st
- 「勝手に俺の中に入ってくるなぁッ!!」
- 第5話より。人革連の超兵であるソーマ・ピーリスとアレルヤの邂逅は、アレルヤ自身の中で眠っていた人格『ハレルヤ』を目覚めさせてしまう。
- 「見つけたぜぇ!ティエレンの高機動超兵士様よぉ。あぁ…間違いねぇ。さんざっぱら俺の脳量子波に干渉してきやがって!てめぇは同類なんだろ…?そうさ、俺と同じィッ!体をあちこち強化され、脳を弄繰り回されてできたバケモノなんだよぉッ!!」
- 第10話、ソーマと二度目の邂逅時に。
- 「そんな大層なもんじゃねェだろ?人を改造して兵士にするような社会に、どんな秩序があるってんだァ?…そんでもって、俺は女に逃げられて少々ご立腹だ。だからさァ…楽には殺さねぇぞォッ!!」
- ソーマを逃がしキュリオスを迎え撃つ人革連の兵士・ミンを前にして。太字の部分に人革連に対する激しい憎悪が感じられる。
- 「チッ…わかったよ…なぁんてなぁ!!」
「楽しいよなぁ、アレルヤ…アレルヤァッ!!」 - ミンをなぶり殺しにしようとするハレルヤを止めようとしたアレルヤだが、ハレルヤがそれに応じる素振りを見せたため、気が緩んだ所でハレルヤはあっさりミンを殺し、アレルヤに下段の台詞を言い放った。
- 「見つけたぜぇ!!女ァ!!」
- ソーマ相手への台詞。
- 「ヘ…ようやくその気になりやがったか…」
「ならあの女にみせつけてやろうぜ…本物の超兵って言う奴をなぁ!!」 - アレルヤとの目的が一致した彼は、ヘルメットを外した後、前髪を上げて高らかに叫び上げた。
- 「反射と思考の融合…それこそが超兵の在るべき姿だ!」
- 2つの人格を同時に反映させた際の台詞。ソーマに対して「反射速度に思考速度が追いついていない」事を指摘しながら、キュリオスが半壊状態だったにも拘らず、ソーマとセルゲイの2人を相手に圧倒的な戦闘力を見せ付けた。
2nd
- 「まったく、おちおち寝てもいられねぇぜ。……なァ、アレルヤ」
- 2ndシーズンでダブルオーライザーの起動実験が行われた際、まさかの再登場を果たしての台詞。……なのだが、2ndではこの後長期に渡ってハレルヤは出番がなく、次に本格登場したのは何と最終決戦のヒリング戦(それ以前にもアレルヤと入れ替わりで登場はしていたが)。ちなみに角川スニーカーの小説版でもしっかり踏襲されており、2巻のラストで登場した後は最終巻まで全く出番がない。ちなみにハレルヤはこの時までアレルヤの意識の底で眠っていたらしく、この目覚めはかなり不快だったようだ。
- 「ハハハッ、ハハハハハッ!!超兵復活と行こうぜぇぇぇっ!!」
- 2ndシーズン最終話にて、ダブルオーライザーのトランザムバーストを受けて完全復活を遂げる際に。
- 「ヴェーダに依存してばっかりのお前らが、俺達に勝てるワケねぇだろぉっ!!」
- 上記の台詞の後、ヒリングを圧倒して。「超兵」たる自分とアレルヤの力に絶対の自信を持つハレルヤには、ヴェーダを掌握して優位に立った気でいるイノベイド達など敵ですらない。直後、ヒリングを文字通り「消滅」させる。再世篇においては対イノベイド用の特殊戦闘台詞に採用されている。
迷台詞
1st
- 「女性に危害を加える役だなんて、人選ミスじゃないかな。穏やかさを信条としている僕には、そういう役は似合わないと思うんだけど…」
- ドラマCD「MISSON-2306」で初登場した際の台詞。確かに彼の性格上間違ってはおらず、刹那もこの言葉に同意するが、これだけ聞くと「自分はナルシストだ」と言っているようである。しかし、真の意図は…。
- 「ダーンダダーン!ダンダンダン、ダーンダダーン!武力介入~!」
