カミナ

2014年12月15日 (月) 15:33時点におけるSilva (トーク | 投稿記録)による版 (→‎名台詞)

カミナ(Kamina)

ジーハ村出身の熱血漢である青年。第1部(1話~8話)のキーキャラクター。名前の由来は「上(かみ)」から。
幼少期に父親に連れられ地上へ出た事があり、そのため地下での暮らしに閉塞感を覚えていた。その後『グレン団』を発足し、村一番の荒くれ者として暴れ回り、村長から目をつけられていた。当初のメンバーはジーハ村の不良数人だったが、第1話で早くも数名が脱退。グレン団はカミナとシモンだけとなった。
地上に出た後はガンメンを強奪したことから他の獣人と戦う人間たちに一目置かれるようになり、カミナ同様ガンメンを強奪した者たちがカミナの元に集った事により大所帯となり、『大グレン団』と名を変える。

シモンには兄貴分として慕われており、カミナも彼に絶対の信頼を置いている。

このことから多くの人に慕われていたが、ダイガンザンを手に入れる作戦の際にチミルフと戦い重症を負わされ、一度死亡したが気合で復活[1]。グレンラガンに合体し、シモンに後を託した後にギガドリルブレイクを放ち、事切れた。
登場話数は8話と少なかったが、火山のごとく熱気あふれるその生き様はシモンをはじめ多くの人の心を惹きつけ、その最期は彼らの中に大きな風穴を開けた。最終話直前にも登場し、多元宇宙迷宮に囚われたシモンの前に現れている。

7話から8話にかけてこれでもかというほど死亡フラグを乱立させているが、中島氏曰く「これくらいやらないと死亡フラグが成立しそうになかった」とのこと。なお、中島氏や漫画版作者の森氏はカミナの死の場面を書き上げた後、廃人の如く燃え尽きたようになっていたとか。

特徴的なマントと、腕に付けたドクロの腕輪は父親・ジョーの形見。このうちマントは、後々に弟分・シモンが受け継ぐことになる。また、グラサンと並ぶ彼の象徴・日本刀は、地上に出る際にシャク村長から強奪したものだが死亡した後はその墓標として大地に団旗とともに立てられる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。本格参戦は第11話…だが、ルート分岐の真っただ中のため人によっては知らないうちにいました、なんて事も。
多くの他作品からのキャラからも慕われ、原作通り時たま声が裏返る。しかもイベントで数少ない一枚絵を持ち、大事なところでDVE満載…と、凄まじいまでの好待遇。
やはりというかやはり竜馬とのイベントもあり。ZEXIS内では、当初いがみあいながらも行動によって相手の心を鷲掴む繰り返しで、ゼロスメラギとはまた違ったリーダーシップを大いに発揮していたが、物語中盤、原作通りチミルフとの戦いで命を落とし、ZEXIS最初の戦死者となる。その死は他作品のキャラ達にも様々な影響を与え、新たな展開を生む切っ掛けにもなった。
能力は弟分のシモンより高いが、螺旋力Lvにおいては劣る。本作で理論上最大ダメージを叩きだせる一人でもある。なお、彼の死後、そのサングラスは強化パーツとなる(効果は出撃時の気力+20)。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
死後なので、当然直接登場はしないが、その存在感は度々描写されており、名を継いだカミナシティも登場する。今回彼のサングラスは何者かの手によってカミナの像に置かれており、暗黒大陸ルート第23話でシモンがカミナ像に移動すると強化パーツとして入手できる。
熱海の戦いにおいてケドラが起こした時空振動で、時の狭間の宇宙を彷徨うシモンに呼びかける謎の声が、カミナらしき物として登場している他(顔グラはない)、シュナイゼルによってゼロの正体が割れた際に、シモンが怒りに震える黒の騎士団に対して、かつてカミナがゼロを信じていたことを話す。
第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
多元宇宙迷宮の中での登場。前作同様その存在感は強く、各所でその名が語られている。また、図鑑の一言台詞には原作序盤の名乗りがそのまんま収録されているほか、DVEも収録。
なお、今回もサングラスが強化パーツとなっているが、今回は隠し。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
本作でもエルドランシリーズの子供たちをグレン団に引き入れている(拳一あたりはノリノリで入っている)。また、別の世界だろうが悪党をゆるしちゃおけねえとコネクト・フォースに加入するが、コネクト・フォースのことを勝手に大グレン団と呼んでいる。
Lv15で無頼 (特殊技能)を習得するため、彼がメイン時のグレンラガンは敵陣に単騎突入しても落とされにくくなる。
スーパーロボット大戦Card Chronicle
原作同様、チミルフの戦いで命を落とす。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

