闘士ダブルゼータ

2015年11月28日 (土) 21:03時点における忠犬キャット (トーク | 投稿記録)による版 (→‎人間関係)

闘士ダブルゼータガンダム(Warrior ΖΖ GUNDAM)

無双の剛力を誇るアルガス騎士団戦士隊隊長。魔法の類は使えないがあらゆる武器の扱いに精通しており、背に負うバックパックに鋭利な重量級の武具を計6本(三種)収納している。

ほしの竜一氏の漫画版では少々四国弁交じりの話し方をする。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦BX
初登場作品。阿蘇山火口でジェイアークに保護されていた。
登場は16話からだが、当初はスポット参戦のみで、正式参戦はキングジェイダーが参戦する中盤以降となる。
武装は三つのみで必殺技や合体武器は軒並み採用されていない。参戦する頃には他の騎士たちが猛威を奮っているので、非常に物足りなく感じてしまう。強いといえば強いのだが、如何せん器用さがないといったところ。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

ダブルハンマー
鎖でつながれた鉄球を発射する武器。ヴージとハンマーの交換で「ダブルシザース」と「ハンマーアレイ」に換装可。
モチーフはZZのダブルビームライフル。
ハンマーアレイ
両端に棘付鉄球を差し込まれた棍棒。通常時は射出機の発射口に差し込んでいる。
ジャマダハル
左腕に装備した刃の付いた手甲。[2]
BX』では「ソード」名義で、先に右拳のストレートを打ち込んで浮いた相手に突き刺す。
モチーフはΖΖのシールド。
ヴージ
バックパックの左右両端の鞘に収納した2本の戦斧。ダブルハンマーにハンマーと交換で差し込むことで「ダブルシザース」となる。
恐らくモチーフはΖΖのハイパービームサーベル。
ダブルメイス
バックパック2段目に収納された2本の戦鎚。
ダブルスパイク
バックパック1段目に収納された2本の金属製棍棒。
獅子の斧
アルガス王国に敵対するジオン族の呪術士キュベレイから奪い取った伝説の武具。とある魔獣の専用装備だが、同時にその魔獣の滅びにつながる対抗兵器でもある。
『BX』では連続攻撃パターンとなっており、ハンマーで一撃⇒ソードで追撃⇒吹き飛ばした相手を上から踏みつける⇒ペチャンコになった敵を斧で連続殴打⇒ジャンプから一撃⇒引き剥がした相手を真っ二つ、という流れ。トドメ演出でガッツポーズを決める。
長剣
ほしの竜一氏の漫画版のみの使用。

合体武器

ダブルハルバード / ダブルストライカー
3種6本の武具(ヴージ・メイス・スパイク)から派生する2本の斧槍。ストライカーはバックパックの基部を転用して2本の斧槍を無理矢理1本の斧槍にあわさった状態をさす。これらの長物を振るって会得した「ストライカー流槍術」を御披露する。
ハイメガハンマー / ハイメガハンマー改・スラッシャー / ハイメガハンマー改・スマッシャー
バックパックとスパイクとアレイで組み立てた超重量級の得物。スマッシャーは鎚頭(ヘッド)に見立てたパックの口に、2本目のスパイクとメイスを差し込んで破壊力を向上させた形態を指す(2本のヴージは鞘に収納)。
スラッシャーはヘッドの後面にアレイ、前面に2本のヴージを差し込んで組み立てた形態。ダブルゼータが愛用する全換装武器のなかで最も大きく、最も長い。
ハイパーメガアックス
「獅子の斧」に「ダブルスパイク」と「ダブルメイス」を連結させて生み出した長柄の戦斧。派生する換装武器のなかで絶大な破壊力を誇る。

必殺技

ダブル猛襲弾
FC版で披露した必殺技。全身全霊の力を込めた「正拳突き」(ストレート)らしい。敵集団を殴り飛ばして「気絶」状態にできるがダメージを与えられるわけではなく、HPを消費して繰り出す割に短時間で復帰されてしまう事も多く、ゲーム中では使える必殺技とは言いづらい。
上述の通り『BX』では「ソード」での初撃が右拳のストレートになっているため、ここに組み込まれたと思われる。

特殊能力

剣装備、盾装備
HP回復L1
EN・MP回復L1

移動タイプ

サイズ

SS

機体ボーナス

BX
  • 初期段階:HP+500 経験値+10%
  • 第二段階:HP+750 経験値+15% スペック低下無効
  • 第三段階:HP+1000 経験値+20% スペック低下無効
  • 最終段階:HP+1500 経験値+30% スペック低下無効 格闘武器+100
アルガス騎士団で一人だけバリアを持たないので、スペック低下無効は有難い。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘・防御に優れるインファイター。機体サイズの関係で運用は回避よりになるが、一発の被弾が命取りとなる上に他の騎士達と違い「集中」が使えないのに注意。

精神コマンド

BX
ド根性必中不屈闘志熱血
せっかく不屈を持っているのに選りにもよってバリアがないのが彼なのが惜しい(今回の仕様的に)。騎士団長辺りとPUを組みたくなるが…。

特殊技能(特殊スキル)