- 上記ドラマCD内で上記セリフ直後のシーンにおいて『催眠術』によって覚醒したハレルヤがミッション開始の際に放ったセリフ、というか鼻歌(ちゃっかり「FIGHT」だったりする)。「武力介入~!」の部分は某猫型ロボットのようなイントネーションであり、他のキャラの性格も(グラハムとルイス、沙慈以外)原形をとどめていない同ドラマCDではもはやこのシーンあたりになるとリスナーも疲弊しきっており、ツッコミが追いつかない。ちなみにこの台詞、吉野氏のアドリブらしい。
2nd
- 「ロ、ロックオン!? どうして!?」
- 2代目ロックオンとの対面の際の驚愕。直後に「その反応、飽きたよ」と返される。小説版ではこの時ちゃんとロックオンの説明は受けていたが、それでも驚かずにはいられなかったらしい。尤も、このアレルヤの反応にティエリアも「アレルヤは変わっていない」と安心しているのだが。
- 「犯罪ですよ」
- リンダ初登場の際に、イアンから自身の妻だと紹介された際の突っ込み。
- 「トランザム…」
- メメントモリ攻略戦でMSデッキで呟いた台詞。台詞だけなら普通なのだが、この時期のアレルヤは活躍が僅少になっており、プトレマイオス2の格納庫でトランザムを発動する場面が多く見られた。その事で「GN電池」とネタにする人もいる。
スパロボシリーズの名台詞
アレルヤ
戦闘台詞
Zシリーズ
- 「相手はどうやら人工知能搭載の機体のようだ。ハレルヤ…少しは気が楽だよ」
- 第2次Z 破界篇序盤で熱海を襲う機械獣軍団を目の当たりにして、人命を奪わずに済む戦いに安堵して呟いたもの。
- 「僕達は任務の性質上、サバイバルの技術は一通り修得してるからね」
- 甲児から「料理が得意」というガンダムマイスター達の意外性を振られての返答。ちなみに裏設定では料理の腕はロックオン(初代)>刹那>アレルヤ>ティエリアの順であるとの事。
- 「随分とユニークだね、彼…」
- アーサー捜索中に出くわしたルルーシュが演じる「奇行」を目の当たりにしての率直な感想。
- 「君は黙っていた方がいいよ」
- クロウが自身の戦う理由である「借金返済」について口にしようとした際、すかさず口にしたツッコミ。にべもなく一蹴されたクロウは「…ごもっとも…」と返すのみであった。
- 「ストップ」
- 同じくクロウへのツッコミ。こちらはシナリオ後半から再世篇で使われるようになるが、よりぞんざいになっている。これに対してはクロウも「…はい…」としか言えなかった。
- 「それはもう戦争でもない…ただの虐殺だ」
- 第2次Z 破界篇後半でユフィが引き起こしたナンバーズ虐殺事件の惨状を知り、怒りを露にする。もっともその裏に隠された真相を、アレルヤをはじめとするZEXISメンバーは知る由も無かったが…。
- 「そんな……ソーマ・ピーリスがマリーだったなんて……」
「知っていたのか、ハレルヤ!」 - 「夜明けの鐘」にて、コクピットから覗いたピーリスの姿を見て。事実を知っていたらしい相方に叫ぶが、ハレルヤからは冷徹に言い返される。
- 「戦うんだ!託された想いの為にも!」
- ガイオウとの戦闘前会話で、彼の言葉に一瞬躊躇った刹那を鼓舞する。
- 「ソレスタルビーイングで出せる給料には限界があるよ」
- 第2次Z 再世篇で再び借金塗れとなったクロウへ、遠回しにCBへの再加入を勧める。手厳しさの中にも、アレルヤなりにクロウを気遣っている事が窺える台詞でもある。
- 「君って人は、本当にどうしようもないね」
- 「ゼロと呼ばれたG」にて、クロウへの恒例の(?)ツッコミ。辛辣極まりない台詞に、傍で聞いていたマリーも少々驚いていた。