格闘・防御に優れるスーパー系。
破界篇ではグレンラガンの性能をフルに引き出せる優秀な乗り手だが、地形適応が陸以外オールBなのが泣き所。ちなみに稼いだPPは全てロシウが引き継ぐため、無駄にはならない。

精神コマンド

部隊の中では中盤に熱血を覚え、4周目以降一回目のガイオウを撃墜するには必須である。さらに恐るべきことに「魂」持ち。「あばよ、ダチ公…」までに覚えさせるにはかなりの手間がいるが。

第2次Z破界篇
信頼直感気合熱血気迫
OE
熱血根性気合

特殊技能(特殊スキル)

螺旋力L5、底力L8
破界篇のもの。底力のレベルは部隊2位。螺旋力のカンストはレベル60とシモンに次いで早い。
底力:攻撃、螺旋力無頼 (特殊技能)
OEのもの。

固有エースボーナス

気力上昇の上限+30
破界篇のもの。気力限界突破との併用により、最大気力を200まで上げることが可能になる。ただしシモンとちがい、その気力限界突破を初期で所持していないため、養成で付与させることとなる。ちなみに素の状態だと気力上限は180。
気力(初期気力+5/気力最大値+10)
OEのもの。

パイロットBGM

「空色デイズ」
OPテーマ。

人間関係

シモン
弟分。カミナを彼の「アニキ」たらしめ、グレン団のリーダーたるの精神を保たせた存在。彼を信じたカミナの言葉が、シモンの成長の指針となり続けた。シモンがカミナを信じたように、カミナもシモンを信じている、まさに魂の兄弟分。
ヨーコ・リットナー
再び地上に出るきっかけを作った人物であり、後に恋人同士となるが…。
キタン・バチカ
似たような性格の持ち主。
ロシウ・アダイ
たまたま迷い込んだアダイ村での騒動を経て連れて行くことになった。「デコスケ」と呼んだりと子供扱いしてるが、ロシウ役の斉賀氏いわく「初めて年相応に扱ってくれた」という意味で嬉しかったとのこと。
マッケン・ジョーキン
グレン団メンバーの一人。このキャラクターの声優は「神永レオ」となっているが、その実態は小西氏の二役であり、この名前も「俺がカミナ」のアナグラム(オレガカミナ→カミナガレオ)であったりする。残念ながらスパロボで声は付かず。
ヴィラル
偶然対峙し、以降はライバルとなる。
チミルフ
自身の死因を作ることとなった獣人。実際に一度殺されたものの気合で復帰、ギガドリルブレイクで引導を渡した。
ジョー、ウェニー
両親。かつてジョーに連れられて地上に出たことがあり、それが地上を目指すきっかけとなった。

他作品との人間関係

スーパー系

流竜馬 (OVA)
後述にもあるがオマージュ的な台詞などがあるため何かと絡みが多い。ルート次第ではお互いのプライドを賭けて狩り勝負などをする。その後お互いにダチ(親友)と認め合う。この時の最初にあった言葉無き絡みは「ドワォ会戦」と呼ばれることも。
神隼人 (OVA)巴武蔵 (OVA)
竜馬との喧嘩にて、もしものときの仲裁役を引き受ける。竜馬ほどではないが仲がいい。
赤木駿介兜甲児 (真マジンガー)明神タケル
ほかにも多数居るが、カミナからグレン団の団員扱いされる。が、特に不快に思っているわけでもなく一緒に居ることも多い。
地球防衛組ガンバーチームザウラーズダンケッツ
OEでは彼らと仲良くなっており、グレン団扱いしている。
アデュー・ウォルサム
OEにて、彼の乗るリューナイト・ゼファーがミストロットというカードから呼び出されると知って、ミストロットを借りて召喚してみようとする。
式波・アスカ・ラングレー
第3次Z時獄篇では死後の為共演はしていないが、ネオ・ジオン静観ルートの合流で、カレンの紅蓮が自分のエヴァと色と番号が被っているなど、カレンとの初体面を思わせる場面がある。
ジン・ムソウ
第3次Z時獄篇では死後の為共演はしていないが、彼の死に際して旧ZEUTHZEXISの面々はカミナの死を重ね、衝撃を受けるアマタ達にシモンが、かつて自身がカミナの死を乗り越えた時を踏まえた啖呵を切っている。

