ルージ・ファミロン
ルージ・ファミロン(Lodz Famiron)
- 登場作品:機獣創世記ゾイドジェネシス
- 声優:平田宏美
- 種族:人間(惑星Zi)
- 性別:男
- 年齢:13歳
- 所属:無敵団→ディガルド討伐軍→ジーン討伐軍
- 主な搭乗機:ムラサメライガー、ハヤテライガー、ムゲンライガー
『機獣創世記ゾイドジェネシス』の主人公。ミロード村出身。
代々ゾイド乗りという家系に生まれながらも何故かゾイド適性がなく、番組開始時までゾイドを動かせたことが1回も無かったが、ディガルドによるミロード村襲撃の際、自分が唯一乗れるゾイド「ムラサメライガー」を得た。
その際の戦闘で村の環境維持に欠かせないジェネレーターが破壊されてしまったため、修理できる職人を探し旅に出ることになる。紆余曲折を経てディガルドの横暴を実感、職人探しを一旦保留にして(この時わざわざ村に戻って詫びを入れている)ラ・カンと共にディガルド討伐軍を結成し、打倒ディガルドに向けて邁進することになる。
ムラサメライガーのエヴォルト能力、及び彼自身のゾイド操縦技術の成長や知略面での才能の開花もあって次第に組織の中核を担うようになり、終盤ラ・カンが行方不明になった時は討伐軍の総司令官を任されるまでになった。
最終決戦ではバイオティラノによってムラサメライガーのゾイドコアを破壊され、窮地に陥るが、彼の仲間たちを思う気持ちが再びムラサメライガーを復活させ、バイオティラノを倒し、ジーンの野望を阻止した。最終決戦後はミロード村に帰還、念願のジェネレーター修復を果たす。
趣味は読書で、教師になりたいという夢を持っており、浮力の計算をして筏の設計を行うなど頭が良く機転も利く他、態度も嘘偽りが無く、礼儀正しい一面も併せ持っており、また、たとえ今までに大きな遺恨・因縁のある相手であっても、またそんな相手に対しどんなに劣勢、余裕など全くないような極限状態であったとしても闇雲に感情を相手にぶつける事はなく、むしろ「そんな事をしたら相手と同じになってしまう」と、年齢不相応に物凄く自制心が強く理性的な思考原理を有している。身体能力も高く、特に水泳・潜水が得意で目の良さにも定評がある。
一方、自分にゾイド適性が無かったという事で心の中で引け目を感じる事もあったが、表にはそんな態度をおくびにも出さずに、誰にでも優しく接し、また勉強も欠かさない努力家。
そのため、仲間たちからは好意を持たれると同時に将来を期待されており、また敵であるザイリンの興味を引いていた。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 主人公クラスではあるが、能力はやや低め(原作ではライガーの能力に頼っていたり機転を効かせて戦っている事が多かったので原作再現とも言える)。
他のゾイドに漏れず地上適正がSなので地上戦では戦力になる。似たようなキャラであるダイヤと比べると、作品ともども所々で扱いの悪さが目立つ。
ミィに冷たくあしらわれてダイヤにいい所を持っていかれる所は最たるところだろう。特徴であるハイスペック振りも全く描写されておらず、普段の発言や態度も原作と比べ気弱でへたれた印象がある。
コトナやガラガといったほかのキャラとも仲のいい描写も少ない…というより、本当にただの仲間という感じ。
エピソードの省略が多い為、ディガルド討伐を決意する等、原作での見せ場がほとんどカットされているのが主な原因と思われる。(後述のディグの奇襲が別のキャラの発案になっているなどむしろ悪い方向に改変されている場面すらある)そのためか原作絡みの話でも積極的に会話に参加せず、地味なキャラになってしまっている。
単独作品
パイロットステータス設定の傾向
能力値
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
固有エースボーナス
- OE
- 攻撃(気力130以上で攻撃+20%)
パイロットBGM
- 「夜鷹の夢」
人間関係
他作品との人間関係
ゾイドシリーズ
- バン・フライハイト
- OEにおいて共演。
漫画版「機獣新世紀ZOIDS」の筆者である上山道郎氏の作品「機獣超世紀伝説ゾイドXG クロスオーバー・ジェネレーションズ」では伝説のライガー乗りとしてジェネシスの時代に語り継がれており、突如無印の時代に飛ばされたルージと共演した。(ただし筆者曰く「あくまで非公式」とのこと) - カール・リヒテン・シュバルツ、ロッソ、ヴィオーラ
- OEにて彼らと共に盗賊団退治に赴く。
その他の作品
名台詞
- 「ラ・カン。もう一日…、いや一日で済むかどうか分からないけど、村に居させてほしいんだ」
「村の皆に謝りたいんだ。…だって俺、約束破ったから!」 - ジェネレータ職人探しを保留させてもらうために村に戻り、村の衰退や自分を信じて待っていてくれた村人たちを見て、全員にきちんと謝罪することを決意してこの台詞を口にした。
- 「重要なのは、ディグを墜とすのではなく、攻撃に成功したという事実です!」
「それが知れ渡れば、…仲間は増えます!」 - 打倒ディガルドを掲げるも思うように協力者が集まらないことに対して、その理由を「自分たちにはディガルドと戦うだけの力が無いと思われているから」と見抜き、力を見せるためのパフォーマンスとしてディグの奇襲(陥落ではないところがポイント)を発案する。彼のハイスペックぶりが見て取れる台詞の1つ。
- 「たった一機じゃむざむざ撃ち落とされにいくようなもんです!」
「それより、コトナさんにはやってもらいたいことがあるんです」 - ズーリの町がバイオラプターグイの空爆を受けている最中の台詞。この後コトナにラプターグイを追跡してもらい、帰還先がトラフであることをつきとめる。初見であるにも関わらず、空飛ぶバイオゾイドの弱点や対処方法にある程度アタリをつけていたことが伺える。
- 「この作戦は…この作戦は…絶対に失敗出来ないんだあああ!」
- トラフ城攻略戦にて立ち塞がるバイオラプター部隊を前にして。このトラフ城はバイオラプターグイによるズーリ空爆の中継基地にあたり、地上型ゾイドでは歯が立たないラプターグイに対抗するため、ルージの発案で「わざとズーリを空爆させ、レッゲル切れになって戻ってきたラプターグイをトラフごと攻略する」という作戦を取る。しかしこの作戦を取れば当然ズーリの町が大きな被害を受けるためルージは当初そのことに苦悩していたが、ダ・ジンの覚悟に促され作戦を決行。ズーリの町の犠牲を無駄にしないために全力で作戦を成功させようとする。
- 「人それぞれだと思いますけど…」
「でも、俺とロンは、仲間になれました」 - リーオの弾を受け取りに行ったソラシティで、ロンの上司であるパラから「ソラと地上の人間は良き隣人になれるか」と問われた時の台詞。
パラの所へ来る前にロンからソラノヒトの地上に対する決して良いとは言えない認識を聞き、実際にその一端を目の当たりにしながらも、同じ惑星Ziに生きる者同士手を取り合えるはずという強い想いを以って発せられた。