AIF-7S ゴースト / QF-4000 ゴースト(AIF-7S Ghost / QF-4000 Ghost)
シャロン・アップル事件を教訓にして自律行動をある程度抑制して制式・量産化に至ったゴースト。同時期の主力有人戦闘機であるVF-171 ナイトメアプラスよりも格段に高性能でなおかつ製造及び運用コストはわずか3分の1程度に抑えられるため2050年代には戦術の要として統合宇宙軍に広く配備された。運用方法は母艦からの遠隔操作とAIやプログラムによる自律行動を併用した半自動方式。そのため外部からの操作が途絶えても事前に用意したプログラムに従ってある程度戦闘を継続することが可能。
しかし、2059年にマクロス・フロンティア船団が遭遇したバジュラによるECM攻撃を受け、AIF-7Sは自律攻撃もできず沈黙してしまう。
QF-4000
この問題に対して同船団のL.A.I社は新開発のフォールド通信誘導システムを装備し、ECMの無効化を図ったAIF-7Sのアップデート機種QF-4000を同船団のS.M.Sに所属するルカ・アンジェローニ専用機であるRVF-25 メサイアの随伴機として3機(シモン・ヨハネ・ペテロ)を試験配備した。平時はRVF-25の哨戒中の護衛と目標物の情報収集を行うが、かつての事件以降禁断のシステムとなったゴーストX-9の人工知能を改良した「ユダ・システム(SYSTEM-JUDAH)」が封印されており、開放されれば完全自律機動状態となり、次世代機のゴーストV9を上回るほどの驚異的な戦闘能力を発揮する。アニメ版ではバジュラ本星での最終決戦において封印を解除している。劇場版では未使用。
また、ドラマCD『娘ドラ◎』のエピソード『ルカと3人のゴースト』では、このユダ・システムがかつてのX-9のように暴走しないための防止策として擬似人格を持たせることになり、親しい人物の人格パターンを使用して育成を行っていた。しかし、リーダーがルカでその部下の人格が現実では想い人の松浦ナナセと先輩であるアルトとミシェルということになっておりそれが騒動を巻き起こす原因となる。
小説版では次世代機であるはずのAIF-9Vの性能をQF-4000が上回るのは、AIF-9Vの中枢モジュールはあくまでX-9の模倣発展型であり、対して本機はX-9の完全な純正発展型であることが要因であると書かれている。同作品ではこのゴーストたちがルカを守るべく盾となって破壊されるという行動をとるシーンがあり、さらに歌が聞こえたとも書かれている。その散っていく残骸は林檎の花びらのようであったとか。
登場作品と操縦者
QF-4000は『マクロスF』が参戦しているどの作品でもRVF-25の武装として登場している。AIF-7Sが敵ユニットとして出現したのは『L』と『BX』のみ。
ここでは基本的にAIF-7S ゴーストの扱いについて紹介する。QF-4000についてはRVF-25 メサイアの項を参照。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 敵ユニットとして登場。
- スーパーロボット大戦BX
- PVには第1弾で敵ユニットとして登場。
- 本編ではクォーターに配備されていたものがマーダル軍に鹵獲されて使われる他、地球でも生産されていて原種に乗っ取られた機体が登場したり、ビスト財団もけしかけてくる。
装備・機能
武装・必殺武器
- マウラーROV-25 25mmビーム砲
- マイクロミサイルランチャー
- 多目的ミサイルランチャー
移動タイプ
サイズ
- S