リアル系

サンドラットのメンバー
カミナ曰く「サンドラットとグレン団は兄弟分」。似たような環境で生き抜いてきた者同士で意気投合したらしく、特にジロンとは仲が良い。
オズマ・リーヨハン・トリニティ
彼らも小西氏が演じたキャラ。第2次Z破界篇の中断メッセージで共演した。カミナの死後、オズマからは「男なら誰でも憧れるほどに」と言われている。
シェリル・ノーム
竜馬と同じで最初は衝突したが、ある事件をきっかけに意気投合する。彼の死亡を聞かされた時は少なからず動揺した。
ゼロ / ルルーシュ・ランペルージ
破界篇では初対面時に不審な点が多いゼロを気に入らないと発言するが、直後の戦闘で彼の覚悟を感じ取り、「ダチ」と認めて良好な関係となる。ちなみにお互い「黒の騎士団特別団員」「グレン団新米団員」の肩書を贈り合っている。OEでも共演しており、彼のことを「いけ好かない奴だが背中に何かを背負っている」と評している。
彼もまたカミナの死に深い衝撃を受け、「いずれはカミナの後を追う事になるだろうが、その前に全てを掴んで見せる」と決意を新たにしている。そして、再世篇ではブリタニア皇帝になった場合はカミナを思い返す場面が何度かある。
紅月カレン
破界篇では初対面時に乗機の名前が被ってるということで突っかかるが、後の共闘で和解する。
ティエリア・アーデ
グレンの初起動に手間取った際に、「戦う気があるなら前へ出ろ」と叱責する。基本的に感情を表にするタイプではなかったが、カミナが死んだときはその死を惜しんでいた。
ロックオン・ストラトス
彼の死後に、「裁きを受けるべきは自分」という発言をする。同時に、フェルトに自分の本名を明かすきっかけになった。ZEXISではカミナに続いて2人目の戦死者となってしまう。

バンプレストオリジナル

クロウ・ブルースト
借金の返済に必死な彼を小物と評するが、直後中格に昇進する。コクボウガーとの戦いを共に観戦する等、仲はよかった様子。カミナの死に対して「命まで先走りやがって……」と死を悔やむ言葉を漏らす。アイムとの決戦時、「自由を愛した男」と呼ばれる。

