エレ・ハンム
エレ・ハンム(Elle Hunm)
ミの国王・ピネガン王の娘で、ラウの国王・フォイゾン王の孫娘。
平素は世間知らずでマイペースな少女だが、戦いに巻き込まれて成長せざるを得なくなっていく。霊力と称される独特のオーラ力を持ち、予言や邪悪なオーラを感知することが出来る。
ミの国がドレイクに攻めこまれ、父は戦死してしまい、母と共に祖父のいるラウの国に身を寄せる。その後山に籠って修行を行っていた。
フォイゾン王の死後はラウの女王として、巨大戦艦ゴラオンの指揮を執り、反ドレイク側の旗頭として戦う。
地上に出てから想いを寄せた地上人・トルストールの死に泣き暮らし、マーベルやキーンに諭される事もあった。以後、激しくなる戦いの中で王女として、悪しきオーラを排除する者として、立派に役目を果たしていった。
最終決戦では、黒騎士の悪しきオーラを命懸けで吸収し、そのハイパー化を阻止した。ショウ達にはリムルに母親殺しをさせないように言い残し、力尽きた。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦EX
- 初出演作品。ルート分岐によってマサキの章もしくはリューネの章に登場する。二回行動が早く、友情や愛などの回復系の精神コマンドが重宝する。
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- シーラ(妖精2人付)&グラン・ガラン(とガラリア)と2択になる。彼女を仲間にするとニー&キーン、(条件次第で)リムルが仲間になる。
- が、いずれも聖戦士ではないので、利点はリムルが持ってくるライネックくらいしかないのが痛い……と思いきや、エレ自身もサポート役として優秀な上、搭乗するゴラオンのマップ兵器を使って、彼女自身および同乗する妖精の大幅なレベルアップを狙うことができるので、チャムに奇跡を習得させたいならエレを仲間にするほうがいい。
- スーパーロボット大戦F
- 今回からシーラと両方仲間になり、声が入った。エイブ艦長との掛け合いも見れる。シーラより先に仲間にすると、1マップ多くプレイできる可能性が出てくる(その追加マップは難易度が高い)。覚えるまでが大変だが、レベル26で必中を覚えてチャム・ファウを同乗させるとオーラノヴァ砲で鬼と化す。
- スーパーロボット大戦F完結編
- ソロシップやヱクセリヲンなど戦艦が増えるため影が薄くなっていく。しかし激励、再動を覚えるのでサポートには使える。「ハイパー・ジェリル」で非常によく喋るのでシーラより目立っているかもしれない。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦IMPACT
- 第3部で地上に出てしばらく自軍ユニットとして使えるが、宇宙へいけず終盤離脱する。ステータス設定が手抜きなのか、格闘と射撃が145、他が100というインパクトの一部のユニットにみられる能力値となっている。
- スーパーロボット大戦COMPACT3
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- レベル32の必中を覚えるまではきついが、レアな精神コマンド「大激励」を覚える為、ちゃんと育てると非常に役に立つ。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦BX
- 第1回スパロボチャンネルの新規映像で登場確定。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- ゲア・ガリングとデストロイガンダムによるヨーロッパでの虐殺を阻止する為に、原作通りゴラオンをゲア・ガリングに特攻させて命を落とす。この後、ギルバート・デュランダルの演説では、ザフトが撃退した事に摩り替えられてしまい、Aフォースのメンバーは自らの命と引き換えに人々を救ったエレの自己犠牲的行為を踏みにじったデュランダルに怒りを向けた。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- シーラとの二択。選ばなかった場合はスポット参戦をするが、条件次第で原作再現で黒騎士のハイパー化を阻止して死亡してしまう。ただし、このイベントが発生した後でショウのハイパー化阻止イベントを発生させると会話に参加するほか、仲間にした場合で発生させると、特に理由もなく復活する。ゴラオンが戦闘不能になっただけだったのだろうか。双方とも一長一短なので、最終的には好みの差か。
- スーパーロボット大戦Card Chronicle
- ルーザを殺そうとするリムルを止め、原作通りゴラオンをゲア・ガリングに特攻させて戦死する。
パイロットステータスの傾向
精神コマンド
- EX
- 根性、加速、友情、信頼、愛、威圧
- EX(PS版)
- 根性、加速、友情、信頼、集中、再動
- 第4次(S)
- 加速、偵察、探索、集中、信頼、再動
- F・F完結編、64
- 信頼、必中、愛、激励、みがわり、再動
- α
- 偵察、信頼、加速、幸運、必中、大激励
- IMPACT
- 信頼、ひらめき、激励、幸運、突撃、再動