- 「希望があれば人は生きていけるよ。辛い過去があってもね」
- 第2次Z 再世篇中盤、キリコとの対話で互いの想い人の存在が生きる糧となる事を改めて認識し合う。
- 「最後までブレないね、君って」
- イノベイターとの最終決戦という重大局面にも関わらず、スメラギへボーナス請求を口にするクロウの守銭奴発言(無論、場を和ませる為のジョークであろうが)に苦笑する。
- 「リボンズ・アルマーク!超兵もイノベイターも関係無い!」
「僕はソレスタルビーイングとして、ZEXISとして、お前と戦う!」 - リボーンズガンダムとの戦闘前会話。「超兵ごとき」と侮蔑の言葉を口にするリボンズの狭量な選民意識を、ハレルヤと共に糾弾する。
ハレルヤ
戦闘台詞
- 「あのお子様が、頼もしくなったもんだぜ!」
- 刹那への援護攻撃時に発生する戦闘台詞。
Zシリーズ
- 「知ったら、お前はもう戦えねえ。死ぬだけだ」
- 「夜明けの鐘」にて、アレルヤからピーリスのことを知っていたのかと問われて。早い段階でピーリス=マリーと気づいていたハレルヤは、この事実をアレルヤが知れば戦意を喪失するとの確信から、あえてこれを伏せていたらしい。
- ハレルヤ「久々だぜ、この感触……行くぜ、アレルヤ!」
アレルヤ「反射と思考の融合……!」
ハレルヤ「これが真の超兵って奴よ!」 - 「戦士達の叫び」にて、融合後の戦闘前台詞。原作から大幅に前倒しされた復活を果たし、相方と共にアロウズに襲い掛かる。
- 「やりゃあできるじゃねえか、アレルヤ」
「見せてもらうぜ、アレルヤ。てめえの戦いって奴をよ」 - ルーク・アダモンの幻惑を突破したアレルヤに対して。意識の底から、「マリーもソーマ・ピーリスも守る」と豪語した己の半身の戦いをどこか嬉しそうに見守る。
- 「言ってくれるぜ! 自称イノベイターが、真の超兵である俺達に敵うと思ってんのか!」
- リボンズとの戦闘前会話にて。真の超兵の片割れたるハレルヤにとってみれば、ヒリングもリボンズも思い上がった「自称イノベイター」、倒されるべき敵でしかない。
- 「おう! そっちも仕事サボったりすんなよ!」
- 再世篇騎士団ルートのエンディングにて、21世紀警備保障の面々に「ハレルヤもお達者で」と言われた際に。原作での凶暴性がなりを潜めた、ハレルヤには珍しいどこか和やかな一幕。この台詞から察するに、ゲーム中では描かれなかったが戦闘中以外もハレルヤは度々表に出てZEXISの面々と交流していたらしい。
搭乗機体・関連機体
余談
- 00の世界における強化人間とも言える超兵の力や二重人格等の重要な設定を併せ持つ彼だが、中心となるエピソードは物語の前半で片付けられてしまい、他のマイスターに比べると若干影が薄い。挙句の果てに、1stシーズンでは刹那、ロックオン、ティエリアが和解する重要エピソードで1人プトレマイオスに居残りという扱いまで受けている。その為にファンからは「ハブラレルヤ」と呼ばれてしまう事も…。武装も動力源を搭載していない母艦を守る為に、待機するのは仕方がないと言うが…。スパロボでも該当ステージにて一人だけ強制出撃から外されるという形で再現されてしまったが、上述の和解シーンには立ち会っている。ちなみに「ハブラレルヤ」という俗称は水島監督も把握しており、アレルヤを上手く表現していると認めるものの、演じている吉野裕行氏に対しては本意ではないと謝罪もしている。これはアレルヤ(というか覚醒アレルヤ)がサーシェスと並ぶ00世界の最強パイロットと設定されているため、刹那が空気化するのを防ぐために割を食ったと言われている。
- ハレルヤは一部資料やゲームによっては「ハレルヤ・ハプティズム」と称されている事がある。