名台詞

1-8話

「俺を誰だと思ってやがる!」
カミナは口上を数多く持つが、最も代表的なものがこれ。多くの者達に受け継がれていく言葉で、グレンラガンの代名詞的台詞でもある。
彼が参戦していないLでも、声優ネタオズマ・リーの回避成功台詞としても採用されている。
「ジーハ村に悪名轟くグレン団! 男の魂背中に背負い、不撓不屈のあ、鬼リーダー! カミナ様たァ、俺のことだ!!」
第1話の名乗り。Zシリーズでは時獄篇のキャラクター図鑑でボイス登録されている。
「お前を信じる俺を信じろ!」
第1話、弱気になるシモンに対して、彼を促す際の台詞。この台詞は後にシモンも受け継ぐことになる。
「熱くなるのはいい。だが、あせんな。ケンカに勝つには、熱いハートとクールな頭脳だ」
「俺を誰だと思ってやがるキィィィィック!」
「よくもかわいい弟分をパァァンチ!」
敵のガンメンからシモンを救った時の技名。
ちなみに『第2次Z破界篇』では、猛烈な早口のDVEで披露。キックのほうはグレンで格闘を使った際にたまに言ってくれる。
「こんな所でくたばっていたのか…! 早い…早すぎる…!! 親父ぃぃぃぃぃぃッ!!」
第2話ラスト、白骨が自分の父親だという事に気付き慟哭。劇中で唯一カミナが涙を流したシーンでもある。
「漢(オトコ)の魂燃え上がる、度胸合体グレンラガン! 俺を誰だと思っていやがるっ! 今日からこのメカの名は、グレンラガンだ!」
グレンとラガンを合体させた際に放った一言。
ちなみに合体したのは偶然であり、完全に合体する前はグレンの頭頂部にラガンを叩きつけただけだった。
「したくもねぇことならやらなきゃいいだけだろう! 俺を誰だと思ってやがる! 死んでもやりたくねぇことは死んでもやらねぇカミナ様だぞ!」
第4話「俺にはさっぱりわからねえ!」より。性格上本当にやらないで死にかねないのが何とも。
「なぁシモン。人はなんで前に目があるか知ってるか? 遠くの景色を見るためには、前に進むしかないからだ」
「後ろに目があると、生まれた故郷が離れていくのしか見えねぇ。それじゃあ人は前には進めねぇ。目が前にありゃあ、歩いていけば遠くの景色が近づいてくる。だから人は前に進める。死んだ親父がよく言ってた」
第6話にて、シモンとの会話の中で。
「…十倍返しだ」
「戻ったら十倍返しだ! 覚えておけよ?」
チミルフとの決戦前夜、ヨーコに威勢良く決めるカミナ。その姿を目の当たりにしたシモンは激しく動揺する…。
「ここを開けろシモン! 歯ァ食いしばれぇえっ!!」
「目ェ覚めたか?お前が迷ったら、俺が必ず殴りに来る。だから安心しろ。お前の傍には俺がいる…お前を信じろ。俺が信じるお前を信じろ!」
ダイガンザンのコントロールが効かず、狼狽するシモンの顔面に向けて鉄拳注入、喝を入れた後男同士の約束を交わす。しかしこの後、チミルフの駆るビャコウの攻撃が…。
「……おちおち寝てもいらんねぇか……」
ビャコウの思わぬ攻撃によりシモンは我を忘れて暴走、その絶叫を通したラガンのエネルギーは共に敵味方関係なく襲い掛かる。朦朧とした意識の中、カミナは瀕死の身を押してまでグレンを動かす。シモンと交わした、男同士の約束を果たすために…
「シモォン! 歯ァ食いしばれぇぇえええっ!!」
「シモン…お前、自分を誰だと思ってやがる! 忘れたのかぁ! お前のドリルは…天と地と、明日を貫くドリルじゃねーか!」
「俺たちは勝ったんだ! そのデカブツはテメェのものなんだ! 何も怖がることはねぇ!」
我を失い暴走するシモンに、カミナはグレンを動かし、左腕部をラガンへと向け投げ飛ばして、再び喝を入れる。そして、右手を上げて人差し指で天を突くポーズを見せ、シモンを激励する。
「最後のシメは、グレンラガンで決めてやる!!」
シモンとカミナ、最後の合体時の台詞。
カミナ「無茶で無謀と笑われようと、意地が支えのケンカ道!!」
シモン「壁があったら殴って壊す! 道がなければこの手で創る!」
シモン&カミナ「心のマグマが炎と燃える!! 超絶合体・グレンラガン!」
シモン「俺を!」
カミナ「俺達を!!」
シモン&カミナ「誰だと思ってやがる!!!」
シモンと共に決めた最後の合体台詞。体全体で山を作るグレンラガンにカミナの気概と生き様が感じられる。映像では背後で火山が勢いよくマグマを噴出しているのにも注目。
「いいか、シモン…忘れんな…。お前を信じろ!」
「お前が信じる俺でもない…俺が信じるお前でもない…お前が信じる…お前を信じろ…」
「あばよ、ダチ公…」
死に際の台詞。ビャコウに向けギガドリルブレイクを決めた後、最後の台詞と共に真っ白に燃え尽きる様は、まるでマグマを噴き終えた火山のようであった…。
しかし、上記のカミナの台詞は後にシモンを成長させる切欠となる。ちなみに最後の台詞は漫画原作版『ゲッターロボ』の流竜馬及び『新ゲッターロボ』の流竜馬のオマージュである。
第2次Z破界篇』ではDVEとなっている上に、原作のサブタイトル表示演出まで再現しているという熱の入れようである。なお、該当ステージは攻略中の間、ネタバレ防止のため戦況報告のサブタイトル表示が「???」となっている。
カミナ「自信はなかった。間違った方向に来てると思った。焦った。『親父に行けてなんで俺に行けねえんだ!?』」
「正直、強がりだった。みんな、弱音を吐いて穴を掘るのを止めた……俺にはそれ以上どうすることも出来なかった」
「でも、シモンは黙々と掘り続けた。俺の強がりを支えてくれた。最後の大岩を砕いたのは、たまたまだ……」
「運が良かったんだ。でも、俺はその運と、それを導き出してくれたシモンを信じる! 弱気になりそうになった時、自信がなくなりそうになった時……あの日、コツコツと掘っていたシモンの背中を思い出す。あの背中に笑われねえ男になる、そう思った……」
「いいかシモン、お前を信じろ! 俺が信じるお前でもない、お前が信じる俺でもない! お前が信じる……」
シモン「『お前を、信じろ』!」
11話、ニア救出のためコアドリルで穴を掘り続けるシモンの回想より。カミナをグレン団、そしてシモンにとっての『アニキ』たらしめたのは、他でもない、立ち止まることを知らないシモンの在り方そのものだったのだ。