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「ダンバイン とぶ」
- オープニング主題歌。
人間関係
- フォイゾン・ゴウ
- SRW未登場。ラウの国の国王。エレの祖父。パットフットが駆け落ちしたのと戦時中であったため温かな待遇はできなかったが、内心では互いを思いやっている。
- ビネガン・ハンム
- SRW未登場。ミの国の国王でエレの父。妻パットフットとは駆落ちだった。エレは父が死ぬことを予知し、避難する前に泣いてしまった。
- エイブ・タマリ
- ラウの国の忠臣。ゴラオンの艦長で、フォイゾンの死後、女王となったエレをサポートした。
- ショウ・ザマ
- 地上人がコモンと全然変わらないように見えることに、「珍しくないことが珍しい」と感想を抱いた。
- ジェリル・クチビ
- 彼女の部下に母親を殺されたり、その増大するオーラ力の脅威を予言したりと、因縁は比較的深い。
- トルストール・チェシレンコフ
- ソ連の青年将校で恋した相手だったが、死に別れてしまう。スパロボでは『第4次』の没データとして存在しているのみで、実際は未登場。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀ガンダムシリーズ
- ブライト・ノア
- F完結編では、オーラ・ロードが開いた事により、地上にドレイク軍も出てきた事により、彼らの野望を阻止するべく彼の指揮するロンド・ベル隊に同行し協力する。
- ザビ家(ギレン・ザビ、キシリア・ザビ、ドズル・ザビ)
- F完結編では、DCの拠点であるアクシズから、死んだはずの彼らの発する肥大化した悪意を霊力による予知で感じ取っていた。
- カミーユ・ビダン
- F完結編では、ティターンズのクーデターを阻止するべく、ブリュッセルの古城に幽閉されたトレーズ准将を救出するべく、小隊指揮官として彼を同行させゴラオンで送る。また、64では後述の台詞で覚悟の在り方を語った際に、彼から理解され礼を言う。
- ファ・ユイリィ
- F完結編では、ティターンズのクーデターを阻止するべく、ブリュッセルの古城に幽閉されたトレーズ准将を救出するべく、小隊の一員として彼女を同行させゴラオンで送る。
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ、デュオ・マックスウェル、トロワ・バートン、
- F完結編では、ティターンズのクーデターを阻止するべく、ブリュッセルの古城に幽閉されたトレーズ准将を救出するべく、小隊の一員として彼らを同行させゴラオンで送る。
- カトル・ラバーバ・ウィナー
- F完結編では序盤の説得できるステージで、霊力による予知で敵として現れた彼の心から迷いを感じ取っていた。また、中盤のティターンズのクーデターを阻止するべく、ブリュッセルの古城に幽閉されたトレーズ准将を救出するステージ、小隊の一員として彼を同行させゴラオンで送る。
- トレーズ・クシュリナーダ
- F完結編では、ジャミトフ・ハイマン率いるティターンズの野望を食い止めるべく、彼の力を借りるべく彼が幽閉されているブリュッセルの古城へ、カミーユ率いる小隊メンバーを連れて向かう。
スーパー系
名台詞
- 「あっ…いえ、あまりにも私達と同じでございますから、珍しくないのが珍しいのです。」
- 地上人のショウ達と初めて出会った時の台詞。どんなのを想像していたのか…。
- 「私は、お別れのときに泣いてしまいましたから…もう泣きません」
- 父ビネガンの死を伝えられての言葉。
- 「オーラバトラーと…赤い…赤い髪の女が…力が強く、危険な力を…」
- オーラ力の上がったジェリルを予知した時の台詞。
- 「トルストール…私は女王をやります!」
- トルストールの死に引き籠っていたところをマーベルとキーンに叱咤され、奮起した。
- 「命をかけてはいけません!世界を救うまでは、死ぬのは無責任です」
- 命をかけるといった兵士達にかけた言葉。64において少々アレンジされて使われている。
スパロボシリーズの名台詞
COMPACTシリーズ
αシリーズ
- 「そうです…悩みを抱えているのはあなただけではありません…」
シンジ(………)
「だから…私達はお互いに助け合って生きているのです…」
シンジ(………)
「それに、私達はあなたを必要としています…」
「EVA初号機のパイロットとしてのあなたではなく、一人の人間としてのあなたを」 - ゼルエルとの戦闘で、シンクロ率が400%に達した事によりエヴァ初号機に取り込まれたシンジが、自分の存在意義について悩み苦しみ、誰も自分を認めてくれない事についに我慢ならなくなった時に、精神世界で彼を諭した台詞。やはり、同じような境遇で戦っていかざるを得なかったからこそ、今のシンジに対してどう激励すればいいのかが分かったのだろう。
単発作品
- 「命をかけてはなりません。世界に平和をもたらすまでは死ぬことは許されません!」
- 上記の台詞の64バージョン。いつのない気迫のエレにマーベルを狼狽させ、きつい言葉を口にしたことを謝罪するが、カミーユは覚悟のあり方について話したと捉え、直後に礼を言っていた。