BX
騎士底力L7、援護攻撃L2、援護防御L2、全体攻撃L2、インファイトL1、ガード

パイロットBGM

「巨人との戦い」

人間関係

アルガス王国

騎士アレックス
尊敬する騎士団の団長。レイク山で騎士の修行をしていた所を彼によってスカウトされた[3]。 
法術士ニュー
法術士隊隊長を務める同僚。
剣士ゼータ
騎馬隊の隊長を務める同僚。
戦士リックディアス
副官。
戦士ガンキャノンII、戦士ジェガン
部下。
ブレックス
アルガス国王。

ムンゾ帝国

闘士リックドムII
FC版では、彼から大間抜けと認識されていたらしい。
呪術士キュベレイ
ジオン三魔団の一人。彼女から獅子の斧を奪取する。
ユイリィ
OVA版ではジオダンテの体内に取り込まれた彼女を救い出す。

ラクロア王国

騎士アムロ
ラクロアの騎士。修行で赴いたアルガス王国において指揮力とMS族顔負けの武勇を認められ、行方不明中の騎士アレックスに代わるアルガス騎士団の団長に選ばれる。
バーサル騎士ガンダム
共にムーア界へと赴いた仲間。

ジオン族

ダブルゼータシャドウ
闘士ダブルゼータの影が実体化したモンスター。

その他

闘士メガガンダム
甥。闘士ダブルゼータの死後に起こったアルガス騎士団の勢力争いに巻き込まれかけ、ブリティス王国へ亡命、キングガンダムI世に仕える円卓の騎士となる。
武器のダブルハンマーは闘士ダブルゼータから譲り受けたもので、さらに次代の円卓の騎士へと受け継がれることになる。
闘士トロワ
『鎧闘神戦記』に登場。闘士ダブルゼータの転生体。戦いの最中、かつての装備である獅子の斧を手にする。

他作品との人間関係

ソルダートJ戒道幾巳トモロ0117
BX』にて、阿蘇山火口で倒れていたところを、彼らジェイアーク隊に保護される。以降は助けられた借りを返すために、ジェイアーク隊に同行。彼らからは「獅子の男」と呼ばれる。
彼らの再加入フラグを満たした場合、エンディングでは人知れずスダ・ドアカワールドに帰ろうとしていたところを見送りにやって来る。
ブルーヴィクター
デストルークの支配を脱したものの、力尽きた彼を自分同様ジェイアークに保護する。その際、お互いを一人の戦士として認め合う。
エンディングでは境界の力を維持するため、ヨウタらと別れる事を選んだ彼に別れの言葉を告げている。

名(迷)台詞

「これしきの敵、一人で蹴散らしてくれるわっ!」
カードダスでのセリフ。
「だ、だ、黙れ!!!黙ってついてこい!!」
FC版第二章冒頭にて。アレックスを救助すべく部下達に発破をかけたはいいが、逆に部下達から弱気な発言を聞かされて。とてもではないが指揮官としては相応しくない発言である。もっとも我を張る指揮官とそれをなだめる部下達、という構図は騎馬隊法術隊も似たり寄ったりな状況ではあるのだが。
「ぬァにィーーー、もう一度言ってみろーー!」
南の砦で通じている合言葉が「ダブルゼータは大間抜け!!」だと聞いて。そりゃ、怒るだろう。
「ダブルゼータは大間抜け!!」
で、南の砦にて。こんな事を言わざるを得なくなったダブルゼータの心情やいかに。
ゼータ「俺はまだアムロ殿を団長とは認めていないからな…」
ダブルゼータ「当たり前だ!我々は皆ガンダム族の末裔…人間に我らをまとめる力があるとは思えん!」
「なんの、騎士アムロ殿のおかげですよ」
アルガス騎士団で協力してジオダンテを倒し、騎士アムロからの賞賛を受けた後の台詞。直前、ユイリィ姫を救うためにジオダンテに取り込まれていたため、さらに相手が消滅しそのまま仰向け状態で落下してきたため、ちょっと間抜けな登場になった。

スパロボシリーズの名台詞

「私もアルガス騎士団の一員だ。使命を成し遂げようとする想いは理解できる。だが、己の力だけで全部やろうなどと考えていると、大事なものを失いかねんぞ…」
『BX』第20話日本防衛ルート「正しき者達」エンドデモより。が原種核の浄解に成功したのを目の当たりにした後も、BXと協同せず自分達だけでゾンダークリスタルの回収を行おうとするJ達一同に、自らの苦い経験から苦言を呈する。
「本当にそうか…?」
「あの護という少年と君が同じような存在だとしたら、育ててくれた者がいるはずだ。その者の存在もなかった事にするというのか?」
同上。その苦言に対しアルマ(戒道)は「失うものは何もない」と反論するも、『失うべきでないもの』があるのではないかと問いを返す。「そうだ」と素っ気なく返答する彼の胸中は…。
「かつてのように上手く行けばよいのだが…!」
機界新種との特殊戦闘台詞。「かつて」とはジオダンテからユイリィ姫を救い出した時の事と思われる。

脚注

  1. 原作映画におけるザビーネ・シャルや『獣神ライガー』のリュウ・ドルクらと同様、デビュー当初の梁田氏が高い音域で演じているキャラクター。
  2. ちなみにジャマダハルとは本来インドの鍔と平行に付いた柄を握って用いる剣で、「カタール」と呼ばれることもあるもの(書物に残された際本来カタールと呼ばれる剣と挿絵が取り違えられていたことからの混同が元)を指す。
  3. アレックスは彼に騎士としての才能は無い者と見ていたが、その力を買ってスカウトした。