26話・劇場版

「どうしたんだ? シモン…無くしたのか、ドリル」
「忘れたのか? 俺の無茶に勇気をくれたのはお前なんだ。俺の進めに勇気をくれたのはお前なんだよ!」
「お前のドリルは、その辺に転がってる石とは違うはずだ!」
26話より。多元宇宙迷宮にて、平行世界のカミナとの日常に迷い込んだシモンの前に再登場した際の激励。
「バカ野郎! ジーハ村に悪名とどろくグレン団! 不撓不屈の、あ、鬼リーダー! カミナ様が、そう何人もいてたまっかよ!」
「頭下げて下げて下げまくって、何とかこの場を乗り切るんだよ!」
偽物カミナのセリフ。カミナらしくない言動だが、これは並行世界のカミナであり、可能性のひとつ。だが、シモンにとっては偽りでしかなかった。
「いつの間にか背ぇ、抜かれちまったな…」
偽りのカミナを殴り飛ばし、青年の姿に戻ったシモン。その成長を目の当たりにしたカミナは、自分よりも背が高くなった、と感嘆する。彼のこの台詞を聞いたシモンは思わず笑ってしまうのだった。
「いいか、シモン。『もし』とか『たら』とか『れば』とか、そんな思いに惑わされんな」
「自分の選んだ一つの道が、お前の宇宙の真実だ」
26話再登場時のセリフのひとつ。シモンの心の奥底に根づいているカミナから激励され、シモンは本当の自分を取り戻す。
「…誰だっけ?」
劇場版26話の時のキタン登場時のセリフ。キタンのことを最後まで忘れているが場を和ませる冗談だった。
カミナ「今度こそほんとにあばよだ。行けよ、兄弟!」
シモン「あばよじゃねぇ。一緒だろ?」
カミナ「…ああ!」
カミナの最後の台詞。後に時間の迷宮に囚われているヨーコの前に姿を現し、シモン同様に戦場へと送る。
時獄篇ではシモンの台詞と合わせてDVE。

迷台詞

「へん!! 男神野カミナ!見られて恥ずかしいもんは持ってねぇ!!!」
「見せてぇもんはみせてぇんだ!!」
「天元突破グレンラガン 男どアホウ!編」より。…全裸になりながらなので、ただの露出狂にしか見えない。

スパロボシリーズの名台詞

戦闘

カミナとシモンが乗るグレンラガン(合体形態)は掛け合いが豊富。(天然?)ボケのカミナにツッコミを入れるシモン。その様子はまさに兄弟漫才といったところだろうか。

カミナ「竜馬にゃ悪いが、インベーダー野郎はいただきだ!」
シモン「ちょ! ゲッターに張り合う気なの、アニキ!?」
インベーダーとの戦闘台詞。クロスオーバーなのだがかなりサマになっており、違和感がほとんど感じられないのは流石。なお、設定的にはグレンラガンなら本当にゲッターロボと張り合えるのが怖い。
カミナ「ヘテロダインなんざ屁でもこいてろってんだ!」
シモン「その駄洒落つまんないよ、アニキ!」
ヘテロダインとの戦闘台詞。ギャグのセンスはいまいちらしい。
カミナ「機械でも何でも、獣なら狩ってやるまでよ!」
シモン「あんなの食べたらお腹壊すよ、アニキ!」
機械獣との戦闘台詞。獣なら機械でもいいらしい。OEではゾイドに対して言う。
カミナ「行くぜ! じげ……じげ……ゲシゲジ野郎!」
シモン「次元獣だよ、アニキ!」
対次元獣。覚えられなかったようだ。
カミナ「男なのか女なのか、ハッキリしやがれっ!」
シモン「その両方みたいだよ、アニキ!」
あしゅら男爵のセリフ。ただし、あしゅらがパイロットとして登場するステージでは既に永久離脱後のため没台詞。
気持ちはわかるが、グレン団にも男なのか女なのかハッキリしないキャラクターがいるような…。
「ガンメンにボディブローといくぜ!」
ガンメンとの戦闘台詞。どこかで聞いたような台詞だが、ガンメンは顔に手足がついたメカなので間違いではない。

インターミッション

「ヒュー! 今度は正真正銘の地上の女だ! やっぱり、たまんねえぜ!!」
第2次Z破界篇序盤でスメラギとの初対面時に発したもの。彼女は「セクハラすれすれ」と評すも、褒め言葉として受け取っていた。
「コクレン…? 聞いた事ねえな。そいつは食えるのか?」
第2次Z 破界篇序盤で、「国連調査団」の身分を示した城田の言葉を受けてのリアクション。
「何が紅蓮だ! 俺のグレンと被ってんじゃねぇか!!」
初対面時でのカレンに大しての一言。シモンの言うとおり、名前が被るのはスパロボではよくある事である。なお、この場面のやり取りはカレンの印象に残ったらしく、時獄篇ではそれを意識したシーンが用意されている。
「てめぇ、股に一物かかえてるな!?」
初対面時でのゼロに対しての一言。リーロンに「それを言うなら腹に一物よ」と突っ込まれるものの、ゼロは自分が本心を隠していることを本能で感じ取ったのだろうと受け取った。
「天にきらめく星々に、誓った夢こそ違えども、同じ星見るその瞳…守って見せよう、男意地!」
「 天下に轟くグレン団のカミナ様たぁ、この俺の事よ!」
シェリルのステージに乱入してきた獣人らに対して。いきなりステージを占領し、台詞を放つ様はまさに舞台役者。口上が多いなどカミナが元々から「カブいている」キャラクターとして創造されたことを生かしており、劇中でも観客も歓声をあげていた。ちなみにこの台詞は、原作脚本の中島氏書き下ろしである。
「まだまだシェリルには適わねぇが、腹に据えたいい声してるじゃねぇか!!」
そのシナリオのエンドデモ。ランカの歌を認める。
「気に入ったぜ、ジロン。お前も今日から俺のダチ公よ」
平行世界から飛ばされてきたジロンらサンドラットの面々とメシを食いながら語り合い、ラグに「ジロンのおかげで世界のルールが変わっちまった」という話を聞かされて。
似たような世界を生き抜き、似たような性格を持ち、似たような生き様をしているなど、カミナとジロンは顔立ち以外は共通する部分が多い。
「その通りだ、シモン!相手の強さを肌で感じられるようになってこそ半人前だ!」
「一人前になりたきゃ、そのつええ奴をぶっ倒さなきゃならねえ!」
シュバルの強さに怯えるシモンに対して。シュバルには「男の機微がわかっている」と賞賛されるが「無法者に褒められても嬉しくも何ともねえ」と一蹴する。
「おらおら! そんな手品に騙されるかよ!」
第31話でのロゼ率いる超能力者部隊との戦いにて。ギシン星人の超能力ですらカミナにとっては手品と同じようなものらしい。
「やいやいやいやい! てめえ、俺の話を聞きやがれ!」
「兄と弟…!てめえとタケルは強い血の絆で結ばれてるんじゃねえのかよ!」
マーグとの戦闘前会話。実の弟であるタケルを攻撃しようとするマーグに喝を入れるが「俺に弟はいない!」一蹴され、「俺がぶん殴って思い出させてやる」と返す。
「シモン……大きくなったな……」
再世篇26話「冥府への転落」で、ゲトラが起こした時空振動で宇宙を彷徨うシモンに呼びかける謎の声。
カミナ「忘れるわけねえだろ…。 お前等の事をよ」
竜馬「変わんねえな、お前はよ」
カミナ「おうよ、ダチ公!」
シモン「みんな!」
ルルーシュ「遅くなって、すまなかったな」
カミナ「どうやら全員、この道を選んだようだな」
ワッ太「当然だよ! 父ちゃんが生きてるのは嬉しいけど、御曹司なんて呼ばれたら、背中がかゆくなるぜ!」
正太郎「僕は戦います。 鉄人がなくても、僕自身の力で」
タケル「俺達は自分で正しい道を選んで、運命を変えられるはずだ」
キリコ「誰かの与えた運命など、俺は選ばない」
桂「そういう事。 どんな結果になろうと自分の未来は自分でつかみ取るさ」
カミーユ「大切な人が教えてくれた。 幻覚でもない、意識だけでもない、生きているという事実を」
アムロ「人は過ちを正して、悲劇の繰り返しから抜け出すことが出来るはずだ」
ヒイロ「戦争、平和、革命の三拍子などで世界は回らない」
キラ「ぶつかり合っても…」
シン「互いを理解しようとすれば…」
刹那「かわり合うことができる」
バナージ「それが可能性…未来への希望です」
葵「あたしは独りじゃない。 同じ道を進んでいく仲間がいる」
バサラ「俺達のソウルは山を動かし、次元を震わせる!」
アルト「大切な人が…守るべきものがある限り、俺達は飛ぶ」
甲児「希望の光の先に勝利はある! 俺達はそこへ向かって進む!」
竜馬「邪魔する奴はぶっ飛ばすまでだ。 たとえ、相手が自分自身だろうと」
赤木「そういう事! 世間や世界が何て言おうと平和を守るサラリーマンがいたっていいじゃないか!」
ロジャー「君が自らの職務に誇りを持っているのなら、それこそが正しき事だ」
ルルーシュ「そうだ。 俺達は自分達で正しき事を決められる」
宗介「問題ない。 やるべき事はわかっている。」
アマタ「大切な人と愛する世界を守るために」
カグラ「仲間と力を合わせてな!」
ノリコ「決して甘えない、諦めない、負けない…! それがあたし達の戦いよ」
シンジ「行きましょう、皆さん!」
ヒビキ「俺達の地球を…みんなの未来を守るために!」
カミナ「頼もしい連中だぜ」
シモン「俺の仲間だからな」
時獄篇最終話「天の光はすべて星」にて多元宇宙迷宮を抜け出した「ダチ公」と再会して。真っ先に応えているのが竜馬な辺りが熱い。
実は、カミナが「ゼロ」ではなく「ルルーシュ」と対面したのは地味にこれが初めてだったりする。

単独作品

「ふふっ、俺がそのリューなんたらを召喚してやるぜ!」
「出やがれってんだ! リュードリル・グレンラガン!」
「出やがれってんだ! リューグレン・ナイトラガン!」
OEメイン8話-2「邪竜海賊」にて。アデューのミストロットを借りてリューナイト・ゼファーを呼び出してみようとするが、名前が間違っている。さらにこの後ドモンが思わぬ行動に……。余談だが漫画版リューナイトにはリューヤンキーやリューシェフといったリューがいたので、探せば本当にリュードリルが実在してカミナを乗り手に選びそうである。
「いいかお前ら、これだけは覚えとけ」
「都合のいい世界に逃げ込んでちゃ、てめえ自身が大きくはなれねえ」
「自由に生きてぇなら、てめえの世界はてめえの力で変えなきゃなんねえってことよ!」
OEのエンディングにて、エルドランチームにかけたハッパ。現代社会にも通じるグレン団リーダーの名言である。


搭乗機体・関連機体

ギャンザ
獣人から強奪したガンメン
グレン
ギャンザの改修機。
グレンラガン
ラガンと合体した形態。
ウサピョンラガン
DS版『天元突破グレンラガン』の特典DVDに登場。カミナが敵から奪取したウサピョン(ガオレック)とラガンが合体した形態。

脚注

  1. 一度死亡したとわかる描写は、グレンに乗っているカミナの信号が消えたのと、合体する際に点滅するはずの信号が点滅していない点でわかる。

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